• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

調布市のKAZのブログ一覧

2014年03月16日 イイね!

[スイフト・スポーツ] その5・CVT車に試乗、後編(スバルユーザーによる試乗記)

[スイフト・スポーツ] その5・CVT車に試乗、後編(スバルユーザーによる試乗記)2.0Lの4WDターボを乗り継いできた私が 「一度は乗っておかなくっちゃ!」 と思っていたスズキの スイフト・スポーツ(CVT&6速MT) に、ついに 試乗 できる機会を得ました。

スバルユーザーの立場から見た、スズキディーラーの印象とスイフト・スポーツに関する雑感を、複数回に分けて述べています。

今回は 「その5・CVT車に試乗、後編」 です。
(CVTの変速特性とマニュアルモードについて)



<「スイフト・スポーツ試乗」 関連ブログ>
◎「その1」 は こちら → 試乗に至るまで 編
◎「その2」 は こちら → スズキディーラーの印象 編(トイレまで徹底した「お客様主義」)
◎「その3」 は こちら → CVT車に試乗、前編(チャイルドシートの装着性)
◎「その4」 は こちら → CVT車に試乗、中編(冷態時の発進加速性)


(その4)からの続き

■ブレーキタッチは良好
試乗コースは、スズキ・アリーナの営業所を出て、周辺を左回りでぐるっと1周して戻ってくるパターンです。距離にして2km程度。平坦路で坂道はなく、片道1車線か2車線の市街地で、バス通りでは渋滞もある、というものです。

営業所から道路に出る際、ウィンカーレバーに軽く手を添えると、3回点滅してOFFになりました。同乗のセールスマンに尋ねると、ワンタッチウィンカーシステムが標準装備だそうで。以前は一部の欧州車にしか装備されていませんでしたが、最近ではスイフトクラスにも装備されているのですね。

乗ってすぐに感心したのは、ブレーキペダルのタッチがカチッとしている 点です。剛性感とでも言いましょうか。いわゆるスポンジーな感じはなく、踏み始めから踏力が立ち上がり、踏み込みストロークに応じて制動力がダイレクトに増していく。そんなイメージです。T社のような、ペダルの踏み込み初期から意図的に制動力を高めた 「カックン・ブレーキ」 ではありません。踏み込み量(ペダルストローク)で制動をコントロールしやすいと感じました。

■CVT車の加速について
最初はDレンジ固定で。
暖機途上(エンジン水温も低く、CVTも駆動系もまだ暖まっていない状態)のためか、走り始めは車両がやや重いような印象がありました。

しかし注意深く観察すると、アクセルを軽く(開度1/8程度)踏み込んだときには軽く踏み込んだなりの加速が得られ、2/8開度(25%くらい)で踏み込んだときには その踏み込み量に応じた加速が すぐに 得られます。こうした車速が低い領域での緩加速では、スイフトの標準モデル(排気量1.2L)よりも 排気量アップされたエンジンの低速トルクの恩恵 と、CVTのギヤ比がマッチしているように感じました。

CVTであっても、ダイレクトな加速 が得られる点(※注 : 加速の絶対値ではなく、タイムラグがなく加速体勢に入る、という意味で)は、街乗りでは好ましい と感じました。

次に、車速を一定に保った状態からの、やや急な加速を試します(追い越し加速を想定)。
アクセルペダルの踏み込み量を開度4/8~6/8程度(50~75%、あくまで目安)にしてみます。全開までは踏みません。もちろん車線の前後に他のクルマが無く、セールスマンに 「これから加速します」 と伝えたうえで、試します。

するとどうでしょう。
まずタコメーターの針でエンジン回転速度[rpm] が急上昇してから、やや遅れて加速が始まります。このへんは、スイフトに限らず、かつてCVT車が初めて世に出たときから 「違和感」 として指摘されてきた現象ですが、私に言わせれば 「CVTの挙動として正当なもの(加速のためにプーリの変速比を下げる)」 ですから、実加速までのタイムラグもそれほど無いこともあって、違和感というほどのものではない と思いました。

