• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

調布市のKAZのブログ一覧

2005年09月07日 イイね!

[辛口] 自動車に「i」増える・・・知能、革新の意味込めて

[辛口] 自動車に「i」増える・・・知能、革新の意味込めて自動車のネーミングなどに「i」が増えている、という話を3つ。
(※多少、辛口?のブログとなっていますがご了承願います。)

■富士重工業(株)の場合
富士重工業(株)が軽自動車「R1」に普及価格帯の新グレード・「i」を追加したのは、2005年7月12日のこと。プレスリリース によると、「充実した仕様・装備をもちながらも価格を抑え、より幅広い市場のニーズに対応」させたという。グレード名:「i」の意味は、同社広報部によると 「賢い選択という意味で、インテリジェンスの頭文字の i 」 だという(2005年7月13日付け東京新聞より)。

実はスバルの場合、過去にも 「i」 をインテリジェンスの意味で使ったことがある。ヴィヴィオの後継車種プレオがデビューしたとき、それまでの電磁クラッチ式 ECVT はトルコン式 i-CVT に変更されたが、このときの 「i」 の意味はまさしくインテリジェンスの意味であった。
話を現在に戻すと、「R1」・「i」グレードの販売計画は 250台/月 だ。「幅広い市場のニーズ」を狙ったという割には、何とも 寂しい数字 だと言わざるを得ないが、もともとR1自体が控えめの販売計画 800台/月 に対して 実績で 662台/月 しか売れていない(2005年8月25日付け 日経金融より)ことが問題だろう。

<小まとめ>
富士重工業(株)には、軽自動車R1に「i (=インテリジェンス)」グレードを追加してもらうよりも、むしろ 自社に 「市場にマッチした商品計画をタイムリーに企画遂行するインテリジェンス」を追求してもらいたいものである。

■三菱自動車工業(株)の場合
「経営再建中の~」、という枕詞がしっかり染みついてしまった感のある三菱自。だがそういつまでもその形容詞に甘んじてばかりではない。手始めに、この10月にも新型車アウトランダーを発売するが (2005年8月2日付けのブログ 参照のこと)、来年には新型ミッドシップ軽自動車 「i」 も市場投入する予定となっている。

こちらの 「i」 はグレード名ではなく、車名として使うそうだ。その意味するところは、2005年7月13日付け東京新聞によると、「私の(個性)」 と 「イノベーション(革新)」 の 「i」 とのこと。だが、こうした新型車を市場にリリースしたあとにも、毎月発表される銘柄別・新車販売台数速報で 「三菱車、今月もベスト30位にもランクインせず」 などと記事を書かれるようなことの無いよう、気を引き締めなければならない。

<小まとめ>
三菱自動車工業(株)には、新型軽自動車に「i (=イノベーション、革新)」の意味を込めるよりも、むしろ 自社そのもの に「革新的経営基盤の早期再建」を実現してもらいたいものである。

■ホンダ技研工業(株)の場合
ホンダは今秋発売予定のフルモデルチェンジ・シビックに 1.8リッターの「i-VTEC」エンジン を搭載するという。このエンジンについては、すでに各媒体を通じて先行発表されており(例:2005年7月6日付け 日刊自動車新聞、2005年9月5日付け 読売新聞@CARS など)、吸気バルブの遅閉じでポンピングロスを減らす(アトキンソンサイクル)など緻密なエンジンマネジメントが特徴だと伝えられている。

その「i-VTEC」の 「i」 が意味するところは、読売新聞によると、ズバリ 知能(intelligent) だという。私に言わせれば、「可変バルブタイミング・リフト機構」を VTEC と称すること自体に ムリがある(素直に頭文字を取ればVTLCなどになるはず)が、語幹の響き、ユーザーへの浸透のしやすさなど政策的な意図により、あえて VTEC と称したのだろう。ちなみにホンダが言うところの頭文字省略前の VTEC は、Variable Valve Timing&Lift Electronic Control System だ。

オレならさしずめ Electronic Controlled Variable Valve Timing&Lift とするところだが、そうすると、ECVT(スバルの無段変速機) となって都合が悪いか?でも VTEC を 「Variable Valve Timing&Lift Electronic Control System」 の省略語とするには、何だか 「Variable Valve Timing&Lift」 と 「Electronic Control System」 の つながりが悪い ような気がするぞ。レジェンドの 「SH-AWD」 にしても、「四輪駆動力自在制御システム」 を Super Handling All-Wheel-Drive と称しているが、「All-Wheel-Drive」 の前の 「Super Handling」 は何だか取って付けたような、いわゆる 「和製英語」 的なイメージを感じてしまう。

<小まとめ>
いずれにせよホンダ技研工業(株)には、シビックに「i (=intelligent)-VTEC」エンジンを載せるだけでなく、「技術を端的に違和感無く表現できる知的な語彙センス」 も追求してもらいたいものである。

          + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

以上、それほど辛口でもない、やや毒吐き的なブログになってしまいましたが、悪意はまったくありません。むしろ各社には踏ん張っていただきたいと考えています。誤解の無いようお願いいたします。

最後に・・・この激動の時代に生きる我々ユーザー自身に必要な「i」は、「愛」になるだろうか?

プロフィール

「[整備] #CBR250FOURフォア [CBR250Four] 右ピリオンステップの再生・取付(サビ取り→防錆→Assy化→部 ... https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/8331665/note.aspx
何シテル?   08/14 00:00
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

[自作] タイヤ空洞共鳴音の低減・ハンコックV12evo2を静音タイヤにする 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/10/02 20:28:55
 
[近況報告・その1] 長女の初レガシィの巻  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/11/09 22:23:24
 
「”個体差” について考える」 の巻 
カテゴリ:なぐり書き
2010/08/13 19:26:31
 

愛車一覧

スバル レヴォーグ VNHCレヴォーグ STI Sport# (スバル レヴォーグ)
・注文日: 2023年01月26日 ・納車日: 2023年07月16日 <↓以下、雪道走 ...
ホンダ CBR250 FOUR (フォア) CBR250Four SE (ホンダ CBR250 FOUR (フォア))
学生の頃に新車で購入して以来、ずっとワンオーナーで乗り続けているバイク、CBR250FG ...
スバル エクシーガ エクシーガtS (年改区分:Eタイプ) (スバル エクシーガ)
YA5A型エクシーガGT(年改区分:Aタイプのターボ車)からの乗り換えです。2012年8 ...
ホンダ モンキーR モンキーR改(2種登録) (ホンダ モンキーR)
レッドバロンで中古のモンキーRを購入後、エンジン全バラシ。 ◎武川88ccボアアッ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation