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2012年10月20日 イイね!

[CBR250Four] トラブル克服のまとめ編 (走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻・その6)

[CBR250Four] トラブル克服のまとめ編 (走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻・その6)学生の頃に新車で購入以来、26年間ワンオーナーで使い続けているホンダ・CBR250Fourのトラブルを紹介するシリーズ。今回は「走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻」その(6)・トラブル克服のまとめ編。

 ◎ご参考 : ホンダCBR250Four SE とは?
             こちら → メーカー公式サイト
 ◎その(1) : 「26年目のトラブル編」 は → こちら
 ◎その(2) : 「メーカーに在庫なし編」 は → こちら
 ◎その(3) : 「錆の穴あきは深刻編」 は → こちら
 ◎その(4) : 「板金はんだにトライ編」 は → こちら
 ◎その(5) : 「DIY補修効果あり編」 は → こちら

ガソリンタンクの経年劣化(錆による腐食穴あき)で、走行中に燃料が漏れる・・・というトラブルが愛車の1986年式・ホンダ CBR250Four に発生したのが、今月上旬。漏れ部位を特定して錆取りをした結果、思いのほか穴あき状態が深刻だと発覚したのが、同月中旬。一時は専門業者にレストア依頼すること(高額の出費)も覚悟したものの、結論として DIYでの補修 を決意したのが、先日のこと。その後、通勤バイクとして無事復活し、実際に 問題なく 使用して現在に至っている。

<↓DIYでの補修後、様子見しながら実際に使って数日間が経過したが、補修部位からの漏れ・にじみはない>
  
  

所定の成果が得られたことから、DIYによる板金はんだ作戦 は一応の成功・・・と言って良いと思います。そこで今回は、このような(私にとっては)重大なトラブルを克服できた要因について、思うところを備忘録として記してみます。

(1)まずは落ち着いて ”状況把握” する
「走行中のトラブル」 というと、今回はバイクでの経験でしたが、以前はBGレガシィにて経験したことがあります。本家WEBサイトに上げている 恐怖の体験~走行中にオルタネータが故障した場合 がそれです。
肝心なことは、トラブルが起こったときに、いかに 正確に状況把握できるか? だと思います。たとえば
  ・「始動時のトラブルか?」 「停車中のトラブルか?」 「加速中/減速中/一定速でのトラブルか?」
  ・「暖機途上(エンジン冷却水温が低い)か/完全暖機後(水温上昇後)か?」
  ・「登坂/市街地/高速/渋滞、どの運転状態のときか」
  ・「トラブルの発生カ所はどこか。エンジン/ボディ/サスペンション/タイヤ/その他か」 などなど。

事実確認の積み上げ により、原因究明が早まります。そのためには、日頃から愛車の状態・状況を把握しておく必要があります。普段の状態が認識できていなければ、トラブル時に異常があると認識することができないからです。

(2)解決に向けた情報収集を怠らない
  ・同様な事例は他にないか。同じような事例がネットで見つかった場合、解決策も見つかるかも。
   (※もちろん、「みんカラ」 での情報交換が役に立つこともあるでしょう。)
  ・業者や量販店やショップなどへの打診も時には有効。「足で稼いだ情報」 が解決に効くこともある。

(3)優先順位を明確にする
部品代・工賃・諸経費が安くて日数もかからず、完璧な出来映えでアフターケア(保証)も万全な修理が出来たなら・・・言うこと無しですが、世の中、そう希望通りに進むことはありません。そこで、たとえば
  ・多少のお金と日数がかかっても、美しく完璧な修理を望むのか。
  ・時間優先か。即効性が得られたら、暫定対策でも構わないのか。
  ・純正部品にこだわるか。社外品での代用適用でも可なのか。
  ・「ここまでは譲れないが、ここから先はこだわりが無い」 などの主張はあるか。

「修理内容に優先順位を付ける」 ことが重要になってきます。特に修理をショップに依頼するときは、「修理の過程で想定外のことが発覚した場合はどうするか?」 などについても、綿密な事前の打ち合わせが必要になると思います。DIYでの場合は、「自分でできること/できない(プロに任せる)ことの 線引き をしっかり付けておく」 ことも重要です。

   + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

さーて。
バイクが直ったので、いよいよ JOJO menon を買いに行けるぞ!
待ってろ、JOJO menon(←注 : その(1) を参照)。


ということで、これまで車両の点検を容易化するため ずっと取り外していたサイドカウルを取り付けようとしたときのこと。燃料タンクとフレームの間に挿入しておいたキッチン用ペーパータオルに、うっすらとシミのようなものを発見した。このペーパータオルは、念のため 「燃料漏れセンサー」 代わりにセットしておいたものだ。しかしDIY補修カ所を点検してみても、漏れはまったく見あたらない。とすると・・・。もしや?!

燃料タンクを再び車体から取り外し、フューエルラインの前後を閉じて蒸気圧により タンク内圧を高めてみた

<↓新たなピンホールが見つかった瞬間。貫通穴の場合、タンク内圧を高めると、内部から徐々にしみ出す>
  

補修カ所とは別の部位から、JOJOに いや徐々に漏れているのを認知。証拠保全。間違いない。
(※上と下の画像で黒い部分=シャシブラックを吹いた部分が、前回、板金はんだでDIY修理した部分。)

<↓迷うことなく、今回もサクッと修理。ついでにもう一カ所、怪しいところがあったので、そちらも修理してしまう>
  

<↓左:今回は地味な服装の修理者が一人・・・  右:慣れてきたので、板金はんだの”乗り”も自然な形に>
  

板金はんだで接合(本命)したあとは、その上を金属ボンドでパテ埋めして(保険)、シャシブラックで仕上げておく。それでも不安があるなら、オプションで周囲を信越シリコンあたりでシールさせれば良いのでは、と思う。正直に言うと(冷静に考えると)、私が実施した一連の作業は、あくまで 暫定処置 の域を出るものではなく、根本対策とは言えない。この先、もぐらたたき的 にガソリンタンクからの燃料漏れが再発するかもしれない。しかし、時間とやる気 (と適切な工具)さえあれば、DIYでも何とかできそうだ・・・との思いを強くした(いずれはDIYでも根本対策をすることになるかな)。

燃料タンクからのガソリン漏れトラブルは、もしも最初のトラブル発生時の判断を見誤ったり、あるいはもしもDIY修理の際の手順を間違ったりすれば、一大事故にもなりかねない。しかし、そういった危険性を理解したうえで適切に処置していけば、バイクと付き合う側(=ライダー)の スキルアップ も実現できるように思う。

クルマもバイクも、走ってナンボの機械、いや相棒だ。犬や猫のペットは、いくら愛情を注いでもいつかは死が来る。我が家のミニチュアプードルも、この春に16年の天寿を全うした。しかし工業製品>バイク>CBR250Four>私の愛機、は、愛情を注げば注いだなりに、寿命をどんどん伸ばせる ような気がする。新車購入から26年が経過したCBR250Four。もっともっと、バイク自身が持っている性能を引き出していってやろう と思う。

<↓結局、一皮むけた?自分自身へのご褒美として、JOJO menon のほか、JOJOの奇妙な名言集もゲット>
  


CBR250Four・「走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻」 シリーズは、今回で一応終了です。
今後、耐久性を含め、何か変化がありましたら 「その後」 を報告するつもりです。
毎回の長文にも関わらず、お読みいただいた方々、ありがとうございます。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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