■CVT車のマニュアルモードについて
ここから先は、CVTをDレンジからマニュアルモードに変えて走ります。

私       : 「マニュアルモードで 2速固定からの発進 は可能でしょうか?」
セールスマン: 「2速からの発進はできないですねぇ。」

トルコン式の有段AT車では、雪道やアイスバーンなどの滑りやすい路面で、急な駆動力によるタイヤのスリップを防止するため、2速発進ができる車種があります(スバルのAT車など)。スイフト・スポーツで赤信号待ちの停止時に、ステアリング脇のCVTパドルシフトをクリックしても、確かに2速にはなりませんでした。

私       : 「インパネ上に、CVTのパドルシフト(マニュアル アップシフト/ダウンシフト)が
           操作可能となったことを示す、表示ランプ(「▲」とか「▼」とか)は点きますか?」
セールスマン: 「表示ランプは点かないですねぇ。」

スイフト・スポーツのCVTは7速マニュアルモード付きですが、車速によって、選べるマニュアル変速模擬固定段は限られています。ある程度の速度が出ていないと、パドルシフトを操作しても6速や7速には入りません。逆に速度が高いと、2速や1速にはマニュアルダウンシフトができません。そのため、パドルシフトによるマニュアル変速操作が可能となる速度に達したときに、インパネ上に表示ランプ(「↑」とか「↓」、あるいは「▲」とか「▼」)が点灯してほしいものです。

ここまでで、営業所を一周する2kmほどのコースは終了。
脚周り(サスペンション・セッティング)は硬いというほどではなく、むしろ 乗り心地は良好 だと思います。
あっという間でしたが、ここまででも、スイフト・スポーツに関するいくつかの発見が得られたのは収穫です。

■ショールームに戻って
スイフト・スポーツのCVTの試乗車を所定位置に戻し、いったんショールームの商談テーブルに戻ります。6速MTの試乗車の準備が出来次第、同じコースで試乗させていただくことになります。同じ日に、ほぼ同じ時間帯に、同じコースをスイフト・スポーツのCVT車と6速MT車で比較試乗できることは、とてもラッキーです。

準備が整うまでの間、改めて営業所(スズキ・アリーナ店)のショールーム内を見渡します。

<↓各テーブルには、店内の配置が分かるような見取り図が用意されており、初来店客にも親切です>


<↓おすすめのメンテナンス一覧もテーブルに備えられています(他メーカ車でも可能なのだろうか?)>


<↓左:テーブルに置かれたドリンクメニュー  右:紙コップが熱くても持てる、取っ手が付く点も親切
  

さて、6速MTのスイフト・スポーツでは、どんな新たな発見があるのでしょうか。
期待して、商談テーブルで連絡を待つことにします。


「その6」 に続く。
(以降は、スイフト・スポーツ(6速MT)の試乗やレガシィの査定などについての予定。)
  ↓
  ↓
  ↓
2014-03-17(Mon.) : 更新
「その6」・6速MTに試乗、前編(シフトは軽いがストロークが大きい)」 をアップロードしました。
2014年03月15日 イイね!

[スイフト・スポーツ] その4・CVT車に試乗、中編(スバルユーザーによる試乗記)

[スイフト・スポーツ] その4・CVT車に試乗、中編(スバルユーザーによる試乗記)2.0Lの4WDターボを乗り継いできた私が 「一度は乗っておかなくっちゃ!」 と思っていたスズキの スイフト・スポーツ(CVT&6速MT) に、ついに 試乗 できる機会を得ました。

スバルユーザーの立場から見た、スズキディーラーの印象とスイフト・スポーツに関する雑感を、複数回に分けて述べています。

今回は 「その4・CVT車に試乗、中編」 です。
(※CVT車の試乗インプレッションは、前編・中編・後編の3部作となる見込み。)


<「スイフト・スポーツ試乗」 関連ブログ>
◎「その1」 は こちら → 試乗に至るまで 編
◎「その2」 は こちら → スズキディーラーの印象 編(トイレまで徹底した「お客様主義」)
◎「その3」 は こちら → CVT車に試乗、前編(チャイルドシートの装着性)

(その3)からの続き

■他社ディーラーには無かった対応
試乗車(スイフト・スポーツのCVT)の後部座席にチャイルドシートをセットしたあと、いよいよ運転席に座ります。対応いただいたセールスマンは、運転席ドアの横に立ったまま、あらかじめ開けてあった窓越しに
  「シートの位置を合わせてください。上下にも動きますが、動かし方は分かりますか?」
  「ドアミラーの位置を合わせてください。位置が合ったら窓を閉めます。」

