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調布市のKAZのブログ一覧

2015年07月24日 イイね!

Defi C2_油温油圧ブースト計_オイルブロック無しで設置/その6_仕上げ(まとめ)

Defi C2_油温油圧ブースト計_オイルブロック無しで設置/その6_仕上げ(まとめ)エクシーガtSに、NS Defi (油温・油圧・ブースト計)をサンドイッチブロックを使わずにDIY装着しました。今回のブログは最終話:「仕上げ作業編」 です。

◎その1 → アダプタ探索の巻
◎その2 → 遮熱板 脱着の巻
◎その3 → 油温センサ装着の巻
◎その4 → 油圧センサ装着の巻
◎その5 → 配線引回し方法の巻


■排気系(遮熱カバー)の復元
センサー類の配線の引き回しがほぼ決まったら、取り外していた排気系(エキマニ)の遮熱カバーを復元します。正直なところ、「新車購入から3年も経たないのに、こんなに錆(さび)が発生しているのか・・・。」 と少々驚いた排気系。

板金パイプ(蛇腹を持つ中間パイプ)部分はそうでもないですが、シリンダヘッド直下の鋳物部分には 「表面サビ(中まで進行していない錆)」 がそこそこ見受けられたため、特に激しい乗り方をしていたワケではありませんが、使用環境的に厳しい部位なんだな~、と思った次第。

<↓左:上下2分割のカバーそれぞれにブリッジと遮熱綿が付く  右:ボルトとナットは熱で錆びやすい>
 

<↓経年月数が少ないため、今回は新品化せずにボルト&ナットは再利用。ただし焼き付き防止剤を塗布>
 

<↓エクシーガtSの左右エキマニは鋳物。同じEJ20型ターボでも、等長等爆系は板金パイプのエキマニ>
 

<↓下廻りの作業をじっと観察していた小さなアシスタント(5歳男児)>


■室内への配線引き込み
次はいよいよセンサーの配線を、エンジンルームから車室内へと引き込みします。当方のエクシーガtSは、トヨタ86/スバルBRZ に搭載されている 「サウンドクリエーター(R)」 一式をワンオフで移植している都合上、バルクヘッドの貫通穴は吸気脈動音の伝達用ホースで(そのスペースを)占められています。

<↓エンジンルームから車室内に配線を通すときの定番穴は、すでに先約ホースでスペースがいっぱい>
 

Defi 油温・油圧・ブーストの各センサの配線を、一瞬、「助手席側から通そうか・・・」 とも思いましたが、すぐに思い直しました。ダッシュボード上では運転席側にメータを設置するので、やはり運転席側のバルクヘッド穴から配線を通したい。ということで試してみましたが、結果としてムリなく Defi の配線もアドオンして通すことができました。

<↓この工程では小さなアシスタントが大活躍。エンジンルーム側から送り出された配線を室内に引き込む>
 

1人作業の場合は、エンジンルームから室内に向かって配線を送り出しつつ → 室内にも回り込んで配線を少しずつ引っ張る → 再びEGルーム側から配線送り → また室内に戻って配線引き・・・という具合に、場所を交換しながら順に作業する必要があります。ところが今回は、配線を 「送って(>私)」 と 「引いて(>小さなアシスタント)」 が同時に作業できたため、この工程での所要時間を短縮できました。

<↓無事にバルクヘッド裏(Pブレーキペダルの上方)から室内にセンサの配線を引き込みできました>
 

■エンジンルーム内の配線処置
室内に配線を引き込み(仮状態)したら、エンジンルーム内での配線の長さを、ツッパリやたるみが出ないように調整します。エンジン下部では(熱源のエキマニが近くにあるため)アルミテープを巻いて遮熱しましたが、エンジン上部では手持ちのコルゲートチューブを配線に巻いて、純正然とした仕上がりを目指しました。

