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2010年05月06日 イイね!

TRUSTインフォメータータッチのGPSナビへの影響(誤作動)について・その5

TRUSTインフォメータータッチのGPSナビへの影響(誤作動)について・その5TRUSTのインフォメーター・タッチ装着により、パナソニックHDDナビのGPS受信感度が極端に悪化し、ナビが使い物にならなくなる・・・という現象について考えるの巻(その5:最終話)。

これまでの経緯
  ・「その1(ナビGPS誤作動の把握)」は → こちら
  ・「その2(シールドメッシュの効果)」は → こちら
  ・「その3(配線の引き回しの影響)」は → こちら
  ・「その4(フェライト・コアの効果)」は → こちら

Yahoo!オークションで落札したフェライト・コア10個のうち、7個をBP型レガシィ用のインフォメーター・タッチで使用したので、残りの3個の使用方法を考えてみた。レガシィの後付けアクセサリでDC12Vを使用するものとしては、ユピテルのスーパーキャット(GPSレーダー探知機)があるが、普段は電源OFFであること、また電源ONであってもナビのGPS受信感度に悪影響を及ぼしていないことからフェライト・コアは適用せず、代わりにホリバアイテック社製ドライブレコーダー(どら猫2)の電源コードに取り付けることにした。まぁ、こちらもノイズ源とはなっていないかもしれないが、運転中は常時電源ONとなることから、「念のため」という位置づけで付けておくことにした次第。仮に効果が無いとしても、フェライト・コアを装着すること自体は悪いことではないだろう。

<↓「どら猫2」の電源コードにもフェライト・コアを設置> <↓その拡大図(もともとのノイズ有無は不明だが)>
「どら猫2」の電源コードにもフェライト・コアを設置  その拡大図(もともとのノイズ有無は不明だが)

これで残りのフェライト・コアは2個となったので、2個ともYA5型エクシーガ用のインフォメーター・タッチに適用することにした。レガシィ用のインフォメーター・タッチとエクシーガ用のインフォメーター・タッチは同時に入手したので(ソフトのVer.も同じ)、エクシーガ用のインフォメーター・タッチでもノイズがバリバリ漏洩しているはずである。

エクシーガのナビはレガシィ同様にパナソニック製のHDDナビであるが、レガシィ用は年式の古めのCN-HD9000WDであるのに対し、エクシーガ用は比較的年式の高めのCN-HW1000DFA(ストラーダFクラス)であるという違いがある。ナビ本体の設計が新しいためか、エクシーガではインフォメーター・タッチの装着によるGPS受信感度への極端な悪影響は今のところ出ていない。その代わり?地デジの受信感度が低下したような感じがあった。

<↓エクシーガでのインフォメーター・タッチ装着状態>  <↓GPS受信感度は悪くない(GPS登録数も多い)>
エクシーガでのインフォメーター・タッチ装着状態  GPS受信感度は悪くない(GPS登録数も多い)

エクシーガのインフォメーター・タッチの配線にフェライト・コアを追加した結果は、地デジの受信感度向上を実感できるものだった。特に、フェライト・コアを装着した配線コードをモニタ(タッチ本体)裏側に近接させて引き回しさせると、都合が良くなる。ワンセグ状態の頻度が減り、フルセグ(12セグ)状態が増えるとともに、その受信エリアが多少だが拡大したように思う(未だ東京都内でしか確認できていないが)。そういえば、レガシィの地デジはナビとは別体式の専用チューナーでアンテナはロッドアンテナ式であるのに対し、エクシーガの地デジはナビ内蔵式でアンテナはウィンドウフィルムタイプという違いがある。非常に示唆的な内容だと言える。

<↓フェライト・コア増設前の配線状態(エクシーガ)>   <↓フェライト・コアを2個増設した後の配線状態>
フェライト・コアを増設する前の配線状態  フェライト・コアを増設した後の配線状態


以下に、これまでに当方が得た知見をまとめることにしよう。
(スバル車2台にパナソニックナビ2台、という組み合わせにインフォメータ・タッチ2台を設置した経験より)

■インフォメータ・タッチ(Ver.1.04)を装着した車輌と関連機器
(1)BP5D型レガシィGT specB
    ・HDDナビ       :パナソニックCN-HD9000WD
    ・地図データ      :2006年度版(スバル純正SDカードH0012AG413をインストール)
    ・地デジチューナー  :パナソニックTU-DTV20
    ・地デジアンテナ    :ロッドアンテナ式
    ・GPSレーダー探知機 :ユピテルスーパーキャットRW939si
    ・センタースピーカー  :スバル純正1DIN・部番H6311AG306(ClarionのSRK604のOEM
    ・ドライブレコーダー  :ホリバアイテックどら猫2
(2)YA5A型エクシーガGT
    ・HDDナビ       :パナソニックCN-HW1000DFA(Fクラス、カーメーカー納入型番)
    ・地図データ      :V 08.00.35
    ・地デジチューナー  :HDDナビ内蔵型
    ・地デジアンテナ    :ウィンドウフィルム式(付属品)
    ・GPSレーダー探知機 :ユピテルスーパーキャットRW989si
    ・センタースピーカー  :パナソニックCJ-PS1200KD同梱品
    ・ドライブレコーダー  :ホリバアイテックどら猫2