・・・などと、順番に確認しながら指示を出してきます。
ポジション調整を試乗者任せにするのではなく、同乗するセールスマンが自ら確認を取っていく姿勢 は、これまで私が試乗した他社のディーラー(スバル、三菱、マツダ、トヨタ、ホンダ)では無かったことです。

<↓運転席に座った第一印象は 「(横幅が)意外に広い!」 でした。タイトなコックピットではありません>


■シートポジションと調整範囲について
スイフト・スポーツは、ステアリングにチルト&テレスコピック機能を備えていることもあり、体格に合ったポジション調整を容易に取ることができました。欲を言えば、シートの座面がもう少し低くなる方向への調整幅があれば良いな、と思いました。換言すると、フロア面(つまりはペダル高さ)に対するシート座面高さの基準点を、もう少し下げる方向にオフセットさせた方が、「よりスイフト・スポーツらしくなる」 ように感じました。

私の場合、シートリフターを一番下に下げ切った状態がちょうど良いポジションになったからです。シートの座面が上下に動く可動幅は確保されていますので、可動幅はそのままで、フロア面からのバランス中心点を下方にズラせば良いのになぁ、と感じました。小さなお子様がいる女性が買い物をするシーンも考慮しての座面設計なのでしょうけど、このクルマは 「スイフト」 ではなく 「スイフト・スポーツ」 なのですから。

■出発前の申し送り
セールスマンに助手席に乗っていただき、出発前に何点か確認(申し送りを)します。

私    : 「運転に際して、何か(スイフトにまつわる/スイフト固有の)注意事項はありますか?」
セールス: 「エンジンスタートがプッシュスイッチになっているくらいで、注意事項は特にありません。」

私    : 「今回の試乗コースを教えてください。
        正面の道路に出て、左折の繰り返しで一周して戻ってくる感じでしょうか?」
セールス: 「そうです。左折回りで戻ってきて下さい。」

私    : 「あらかじめ お伝えしておきますが、私はAT車に乗るときは 左足ブレーキ になります。」
セールス: 「承知しました。」

最後のくだりは、あらかじめ運転スタイルは左足ブレーキだと伝えておいた方が、セールスマンも驚かなくて済むかな、と思ったからです(まぁ百戦錬磨のセールスマンは、そんなことでは驚かないかもしれませんが、一応、念のため)。

■冷態時の発進加速性について
試乗車は、つい先ほどまで敷地内の駐車スペースに置いてあったままでした(私の試乗のため、本日初めて動かしていただいた)ので、水温計の針はまだ下を向いたままの状態です。このような エンジン冷態時(暖機前)は、逆にクルマの挙動を確認できる貴重なチャンス です。

<↓スイフト・スポーツのCVT車は、私が最初の試乗者だったため、エンジンが冷えた状態から乗れました>


スイフト・スポーツの試乗インプレッションは、運転席に座った瞬間や、スズキ・ディーラーの敷地内(=公道に出る前、の意)でクルマを動かそうとする瞬間から始まっています。

操作(1) : まず、CVTのセレクトレバーを 「Nレンジ→Dレンジにシフト」 します。
結果(1) : → 不快なシフトショックや反応遅れ は感じられません。
補足(1) : もしもCVTの制御が煮詰められていない場合は、エンジン水温が低い状態で
       シフトした瞬間に 「コツン」 という車体ショックが発生しやすくなることがあるため。

操作(2) : 車両停止状態(Dレンジ)から、アクセルを 「ちょっとだけ」 踏み込んで発進します。
結果(2) : → 不快なタイムラグ、あるいは意図しない飛び出し感 はありません。
補足(2) : アクセルの踏み込みに同期して(ワンテンポ遅れることなく)車両が加速するか。
       あるいは、発進性を高めるための制御が過度なセッティングになっていないか。

■具体的なシーンでの説明
上記補足(2)については、さらに具体例で説明します。
例えば、交差点で信号が赤から青に変わったとき。

私がこれまで乗ってきたスバルのAT車(GDA-C型インプレッサWRXの4速ATや、YA5A型エクシーガGTの5速ATなど)では、停止状態でアクセルを踏み込んでも、車両は(ワンテンポとまではいかないが、半テンポくらいの) 反応遅れを伴って発進 します。

