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調布市のKAZのブログ一覧

2006年03月31日 イイね!

ブログ月次報告(2006年03月度)

ブログ月次報告(2006年03月度)毎月 月末恒例の、ブログに関する四方山(よもやま)話。
(内容の一部は 「毒吐き」。)

いきなりだけど、コミュニケーションって難しいね。いや何が難しいかって、文字だけのやりとりで 「相手の真意を汲み取る or 相手に真意を伝える」、ってコト。

私なんぞはパソコン通信の NIFTY-Serve (「スバル会議室」 や 「Q&A会議室」 など) でそれなりの修行と鍛錬 (注:ここではあえてそう表現します) を経てからインターネットの世界に上がってきたし、ネットの世界に上がると同時に 自前の WEBサイト を立ち上げてコミュニケーションの切磋琢磨 (注:これもあえてそう表現させていただきます) を経験してきた。

掲示板で粘着ッキーな書き込みを喰らったこともあるし、もちろん自分勝手な教えて君の飛来なんぞはしょっちゅうだった。が、その都度、紳士的&理論的な対応を心がけ、事態を丸く収めてきたつもりだ (その際、周囲の皆さんからは多大なお力添えもいただき、感謝しております)。まぁ、こんなことは WEBサイト の管理人である以上、当然の措置なんだけどね。

何でこんなコトをわざわざ書くかと言うと、最近、私の身近で 「認識のすれ違いによる誤解が生じた例」 が複数件、続いたからだ。

例えば、「あくまでも本人は善意の気持ちから相手のコトを思いやって行動したとする。ところが結果的に、相手はそれをあまり快(こころよ)く思っていなかった。」・・・なんて場合が挙げられる。しかも相手が快く思っていなかったことが、その場ではなく、ずいぶんと時間が経ってから、人づてに本人の耳に入ってきたような場合だ。

厚意を受け取る側からすると、せっかく当人が自分のコトを思いやってくれているのだから、その場ではなかなか胸中を言いだしづらい。特に、「不快」 までとは思っていないが、どちらかと言うと少々不満が残るレベルの満足度の場合に、そういった不告知のパターンが顕著だ。結局、しばらくあとになってから他人に 「実はあのときは・・・」 などと無配慮に打ち明けて、それが巡りめぐって本人の耳に 「不満だった」 と入ってしまい、その本人を傷つけてしまうことになるのだ。

不満に思うなら、むしろ その場で 言った方が、あとになってこじれることが少ないと思うぞ。ただし、本人はあくまで善意でそうしてくれているのだから、無配慮に反論すべきではない。無配慮は本人を傷つけることになる。感謝の気持ち を述べつつ、さらによりよい関係となるよう 建設的な意見を述べるべき だ。

一方、相手から不満だったと打ち明けられた本人はどうすべきか。善意の対象が相手である以上、相手の意志は尊重されるべきだ。しかし、だからといって自分を必要以上に責めたり卑下する必要はない。次回からは、どうすれば相手により喜んでもらえるのかを考え直せば良いだけだ。

結局、こうした事例をひとことで言えば 「コミュニケーション不足」 になると思うのだ。相手が聖徳太子や三蔵法師なら別だが、普通の人間ならば 「黙っていると、相手に自分の考えは伝わらない」 し、同時に 「相手に黙られると、相手の気持ちが分からない」。文章に書くとか口頭で伝えるとか、手段は(その場に応じて)何でも良いから、とにかくお互いに自分の意見や考えを相手に伝わるように 努力する ことが大切だと思う。その際、「口は災いの元」 という言葉もあるほどなので、ただ言い合うだけではダメだ。「自分の考えを相手にうまく知っていただくよう努力する」 「相手の考えをなるべく理解するよう努力する」 ことを、”お互い” にやらないとダメだろう。

ただ、相手のことを思いやって熟考した結果、「相手に関わらない(干渉しない)でおくのが一番良い」 なんて結論に至ったとしたら、非常に悲しいね。批評も言われているウチが ”花” なんだけどね。

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人間は誰しも、「考え方(思想、意見、方針、主義)や、その考え方に至るまでの ”生い立ち” が異なっている」 ことは当然なので、そうした 「考え方の違い」 は、尊重すれども論破すべきものではないと思っている。だからいろいろな人のページに書かれている内容そのものについては、とやかく口出しするつもりはない。その人が、そういう お考えの人、ということなのだから。でもそれとは別の次元で、「不特定多数が見ている場所に公開するんだったら、もう少し 誤解されにくい文章を書くように注意 しても良いだろうに」 と思うことは多々ある。

自分の意図しないところで、 「自分の書いた文章が(自分の本意ではない意味に誤解されて)一人歩きする」 ことは、是非とも 避けるべき だと思うんだけどね・・・。まぁ、いちいち書いた文章などチェックしていられねーや! 文章くらい自由に書かせろや!・・・という人がほとんどでしょうけど。これはこれで悲しい(or 可哀想な)コトかも。

