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調布市のKAZのブログ一覧

2005年10月21日 イイね!

スマートキーで誤作動多発、ホンダが展開中止に

スマートキーで誤作動多発、ホンダが展開中止に便利装置として急速に普及が進んできた「スマートキー」に誤作動が多発し、メーカー自らが展開を中止したという事例の紹介。

<関連ブログ>
◎「日産+アルプス電気 → パッシブキーレスエントリ」
  → こちら(2005年10月17日付け ブログ)
◎「腕時計でドアをロック/アンロック、トヨタ・クラウン」
  → こちら(2005年10月2日付け ブログ)

2005年10月17日付けのブログ (日産+アルプス電気 → パッシブキーレスエントリ) の文末やブログ読者とのやりとりにおいて、スマートキーは 「心配性の人にはなかなか馴染めない装備だ」 ということを書いた。が、その心配性な人をさらに心配させてしまいそうな出来事について触れた記事を発見したので、紹介する。

以下は2005年10月18日付け 毎日新聞の記事の要約である。

◎アコードやオデッセイなどの一部グレードに2002年から標準装備され、
  また3~7万円程度のオプション品としても設定されていたホンダの
  「スマートカードキー」 において、外来電波による 誤作動が多発 した。
◎本来は、キーから出た電波をクルマが受信・認証することによって、
  乗車時はドアハンドルを握ればアンロック、降車時は クルマから
  離れるだけで自動でドアがロック される、というものであった。

◎ところが携帯電話など外来電波の影響により、「キーを車内に置いたまま
  でもドアロックされてしまう」 ケースが続出。一度ドアロックされると外から
  は開錠できず、「車内に人が閉じ込められる」 騒ぎまであったという。
◎そこでホンダは、9月からキーの展開を中止。利用者全員にトラブルが
  発生した旨を通知するとともに、9月マイナーチェンジのレジェンドより
  「ドアハンドルに触れなければロックできない仕様」 に変更した。

同紙によると、スマートキーの誤作動は、自動車の安全性には直接問題ないために 「リコールの対象にはならない」。外来電波による誤作動を完全に防ぐなどの改修を加えることは技術的に困難であるため、メーカーとしては 「注意喚起のラベルをキーに貼る」 ことしかできず、対応に苦慮している・・・と結んでいる。

この記事を読んで不思議に思ったのは、「改修を加えることは技術的に困難(>要約)」 という部分だ。果たして本当に技術的に困難なのだろうか? コスト的に困難 であるとか、利用者18万3千人(同紙による)のファームウェアをすべてアップデートさせるためには 部品調達や納期が困難、というのなら納得いくのだが、私には 「純技術的に困難」 だとは思えない。もしも本当に困難であるならば、スマートキーシステム自体をよく熟成させずに世に出してしまったことを、自ら認めることになってしまうのではないだろうか。

いくらクルマ自体の走行安全性には関係が無いとしても、もしも炎天下で 「車内に人が閉じ込められた」 者が 乳幼児 だとしたら・・・専門業者が駆けつけるまで 親が手をこまねいて見ているしかできない としたら・・・。決して軽視はできないハズだ。果たして喚起ラベル1枚の追加で人命は救えるのか。

私はこのニュースを新聞報道で知ったのだが、念のためホンダのWEBサイトを見に行ったところ、実はすでに9月半ばにニュースリリースで詳細に公式発表されていた。どちらかと言うと、旧聞に属する話題であったよ・・・_| ̄|○。そしてよく見てみると、上記毎日新聞では 「利用者18万3千人」 と書いてあるのに対し、下の公式リリースでは 「対象は5車種計5万2684台」 とある。果たしてどちらが真実なのか? ┐( -"-)┌

 ◎ホンダの公式ニュースリリース
   こちら → エリシオン、インスパイアなど 5車種のサービスキャンペーン
 ◎「ホンダネット」 内のニュース
   こちら → 5車種にサービスキャンペーン

ブログの文頭で述べたように、同様な装備はすでに日産車やトヨタ車などで量産されており、しかもこれらにはニュースで扱われるような不具合報道はまだ無い。仮に国内電波法や認証法など、クリアすべき 「法的なしばり事」 があったとしても、やはり顧客が安心して使えるようにメーカー側で率先して改良しなければマズイと思う。(心配性の人は、最先端技術の導入は控えた方が無難かも。)
2005年10月20日 イイね!