アイスバーンなど滑り易い低μ路では、この 「一見すると、反応遅れに見える発進」 がマイルドな車両挙動となるため、実は雪道やアイスバーンでスリップにつながりにくいというメリットもあるようですが、一般路では 「反応遅れ」 がストレスに感じられてしまう ことも事実です。アクセルを踏んでいるのに、なかなか加速が始まらないと感じられてしまう からです。

スイフト・スポーツのCVT車では、そのようなタイムラグは感じられませんでした。

別の具体例では、例えば交差点の中央で右折待ちをしているとき。
対向車の列が過ぎ去り、右折を開始しようとアクセルを踏んだ瞬間。

パワーの少ない小排気量車では、その非力感を排除するため、アクセルペダルを(物理的には)少ししか踏み込んでいないのにスロットルを大きく開くような制御(微少開度で非線形性の特性)によって、あたかもクルマがぐいぐい前に出ていくかのような味付けとするクルマが、実はあるように思っています。この 「前に出ていくかのような挙動」 は、一歩間違うと、運転手にとっては 「意図しない飛び出し感」 につながるので危険 だと私は考えています。特に交差点の右折待ちのような場面では。

スイフト・スポーツのCVT車では、そのような 「飛び出し感」 はありませんでした。


またまた長くなってしまいましたので、今回はここまで といたします。<(_ _)>
「その5・CVT車に試乗、後編」 に続く。
   ↓
   ↓
   ↓
2014-03-16(Sun.) : 更新
「その5」・CVT車に試乗、後編(CVTの変速特性とマニュアルモードについて) をアップロードしました。
2014年03月13日 イイね!

[スイフト・スポーツ] その3・CVT車に試乗、前編(スバルユーザーによる試乗記)

[スイフト・スポーツ] その3・CVT車に試乗、前編(スバルユーザーによる試乗記) 以前から一度は乗ってみたい・・・と考えていた、スズキの スイフト・スポーツ(CVT&6速MT)に試乗 してきました。

スバルユーザーの立場から見た、スズキディーラーの印象とスイフト・スポーツに関する雑感を、複数回に分けて述べたいと思います。今回は 「その3・CVT車に試乗、前編」 です。

<「スイフト・スポーツ試乗」 関連ブログ>
◎「その1」 は こちら → 試乗に至るまで 編
◎「その2」 は こちら → スズキディーラーの印象 編
                (トイレまで徹底した 「お客様主義」)


(その2)からの続き

■スズキに対する私的なイメージ
運転免許を(教習所に通わずに、飛び込み受験で)取得して以来、スズキのディーラーに訪れるのは今回が初めてでした。予備知識も特に持たずに訪れたため、見るもの・触れるもの、その他すべてが私にとって初めての体験 となっています。そのためというワケではありませんが、実は私自身の中に、軽い落とし穴がありました。

スズキのディーラーに訪れて、初めてスタッフに用件を伝える際、
  「今日は スイスト・スポーツに試乗を・・・」
  「いや、スウィフト(Swift)・ストーツ に試乗をしに・・・」
何度も車名を噛んでしまい (汗)、とうとう最後には
  「失礼しました、スイ・スポ(← 結局、省略形で言い換え)の試乗は可能でしょうか?」
という表現で、その場をしのいだのはナイショです(ばく)。

さて私にとってスズキと言えば、2輪車ではRG-Γ(ガンマ)やGSX-Rのイメージが強いです。
  ・RG250Γ ・・・ 現愛車の ホンダCBR250Four(愛車紹介ページ) を購入する際の対抗馬でした。
            運転フィーリングを確かめるため、バイク屋さんで3時間レンタルして
            京都の山中越えを往復。結局、CBRを選んだのでした。
  ・GSX-R250 ・・ 妻の愛車でしたので、私も良く乗っていました。排気音は迫力ありましたが…。

4輪車では、ジムニーのように 時代に合わせながらも芯の通ったクルマや、軽自動車の王道とも呼べるワゴンRのほか、商業的には失敗だった X-90(wikipedia)ツイン(ハイブリッドもあり、wikipedia)、そしてカルタス・コンバーチブル(スズキ初のCVT搭載) といった、登場が少々早すぎた(あるいは製品としての煮詰めが甘かった)クルマが思い起こされます。