<↓手持ちのコルゲートは細めだったため、油温・油圧・ブーストの3系統をまとめるには太めの方が良い>
 

■仕上げ作業
エンジンルーム内での配線処置(長さ合わせ・引き回し・遮熱・固定など)が終わったら、再び車内に戻って電源供給系の作業などを続行します。

<↓常時電源、ACC、イルミ、アースの電源を車両ハーネスから分岐・接続する>
 

<↓Defi ADVANCE C2 メータに付属のモルトプレーン(スキマ埋め発泡テープ)を貼り付けてケースに組む>
 

次にメータ本体の設置場所の確認です。あらかじめイメージしていた位置(第一候補)のほか、セカンドベストと思われる場所などに、実際にメータを仮置きして視認性の確認をします。機能部品は機能を発揮してこその部品ですので、視認性にも気を配りたいところ。

<↓仮置き案:純正メータフードの奥に並列に設置する案・・・個人的には前方視界が損なわれるのでボツ>


<↓本命案:全体に右側へオフセットさせつつ、空調ダクトをふさがない平坦な位置に設置する案>


3つのメータを左右にセパレートする案もありますが、個人的な嗜好により分散設置は却下します。なお、3連メータとした場合の並びは 「(左側←)油温-油圧-ブースト(→右側)」 とします。指針の動きの緩やかな方(油温)から大きな方(ブースト)に、順に並べるのが好み、かつ慣れています。Defi BFメータを設置しているBPレガシィでも同様の並び順です。
(ついでに書きますと、指針の動きのより緩やかなメータをやや奥側に、指針の動きの鋭いメータをやや手前側に設置するのも、個人的な主義によるものです。)

<↓レガシィでは脱着可能なようにマジックテープ止めとしましたが、エクシーガでは直接、両面テープ止め>
 

ここで、いちばん右側のブースト計の文字盤が傾いているのはワザと(意図的なもの)です。具体的には、次のこだわりによるものです。

 ・ゼロ点(正圧/負圧の分岐点) が、垂直方向の 真下となる ようにする。
 ・1.0(×100kPa)というキリの良い数値が、水平方向となる ようにする。


こうして、個人的な方針や主義による設置:

 ◎センサの設置においては、オイルブロックを使わない手法 を踏襲し、
 ◎エンジンルーム内の配線引き回しにおいては、
    ・排気系近傍では アルミテープなどによる遮熱 に留意し、
    ・目に入る部分では、コルゲートチューブで純正然 とした状態を狙い、
 ◎メータ本体の設置においては、
    ・指針の動きの頻度や振れ幅 に応じて左右と奥行き方向の並び順を統一し、
    ・ブースト計では、文字盤の数値を読み取りしなくても、
     指針の位置(下がゼロ・左が1.0)で 視覚的に状態が分かる ようにする


に基づいて、Defi ADVANCE C2 メータ(油温・油圧・ブースト)を設置した次第です。(注:自分にとっての使いやすい形ですので、これが万人にとってベストな設置というワケではございませんので、念のため。)

<↓個人的な設置方針に基づく3連メータの完成形(やや引いて撮影)>


■備考
さて最後に、今回の一連の作業で使った工具類について、紹介しておきます。以下の画像に示す工具類は、各作業工程で一度は使った工具を並べてみたものです。使用工具の数と種類で、作業のおおよその規模感が伝われば良いな・・・と思います。

<↓Defi ADVANCE C2 メータ(油温・油圧・ブースト)をオイルブロックを使わずに設置した際に用いた工具類>


これにて 「オイルブロック(サンドイッチブロック)無しで Defi ADVANCE C2 メータ (油温・油圧・ブースト計)を設置する」 シリーズブログを終わります。


以上、全6話の長きに渡って 最後までお読みいただいた方々には、お礼申し上げます。あるいは一連のブログの全部ではなく、ごく一部を読んだだけであっても、お読みいただいた方々にとって何らかの参考やヒントになるものがあれば幸いです。
2015年07月19日 イイね!

