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調布市のKAZのブログ一覧

2013年12月09日 イイね!

[CBR250Four] その3・信越シリコン後編(続・燃料タンクからの漏れ修理)

 [CBR250Four] その3・信越シリコン後編(続・燃料タンクからの漏れ修理) 新車で購入してから27年間、ワンオーナーで使用中のバイク 「ホンダCBR250Four」 の燃料タンクから経年劣化による漏れが再発したので、再度、簡易補修しました。今回は、その補修状況についての記録 : 「その3・(信越シリコン 後編)」です。

<関連ブログ>
◎前回の修理内容 : 「走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻」
      総集編(過去ログ)は → 「板金はんだ による補修」
◎今回の修理内容・その1 は → 「現状再確認 編」
◎今回の修理内容・その2 は → 「信越シリコン 編」


「その2」 からの続き
(※以下、画像はクリックで適度に拡大します。)

■信越シリコンでシール(コーキング)する
金属パテによる修復は、パテ盛りした内側に新たなピンホール(リーク)が生じてしまった場合、経時変化によって徐々に燃料タンクから剥がれてしまい、結果として燃料漏れを防ぐことができませんでした(「その1」 で既報)。そこで今回は、燃料タンクの外板パネルへの密着性・追従性に優れる信越シリコンを塗ることにしたのでした。

<↓こちらは、燃料漏れの生じていない車輌左側(の燃料タンク内側)。この際なので、こちらも施工>


<↓CBR250Fourの燃料タンク内側の両サイドを、未然予防の意味も込めて広範囲でシリコン盛りする>


<↓燃料タンク内側の両サイド、それぞれの拡大図。実際には塗ったあと乾燥させるため一昼夜おく>
  

基本的に燃料タンクは左右対称構造で、一方の部位から燃料漏れが生じた場合、対象位置にある他方からも同じように燃料漏れを起こす可能性が高い、と見るべきでしょう。今回は車輌右側からの燃料にじみでしたが、経年劣化の進行度合い(サビの浸食状況)は、特殊事情が無ければ左右同等ですので、燃料にじみが無かった車輌左側の同等部位にもシリコン盛りした次第です。

例えて言うなら、BGレガシィの初期Aタイプで、右バンクの点火コイル(の樹脂部分)に割れが生じた場合、同じ使用履歴の左バンクでも点火コイル割れが生じる可能性が高い・・・といった感じでしょうか。いやいや、例え話がちょっとマニアック過ぎましたか

もう少し話を広げると、水平対向エンジンで、右バンクのロッカーカバー(カムカバー)ガスケットからオイルにじみが生じた場合、同じ熱履歴を受けている左バンクからオイルにじみが発生しても、何ら不思議ではないことと同様・・・でしょうか。いや、どちらも スバル以外の他車ユーザーには、あまり実感の湧かない例え話 かもしれませんが(苦笑)。

<↓信越シリコンは空気中の水分と反応して硬化するので、塗った厚みに応じた硬化時間が必要>
  

■シリコン硬化後に燃料タンクを再組み
シリコン塗布から一昼夜ほど放置し、塗った箇所を手で触ってみて十分に硬化していることが確認できてから、車体(CBR250Four)に燃料タンクを戻します。

<↓後日、別ネタとしてアップロードしますが、ヨレヨレのシート(黒)も予備の(青)に同時交換しました>


  

<↓左:ぁゃιぃ後ろ姿の作業者が一人・・・  右:抜いた燃料を携行缶からタンクに少量戻す>
  

燃料タンクを車体に復元したら、タンクにガソリンを満タン給油するのではなく、まずは様子見として少量注ぎます。タンクキャップ(エアロプレーンタイプ)を締めて蒸気圧による微少加圧状態となったとき、シリコンを盛った箇所から燃料がにじんでこないか。常温で問題なくても、エンジンの発熱が加わったときににじみが再発しないか。振動が加わっても大丈夫か。

あるいは、そもそもシリコン盛りした箇所が車体側(エアクリーナーボックスの筐体や車体ハーネスなどと)干渉していないか。・・・などなど、段階的に問題ないことの念押し確認をします。まぁ、見込みがあるから施工するワケで、ダメそうだと分かっているなら、作業工程上、最初から燃料タンクの復元には進まないのですが。

<↓信越シリコンによる暫定処置を終えたCBR250Four。その後、実用上 問題ないことを確認しました>


「燃料漏れ再発」 に対し、今回もあくまで 暫定処置 ながら、信越シリコンによるコーキング(リーク部分のシール)という手法で危機を脱することができました。本来ならば、信越シリコンの中でも、より耐油性・耐燃料性に優れるグレードを選択したいところでしたが、まずはホームセンター(ヤフオク!でも)で簡単に入手可能な KE45W(汎用グレード) で試してみた次第です。

この修理自体は、今年の10月に実施した作業ですので、現在までに約1ヶ月が経つのですが、その間、実際に CBR250Four を問題無く使えています。ほぼ毎日使うバイク(稼働休止状態になると不都合が生じる)のため、私本人としては、あくまで ”暫定処置” という位置付けではありますが、今回の 「信越シリコン作戦」 は一応の成功だと思っているところです。


「その4」・まとめ に続く。
   ↓
まとめ では、前回の暫定措置(板金はんだ&金属パテ)から今回の暫定処置(シリコン盛り)に至るまでを通して、「良かった点」・「悪かった点」 についての ”振り返り” をする予定。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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