ところで 「企業としてのスズキ」 については、トヨタ以上にコスト管理が徹底しているような印象を持っています。その辺の状況については、「2006年04月20日付けブログ」 にて詳しく述べていますので、興味のある方はこちらをご覧ください → [スローガン] スズキ(株)編

■試乗するまで(誠意ある対応)
私が 「事前予約無しの飛び込み」 で試乗を希望した際、
  ・この営業所には、試乗車としてスイフト・スポーツのCVT車があること
  ・セールススタッフが他のお客様に接客中のため、少々待ってほしいこと
を伝えられたことは、前回ブログ(その2)で述べた通りです。

ところがその間に、実は6速MT車にも試乗できるよう、アレンジいただいていたのでした。
つまり、こういうこと(↓)です。

 (1)私以外の来客の中で、たまたまスイフト・スポーツの6速MTを試乗希望している人がいた。
 (2)この日は、その購入見込み客のために、6速MTの試乗車を他の営業所から借りていた。
 (3)そのお客様の試乗が終わったあと、続けて私も試乗できるように配車調整していただいた。

「当日来店で当日申し込み」 という、ディーラーにとっては予定外の飛び込み試乗希望であるにも関わらず、「可能ならば、CVTと6速MTの両方に試乗したい」 という私の希望に沿う形で配車調整いただいたことになります。いくら初年度登録から7年が経過(そろそろ買い換え時期?)したクルマで来店したとは言え、競合車でもない4WDターボのレガシィに乗ってスイフトを見に来た 「一見(いちげん)さん」 的な私にも、営業所として出来るだけの対応をしていただいたのだと理解しました。

<↓まず先にCVT車に試乗。その後、車輌が空き次第、6速MT車にも試乗させていただけることに>


試乗に際しては、誓約書に必要事項を記入したうえで、免許証を提示します(営業所の控えとしてコピーを取ります)。「借用中は交通法規を守ること」、「万一の事故の際の対応」、「加入自動車保険の内容」 などについて、一通りの説明を事前に受けてからの試乗となります。

対応いただいたスタッフには、歯切れの良い説明をしていただきました。個人的には、保険内容や事故の際の対応について、ちゃんとした説明を受けるという手順を踏んでから試乗させていただく方が、信頼できます。恐らく営業所の方針としても、説明義務を果たすよう教育されているように感じました(>私見です)。

<↓一通りの説明を受けたあとに必要事項を記入のうえ、免許証を提示すれば、書類手続きは完了>


ホンダで新型オデッセイに試乗したときは、「書類に記入した住所と免許証に記載の住所が不一致の場合は要注意」 というウラ話を営業チーフから聞かせていただきましたが(こちら → その5 (査定依頼と試乗車のウラ話) 編)、スズキやスバルなどでも同様なのだろうか?

■チャイルドシートの装着性について
今回は幼児モデル(3歳児)も連れてきたため、レガシィからスイフト・スポーツにチャイルドシート(RECARO Start R1)を移植してから試乗します。換言すると、試乗前にチャイルドシートの装着性が容易か否かの確認から開始します。

<↓ISO-FIX 固定方式ではなく、3点式ELRシートベルトによるチャイルドシートの固定状況>
  

「コンパクトカーの後席」 や 「3列シート車の3列目」 の中には、乗員の肩(ショルダー位置)に対してシートバック(背もたれ)の高さが低くて安定感に欠ける車種があるのですが、このスイフト・スポーツに関して言うと、後席の背もたれの高さも確保 されており、設置したチャイルドシートの背面が安定性に欠けるということはないと感じました。

<↓シートベルトのバックルが座面収納式であるため位置が分かりやすく、タングが差し込みやすい>
  

今でこそ、法改正によって後部座席の中央席にも3点式シートベルトが標準で備わるようになりましたが、かつては後部座席のシートベルトバックルはただ座面から生えているだけのクルマが多かったです。そのため、シートベルトのタング(凸部)をバックル(凹部)に差し込もうとしても、自立式でなければバックルの位置が座面上で毎回微妙に動いてしまっており、なかなか差し込みにくい車種も存在していました。

スイフト・スポーツの場合は、上の画像にある通り、バックルが座面の中に収納式であるために 「脱着のたびごとに泳いでしまう(知らないうちに位置がズレてしまう)こと」 がありません。したがって、毎回容易にシートベルトのタング(凸部)を差し込むことができるのでストレスを感じない と思いました。


「その4・CVT車に試乗、後編 中編」 に続く。
(※長くなってしまいましたので、後半に続けます。)
   ↓
   ↓
   ↓
2014-03-15(Sat.) : 更新
その4・CVT車に試乗、中編(冷態時の発進加速性など) をアップロードしました。
2014年03月11日 イイね!

