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調布市のKAZのブログ一覧

2012年03月10日 イイね!

[CBR250Four] 始動不良→格安輸入バッテリに交換してみるの巻(その3/3)

[CBR250Four] 始動不良→格安輸入バッテリに交換してみるの巻(その3/3)バイクの始動不良を改善するため、バッテリを 「格安輸入品」 に交換してみた。症状を認知してから交換に至るまでの経緯、およびその改善効果について記録するシリーズの(その3):最終話です。

 ◎(その1) : 台湾製バッテリ落札編 は → こちら
 ◎(その2) : 使用履歴 確認編 は    → こちら
 ◎ご参考  : ホンダCBR250Four-SE とは → 公式ニュースリリース

これまでのバッテリは、丸8年間以上も 耐用していた ことに自分でも少々驚いた。・・・いやバッテリどころか、同じバイク自体を丸8年以上、乗り続ける人の方が、最近では少ないかもしれないが。

Yahoo!オークションで落札したバッテリは、念のため、交換作業前夜にFULL充電させておいた。以下、車輌から取り外したバッテリ(国内生産品)と、今回落札した輸入バッテリ(台湾製)とのパッケージ比較画像を載せておく。

<↓左:念のため、あらかじめFULL充電させておいた   右:CBR250Fourのバッテリ交換作業風景>
念のため、あらかじめFULL充電させておいた  バッテリ交換作業風景

<↓どちらの画像も、ともに向かって左側が国内生産品、右側が台湾生産品。ただし当然、生産年月は異なる>
左側が国内生産品(取り外したバッテリ)  右側が台湾生産品(今回落札した輸入バッテリ)

さて、バッテリ交換後のエンジン始動性についてインプレッションを述べると、「激変した」 という感じ。擬態語で大変申し訳ないのですが、イグニッションキーをONにしてスターターボタンを押したあとの始動音が、

 ・交換前 : キュル キュル キュル・キュキキキ・ブォ~ン・・・ビィーユ ヤーウ・ヤ・ヤ・ヤ・ヤ ヤゥヤゥヤゥ  
       (↑セルモータON  ↑クランキング ↑初爆   ↑アイドルアップ  ↑4気筒ラフアイドル)
 ・交換後 : キュル・シュパ ・バォ~ン ・バババ・ヤゥヤゥヤゥ・・・
       (↑セルONで即、初爆  ↑回転上昇 ↑アイドリング)
  ※ご存じの方々は、ホンダの250cc4気筒のカムギヤトレインの高周波音を思い浮かべてください。

何が一番違うかと言うと、バッテリ交換後は、スターターボタンを押した瞬間に クランキングが始まったかと思うや否や、すでに初爆が来ている こと。これまた感覚的で申し訳ないのですが、8年間使い尽くしたバッテリでは、スターターボタンの押釦から初爆(シリンダに一番最初に火が入ること)まで1~2秒かかり、さらに始動後も(低油温によるフリクションに負けて)エンジンストールするため、再始動を2~3回行う必要があった。

ところが新品に交換後は、スターターボタンを押した瞬間に、もう初爆が来ている。要するにセルモータへの起電力が強い(時間に対する電圧の立ち上がりが早い)ことを、改めて思い知らされた次第。

<↓バッテリ交換後の安定電圧は、約13.4[V] ← 交換前:約13.0[V]、@アイドリング1500rpmにて>
CBR250Fourのアイドリングは約1500rpm  バッテリ交換後の安定電圧は、約13.4[V]

<私的なまとめ>
(1).劣化バッテリと新品バッテリの一番の違いは、起電力(≒瞬発力)
   → 「横軸:時間、縦軸:電圧」 のグラフを思い浮かべたとき、要求電圧に対する
     出力電圧の立ち上がりが早いか遅いか(曲線の傾きが急か緩やかか)のイメージ。

(2)劣化バッテリは、要求電圧の変化に対する追従性が遅い
   → 単にバイクを走らせている(要求電圧が低めで安定している)ときには差が出にくいが、
     たとえばセルモータを回す・ヘッドライトを付ける・ウィンカーを点滅させる・ホーンを
     鳴らす・電装品をONにする、などの外的要求電圧が増えたとき、その変化による
     影響(電圧降下など)を受けやすい(追従安定性が弱い)イメージ。

(3)弱っているのではなく、本当に死にかけのバッテリの場合
   → エンジンがアイドリング~低回転域までは回っても、中高回転域以上になると
     点火が間引きされて(電気エネルギーが不足するため)失火し、まるで電気リミッター
     (気筒カット)が入ったような状態になってエンジンが吹け上がらなくなる(経験談)。

(4)劣化を防ぐためには
   → なるべく満充電状態をキープさせた方が良いようだ(wikipediaにも、そう書いてある)。

ですから、クルマの場合も 「走るだけなら、ごくフツーに走れていても」、エアコンSWをONにしたりとかナビ・オーディオなどの 「電装品による負荷が増えた瞬間に、起電力不足が露呈」 してバッテリが寿命を迎えていくような気がします。つまりオルタネータがあるぶん、劣化が緩やかで気づきにくいが、発電が効かないエンジン始動時にバッテリの底力が問われてしまうため、「何だ!昨日までフツーにクルマを使えていたじゃないか!何で今朝に限ってエンジンがかからないのだ。」なんてコトになりかねないのでは・・・。

もともとバッテリは外気温度が低いときには性能を発揮しにくいので、「劣化バッテリ車でスキー場に行った場合」 は注意が必要かも。「スキーを楽しんだあとに、エンジンがかからなくて苦しむ」 なんてパターンは避けたいものです。個人的には、普段から状態を確認できる電圧計も装備しておく ことをお勧めします(もちろん、仕業点検全般も重要です)。

なお今回交換したCBR250Fourの台湾製バッテリですが、実際には昨年9月の交換から現在までに、すでに約半年(=ひと冬を経験)していますが、何の不調もなく実に快適です。このバッテリも前回同様の寿命を保ち、向こう8年間ほど使えた場合、コストパフォーマンスは 4000円強÷8年→約500円/年 となり、一日あたりのバッテリ代は約1.4円に抑えられることになります。何事もメンテナンスは大切ですね
  
以上、今回も長文になってしまいましたが、皆さんの何らかの参考になれば幸いです。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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