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調布市のKAZのブログ一覧

2015年04月12日 イイね!

[CBR250F] その3・業者対応困難→秘密兵器の巻(DIYデントリペア修理・交換)

[CBR250F] その3・業者対応困難→秘密兵器の巻(DIYデントリペア修理・交換)ワンオーナーで29年目に突入したバイク・ホンダCBR250Four(昭和61年=1986年式)は、燃料タンク内部からの錆び進行のため使用不能に。

入手困難な特別限定色の青色タンクをようやく手に入れたものの、長期在庫のキズあり品で、デントリペア業者は凹みの修理困難との見積もり。そこでDIYでデントリペアを施して修理交換するまでの、一連の作業に関する備忘録ブログです。


<関連ブログ : CBR250Four・燃料タンクのDIYデントリペア&交換>
◎「その1」 → 燃料漏れ再発 の巻
◎「その2」 → 落札後の現品確認の巻

その2・落札後の現品確認の巻 からの続き

■デントリペアに対する疑問、の巻
いくら代替品が見つかったとはいえ、大きく凹んだままの燃料タンクに載せ替えるのも気が引ける。ということで、まずは専門の業者・・・デントリペア業者に現物を持ち込んで、話を伺うことにしました。

ここで 「話を伺う」 という表現にしているのは、最初から修理費用の見積もりを取るのではなく、私なりの疑問点があるため、まずはその疑問に対するコメントをいただきたい・・・という思いからです。

<デントリペア業者さんに対する 私の疑問点>
(1)そもそも、自動車(四輪)ではなくバイク(二輪)も取り扱っているのか?

(2)果たしてバイクの燃料タンクは、修理可能なのか?
  タンクの内壁にキズを付けずに修理できるものなのか?

  → 私の認識によると、デントリペアとは、鋼板を内側から押し出す修復技術のはず。
    とすると、鋼板の内側にはツールによる引っかきキズが出来ても不思議ではない
    ガソリンが触れるタンクの内壁に、引っかきキズがあるとマズイのでは?

(3)もしも修理可能とするなら、およそいくらくらいの修理費用となるか?

■デントリペア業者に持ち込み、の巻
さっそく、落札した燃料タンク(現物)をレガシィに積んで、デントリペア業者に話を伺いに行きます。到着して、係員に相談します。具体的には、上記疑問点の(1)~(3)の順に話を伺います。

私  : 「実は、かくかくしかじか。」
係員 : 「う~ん・・・。バイクのタンクですか。ちょっとできないですねぇ。」

いきなり渋い顔をされました(>でも、私の予想の範囲内です)。
渋い反応をされた理由は、次の2点に集約されます。
 ・燃料タンクの場合、開口部が給油口(=燃料キャップの部分)しかなく、ツールが届きにくい。
 ・デントリペアの際、テコの原理で支点となる部分を確保するが、燃料タンクだと確保できない。

タンクの凹み(ツールの作用点)に届いたとしても、おのずとツールの支点は燃料キャップの開口部となってしまう。力を加えた場合、開口部が強度的に持つ(歪まない)かどうかが分からない。・・・とのことでした。

現物を持って来ているので、それを係員に見ていただきながら、質問を続けます。

<↓せっかく現物を持参しているので、現物を見ていただきながら、私の疑問に対するお話を伺うことに>
  

私  : 「そもそも、燃料タンクの内壁にキズを付けずにデントリペアは可能なのでしょうか?」
係員 : 「いえ、内壁はツールでこすったり、引っかいたりしますので、キズは多少付きますね
      クルマの場合は、そこ(例えばドアの内側)は外から見えない部分になりますし、
      雨や泥がジャバジャバと、かかる部分でもありません。」

係員 : 「内壁にキズが出来ても、常にガソリンを満タンにして空気に触れないようにすれば・・・。」
私  : 「いや、それは事実上、できないです。走っていればガソリンは減りますので。。。」