Defi C2_油温油圧ブースト計_オイルブロック無しで設置/その5_配線引回し方法

Defi C2_油温油圧ブースト計_オイルブロック無しで設置/その5_配線引回し方法エクシーガtSに、NS Defi (油温・油圧・ブースト計)をサンドイッチブロックを使わずにDIY装着しました。今回の作業風景紹介は 「配線の引き回し編」 です。

◎関連ブログ → カストロールエッジ5W-30/モニターレポート

◎その1 → アダプタ探索の巻
◎その2 → 遮熱板 脱着の巻
◎その3 → 油温センサ装着の巻
◎その4 → 油圧センサ装着の巻

■ブーストセンサの設置
油温センサ(→オイルパンの吸入側盲栓と置換)、油圧センサ(→オイルプレッシャSW部分から分岐)の設置が終わったあとは、ブースト計(吸入管圧力)用のセンサを設置します。YA5型エクシーガでは、ターボ車の吸入管は樹脂インマニですので、圧力取り出し用のニップルの位置が限られています。私は、オルタネータの後方から分岐させています。

<↓Defi ADVANCE C2 メータ(ブースト計)に付属のブーストセンサを、樹脂インマニのニップルから分岐>
 

<↓油圧センサとの位置関係はこんな感じ(同じく樹脂インマニのBP5D型レガシィでの分岐方法を踏襲)>


<↓ブーストセンサを割り込み設置し、オルタを組み戻したところ>


■油温センサ周辺の遮熱処置
ボンネット内でのセンサ設置が終わったら、再び地下ピットに潜って油温センサの配線引き回し作業を行います。その際、蚊が出てきたので蚊取り線香を焚(た)くことにします。

<↓とりあえずの暫定形(その後、バラの香り線香をお試し)>


<↓前回までのおさらい。赤囲み部分が、EJ20型エンジンのオイルポンプ盲栓部に設置した油温センサ>


<↓これも 「その2」 のおさらい。遮熱被膜ガラスチューブはセンサ側に寄せておく(熱源のエキマニ遮断)>
 

<↓念のため、市販の耐熱クロスも準備。必要に応じて遮熱被膜のスキマなどに追加処置する方が無難>
 

<↓油温センサの配線はエンジン上方に引き回すため、いったん下に向けてからUターンさせる>
 

<↓遮熱被膜(ガラスチューブ)ごと耐熱クロスで保護することで、エキマニからの熱を遮断する>
 

<↓油温センサ周辺の遮熱処置後、コネクタ側(反センサ側)の配線をラジエターホースの上側に仮置き>
  

■油温センサの配線引き回し
センサの配線は、長い目で見た場合、排気系の近くになくても経年劣化で熱硬化してしまう場合があります。そこで熱源に近い部分にも、アルミテープで遮熱することにします。

<↓中間コネクタ部からの配線にもアルミテープを巻き付けて、熱の直撃を避ける処置をした方が無難>


<↓こんな感じ。巻き付け長さは、エキマニ(下)からインマニ(上)までの距離と同等としています>


配線をアルミテープで保護したあとは、「配線通し」 を使ってエキマニ側からインマニ側へと配線を引き回しします。具体的には、オイルレベルゲージガイドに沿う形となります。EJ系エンジンの場合、(FA系・FB系エンジンのアルミチェーンカバーとは異なり)タイミングベルトカバーは樹脂製ですが、このベルトカバーの脇に上下方向に貫通するスキマがあるので、そのスキマを利用して配線を取り回ししました。

<↓配線通しの先端に、油温計と接続する側(バルクヘッドを通す側、下流側)のコネクタを挟(はさ)む>
 

<↓タイミングベルトカバーの後方、オイルレベルゲージガイドの脇を通すように 「配線通し」 を通す>
 

<↓「配線通し」 の先端は、このへんに出てきますので、引っかかり無きように少しずつ引き上げます>


<↓配線を上に引き上げた様子>
 

<↓拡大すると、このあたりから線が出ています>


<↓車両の下側に戻るの図。この中間コネクタを接続する>


<↓排気系近傍の熱害影響を排除するため、センサ側からの配線端部にもアルミテープを巻いて処置>
 



<↓配線だけでなく、コネクタ本体も接続後にアルミテープを巻いて保護します>
 

<↓もともと Defi に付属のガラスチューブ部分の取り回しは、このようにサーモカバーのスキマを這わす>
 

<↓地下ピットから上がって、エンジンルームを引いて(車両全体から)写した図>



思いのほか、センサ配線の遮熱処置と引き回しにスペースを割いてしまいましたので、この続きは次回のブログで紹介します(そろそろ終わりかな・・・)。

「その6」 に続く。
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2015-07-24(Fri.) : 更新
シリーズ最終話 Defi C2_油温油圧ブースト計_オイルブロック無しで設置/その6_仕上げ(まとめ) をアップロードしました。
2015年07月12日 イイね!