■インフォメータ・タッチ(Ver.1.04)を装着した当初の悪化症状
(1)BP5D型レガシィGT specB
    ・ナビのGPS受信感度が極端に悪化(信号を全く拾わず)
    ・地デジの受信感度は特に悪化せず(実用上の問題なし)
    ・GPSレーダー探知機への悪影響は特になし
(2)YA5A型エクシーガGT
    ・ナビのGPS受信感度は特に悪化せず(実用上の問題なし)
    ・地デジの受信感度がやや悪化(ワンセグ頻度多く、受信可能エリアも狭い)
    ・GPSレーダー探知機への悪影響は特になし

■各車輌に施したインフォメータ・タッチのノイズ対策
(1)BP5D型レガシィGT specB
    ・配線コード全面に汎用シールドメッシュを被せた(非アース)
    ・本体付近の配線コードにフェライト・コアを合計10個装着
    ・本体からの配線コードがなるべくモニタと同一面内に出るよう引き込み
(2)YA5A型エクシーガGT
    ・本体付近の配線コードにフェライト・コアを合計3個装着
    ・フェライト・コアを装着した配線コードは、本体裏面に近接させて引き回し

■各車輌に施したノイズ対策後の改善効果
(1)BP5D型レガシィGT specB
    ・ナビのGPS受信感度が安定的となる(ようやくナビが実用可能に)
(2)YA5A型エクシーガGT
    ・地デジの受信感度が若干向上(フルセグ頻度向上、受信エリア拡大)

■備考(実験君の結果より)
・配線コード(電源系)だけでなく、モニタ本体からもノイズが出ているようである
    → モニタ全体をアルミで覆い被せた際のGPS受信感度より
・電源コードを円筒形マグネット内に通しても、所望の改善効果は得られなかった
    → 電源ラインに対してマグネットの内径φが大きすぎたこともありそう
・ナビのGPSアンテナ設置場所は、ノイズに対して鈍感なようだ
    → とは言え、なるべくダッシュボード上面に設置した方が感度上は好ましい

以上より私的な 全体まとめ をすると、次のようになると考えている。
<ナビ編><地デジ編><対策編>の3つに分けて記述する。

<ナビ編・小まとめ>
(1)古いナビの方が、新しいナビよりもインフォメータ・タッチのノイズの影響を受けやすいのではないか。
  (ナビの回路設計そのものが持つ、ノイズに対する乱れ耐力に差がありそう。)
(2)新しいナビの場合、インフォメータ・タッチをナビ本体から遠ざけて設置することで、ノイズの影響を低減できる
  可能性がありそう。
(3)古いナビの場合、インフォメータ・タッチの配線コードの引き込み方にも注意する必要がありそう。

<地デジ編・小まとめ>
(1)フィルムアンテナの方が、ロッドアンテナよりもインフォメータ・タッチのノイズの影響を受けやすいのではないか。
(2)ナビ内蔵型の地デジチューナーよりも、別体型の専用チューナーの方が外来ノイズの影響を受けにくいかも。
  (※注:アンテナとの組み合わせにもよる。)

<対策編・全体まとめ>
(1)インフォメータ・タッチは、単にモニタの視認性だけでなく、現有他機器(ナビ、レーダー探知機、その他12V電源
  を使用する後付機器類全般)への 悪影響が出ない位置かどうか を必ず確認してから設置すべきである。
(2)インフォメータ・タッチの設置の際には、同じ位置であっても、モニタの向き(縦置き、横置き)配線コード
  の引き回し方
によって他機器への影響に差が生じたりしないかどうかも、事前に確認した方が無難である。
(3)手軽にノイズを対策できる手法としては、フェライト・コアの増設 が挙げられる。ただし、状況によっては
  1~2個程度の追加では 「焼け石に水」 状態で、思うような改善効果が得られない場合もあり得る。
(4)車輌を含む周辺環境によっては、インフォメータ・タッチの配線コードに シールドメッシュ を被せる手法でも、
  改善効果が得られる場合がある。
(5)インフォメータ・タッチ本体の基盤にチョーク・コイルを追加するなどの手法も考えられる。
  (※注:当方は試していないので効果は不明、あくまで可能性として挙げています。)
(6)地デジの受信感度を向上させる手法としては、フェライト・コア増設のほか、アンテナをウィンドウフィルム式から
  ロッドアンテナ式に変更したり、あるいはブースターを追加する手法が考えられる。
(7)一番確実、かつ絶対的な効果のあるノイズ対策は、インフォメータ・タッチの電源をOFFにすること である。
  これは、車輌自己診断ISOコネクタからインフォメータ・タッチのカプラを引く抜くことで実現可能。
  あるいはタッチの配線を加工して、手元に電源ON-OFFスイッチを追加してもよい。

以上、これまで当方が試行錯誤しながら得られた情報をまとめました。終わってみれば、ごく当たり前の結論に感じられるかもしれませんが、多少なりとも、今までインフォメータ・タッチのノイズに悩まされてきた方々、あるいはこれからインフォメータ・タッチを設置しようとお考えの方々の参考になれば幸いです(長文にて失礼しました)。

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「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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