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調布市のKAZのブログ一覧

2020年06月26日 イイね!

[CBR250Four] 5~6月のメンテ(キャブレター同調の作業依頼 編)

[CBR250Four] 5~6月のメンテ(キャブレター同調の作業依頼 編)ホンダMC14型 CBR250Four(1986年式) のメンテとして、DIYでエンジン内部からの異音調査、エンジンオイルの交換などを実施。その際に#2番気筒の失火を認知したため、過去の経緯から「2りんかん」さんにキャブの同調作業を依頼しました。

◎「(1)聴診・ブローバイ・thケーブル・添加剤・清掃編」→ こちら
◎「(2)異音調査・左クランクケースカバー脱着編」→ こちら
◎「(3)オイル交換(10W-50)と#2気筒の失火認知 編」→ こちら

■症状の再発
特定気筒の失火は今回で3度目であり、前々回は「2りんかん」さんで「キャブレターのオーバーホール」&「燃料コックの負圧ホースの交換(経年劣化により脱落して2次エアを吸っていた)」を措置していただき、いったんは解消。

車両を引き取ったその直後、失火が再発。このときはキャブの同調を実施いただいて解消。これが2度目。そして今回が、都合3度目の発生となります(過去の経緯は → こちら )。…こうした整備履歴を踏まえて、今回も「2りんかん」さんに作業依頼します。


# 前回の作業から、高々3ヶ月程度しか
# 経過していない…ということも加味。

■事前予約
飛び込みで店舗を訪れても、すぐには作業に取りかかっていただけませんので、あらかじめサービスカウンターで入庫予約をします。

過去の同店での整備履歴を説明した上で、今回もキャブの同調を依頼したいこと。その際、エンジン内部からも「カラカラ音」が聞こえることや、異音の原因追及は失火症状を解消(エンジンを正常な状態に復活)させてからの方が良いと考えていること…などを伝えました。

その結果、整備の立て込み具合を加味して、約2週間後に車両を預けることになりました。その間、CBRは(定期的にエンジンを始動させるだけで)乗ることを控えました。


# ちなみに、その間は妻のホンダPCX(124cc)を
# 借用して しのぐことにします。

<↓6/7(日)に来店し、6/21(日)に入庫、翌6/22(月)からの作業着手となりました>
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■入庫当日
CBRは自走可能なので「2りんかん」さんまで乗っていきます。少し遅れて、妻にはエクシーガで後追いしてもらい、CBRを預けたあとに現地で拾ってもらいます。

<↓乗らない間も定期的にエンジンを始動させていたので、入庫当日もすぐに始動(でも#2は失火したまま)>
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自走はできるけれども、全然パワー感がないね。

前回の失火時には、交通の流れに乗ってごくフツーに走れましたが(失火していることがわからないほど)、今回は明らかにパワーダウン。おまけに吹け上がりも鈍い。速度リミッターが利いているかのごとき加速感。「こりゃ、やべーな。」という感じ。


<↓何とか無事に「2りんかん」に到着>
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■店舗前でDIY
無事に店舗に到着したのは良いけれど、一つ主要なことを忘れていました。入庫前に、あらかじめセンターフェアリングやサイドカウルなどの外装パーツを取り外しておくことを、すっかり忘れてしまっていました。

いとも簡単なカウル類の脱着でも、店舗が実施すると工賃が修理費用に加わります。余計な出費は避けたいので、急ぎ、店舗の駐車場スペースで(他の来場客のジャマにならないように)カウル類の取り外し作業に掛かります。


# いつものDIY工具類は、自宅のレガシィの荷室に積んだまま。
# 今 ある工具は、CBRに標準装備(車載)の純正工具しかない…。

<↓車載工具をシート下から取り出す。昭和の純正工具は、令和のバイクに付属の純正工具よりも数は多いか?>
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今どきのバイクに較べると、昭和のバイクの車載工具は充実している方でしょうか? それでも DIY でメンテする者からすれば、最低限のセットであり、実用上は貧弱に見えてしまいますが…。

まぁ、工具があるだけラッキーです。急ぎ、キャブセッティングの際にジャマになる外装パーツを取り外しにかかります。


<↓フロントのサイドフェアリングを外そうとしたが…純正ドライバーではトルクが掛けられない>
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車載のドライバーは握り手(グリップ)が細く、力を込めて回そうとしても、なかなか力が入りません。普段だったら何も考えることなく楽勝で外せるネジがビクともせず、なかなか緩みません(汗)。

フロントのサイドフェアリングの固定ボルトは、頭部が「+」にも「-」にも対応する形状ですので、ここは「手持ちのコイン+プライヤー」を使ってトルクを掛けられる体制にします。


<↓締結ボルトの「-」部分にコインを深く掛けて、そのコインをプライヤで回転半径を稼いでトルクを掛ける>
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上記手法でようやく締結ボルトを緩めることに成功。
これでフロントセクションの外装を取り外せます。
次はセンターセクション(サイドカウルの取り外し)です。


<↓手の中で空回りするドライバーは、柄の部分をプライヤーで挟み込んで大回しすることで緩められました>
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一時はなかなかボルトが緩まず、「また出直し」も頭をよぎりましたが、何とか対処できました。たったこれだけの作業でしたが、意外に手こずりました(所要時間:10分間くらい)。

<↓(前から)何とか無事にキャブ周辺の作業エリアをストリップにしたCBR>
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<↓(後ろから)ガソリンタンクは外して持ち帰るわけにもいかず、そのまま>
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■声がけされる
店舗前でカウル類を取り外す作業をしていると、まずローライダー風のスクーター乗りの2名が、マジマジとCBRをのぞき込んできました。話し声がこちらにも聞こえたのですが、「コレ、かっけーな」と言っていたので、まぁ悪い気はしません。

今度は別のライダーから声を掛けられました。
 「すいぶんと懐かしいバイクにお乗りなんですね。
  これは私の高校の先生が乗っていたバイクですよ!」
そこから少々、私も話をさせていただきました。

見ず知らずの方々から、こうして 気軽に声をかけていただける存在 となったMC14型CBR250Four。「大切に乗り続けてきて良かったな」と思える瞬間です。


■メカニックさんに申し送り
サービスカウンター(受付)で電話予約済みであることを伝え、入庫のための諸手続を開始。諸手続とは、例えば同意書にサインすることなどです。手続きが終わったら、裏のピット入口までCBRを回します。

<↓ピット入口にて。このあと、メカニックさんにいろいろな情報を申し送りさせていただく>
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受付では「過去の入庫状況」「失火しているのでキャブの同調をお願いしたいこと」「エンジン内部から異音(カラカラ音)が聞こえること」を伝えてありますが、やはりユーザーである私の口から直接、メカニックさんに申し送りさせていただきたい旨を、申し出ておいたのでした。

<↓事前に作成し、印刷しておいた「申し送り書」を持参のうえ、メカニックさんに手渡ししました>
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前回の失火の際に対応いただいた(当時の)メカニックさんは異動された…とのことで、今回は新しいメカニックさんに申し送りをさせていただきました。

申し送りの内容は、
 ・過去の同店での整備履歴と内容(実施時期も)
 ・いま起きている症状(何に困っているか)
 ・どうしたいのか(依頼内容や規模など)
 ・直近のDIYによるメンテ内容(新品交換部品など)

について、上記の画像に示した「申し送り票」に基づいて説明させていただきました。ついでなので「エンジン異音」についても解消したく、何か気づいた点がありましたら教えていただければ…と要望しました。

メカニックさんは納得の表情で聞いていただきました。

逆にメカニックさんからは「過去に入庫いただいた際は、単に入庫情報しか残っておらず、(当時)どこをどのように手を入れたのか、当店では残念ながら記録が残っていないのです。分かるでしょうか?」と聞かれたため、
 ・キースター(岸田精密工業)さんのキャブ燃調キットを持ち込み
 ・交換いただいた部品は処分しないで、各気筒ごとに取り置き保管
していることを、私の方から追加説明いたしました。


<↓こちらが前回持参したキャブレター燃調キット。今回も活用いただく可能性があるため、持参しておいた>
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<↓前回の作業で交換したキャブレター内の構成部品。これを見ることで、何が未交換なのかが一発で分かる>
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前回の作業依頼の際に、当時のメカさんに「交換した古い部品は捨てずに、各気筒ごとに小袋に分類してほしい」と頼み込んでおいたことが、あとになった今、こうして役に立つ情報として活用できています。何事も事前配慮が利いてきます。

こうしてCBRを「2りんかん」さんに預けました。
個人的には、預ける期間はおおよそ1ヶ月間くらいか?と思っています。

キャブのセッティングは(素人が踏み入れると)ドツボにはまりそうな領域に感じたことと、(新型コロナウィルス後は)忙しくなって 私自身が あまり自由な時間が取れそうにないことから、今回の依頼に至った次第です。


■中間報告
数日後、「2りんかん」さんから 整備に着手した旨の電話をいただきました。以下は、その際に交わした会話の概要です。

<メカニックさん → 当方への初動の報告内容>
 ・#2番の失火は、点火プラグの交換により解消しそうであること
 ・今後、長期放置後の始動で症状の様子見をする予定であること

<(上記報告を受け)私 → メカさんへの質問>
 ・特定の点火プラグのみがダメになることは、ありえるのでしょうか?
 ・アイドル放置試験(EGかけっぱなしで安定性を見る)は行いますか?
 ・長期放置後の始動性確認は、N増し試験をされますか?
  (1回だけでなく、2回目の放置からの始動、3回目の放置からの始動。)

<(当方の質問に対する)メカさんのコメント>
 ・何らかの不良品だった可能性が考えられます(工業製品なので)。
 ・すでにアイドル放置試験は実施済み。
  (なので、点火プラグ交換で失火せずにIDLが安定していることを確認。)
 ・長期放置後の始動試験は、その結果と状況次第でN増し要否を判断します。

エンジン異音に関しては、まだ探っていない(失火の解消を優先)とのことでしたので、ユーザーである私が確認した下記の各項を追加説明させていただきました。

<当方 → メカニックさんへの追加情報>
 ・サウンドスコープ(エンジン聴診器)により、吸気系や動弁系
  よりもクランク系から異音がよく聞こえと。
 ・クランク系は、右側よりも左側からの方が、よく聞こえること。
 ・実は左側のクランクケースカバーを分解して、
  (1)あくまで目視確認であるが、異物混入は見当たらなかったこと
  (2)クランクが360°回転する間、120°毎にカチッと音がすること
  (3)過去に、セルスタート時にエンジン回転が1度だけロックした
    ことがあり、そのときはギヤを1速に入れた状態で車体を前後
    に揺すってから再度セルスタートさせるとエンジンが始動した。

あまり余計な情報を展開して「プロのトラブルシューティング(故障解析FTA)に差し支えが出たらマズイ」と私は考えていたのですが、メカニックさんにとっては「いやいや、貴重な情報です」「個人でそこまで確認される方は、まずいらっしゃらないですよ!」とのことでした。← いまココ。

今回、運良く失火も異音もどちらも解消して「安心して日常生活に供する」ことができるようになればなぁ…と思っています。まぁ、異音の解消には少々の時間を要するかもしれませんけどね。


「つづく」
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2020-07-05(Sun.) : 更新
[CBR250Four] メンテ状況の続報(#2気筒失火とエンジン異音の件) をアップロードしました。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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