Defi C2_油温油圧ブースト計_オイルブロック無しで設置/その4_油圧センサ装着

Defi C2_油温油圧ブースト計_オイルブロック無しで設置/その4_油圧センサ装着エクシーガtSに、Defi ADVANCE C2 メータ(油温計・油圧計・ブースト計)をサンドイッチブロックを使わずに装着した際のDIY作業風景の紹介です。
今回は「油圧センサの装着」編 です。


◎関連ブログ → カストロールエッジ5W-30/モニターレポート

◎その1 → アダプタ探索の巻
◎その2 → 遮熱板 脱着の巻
◎その3 → 油温センサ装着の巻

■オルタネータの取り外し
油温センサをオイルポンプの盲栓(吸入側)と置換する形で装着したあとは、油圧センサの設置に移ります。これまでは車両の下にもぐっての作業でしたが、ここからは車上(エンジンルームの上側から)の作業になります。

※エキマニの遮熱カバー復元装着や、油温センサの配線の引き回し風景については、別途。

EJ系エンジンの場合、油圧は主回路(メインギャラリ、オルタネータの下側、”EJ20” の刻型の前方に位置)からの取り出し・・・純正のオイルプレッシャスイッチからの分岐・・・が可能ですので、まずはオイルプレッシャSWにアクセスするためにオルタネータの取り外し作業から開始します。

<↓補機ベルトテンショナを緩めてベルトを外し、オルタネータをちょいと寄せれば作業スペースは確保>


<↓オルタネータを寄せる際、オルタに接続している配線(ハーネス)に負担がかからないよう注意する>


<↓オルタの下に、純正オイルプレッシャSWがあります。この回路から油圧分岐すればサンドイッチ不要>
 

■油圧配管分岐、センサ共着
純正のオイルプレッシャSWは、油圧がほぼゼロに近い状態になった場合、インパネに油圧警告灯の表示信号を出力させるセンサですので、これを活かしたまま Defi C2 メータ用の油圧センサを共着させます。そのため、T字配管(俗称:チーズ)を使います。

<↓オイルプレッシャSW 頭部の配線(ネジ)を緩めると、本体は24mmサイズのBOXで取り外し可能>
 

<↓左:一歩引いて、エンジンルーム全体を写した画像  右:取り外しした純正オイルプレッシャSW>
 

<↓BGレガシィに乗っていた頃に使っていたT字配管(保管品)を再利用。両端に各センサを接続します>
 

センサを先にT字配管の両端に取り付けしてしまうと、スペースの制約上、車両にT字配管を取り付けできなくなってしまいますので、あくまで先にT字配管をエンジン上で装着(と位置決め)してから、そのあとに各センサを取り付けしていきます。

<↓先にT字配管(シールテープ巻済み)のみをEJ系エンジンの油回路(メインギャラリ)に取り付けする>
 

<↓純正オイルプレッシャSWの配線固定ボルトは7mmサイズ。T字配管の奥側(車両後方)に装着する>


純正オイルプレッシャSWを手前側(車両前方)に付けてしまうと、純正の配線(エンジンハーネス)長さが足りなくなってしまうので要注意です。また、防水用のゴムキャップも頭部にしっかりと被(かぶ)せます。

■Defi C2 メータ用 油圧センサの装着
T字配管の手前側に、後付の油圧センサを接続させます。純正のオイルプレッシャSWよりも Defi の油圧センサの方が筐体(奥行き)が大きいですが、テンショナブラケットに寄せる形でT字配管に接続させると、あとから復元するオルタネータ本体と補機ベルトに対しても十分なクリアランスを確保することができます。