[スイフト・スポーツ] その2・スズキディーラーの印象(スバルユーザーによる試乗記)

[スイフト・スポーツ] その2・スズキディーラーの印象(スバルユーザーによる試乗記)以前から一度は乗ってみたい・・・と考えていた、スズキの スイフト・スポーツ(CVT&6速MT)に試乗 してきました。

スバルユーザーの立場から見た、スズキディーラーの印象とスイフト・スポーツに関する雑感を、複数回に分けて述べたいと思います。今回は 「その2・スズキディーラーの印象 編」 です。

<「スイフト・スポーツ試乗」 関連ブログ>
◎「その1」 は こちら → 試乗に至るまで 編



(その1)からの続き

■スタッフの挨拶が印象的
お客様駐車場で誘導いただいたスタッフにこちらの用件(試乗希望)を伝えると、「かしこまりました。確認いたしますので、ショールーム内で少々お待ち下さい」 と告げられました。ショールームに入ると、私と目が合った複数のスタッフから 「いらっしゃいませ!」 と(さわやかな)挨拶の声を掛けられました。当たり前のことかもしれませんが、しっかりと教育されているな、という印象を持ちました(※決して私は 「お偉いさん」 ではありませんが・・・)。

私は再度、次の点を述べました。

 (1)スイフト・スポーツに試乗したい。
 (2)WEBサイト上では、この営業所にCVTの試乗車があることになっているが、本当にあるか?
 (3)本来は6速MTに試乗したいが、まずは(配備されているであろう)CVT車に試乗したい。
 (4)試乗が事前予約のお客様で混んでいる場合は、午後など空いている時間に再度、出直す。
 (5)もしも試乗車が無ければ、目的が達成されないことになるので、その場合は引き上げる。

念押し確認した理由は、WEBサイト上の情報が実情に対して古い(更新されていない)恐れもあると考えたためです。スバルの場合・・・というより、恐らく他のメーカーの場合でも・・・ナンバー付きの試乗車は、一定の期間ごとに各営業所間でローテーションされるのが一般的だと思ったため、予想に反してスイフト・スポーツの試乗車がこの営業所から出てしまった(かもしれない)可能性も考慮して、上記発言に至ったのでした。

■スズキのショールームの印象
CVTの試乗車は、確かにこの営業所にありましたが、すぐには乗ることができないとのこと。その理由は、決して 「事前予約しないで当日の飛び込みで試乗申し込みをしたため」 ではなく、すべてのセールススタッフが他のお客様への対応(接客中)のため、単純に手が空かないから待ってほしい・・・というものでした。

待つ間、改めて商談テーブルへと案内されました。
(※以下、「写真撮影しても良いでしょうか?」 とスタッフに打診して許可を得てから写した画像です。)

<↓大型ディスプレイを備えた商談テーブルに通されました。テーブルの下にはPCとキーボードあり>


<↓商談テーブルの脇、大型ディスプレイの手前には、スズキ車の主要カタログが備えてありました>


<↓テーブルに備え付けのカタログの横には、このような表示プレートも貼り付けられていました>


私がいつもお世話になっているスバルディーラーでは、ショールームの複数箇所に専用のカタログ棚が置いてあり、そこから自由に持ち出しできるようになっています。以前、訪れたトヨタディーラー(→ [トヨタ・86(ハチロク)] スバルユーザーが東京トヨタに行ってみた )でも同様でした。

ところが このスズキディーラーでは、中央のカタログ棚だけでなく、商談テーブルのそれぞれに主要なカタログを備え置いてあった のです。商談の最中に、同じスズキの他車種のカタログを見たくなった場合とか、あるいはスタッフが一時的に席を外している場合であっても、手元のカタログを自由に見ることができるように配慮されていたのです。