人は人、自分は自分(ケーススタディ・その2)

人は人、自分は自分(ケーススタディ・その2)2話連続のケーススタディ・その2。
(「その1」 は → こちら

■その2
家族とともに、とある会合にインプレッサに乗って出かけたときのこと。たまたま現場で出くわしたレガシィフリークに、思いっきりこう言われたことがある。

「KAZさん、どうしてレガシィに乗って来なかったんですか!!」
「インプレッサじゃ狭いでしょ?レガシィの方が良いですって!」

その問いかけに対し、私はその場では明確には答えなかった。いや、とっさに適当な答えで とり繕(つくろ)ってしまった。思っていることを正直に言うと 「レガシィ大好き」 な相手を傷つけてしまう恐れがあると思ったからだ。

BGレガシィではなくGDA-Cインプレッサで出かけた理由は簡単だ。まず第一に、インプレッサで用が足りる からだ。私のレガシィはワゴン。おまけにルーフBOXも積んでいる。ワゴンでないと運べない大きな荷物を積むワケでも ない し、車重だってセダンのインプレッサよりも 重い。余談だが、もしも家族といっしょではなく私一人で出かけるならば、インプレッサではなくバイク(CBR250Four)で出かけていたかもしれない。一人ならば、バイクで十分に こと足りる からだ。

次に第二の理由を付け加えるならば、インプレッサはまだ新車登録から3年も経っていない新しいクルマであるのに対し、レガシィはすでに車齢9年を過ぎている。十分にメンテナンスしている(つもり)とは言え、出先でクルマにトラブル が生じる可能性はインプレッサの方が 遙かに低い。レガシィにはアフターパーツメーカーのパーツが多く装着されているが、インプレッサはほぼ ドノーマル、ということもある。

つまり、単に 「レガシィを出さなくても、インプレッサで用が足りる」 という理由だけでなく、「家族を乗せているからこそ、トラブルの発生する可能性のより低いインプレッサで出かけた」 ということになる。

このように書くと、まるでレガシィがダメなクルマに聞こえてしまうが、決してそんなことはない。むしろレガシィでなければならないシーンも多くある。だがレガシィでなければならないような積極的な理由付けが無い限りは、私はインプレッサを選ぶ。そしてこのときは、インプレッサが 最良の選択 と判断した。それだけのことだ。

だが、こうした結論に至る背景や考え方についての十分な説明無しに、「レガシィ大好き」 な人に面と向かって、単に 「重いから」 とか 「古いから」 とか 「トラブルの恐れがあるかもしれないから」 とか 「インプレッサの方が速いから」 などといったレガシィの ネガティブな面 を吐き出す言葉をぶつけたとしたら・・・同じレガシィ乗りとして、相手は決して 良い気はしない だろう。自他共に認めるレガシィフリークだからだ。

もしもその場で相手といっしょにいられる時間が十分にあったならば、私はそのように説明していたかもしれない。しかし残念ながら、そのようにじっくりと話す時間は取れなかった。

あのとき、その場で素直に納得してくれそうな答え(決してウソではない)を選択的に取り繕うことで、相手に余計な時間を取らせなかったことは果たして正解だったのか? あるいは、相手をその場に引き留めて時間を余分に取らせることになってでも、私の考えを正確に伝えた方が良かったのか? 相手の気持ちを思っているつもりの行為は、実は独りよがり ではなかったのか?

私はこれまで多くのお茶会やオフ会に参加させていただいたが、ふとした弾(はず)みで、深く考えさせられる出来事に出くわすことがある。今回は、そんな中からの1例を紹介した。数年後にこのブログを読み返した私は、一体どんなコメントをするであろうか。それは将来の私のみが知っている。
Posted at 2005/10/20 04:25:04 | コメント(6) | トラックバック(0) | 毒吐き・主張 | クルマ
2005年10月19日 イイね!