<↓Defi C2 の油圧センサは、17mmサイズのレンチで締め付け可能。ただし締めすぎに注意>


<↓T字配管の奥側に純正オイルプレッシャSW、手前側に Defi の油圧センサを装着したところ>


<↓角度を変えて撮影。画像左側に写っている補機ベルトテンショナブラケットとも干渉していない>


<↓一歩引いて撮影した全体像。このあと細部を再点検し、問題なければブーストセンサも装着する>


このあと、オルタネータを復元装着する前に、作業工程的に同時進行した方が楽な 「Defi C2 ブースト計」 用の圧力センサ(ブーストセンサ)の取り付けへと移行します。ブースト(吸入管圧力)の分岐も、樹脂インマニからニップルが出ているこの付近の純正ブーストホースからT字コネクタを経由して取り出しします。


「その5」 に続く。
(その5 では、ブーストセンサの装着、油温・油圧・ブーストセンサの配線引き回し(エンジンルームから室内へ)などについて紹介する予定です。)
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2015-07-19(Sun.) : 更新
Defi C2_油温油圧ブースト計_オイルブロック無しで設置/その5_配線引回し方法 をアップロードしました。「配線の遮熱方法」 と 「引き回し方法」 について紹介しています。
2015年07月08日 イイね!

Defi C2_油温油圧ブースト計_オイルブロック無しで設置/その3_油温センサ装着

Defi C2_油温油圧ブースト計_オイルブロック無しで設置/その3_油温センサ装着Defi ADVANCE C2 メータ(油温計・油圧計・ブースト計)をエクシーガtSにDIYで装着した際の作業風景の紹介です。今回は「油温センサの装着」編 です。

FB25型ではなくEJ20型への装着ですので、オイルブロックを使わない(オイルポンプの盲栓を利用する)手法でセンサを設置しています。

◎関連ブログ → カストロールエッジ5W-30/モニターレポート
◎その1 → アダプタ探索の巻
◎その2 → 遮熱板 脱着の巻

■おさらい
EJ系エンジンで Defi の油温計・油圧計をオイルブロックを使わずに装着する際、そもそも 「オイルポンプ」 ってどこに位置しているの? ・・・という方々のために。エンジン用オイルポンプは、ボンネットを開けてエンジン中央下部(タイミングベルトカバーのさらに下、排気管の上、オイルパンの前方)にあります。

<↓これがいわゆるEJ系のエンジンブロック(左右を分割した構成状態)。図の左下方向が車両前方>


<↓左右ブロック(クランクシャフト)の先端にオイルポンプが位置する。赤の囲みが今回の盲栓>


※以下、各画像はクリックで800×600サイズに拡大します。

■シールテープ巻きの注意点
前回のブログでは、車両の下側にもぐってエキマニの遮熱カバーを取り外すところまでの工程紹介でした。今回は、いよいよ油温センサをオイルパンの盲栓に装着する(=オイルブロックを使わない)工程の紹介です。

<↓入手した JURAN センサアタッチメントと Defi C2 油温センサに、あらかじめシールテープを巻いておく>
 

シールテープは水道管テープなどと呼ばれることがありますが、ホームセンタで入手可能です。ただし、巻き付け方向に注意します。今回は(と言うより、一般的に)アタッチメントプラグやセンサを 「締め付ける」 際に巻くものですから、ネジの進行方向に対してシールテープが 「逆むけしない方向に」 巻き付ける必要があります。

具体的には、「ネジ底→ネジ頭」 の矢視を基準に取ると(=自分に対してネジを手前側、ネジ頭を奥側に向けて見た場合)、シールテープは時計回りに巻きます。そうすれば、ネジの順方向がシールテープの巻き方向と一致するので 「逆向け」 しません。

なお、シールテープの代わりに嫌気性接着剤(ロックタイトの類)も使えるかもしれませんが、私自身は使ったことがありません(今まですべてシールテープで不都合なく使ってきました)。

