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調布市のKAZのブログ一覧

2005年08月23日 イイね!

[BG5レガシィ] エアコン故障、その後の意外な結末

[BG5レガシィ] エアコン故障、その後の意外な結末レガシィの自走による帰省(東京都→北海道)走行後に、エアコンから異音が発生した件の最終報告。

<関連ブログ>
◎その1 → 帰省中、ついにエアコンが故障か?の巻(前編)
◎その2 → 帰省中、ついにエアコンが故障か?の巻(後編)
◎その3 → エアコン延命措置のその後
◎その4 → 「札幌→東京」走行前の車輌事前確認
◎その5 → 雨天の「札幌→東京」1000kmの旅(前編)
◎その6 → 雨天の「札幌→東京」1000kmの旅(後編)

お盆休みが明けた営業再開日に、私はいつもお世話になっているディーラーに電話した。その週末に「お客様感謝デイ」が開催されるので、いったんそこで実車のエアコン異音を聞いていただいたうえで、その後の入庫日をいつにするかを決めましょう、と事前に打診しておくためだ。その際、ディーラーに確認したところ、BG/BD系のエアコン(DENSO製)は
  ・「マグネットクラッチのみ」でも「クラッチ+コンプレッサ」でもどちらでも注文可
  ・「マグネットクラッチ」が故障した場合、車上での交換も可
  ・クラッチレスのコンプレッサ本体の注文も可
  ・中古(リビルト)の手配も可
  (以上、すべてディーラーのフロント:談)

そこで手としては
 ・「マグネットクラッチのみ」新品に交換する
 ・「クラッチ+コンプレッサ」のリビルト品に交換する
のうち、見積もりの安い方になりそう・・・あくまでも 故障の原因がクラッチだと仮定した場合 であるが。ちなみにパーツカタログで「クラッチ+コンプレッサ」の新品Assy価格を調べたところ、8万8千円 と出て _| ̄|○ となってしまった。

親切な知人からは、ショップ経由でのリビルト品入手情報をメールでお知らせいただいたのですが、私の場合、補機ベルト(Vリブドベルト)一式をつい最近ディーラーで交換してもらった矢先のことなので、今回もその延長線上としてディーラーで修理依頼(張力調整 などに不手際は無いよね、の確認も含めて)するつもりであることを返信する。

お客様感謝デイ当日、整備受付係にエアコンから異音がする旨を伝え、「メカニックが現象確認する際には私も立ち会って症状を具体的に説明しますので、呼んで下さい」とお願いする。しかし、実際に私が呼ばれる(=問診される)ことは無かった。このあたりの担当者同士の連携不徹底には、まだCS改善の余地があるだろう。

さて、エアコンのコンプレッサを点検していただいた結果であるが、コンプレッサ本体には異常なし(これは予想・期待通り)。マグネットクラッチについてもスイッチのON-OFFでちゃんと圧着・開放し、またそのベアリングも残存寿命があると判断された(これは予想とは少々異なる)。では一体、何が悪かったのか?異音の原因は何だったのか?

結論から言うと、次の 複合要因 が主因であった。
  (1)新品に交換していたエアコン駆動用の Vリブドベルトが伸びていた
  (2)クランクプーリの V溝にサビが発生 し、Vリブドベルトとの有効接触
    面積が減少していた。
これらの要因が重なり、ベルトがプーリ上をスティックスリップして異音を生じさせていた のだ。

つまり、往路ではコンプレッサ側(マグネットクラッチディスクや軸)の錆などが原因で異音が発生し、帰路では短時間での長距離走行によりベルトが伸びて張力が減ったところに、雨天などの影響もあってか、クランクプーリのV溝(の底)の錆により「プーリ~ベルト」間の有効接触面積(実摩擦駆動力)まで低下し、スリップ→異音発生に至った・・・と推定される。これを時系列で箇条書きにすると、次のようになると考えられる。

--------------------------------------------------
◎ディーラーにて補機駆動ベルトを新品に全交換(>劣化のため)
   (その際、クランクプーリ、エアコンコンプレッサは交換せず。
    なお、ベルト交換後の張力はディーラーにて適切に調整。)

◎帰省で「調布→札幌」の約1000kmを短時間で一気に走行
◎さらに「札幌←→旭川」の往復約320kmを日帰りで加算
   (その翌日から異音が発生するようになる。)
◎札幌市内の整備工場にて暫定処置実施、一時的に異音が解消
   (このとき、マグネットクラッチ周りの錆の指摘を受ける。)

◎帰路で「札幌→調布」の約1000kmを短時間で走行
   (このときの天候は雨天。異音は再発したままの状態。)
◎帰着後にディーラーで再確認したところ、新品ベルトが伸びていた
   (このとき、クランクプーリV溝の底に錆があり、ベルト
    との有効接触面積を小さくしていることも発覚する。)
◎実際の対処は、新たに伸びたベルトに応じて張力を再調整
   (テンション調整で異音は解消。なおコンプレッサ本体と
    クラッチについては、継続使用可能と判断し様子見である。)
--------------------------------------------------

<予想外(判断が未熟)だった点>
新品のベルト が、張力調整後の走行1000~2000km程度で、いとも簡単に伸びた こと。
・クランクプーリのV溝の底に、経年変化による錆 が発生し、新品ベルトとの かみ合わせ
 状態 に思いのほか大きな影響を与えていたこと。

<反省すべき点>
・Vリブドベルトを新品に交換したあとは、こまめにベルト張力を確認する。
・Vリブドベルトを新品に交換する際は、なるべくプーリ側も新品に交換する。
 (対になる部品の片方を交換する場合、相手部品の交換必要性も検討する。)

帰路(札幌→調布)の異音の結末が上記の通りとなりましたこと、自分の判断力の未熟さへの自戒を込めて、皆さんへの報告とさせていただきます。年式の低くなってきたクルマを愛用される方は、前者の轍を踏むことの無いよう、上記を参考(反面教師)にして下さい。以上、失礼いたしました。m(_ _)m

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「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
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調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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