う~ん!スズキのCS向上意識、なかなかやるな、と感じました。
(※決して私は 「お偉いさん」 ではありません・・・)。

■「お客様目線」 でのショールーム作り
そして、さらに感心した配慮がありましたので、次の画像で紹介します。

<↓個人的に感心したのは、「老眼鏡」 が備え付けられていた点。確かに 「お客様目線」 の配慮>
  

スズキは軽自動車ユーザーを多く保有している(管理ユーザーとして、恐らく年配の方々も多いと思われる)ためか、「老眼鏡まで用意されている」 点は、私にとってちょっとした驚きでした。インプレッサやレガシィのユーザーが、歴代モデルを乗り継ぐことによって、少しずつ年齢層が高くなってきたような感覚はありましたが、私自身は年配者(端的に言うとお年寄り)のユーザーさんは、スバルディーラーではほとんど見たことがありません。 スバルは軽自動車から撤退してしまったことも一因としてあるかもしれません。

自動車メーカー(ディーラー)が異なると、客層も異なってきます。
失礼ながら、スズキディーラーのショールーム作りに、ユーザー配慮の高さが見て取れた次第です。

<↓大型ディスプレイでは、スズキの技術解説ムービーがBGV的にリピート状態で流されていました>


さて、少々迷いましたが、以下、トイレについても(あえて)書かせていただきます。
私は住宅評論家でも何でもありませんし、単にスイフト・スポーツを試乗しに来ただけのスバルユーザーなのですが、私が訪れたスズキディーラーの 「お客様をもてなす」 意識の現れとして、トイレの状態にも、簡単に触れさせていただこうと思います。

<↓あまりトイレのことを云々するつもりはないのですが、こうした細かな配慮には素直に感心します>


上の画像は男子トイレです(>私は女子トイレには入れませんって!)。
男性用のトイレにも、用を足すときに 「幼児を座らせておくための、壁置きイス(収納型)」 が備わっていましたし、男女共用の 「多目的トイレ(車椅子も可)」 もありました。

スイフト・スポーツの試乗記に入る前に、長々とこんな話を書きましたが、「ユーザー層の広さから来るショールームの作り込み(CS向上意識の高さ)」 は、私のような一介の試乗希望者にも、強く感じ取ることができる結果となりました。カーメーカーのスズキと、その販社(今回は(株)スズキ自販南東京)の底力を垣間見たような気がします。


「その3」 に続く。
  ↓
  ↓
  ↓
2014-03-13(Thu.) : 更新
「その3・CVT車に試乗、前編」 をアップロードしました。
2014年03月09日 イイね!

[スイフト・スポーツ] スバルユーザーがスズキディーラーに行ってみた(その1)

[スイフト・スポーツ] スバルユーザーがスズキディーラーに行ってみた(その1)以前から一度は乗ってみたい・・・と考えていた、スズキの スイフト・スポーツ(CVT&6速MT)に試乗 してきました。

スバルユーザーの立場から見た、スズキディーラーの印象とスイフト・スポーツに関する雑感を、複数回に分けて述べたいと思います。今回は 「その1・試乗に至るまで 編」 です。






■今、なぜスイフト・スポーツなのか?
私は 「2.0リッターの4WDターボ」 という車歴が長いのですが(BGレガシィGT-Bに10年、GDAインプレッサWRXに数年、BPレガシィGT spec Bに7年、エクシーガGT&tSに数年)、もともとはコンパクトな軽量スポーティカーが好きでした。ちょっと古いですが、サイバーCR-X Si とか。あるいは、趣向は少々異なりますが、知人から借りて乗っていたロードスター(NA)もダイレクト感があって面白いものでした。

ところが現在は、いわゆるライトウェイトスポーツと呼ばれる(あるいは呼ぶことのできる)クルマは、極端に少ないように思います。そんな中にあって、スズキのスイフト・スポーツは独自のポジションをキープしていると感じます。

メディアの記事はもちろん、個人ユーザーのページを拝見しても、スイフト・スポーツの 「楽しさ」 を伝えるものは多いですが、クルマそのものの出来映えを悪く言うものは見たことがありません。これはぜひとも実車を試乗して、私なりにその魅力を感じ取りたいものだ・・・と思っていたのです。