■オイルポンプ盲栓の取り外し
引き続き、盲栓取り外しの準備(油滴対策)を行います。

<↓オイルポンプの盲栓(吸入側)を取り外す際、念のため、排気管に油滴を垂らさないよう配慮する>
 

いよいよ盲栓(内六角プラグ)を取り外します。

<↓2つ並んだ盲栓のうち、助手席側(吸入側)を取り外す。一瞬だけ油滴が垂れるが、すぐに止まります>




ご覧のように、作業しながらでも十分にデジカメで撮影できる余裕が取れますので、(油滴が一瞬、垂れたからといって)慌てることもありません。・・・もっとも、ブログアップされない人は撮影する必要性自体が無いかもしれませんが。

<↓盲栓を取り外し後、下から見上げた図。盲栓を取った跡地に、JURAN アタッチメントプラグを入れる>


■JURANの中継プラグ装着
オイルポンプハウジング側(抜き取った盲栓の、雌ねじ側)をキレイにしたあと、JURAN のアタッチメントプラグ(外径:M20×P1.5mm、内径:1/8PT)を装着します。JURAN の材質は恐らく真鍮製ですが、過度に締めすぎないように注意します。

<↓JURAN アタッチメントプラグ(アダプタ)の品番はNo.32553、参考価格は800円(今回はもっと安く入手)>
 

<↓JURAN アタッチメントプラグの外形(六角形状)は、24mmサイズのBOXで締め付けが可能でした>
 



■油温センサの装着
次は Defi C2 メータ に付属の油温センサの取り付けです。

<↓オイルポンプの吐出側(運転席側)ではなく吸入側(助手席側)に付ける理由は、リスク低減のため>




ちなみに、この間、小さなアシスタント(5歳男児)は説明を受けながら作業工程をじっと見守っています。

<↓この後、センサ配線の室内への引き込み工程では、大活躍してくれることに・・・>
 

長くなりましたので、油温センサの取り付けの続きと配線の引き回しなどについては、次回以降のブログで紹介する予定です。


「その4」 に続く。
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2015-07-12(Sun.) : 更新
Defi C2_油温油圧ブースト計_オイルブロック無しで設置/その4_油圧センサ装着 をアップロードしました。
2015年07月06日 イイね!

Defi C2_油温油圧ブースト計_オイルブロック無しでの設置/その2_遮熱板 脱着

Defi C2_油温油圧ブースト計_オイルブロック無しでの設置/その2_遮熱板 脱着Defi ADVANCE C2 メータ(油温計・油圧計・ブースト計)をエクシーガtSにDIYで装着した際の、一連の作業風景を紹介しています。

FB25型ではなくEJ20型への装着ですので、オイルブロックを使わない(オイルポンプの盲栓を利用する)手法で、油温&油圧センサを設置しています。

◎関連ブログ → カストロールエッジ5W-30/モニターレポート
◎前回ブログ → その1_アダプタ探索の巻

■Defi C2 の梱包を確認の巻
スバルディーラーで購入した Defi C2 油温・油圧・ブースト計の内容物について、改めて事前確認しておきます。

<↓まずはブースト計から>


<↓次に油圧計の構成>


<↓こちらは油温計の同梱物>


<↓最後はコントロールユニット類>


センサ類については、万一の場合に備え、車両(エンジン)に装着する前に型番やシリアルNo.などを記録しておくと良いでしょう(オークションでセンサ単品のみ出品される場合があり、予備用として落札する場合の判断資料とすることができる)。その他、気がついたことを備忘録代わりに記しておきます。

<↓一部 構成部品の拡大(左:ブーストホースの肉厚を確認、右:油圧センサのコネクタ配線は3ピン)>
 

<↓Defi BFシリーズとは異なり、上下限警報値を活かしたままディップSWでブザーの消音設定が可能>
 

レガシィに設置している Defi BFメータ では、例えばエンジン油圧が下限警報を下回ったとき、メータ内で警告サインが点くだけでなく警報音(ピー音)が鳴って知らせる機能を持っているのですが、単にエンジンOFF(ACC-ONのみ)でラジオやオーディオを聞きたいときなどでも警告音がピーピー鳴ってしまうため、耳障りでした。

