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2006年01月05日 イイね!

[雪道走行] マンホールの落とし穴?の巻

[雪道走行] マンホールの落とし穴?の巻地元(雪国)では当たり前だが、
非積雪地帯では知られていない、冬のマンホールに関する話。

雪国では、冬季には様々な路面状態が出現する。ここ札幌では、交通量の多い表通りでは昼間に雪が溶けて路面(アスファルト)が顔を覗かせているが、夕方には溶けた水が凍りついて薄膜になる。そうかと思えば中通り(裏道)では雪が固まった路面だったりザラメ雪だったり、交差点ではミラーバーンだったり、溶けた部分と再氷結した部分の凹凸が激しい、通称洗濯板道路(波状路)だったりする。

このような路面では、路面の雪質に見合った運転方法(ブレーキのかけ方など)があるが、今回ブログで取り上げるのは、ズバリ、マンホールの避け方についてである。

マンホールは金属製であるため、周囲のアスファルトとは熱伝導率が異なる。また、マンホールの下には比較的温度の高い排水が流れていることもあり、その周囲とは雰囲気温度が異なるのが一般的だ。結果として、路面は根雪で覆われているのにも係(かか)わらず、マンホールの部分だけ雪が無い ・・・という状況が発生する。

例えば、左上に示す画像を見て欲しい。左上のカットは、路面に出現しているマンホールである。そして左下のカットは、その拡大画像だ。ここで注目して欲しいのは、周囲の雪との段差 だ。右下のカットは、マンホールの表面にメジャーを当てて、周囲に積もった雪(雪道の表層)との距離を測ったものであるが、その 段差は約20cmにも達する。中通りではこのような 「マンホール段差」 が、交差点を始め、そこかしこにゴロゴロ点在している。不用意に走ろうものなら、この段差に足元をすくわれて (たとえノーマル車高であったとしても) フロントリップスポイラーを破損したり、エアロスプラッシュ(純正の泥よけ、マッドガード)を破損する恐れがあるのだ。

ブログタイトルの 「落とし穴?」 とは、マンホールにフタが無いような本当の落とし穴のことを言っているのではないが、それに近いような状況もあり得るのだという警告の意味を込めて使っている。

画像の右上のショットは、軽自動車がマンホールを避けて通ろうとしているところである。軽自動車は、今でこそ13インチタイヤや14インチタイヤを装着するモデルが増えたが、商用系などで12インチタイヤを装着するモデルが 深さ 20cm (場所によってはそれ以上) のマンホール段差に突っ込んでしまったとしたら・・・。タイヤ・ホイールの半分近くが段差に埋もれてしまうことになる。いや、17インチを履いたレガシィであっても、マンホール段差に突っ込んでしまったときの乗員への衝撃はキツイものがある。特にハードダンパー(車高調)を装着したクルマでは、乗員のみならずクルマへの負担も激しいと言えるだろう。

雪国、あるいは雪国出身の者は、こうした 「マンホール段差」 の弊害を知っているので、それを避けながら走ることが自然に身に付いていると思う。ところが非積雪地帯出身の旅行者などは、そうした意識が無いためか、何度かはマンホールに車輪を突っ込んでしまうことがあると思う。要注意である。

以上、分かりやすい例として、ここではマンホールを例に取ってみた。実は同様な段差は、街中にたくさんあるのだ。例えばコンビニやファミレスの駐車場。ロードヒーティング付きの場合は、ロードヒーティング(雪無し)とそうでない部分(雪あり)との段差が極端に大きい。その他にも、除雪車が通った跡とそうでない部分との段差。日が当たる部分と日陰の部分の段差。

このように、ひとくちに 「雪道」 とは言っても、場所によってその姿は異なり、また同じ場所であっても時間帯や日にちによってその姿は異なる。雪道走行に慣れたつもりでいても、走行ごとに 「初心」 に戻って慎重な運転(※)を心がけたいものである。
(※)ゆっくり走ることが安全なのではない。路面の状況を刻一刻と読み取ること、その状況に合わせた速度で臨機応変に走ること、そして常に先を読む予測運転をすることが大切だと考えている。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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