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調布市のKAZのブログ一覧

2014年03月31日 イイね!

[スイフト・スポーツ] その9・コストは、かけるところにはかけている(作り込みを見るの巻)

[スイフト・スポーツ] その9・コストは、かけるところにはかけている(作り込みを見るの巻) 2.0Lの4WDターボを乗り継いできた私が、以前から興味のあった スイフト・スポーツ(CVT車と6速MT車の両方)同時試乗 してきました。

スバルユーザーの立場から見た、スズキディーラーの印象とスイフト・スポーツに関する雑感を、複数回に分けて述べています。

今回は 「(その9)・コストは、かけるところにはかけている 編」 です。
(※今回も、例によって・・・いや、いつも以上に長文です。 (^^;) )



<「スイフト・スポーツ試乗」 関連ブログ>
◎「その1」 は こちら → 試乗に至るまで 編
◎「その2」 は こちら → スズキディーラーの印象 編(トイレまで徹底した「お客様主義」)
◎「その3」 は こちら → CVT車に試乗、前編(チャイルドシートの装着性)
◎「その4」 は こちら → CVT車に試乗、中編(冷態時の発進加速性)
◎「その5」 は こちら → CVT車に試乗、後編(CVTの変速特性とマニュアルモード)
◎「その6」 は こちら → 6速MTに試乗、前編(シフトは軽いがストロークが大きい)
◎「その7」 は こちら → 6速MTに試乗、後編(シフトフィールの差は設計思想の差)
◎「その8」 は こちら → 見積もりとレガシィの査定 編(自車の現状価値を知る…の巻)


(その8)からの続き
■見積もりとレガシィの査定
スイフト・スポーツの見積もりをしていただく際、付属品として 「愛車セット」 的なものがあるかどうか、また 「オプション部品のセットパッケージ」 があるがどうか、を尋ねました。

「愛車セット」 というのは、かつてトヨタの販社では良くみかけたのですが、例えばクルマを買うときに、ユーザーが 「要らない」 と言わない限り、付属品として付いてくる洗車用具(ブラシ・スポンジ・シャンプー・ワックスの類)などのことです。私の実家(@札幌)では、代々ハイエースを買い換えしていたのですが、愛車セットと称して毛ばたきやスノータイヤが車両本体価格に上乗せされて販売されていました。

「オプション部品のセットパッケージ」 というのは、単独で買うよりもセットで買った方が安くなるオプション設定のことです。例えば、エアロパーツで言うと 「フロントリップ+サイドスカート+リヤアンダースポイラー」 とか、「フロアマット+ラゲッジマット」 とか。販社によっては 「ベースキット」 と言うかもしれません。

対応いただいたセールスウーマンによると、愛車セット的なものもセットパッケージも、ともに設定はございません、とのこと。ならば、ということで、以下の内容で見積もりをお願いしました。
 ◎スイフト・スポーツ : 6速MT、ディスチャージヘッドランプ、車体色チャンピオンイエロー4、
 ◎オプション部品  : フロアマット、ナンバープレート飾りボルト
 ◎備考         : 消費税は8%で見積もりをお願い

「ナンバープレート飾りボルト」 にはシルバーとゴールドがあり、どちらも エクシーガやレガシィに流用できるな、と思ったので見積もりに加えてもらいます。ヘッドライトのHIDは単独OPではなく、HIDを選ぶと オートライトまで付いてくる(メーカーセットOP)のが不満 と言えば不満。

<↓オプションカタログに記載の画像にはすべて番号が振ってあり、解説文の番号と紐付けされている>
  

スイフトのアクセサリーカタログ(OPカタログ)を見て思ったことは、「見やすさ」 に配慮されているということ。すべての画像に番号が振られており、その脇の解説文にも番号が振られている ので、「どの画像がどの説明文に対応するのか」 が一目瞭然であること。他メーカーから来て、初めてスズキのクルマを検討する者であっても、見間違えることはまず無いでしょう。親切な作りになっています。

■BPレガシィから乗り換えると追い金は・・・
作成いただいた見積もりを見ると、車両本体で約179万円、私が指定したOPで約2万円、諸費用で約24万円、合計で約205万円と出ました。BPレガシィGT spec Bの査定額が、約80万円(※概算値)だったので、差し引き約125万円で、レガシィからスイフト・スポーツに乗り換えることができます(※値引きゼロとした場合)。・・・まぁ、実際には乗り換えませんけどね・・・。

<↓スイフト・スポーツは値引き無しとした場合、フロアマットなどを付けて約205万円の見積もり額>
  

<↓むむむ? 下取り車の欄で、型式がBP5となっているのに「レオーネ・ツーリングワゴン」って・・・>


下取り車の欄は、自社製品(スズキ車)の場合は車体番号をPC上に打ち込むと、自動で車名やグレードが記載されるようになっているのに対し、他社(今回はスバル)の場合は見積もり作成者がPC上で車名を画面から手動選択するそうです。車名が「アイウエオ順」に出てきたので、ラ→リ→ル→レ・・・と出たところで、ワゴンを選択したら間違ってレオーネとなってしまいました、申し訳ございません、と説明いただきました。