今回仕入れた ADVANCE C2メータ (というよりもアドバンス・コントロールユニット)では、ユニット背面のディップSWの操作により、警告音のON-OFFを事前設定できるようになり、進化を感じます(警告音をOFFにしても、メータ内の警告灯は点滅します)。

<↓油圧センサの配線部を覆う遮熱被膜(ガラスチューブ)。ただし、固定されていないので前後に動く>
 

<↓油温センサの遮熱被膜。こちらも素線に対して前後に動いてしまうので、設置時は最適位置に注意>
 

センサの配線には、恐らくガラスチューブと見られる遮熱被膜が装着されていますが、配線長さに対して被膜長さが短く、かつ前後に動いてしまうため、実際のエンジンへの設置に際しては、この遮熱被膜の位置をエンジンの熱源に対して有効な位置となるよう、配慮が必要ですね。

■作業開始の巻
エクシーガを自宅前の地下ピットに乗り入れします。今回は、小さなアシスタント(兼 見習い)として5歳男児が就くことになりました。念入りに、十分な安全配慮をします。

<↓グレーチングと組み立て式の鉄筋を取り外すと、下廻り作業用の地下ピット(1G姿勢)が現れます>
 

<↓地下ピット(設計幅:1.0m)をまたぐようにして、車輌を前進させて位置に付ける>
 

<↓車輌前方から見るとこんな感じ。ピットの開口面積は、作業内容(規模、範囲)に応じて変えます>
 

■急がば回れ、の巻
油圧計とブースト計については、ボンネットフードを開ければ作業が可能ですので、今回は車両の下に潜って作業することになる油温計の設置から開始します。

<↓EJ系エンジンの場合、エクシーガに限らずオイルポンプの盲栓を利用した油温センサの設置が可能>






<↓直前の画像に対して、アングルを変えて撮影した画像>


エクシーガ(EJ20系ターボエンジン搭載車)の場合、オイルポンプの盲栓は内六角タイプですので、内六角のソケットを用いて緩めます。そのままでも作業できそうですが、エキマニ(中央パイプ)の遮熱カバーを取り外した方が、何かと作業効率が良さそうです。

<↓急がば回れ・・・エキマニ遮熱カバーを外した方が、オイルポンプ盲栓に油温センサを設置しやすい>


そのため、エキマニの遮熱カバーから外すことにしたのですが、「このナットを外すためには、この工具を使わないと困難(スペース的にBOXではなくメガネレンチが必要)」 とか、「ココを外すためには、先にこちらから外さないとダメ(アクセスする部品の工程順が決まってくる)」 などの制約がありました。このへん(の整備性)については、やはりEJ系は設計が古いためか、最新のFA型やFB型の方が整備性は合理的な気がします。

<↓エキマニ中央部の遮熱カバーを外すためには、左右の遮熱カバーを外さなければならない・・・>
 

 

<↓先に左右の遮熱カバーを外したあと、ようやく中央部の遮熱カバー(の下半分)を外すことができる>


<↓外した遮熱カバー(上下の分割構造)は、上下それぞれにブリッジステーを介して固定される方式>
 

<↓ようやくエキマニの遮熱カバーをストリップして、オイルポンプ盲栓付近の作業スペースを確保できた>


皆さんは週末をどのようなDIYでお過ごしでしょうか?(?_?)

「その3」 に続く。
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2015-07-08(wed.) : 更新
Defi C2_油温油圧ブースト計_オイルブロック無しで設置/その3_油温センサ装着 をアップロードしました。

プロフィール

「今日は器械体操の練習後のスキマ時間で、(以前から仕込んでいた)モンキーRのマフラーのサビ取り確認と、耐熱黒スプレー塗装を行いました。CBRもモンキーRも、出来ることを少しずつ、でも確実にメンテを続けています。」
何シテル?   06/08 18:06
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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