人は人、自分は自分(ケーススタディ・その1)

人は人、自分は自分(ケーススタディ・その1)2話連続のケーススタディ・その1。
(「その2」 は → こちら

■その1
以前、私はネットで知り合った人からレガシィ用の部品を購入したことがある。

その人は、売却したい部品を他にもいくつか抱えていたこともあり、売りたいパーツの目録を自らの 掲示板で紹介 していた。パーツ購入希望者は、その掲示板を読んだうえで、商品説明文に納得すれば購入希望の レスを入れる。基本的にレスが入った時点で取引の優先権が成立し、他の人々からの受付を一時終了する・・・という決まりとなっていた。

私も欲しい商品があり、説明文を何度も読み返した。そのパーツはアッセンブリ(いくつかのパーツの集合体で一つのシステムを成す)である。説明文には、塗装が一部はげていること、使用に伴う傷があることなどが記載されていたが、欠品などは無く、機能にも何ら問題ないと文面から判断されたため、私は購入希望のレスを入れた。

その際、いきなり 「購入します」 と宣言するのではなく、まずは 不明な点 がいくつかあったのでその 質問から始めた。当然である。疑問点を残したままの取引は、後の トラブルの元 になることは誰でも知っている。そして相手側からも掲示板上で何度か回答をいただいた結果、めでたく取引成立と相(あい)成(な)った。

取引成立後、さっそく売り主さんと直メールのやりとりが始まった。ここまでは良くある話だ。ところが売り主さんからの連絡メールに私は驚いた。本来はネジ止めされている構成部品が、実はネジ山が欠けているというのだ。掲示板の商品説明文には、塗装のハゲや細かな傷の説明こそあれ、そのような説明は一切書かれていなかったハズだ。というより、掲示板で質疑応答を繰り返す中でも、そのようなことは一切知らされていなかった。しかもメールにはこう続けられていた。「もしも気になるようでしたら、その部分は純正品を買い求めください。」

「おんどれ、なめとんのか!」

・・・とは 言わず に、すぐさま私は例の 「売ります掲示板」 を見に行った。商品の 説明内容を再確認 するためだ。ところがさらに驚いたことに、私が掲示板を見に行ったところ、私と売り主とのやりとりのスレッドが、丸ごとごっそりと 消え去って(削除されて)いた のである!

「おんどれ、証拠隠滅か!」

・・・とは 言わず に、私は 相手の立場になって考えてみた。恐らく売り主さんは、取引が成立せずに売れ残っているアイテムを 「より見やすく」 「目立ちやすく」 させるために、すでに取引終了となったスレッドを消去したのだろう。その証拠に、私以外の人と取引が成立していた他のアイテムもいっしょに削除されていたからである。恐らく、売り主さんはなるべく早く手持ちのアイテムを売却したかったのだろう。そのため、「売れ残った商品」 と 「取引成立した商品」 の書き込みが 混在 したままの掲示板の状態を、好ましく思わなかったのだろう。

だが、考えてもみてくれたまえ。買い主にとっては、自分が購入する予定の商品の説明を、あとになってから もう一度読み直したい と思うこともあるはずだ。「売ります掲示板」 を立てた以上、大げさに言えば、そこでのやりとりは売買契約の契約書でもあると思うのだ。実際に商品が買い主の手に渡るまでは、掲載しておくべき性質のものではないのか?・・・もしも私が売り主の立場だったらそうしたであろう。だが、どうやらこの売り主さんは、自分の立場を優先してしまったらしい。まぁそれ以前に、もしも私が売り主の立場だったら、買い主が安心して買えるように商品の 一番の欠点や懸念点 をまず先に公表するのだが、どうやらこの売り主さんの中では、重要度の低い些細なことと位置付けられていたようだ。

結局、私は何も言わずに商品を受け取ることにした(破談にしなかった)。こちらが買い手である以上、売り主さんの手を煩(わずら)わせたくないということもあったし、何よりも不完全パーツについては自分で対処できるメドが立ったからである。そして直接相手先まで出向き、手渡しでパーツを引き取らせていただいた。

あのとき、破談にしないで相手に余計な手間を取らせなかったことは果たして正解だったのか? あるいは、相手を嫌な気持ちにさせることになっても、自分が受けた気持ちと相手の不備とを素直に伝えた方が良かったのか? トラブルを避けたいと思っての行為は、実は独りよがり ではなかったのか?

私はこれまで多くのネット取引に参加させていただいたが、ふとした弾(はず)みで、深く考えさせられる出来事に出くわすことがある。今回は、そんな中からの1例を紹介した。数年後にこのブログを読み返した私は、一体どんなコメントをするであろうか。それは将来の私のみが知っている。
Posted at 2005/10/20 04:24:21 | コメント(5) | トラックバック(0) | 毒吐き・主張 | クルマ
2005年10月18日 イイね!