■意外な部分が作り込みされている
見積もり書を作成いただいたので、今度はショールームのスイフト・スポーツをじっくり眺めさせていただくことにしました。前回訪問したときは、試乗による動的な観察でしたので、今回は静的な観察をメインに行おうと考えていました。

以下、スバルユーザーの目線で、いくつか気がついたことを順不同で列挙していきます。
(※スバルユーザーというよりも、「調布市のKAZ」 による私的な目線で、という感じかも・・・。)

<↓まずはトランクルームの容量からチェック。スペアタイヤは無く、サブトランクにはパンク修理キット>
  

<↓トランク床のボードを開閉してみたところ。「ボードOPEN」の際、自立して立て掛けることが可能>
  

サブトランクを見るため、トランク床のボードを持ち上げたときに、持ち上げたボードが手を離しても自立して立て掛けておくことができることに気がつきました。単にガイドの部分を自立可能なように成形させるだけですので、コストをかけずに品質の作り込みがされている 部分だと思いました。

<↓厚みのあるボードを水平&立て掛けで設置可能(以下、各画像はクリックで800×600に拡大)>
  



  

■こんなところにもコストをかけている
コストをかけずに作り込みされている部分だけでなく、コストをかけてまで作り込みしている部分もありました。例えば、リヤシートの背もたれ(シートバック)の金具が固定されていない(キャッチャのラッチがハマっていない)ときには、警告表示が出るような仕組みになっています。

<↓リヤシートの背もたれのレバーに注目。背もたれを前方に倒すとき、このレバーを操作します>
  

<↓倒した背もたれを元の位置に戻す際、金具にキチンとハマっていないと、赤色の警告が出る>


<↓拡大図。背もたれが固定されないと赤色警告が出て、固定されると連動して収納される仕組み>
  

シート関係は法規が厳しく規定されています。

たとえユーザーが間違った操作や不適切な操作をしたことが原因で事故が生じてしまった場合であっても、そもそも 根本対策・源流思想 として、そのような 「間違った操作・不適切な操作」 が生じないようにメーカー(スズキ)側で配慮した設計にしておこう、という思想が、この赤色警告表示システムから読み取れるような気がしました。

リヤシートの背もたれのレバーを見て、そう思うのは私以外にはあまりいないかもしれませんが、「乾いたぞうきんを絞る」 と評されたトヨタ以上にコスト意識の強いスズキが、あえてコストのかかる構造をシートバックレバーに採用していることは、(私としては)陰ながらの 企業メッセージ のように受け取った次第です。

■その他、気がついたこと
内装以外にも、外観やボンネットを開けてエンジンルームも見てみましたので、以下、目が向いた部分を紹介します(※あくまでスバルユーザーの視点(・・・というか、私の視点?)になります)。

<↓ドアミラーのステー形状は空気抵抗を考慮?>


<↓ボンネット開にて。アッパーカウルの左右両端が、そのまま車両後方にビームを介して伸びている>


<↓左右のビーム後端がストラットハウジングに固定されているのは、多少なりとも強度を考慮?>
  

<↓カウルでは、わざわざワッシャ付きのボルトを採用>


<↓よく見ると、バッテリの横にあるのがECUのようだ。室内置きではなくエンジンルーム内の設置だ>
  

<↓さらにラベルを見てみると、ECU部番:33910-70L00、生産は(国内ではなく)ハンガリー製と読める>
  

ECUを日本国内ではなくハンガリーで生産しているのですか。
さすがスズキのグローバル・カーですね(※ブログ中の画像は、各々クリックで800×600に拡大します)。

<↓(ターボではなくNA車ですが)吸気ダクトのバンドクランプは、作業性と抜けに強い奢った仕様か>
  

<↓エアフロメータは日本のDENSO製のようだ。このへんは信頼性と調達性とコスト面での採用か>
  

・・・とまぁ、スバル車のオフ会ではボンネットを開けてエンジンルームを見ることが多いのですが、そんなイメージでスイフト・スポーツのボンネットを、スズキ・アリーナ店のショールームで開けて、エンジンルーム内の部品をしげしげと覗いてきました。といっても、すでに見積もりをいただいた後ですので、眺めていた時間は10分程度の短時間でしたよ(※他のお客様の迷惑にならないよう、一応、配慮したつもり)。


「その10」 に続く。
次はいよいよ最終話(「まとめ(統括)」)となる見込み。
  ↓
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2014-04-06(Sun.) : 更新
「最終話」 その10・スイフト・スポーツを総括する(CVT&6速MT、ディーラーの対応) をアップロードしました。

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「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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