<↓デントリペア業者に話を聞けば聞くほど、対応が困難だということが明らかになってきます>
  

私  : 「凹みの部分に外から溶接棒をくっつけて、引っ張り出すBPは可能でしょうか?
      (※注 : BPとは板金作業のこと)
係員 : 「可能ですが、古いバイクの場合は、デカールなどが欠品のことが多いですねぇ。」
     「バイクの場合、デカールやステッカーを先にタンクに貼ってからクリアを吹くので、
      クルマの場合と較べて、塗装工程も異なってくる(特種な場合が多い)のです。」

確かに CBR250Four の燃料タンクのデカール(「HONDA」 とか 「SUPER SPORT」 とか)は、すでに入手困難で、ヤフオクでも出品自体を未だ見たことがありません。

私  : 「ご説明ありがとうございます。最後に・・・もしも修理可能だとした場合、
      この凹みサイズでは、費用はいくらくらいになるでしょうか?」
係員 : 「このサイズなら1ヶ所あたり1万5千円~から、が目安だね。
      2ヶ所なら、最低でも3万円~以上だね。」

私  : 「お話を聞かせていただき、どうもありがとうございました。」
係員 : 「どうしても・・・っていうなら、今、そのタンクをココに置いていってくれたら、
      あとで修理スタッフに詳しく見てもらうように手配するよ。」
私  : 「いえ、いったん家に持ち帰って検討します。重ねて、ありがとうございました。」

■決意の巻
対応いただいたデントリペア業者の係員にお礼の言葉を述べて、燃料タンクをレガシィに積み、私は帰路に就きました。タンクの内壁を傷つけずに修理するには、特注となることでしょう。特注ともなれば、数週間はタンクを預けることになる。その間、バイクは使えない。費用も高額になることでしょう。

車中、私は 「DIYでデントリペアするぞ!」 という決意を固めました。
DIYでのデントリペアにトライするのは、今回が2回目です。前回の実績は、レガシィのドアパンチ被害をDIY修理(DIYデントリペア+DIY塗装研磨)したときですね。

<関連ブログ : レガシィのDIYデントリペア&塗装研磨>
◎[デントリペア] → DIYによる修復作業を総括する(レガシィ修理報告vol.13)

■秘密兵器の巻
私自身、まったく勝算がない修理に挑むことはしません。自分でできないことは、素直にお金(対価)を支払って業者さんなり、その道のプロに依頼します。これまでも 「自分で出来そうなこと/できないこと」 の線引きは、しっかり見極めてきたつもり です。

今回、ホンダ CBR250Four の燃料タンクについて、DIYでデントリペアをすることに決めましたが、実はその際に ”役に立ちそうな秘密兵器” があるのです。今年の正月に、北海道に帰省したときに入手しておいた ”スネークカメラ(工業用の簡易内視鏡)” が、それです。

<スネークカメラ:簡易内視鏡>
◎[スネークカメラ] → [2015年・初売り] ホーマック&サンワドー編(東京→札幌 その7・スネークカメラ)

<↓2015年01月19日付けブログ で紹介したスネークカメラに、早くも出番が回ってきました>


<↓キャリングケースを開けたところ。本体のほか、先端に接続する付属アタッチメント(後述)もある>


<↓お試しで CBR250Four の燃料タンクを写し出してみる>


<↓とりあえずは使えそう。LEDの照度は4段階に切り替え可能>


<↓左:先端に接続可能なミラーやフックなどが付属する  右:設定画面で日付を入力する>
  

<↓スネークカメラの画面上の初期設定を終えて、いよいよ燃料タンクの中を探索することに>


<↓外側の凹みに相当する部分の状態をタンクの内側から観察して、判断の一助とする予定>


当方はプロではありません(プライベーターです)ので、DIYデントリペアの方針として
 ・完璧な修理を求めるのではなく、あくまで 「目立たない程度まで修復する」 こと
 ・ただし、「燃料タンクの内壁にはキズを付けない」 こと(>これは必須)
とします。


・・・果たしてうまくいくでしょうか。


(その4)に続く
 ↓
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2015-04-14(Tue.) : 更新
[CBR250F] その4・スネークカメラ活躍の巻(燃料タンクのDIYデントリペア・交換) をアップロードしました。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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