デビューしてからすでに数年が経過し、まったくのニューモデルというものではありませんが、逆に今だからこそ、落ち着いて試乗できるのではないか? と考えた次第です(新型オデッセイをデビュー直後に試乗したとき は、対応いただいたセールス氏は 「売る気満々」 でしたが)。

■7年落ちのBPレガシィで訪問する
スバル以外の他社に試乗に出かけるときは、年式の新しいエクシーガtSではなく、そこそこ古くなりつつあるBPレガシィで向かうことにしています。エクシーガtSでスズキディーラーに乗り付けて、「査定と試乗をお願いします」 と言ってもあまり説得力がない(冷やかしに見られる?)ような気がします。

・・・まぁ、実際には冷やかしなのですが。
(対応していただくセールス氏にも、すぐに乗り換えするつもりはない旨を正直に宣言するつもりです。)

それよりも、BPレガシィで他社ディーラーに行って査定をお願いする本当の理由は、以前の 「新型オデッセイの試乗記・その5」 で述べた通りです(→ こちら )。
なお今回は、幼児モデル(3歳児)も連れて行くことにしました。

あらかじめ、(株)スズキ自販南東京のWEBサイトでスイフト・スポーツの試乗車が置いてある営業所を確認しておきます。自宅から一番近い営業所に、CVTの試乗車があることになっています。ボディカラーはチャンピオンイエロー4。個人的には、イエローのボディカラーがいかにも 「スイフト・スポーツらしい」 と思っていたので好都合です。

<↓スイフト・スポーツの試乗車は、当初はCVTでイエローのボディカラー(のみ)を予定していました>


ただし、WEB上から試乗の事前予約はあえてしないでおき、当日 「飛び込みで」 訪問することにします。6速MTの試乗車は八王子など少々遠い営業所にあるとのことで、この時点では断念していました(後述しますが、実際にはCVT車と同時試乗できました)。

■スズキディーラーにて
いざ、BPレガシィでスズキ・ディーラーに乗り付けます。ここは、つい2年ほど前に開業したばかりの新店舗です。スバル系ディーラーでは全国1、2位を争うメガディーラーの 「Car Do SUBARU 三鷹」 よりも敷地が広いんじゃないか? というくらい、立派で広大な営業所です。

午前10:40頃。
BPレガシィで敷地内に入ると、すぐに誘導係と思われるスタッフが飛んで来て、お客様駐車場へと案内されました。

本日の目的が、次の3点;
  (1)スイフト・スポーツに試乗したいこと。
  (2)スイフト・スポーツのカタログと、アクセサリーカタログ(オプションカタログ)が欲しいこと。
  (3)BP5Dレガシィの査定をしてほしいこと。
であることを伝えます。

その際、あらかじめWEBサイトでCVTのスイフト・スポーツがこの営業所にあることを確認のうえ、「飛び込みで(事前予約無しで)」 来店したことを告げます。

さて、これから先、どのような対応をしていただけるのでしょうか。


「その2・スズキディーラーの印象 編」 に続く。
   ↓
   ↓
   ↓
2014-03-11(Tue.) : 更新
「その2」・スズキディーラーの印象(スバルユーザーによる試乗記) をアップロードしました。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

[自作] タイヤ空洞共鳴音の低減・ハンコックV12evo2を静音タイヤにする 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/10/02 20:28:55
 
[近況報告・その1] 長女の初レガシィの巻  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/11/09 22:23:24
 
「”個体差” について考える」 の巻 
カテゴリ:なぐり書き
2010/08/13 19:26:31
 

愛車一覧

スバル レヴォーグ VNHCレヴォーグ STI Sport# (スバル レヴォーグ)
・注文日: 2023年01月26日 ・納車日: 2023年07月16日 <↓以下、雪道走 ...
ホンダ CBR250 FOUR (フォア) CBR250Four SE (ホンダ CBR250 FOUR (フォア))
学生の頃に新車で購入して以来、ずっとワンオーナーで乗り続けているバイク、CBR250FG ...
スバル エクシーガ エクシーガtS (年改区分:Eタイプ) (スバル エクシーガ)
YA5A型エクシーガGT(年改区分:Aタイプのターボ車)からの乗り換えです。2012年8 ...
ホンダ モンキーR モンキーR改(2種登録) (ホンダ モンキーR)
レッドバロンで中古のモンキーRを購入後、エンジン全バラシ。 ◎武川88ccボアアッ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation