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調布市のKAZのブログ一覧

2021年12月09日 イイね!

[CBR250Four] 低温時エンジン始動剤用 インテークガイドホースの設置

[CBR250Four] 低温時エンジン始動剤用 インテークガイドホースの設置12月に入り、いよいよ冬らしくなってきました。車齢35年のホンダCBR250Four(1986年式MC14型)にとっては、低温時のエンジン始動にだんだん時間を要する季節となりました。

そう、愛車のCBRはキャブレター車であって、PGM-EFI(電子制御燃料噴射装置)車ではないのです。そこで、冬本番を迎える前に対策を打つことにしました。


■低温時のエンジン始動剤
キャブ車でエンジンがかかりにくいとき、始動を助けるためのケミカルが市販されています。私の場合、CBR250Four のパーツレビューにも記していますが、「スターティングフルードW-30」というエンジン始動剤を使っています。

◎パーツレビュー → ENEOSトレーディングUTC スターティングフルードW-30(エンジン始動剤)260ml

主成分はジエチルエーテル(C2H5-O-C2H5)なのですが、コイツが効果バツグン。ただし、吸気系(エアクリーナーの前/後どちらでも可)に狙って噴射する必要があります。


<↓スターティングフルードの素の状態。ノズルは広域拡散用で、集中スポットタイプではない>
 

<↓たまたま手元にあったドライファストルブのスプレーノズルとサイズが合ったため、置換して代用>
 

エンジン始動剤(スターティングフルード)をCBRに適用するときには、上記の画像に示したように、両者のスプレーノズルを取り替えて使用し、吸気系に効率良く(なるべくムダにしないで)噴射するようにしていました。

■CBR250Four の吸気系
CBRの吸気系の入口(エアインテーク)は、燃料タンクの下方でシート前方に位置しています。外側からは見えにくい隠れた位置にあるため、シートや外装パネルを取り外ししないまま、吸入空気口に正確にエンジン始動剤をスプレーするのは困難です。

<↓CBR250Four の吸入空気口は「燃料タンクの下、シートの前方」の見えない位置にあります>


<↓せっかくスプレーノズルをスワップしても、見えない吸入空気口に正確に噴射するのは困難>
 

<↓(参考):実際の吸気系の部品構成とレイアウトはこんな感じ>


■対応策の検討
エンジン始動剤として効果の高いジエチルエーテルは、ワンプッシュたりともムダ遣いはしたくない…(そこそこ値が張るし)。とすると、考えられる対策として「始動剤用のガイドホース」をインテークダクト内に設置すれば良い…という発想に行き着きます。

<↓まずはCBRのシートを取り外してみる>


<↓さまざまな内外径のホースを準備する(どれが適するか分からないため、現物合わせをする)>
 

要するに、CBRの吸入空気口(エアクリエレメント付近)に効率良くスポット的にジエチルエーテルを導入できるようなガイドホースを増設し、ホースの一端から始動剤を噴射すれば、他端から集中的に(途中で漏れること無く)導入されるようにしたい。

<↓吸入空気口付近の全景>


<↓少しだけ近接(黄色で囲った部分が吸入空気口)>


<↓さらにアップで撮影(奥に円筒形の赤色エアクリエレメントが見える)>


■現物合わせ
準備したホースの中から、まずは最大径のものをあてがってみます。ホースの一端を、吸入空気口を経てエアクリ-ナーエレメント近傍に挿してみます。

<↓エアクリ側は(ガイドホースとして)これで十分な感じですが…>


<↓実際にシートを載せてみると…あらあら…>


<↓ホースが途中で潰れるでは あ~りませんか!(>ダメだこりゃ)>


ガイドホースの外径を、さらに2まわりほど小径化して再トライ。

<↓さらにガイドホースを小径化して仮設置してみるが…>


<↓シートのスキマを通すことも、サイドパネルのスリットに通すことも困難>
 

そこで思い切って、事前準備した中からいちばん小径のガイドホースでトライしてみます。

<↓円筒形のエアクリエレメント内には、容易にホース端面を挿入可能>


<↓上記からさらに近接して拡大撮影すると、こんな感じの引き回し状態>


良さげな感じでしたので、ガイドホースの他端をカットします。

<↓ホースの他端が、サイドパネルの外側に出たところでカット>


<↓あらかじめ備え付けておいた結束帯(針金)で、ホース他端をくくりつける>


これでイケそうな感じがしますので、念押しでシートを載せてみます。

<↓エンジン始動剤用のインテークガイドホースを設置したところ(全景)>


狙い通りに
 ・エンジン始動剤のガイドホースは途中で潰れることもなく
 ・またムリな引き回し状態となることもなく
 ・そして未使用時はパッと見でそんなに目立つこともなく
 (乗車中はホースもライダーの脚に隠れて外から見えなくなる)
とすることができました。
(※個人の私見です。)

このホースの一端に始動剤をスプレーすれば、確実に吸入空気口に効率良く届く…というレイアウトを実現できました。従来のような、「勘(カン)に頼ってスプレーしたり」、「スプレーのたびごとにシートの脱着をしたり」…といった手間も省けます。

冬本番(厳寒時は1月末~2月初)が来る前に、こうした「ちょいメンテ」を終わらせることができました。これも「備えあれば憂い無し」の一つかな。小さな工夫で大きな効果(省力化と噴射でムダに拡散される分の抑制)が得られることでしょう。

ちなみにここ最近の燃費は26km/L前後で安定しています(カーボンデポ除去剤として、ピットワークのエフゼロを使用中)。

以上、車齢35年のCBR250Four の近況報告でした。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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