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2006年03月12日 イイね!

MPV30~40歳台、カムリ50歳台以上、シビック58歳

MPV30~40歳台、カムリ50歳台以上、シビック58歳クルマを購入するユーザーの年齢層(または平均年齢)の話。

最近、新聞やネットニュース、あるいは各社の公式ニュースリリースを見ながら、ふと思ったことがある。何に気がついたかと言うと、自動車メーカーによっては、主力車種を購入するユーザーの年齢層、あるいはその平均年齢を公表している場合があるのだ。そう、今回のブログは、「クルマとそのユーザーの年齢層について」 だ。

まずは、今回のフルモデルチェンジで なかなか良いクルマに仕上がったと個人的に思っているマツダの MPV から。2006年03月06日付けニュースリリース によると、「購入層は 30~40歳代 ファミリー層が中心」 とある。MPVは多人数乗りだからファミリー層が中心、というのは良いとして、30歳台の購入者も多いというのは少々意外な気がした。私見だが、30歳代ならば既婚者であってもまだ子供は小さく、必ずしも3列シートワゴンを必要としないのでは?と思ったからだ。

もっとも、そのプレスリリースでは 「幅広い層のお客様に受け入れられている」 と文章が続けられているので、従来からの年配のファミリー層を確保しながら、30歳台という若者層(>だよね?)をも取り込むことに成功したのだと とらえることができるだろう。現行モデルは国内専用モデルとしてデザインされたこともあり、想定ユーザー層を絞り込みやすかったのかもしれない。マツダの狙い通り、スタイリッシュなデザインが ユーザー層全体の若返りを実現できた例 ではないだろうか。

次の例は、トヨタの カムリ。カムリも先月フルモデルチェンジしたばかりで、トヨタの中にあっては世界戦略車だ(→ 関連ブログ:2005年11月3日付け 「世界累計販売 1000万台達成の日本車について」)。2007年からは富士重工業の米国工場(SIA)でも生産されることが決まっている。そんなカムリの日本でのユーザー層は、2006年3月3日付け日経産業新聞によると、70%以上が50歳台以上 だという。7割以上が50歳以上とは、これまたちょっと驚き。と言うのも、トヨタの開発主査は、インタビューでカムリのデザインには若々しさを織り込んだという旨の内容を述べていたからだ。

この場合、デザインが若々しいからと言って必ずしも若者が購入するのではなく、「若々しいデザインを好んだ年配の方々が多かった」 という事例と言えるだろう。かつてカムリと言えば 「セリカ・カムリ」 というように、その名前の前に 「セリカ」 というペットネームが付いていた(※1)。セリカから派生したスポーツセダンという位置付けだったからだ。当時の CM のキャッチコピーは 「男30、GTアゲイン(※2)」 というものだったから、30歳台の既婚男性をターゲットにしていた頃とは隔世の感がある。歴代のカムリを乗り継ぐうちに、ユーザーの年齢層もそのまま上にスライドしていったのだろうか。

(※1):さしずめ、ルシーダと言えば 「エスティマ・ルシーダ」 のことを指すのと同様か。
(※2):かつて20歳台でスポーティカーに乗っていた者が、30歳台となって結婚して家族が
     できて落ち着いてしまったが、もう一度 GT に返り咲きたい。そんな あの頃の GT心
     を持ったお父さんたちに送るクルマが、カムリだ・・・という意味の宣伝文句。

最後に紹介するのは、ホンダの シビック。と言っても日本ではなく、自動車産業の発達したドイツでの話。2006年3月8日付け 日経産業新聞によると、ドイツで年販1万台を誇った旧型シビックは、購入者の 平均年齢が58歳 だったという。シビックで58歳ですか!かつてシビックと言えば3ドアハッチバックの若者グルマ・・・というイメージをお持ちの方々からすると、これまた意外な結果に映るだろう。いや、確かにシビックはモデルチェンジのたびに大型化し、セダン寄りのマーケティングになっていったとは思うのだが。ホンダが欧州で Type R コンセプト を発表するなど、「走りのイメージ」 を取り戻す?ことに力を注いでいるのが分かるような気がする。

クルマは単なる道具としてだけではなく、ユーザーの仕事や家族や生活状況に応じた使われ方をするから、クーペやミニバンなどといったボディ形状によって、ユーザー年齢層がある程度は決まってしまう面もある。が、子育てを終えて子離れした年配夫婦がミニバンから2人乗りのオープンカーに乗り換えする例もあることから、必ずしもクルマのボディ形状のみがユーザーの年齢を制限することにはならないだろう。

幅広い年齢層をターゲットとするのか、あるいは特定の年齢層をターゲットにするのか。それはメーカーの事情とクルマのコンセプトによるが、実際のユーザー年齢層がメーカーの想定年齢層とまったく反する場合には、商業的には成功していても開発陣としては反省することしきりではないかと思う。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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