低公害車の普及進んで57億円の減収>自動車税

低公害車の普及進んで57億円の減収>自動車税タイトル通り、自動車税のグリーン化により
都道府県の税収が57億円減った、という話。

いわゆる 「グリーン税制」 とは、排出ガス浄化と燃費性能に優れた車を購入する際、自動車税が軽減 される制度だ。2002年度から施行され、低公害車は1年間に限って 25~50%減税 されるというものだ。その代わり、初年度登録から 13年超のガソリン車 などに対しては、逆に 増税 される仕組みとなっている。

当初は低公害車の普及を狙ったものであったが、自動車税は地方税。つまり各都道府県が定めるものであるから、あまりに恩恵を受ける者が多すぎると、都道府県の財源が減る ことになる。したがって、低公害車の普及を図りつつ、実際には高車齢車の増税と組み合わせることによって、トータルでの税収がトントン・・・あわよくば増収・・・になることを狙ったものであることは、明白だと思う。

ところがいざフタを開けてみると、思いのほか低公害車の普及が進んだようで、今年度の自動車税の税収は
57億円のマイナス になるという。以下、2005年8月16日付け日経新聞 および 2005年8月23日付け産経新聞 の関連記事の要約である。

(グリーン化税により、2005年度に)
◎自動車税が軽減されたクルマ=  178万台 (当初の見込みよりも +44万台
 自動車税の減収額       =△221億円 (当初の見込みよりも 86億円大きい)・・・(1)
◎自動車税が増額されたクルマ=  504万台
 自動車税の減収額       =+164億円 ・・・(2)
----------------------------------------------------------------------
差し引き : (1)と(2)で → △57億円 (当初の見込みは 「増収額が28億円」 ) 

トヨタ自動車では国内販売台数が約170万台で、そのうちの約9割がグリーン化税対象車と言われており、また日産自動車でも41車種中23車種が対象車(2005年8月現在)とされている。つまり、それだけメーカー側も低公害車の開発を進めてきたというワケだ。その甲斐あってか、今年度は当初の見込みに対し、軽減対象車では +44万台 多く、減収額では 86億円大きい という(総務省調べ)。その結果、高車齢車の増税額は164億円にとどまったことから、差し引きで57億円のマイナスという 「想定外」 のスピードで普及が実現したことになる。

いやいや、私に言わせると、決して低公害車が想定外のスピードで世間に普及したワケでは ない と思う。実際に家の近所やそこら辺を走っているクルマを観察してみても、決して新車が多いとは思えない。関係省庁による増収と減収の見込み・・・収支のバランスの見積もりが、単に甘かっただけではないのか?と思えてしまう。

素人ながら、精度の高い予測は本当に難しいのだと思うが、それにしても 「当初は28億円の増収 → 現実には57億円の減収」 という動かぬ現実を報道されてしまっては、見込みの甘さを指摘されても仕方ないだろう。例えば、自分が勤務している会社の社長から 「次のボーナスは、支給額を一人あたり28万円増やしますよ!」 と宣言されたあとで、「ごめんごめん、業績不調で次のボーナスは57万円カットさせてもらうよ。」 などと言われたら・・・。ガクガクブルブル・・・じゃなくって、経営者としての資質を問われるかもしれない。ちなみに、グリーン税制がスタートした 2002年度から2005年度 までの、減税と増税を差し引きした 総減収額は、何と 900億円を超える という(両紙の報道による)。このような額になると、もはや素人の私には想像もつかない。

少々話が飛んでしまったが、要するにその見込み違い?のせいで、グリーン税制が より厳しく見直し される可能性が高くなったのだ。もともと現状のグリーン税制は来年3月で切れることになっており、日本自動車工業会は減税措置の延長を求める考えだが、果たしてそれが通るかどうか、あるいは通ったとしても適用基準のハードルが高くなるかどうか、不透明だと報道されている。

将来、現行の低公害車よりも排出ガス性能も燃費も良いクルマが発売されたのに、自動車税が安くならなかったり、逆に(地方税のため)アップしてしまうようなことがもしあれば、クルマはよりいっそう 「高価な買い物」 ・・・何だか 「ぜいたく品」 のようになってしまうような気がする。そう考えると、クルマって決して単独ではなく、いろいろな 周辺条件によって成り立たされてもいる んですね。
2005年10月17日 イイね!

日産+アルプス電気 → パッシブキーレスエントリ

日産+アルプス電気 → パッシブキーレスエントリマイクロドライ(R)方式のプリンタで有名な アルプス電気(株)が、
日産自動車(株)と開発した 「キーレスエントリシステム」 の話。

2005年10月2日付けのブログ (腕時計でドアをロック/アンロック、トヨタ・クラウン) では、トヨタの最新型のスマートキーシステムについて紹介したが、今回は日産自動車(株)のインテリジェントキーシステムについて紹介する。

「スマートキー」 や 「インテリジェントキー」 など、メーカーによって機能の呼び名は異なるが、要するにこれらは従来のキーレスエントリシステムが進化したものだ。クルマから遠ざかると自動でドアロック、近づくとアンロック。車内に入るとエンジンスタートも可能(車外では禁止)となる。
中でも日産自動車(株)がマーチなどに採用している 「インテリジェントキー」 は、キーをクルマに向ける必要が無い点 (パッシブ型) が最大の特徴となっている。以下は 2005年10月6日付け 日経産業新聞の記事の要約である。

   ◎日産マーチなどに採用されている 「インテリジェントキー」 は、アルプス電気(株)が
     開発に成功した 「パッシブキーレスエントリシステム」 と呼ばれるものである。
   ◎ドアのロック・アンロックやエンジンスタートの際、キーが (カバンやポケットの
     中で) どんな方向にあっても、クルマ側のアンテナと 通信可能 とした点が特徴。
   ◎従来のパッシブ型は指向性があったが、アルプス電気では 3軸の受信アンテナ
     をキー内に組み込み、無指向性を実現した。
   ◎その一方、クルマ側には従来の大型ループアンテナではなく、標準化 した小型の
     アンテナを 複数個 組み込む方式を採用。従来比で1/3の 低コスト化 を実現。

もともとパッシブ型はベンツなどの いわゆる 「高級車」 から採用され始めた装備だが、アルプス電気(株)は基礎研究を1998年から開始。ラジオよりも低い周波数帯での通信技術開発は初めてだったが、現在ではキーも小型軽量化を図った第三世代となり、月産台数も6万~7万個に達する量産効果により、コストは初代モデル比で半分にまで引き下げられているという。技術の進歩は、まさに日進月歩だと感じる。
(※アルプス電気の車載電装事業部は → こちら、具体的品目は → こちら。)

ちなみに、従来のループアンテナ式では必要駆動電圧が高く回路構成も複雑になってしまうそうで、アルプス電気のグループマネージャーによると 「アンテナを小型化して標準化したため、同じ特性で低コスト化を実現できた」 ことが大きいという。何事にも 「標準化」 は重要だ。「標準化」 を別の言葉で表すと、「モジュール化」 とも言えると思う。

クルマを構成する部品は数万点から成ると言われているが、各系列部品メーカーが独自スペックに走らず、業界で(優れた方式に)標準化・仕様統一化ができたならば、量産効果によりクルマ自体の販売価格はもっともっと下げられる余地があるようにも感じる。もっとも、一社独占仕様になってしまった場合、もしも不具合が出たならリコールや回収措置も莫大な規模に転じてしまうという危険性もあるのだが。
(※同じアルプス電気(株)の製品であっても、マイクロドライ(R)方式のプリンタのように、技術的には優れていても業界主流になれず、プリンタ本体も サプライ事業も次第に 縮小 されていくことも、ままあるが・・・。少し前まで同社製プリンタ(MD-4000J)のユーザーだった私にとっては、_| ̄|○ な現状でもある>マイクロドライ(R)方式。)

話が少々それたが、今後は反応時間・・・例えば、
   ◎キーが車内にあるときは、車外からドアロックできなくする(キー閉じこめ防止)判定
   ◎キーが車外にあるときは、車内でエンジンスタートできなくする(イモビライザ)判定
などに要する時間の更なる短縮化を図るという。

いずれにせよ、信頼性を備えた新しい便利機能が格安でユーザーに提供される動きならば、今後も歓迎したい。(※心配性なので、自分でドアロックしてからでないと、なかなかクルマから離れられない・・・というのはナイショ>私。)

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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