# 私はブログアップする前に、何度も自分の文章を読み返しますし、
# アップをしてしまった後でも、改めて読み返してみて分かりにくい
# 内容に気がついたら、遠慮無く表現を改めることもたびたびです。

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そしてまた、ブログのコメントでも、1行コメントどころか、単に 「凄いですね」 「ビックリですね」 などという、文字数にしてたった 10文字程度の くだらないコメント しか書かない人がいる。しかもそうした単語は、すでにブログ作者が本文中で使っている言葉なので、単にあとから同じ言葉を拾ってリピートしているだけの意味無しコメントだ。毎回毎回そんな感じだ。

こうした人は、一体何の意図でコメントしているのか? PV稼ぎ 活動か? とりあえずコメントを入れておけば、そのページを訪れた人が、ページに表示された自分の名前をクリックしてアクセス数を稼げる・・・とでも思っているのだろうか? コメントが入っていたブログは長文のブログだったから、その内容に沿ってじっくりと読み進んでいけば少々の時間がかかるハズなのに、アップロードからわずか 2~3分後に たった数文字のコメントを入れているようでは、本文をまったく読んでいない (タイトルだけ、あるいは特徴的な言葉だけの拾い読み) と思われても仕方がないだろう。まったくその意図が謀(はか)りかねる。そんな意味無しコメントを寄せられたマジメなブログ作者は、どうやってコメント返しを書けば良いのか、さぞや困惑しているに違いない。

あぁ、「コミュニケーション」 は難しいね。自分だけのコトじゃなくって、相手がいるうえでのコトだから。最近、身の回りで起こったコトなどから、再びそのようなことを思い知らされました。

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それでは次に、2006年03月31日時点での 「ブログ」 のアクセス順位の報告です。

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「→」 ・・・ 先月と順位変わらず
「↑」 ・・・ 先月よりランクアップ
「↓」 ・・・ 先月よりランクダウン
「-」 ・・・ 比較データ無し(今月初登場)

順位(先月順位)  公開日        タ イ ト ル
1位 (1位→)  2005/09/09 1台で画面を共用>「運転席ナビ」+「助手席TV」
2位 (2位→)  2005/05/26 「ローダウン」は本当にカッコ良いのか?
3位 (3位→)  2005/05/27 「ツライチ」は本当にカッコ良いのか?
4位 (4位→)  2005/09/12 ランエボ・ワゴン試乗記&雑感(その2・走行性)
5位 (5位→)  2005/05/10 「痛いパーツ」と「痛い行為」は違う・・・の巻

6位 (11位↑)  2005/04/20 リヤシート外しに見る法律のグレーゾーン(その3)
7位 (6位↓)  2005/09/11 ランエボ・ワゴン試乗記&雑感(その1・接客編)
8位 (8位→)  2005/09/20 続報・1台で画面共用=[運転席ナビ]+[助手席TV]
9位 (15位↑)  2005/05/09 ゲゲゲの鬼太郎茶屋のクルマ
10位 (7位↓)  2005/05/05 痛いパーツ?(その1)

11位 (9位↓)  2005/09/13 ランエボ・ワゴン試乗記&雑感(その3・積載性)
12位 (10位↓)  2005/06/13 スクープ?! 「レガシィに1500追加」の証拠画像
13位 (14位↑)  2005/07/06 「自分の常識」は「他人の非常識」
14位 (12位↓)  2005/09/15 ランエボ・ワゴンを総括する
15位 (17位↑)  2005/06/06 「スバル通行止め」の謎

16位 (16位→)  2005/07/12 富士重工業(株)、覆面でディーラーを抜き打ち調査
17位 (19位↑)  2005/06/01 国土交通省に通報しました>不法業者
18位 (13位↓)  2005/07/16 「お茶会」に参加させていただいて思うこと
19位 (18位↓)  2005/06/28 困った時だけ人に頼ってくるヤツ、いるよね。
20位 (23位↑)  2005/05/28 AT車のクリープ現象について考える
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上位 5個のブログに変動はありませんでした。今後もそれぞれがお互いの順位 (アクセス数の差分、間隔) を保ちながら推移していくものと思われます。ただ ちょっとだけ本音を言うと、アクセス数 1位のブログは 「私が実際に自分のクルマに施行したこと」 を書いたのではなく、「技術発表当時のニュース、新聞記事などを紹介したもの」 です。そのため、もしもタイトルだけを読んで (装着記を期待して) 訪問された方がいたとすると、すでに該当製品が市販車に搭載されてニュース性に薄れてしまった現在では、まったく古い情報と言わざるを得ませんので少々心苦しいです。

次に注目したい変動としては、リヤシート外しに見る法律のグレーゾーン(その3) の大幅ランクアップです。ブログの日付は 2005年04月20日付けのものですから、先月までは細々とアクセスが続いているだけの状態でした。ところが 3月21日にデイリーのPV値で (現行ブログを抜いて) トップを記録、翌22日にもデイリーアクセスの高順位をキープしました。

過去ブログのアクセスが急に伸びる場合は、どこかの掲示板に URL が貼られたと思って まず間違いありません。過去の経験上、2ちゃんねるに貼られていると踏んで探ったところ、すぐに見つけ出すことができました。バイク@2ch掲示板 の中の、【ついに】トランポについて語るスレ【100万㌔】 でした。この中の 発言462番 です。その結果、該当ブログは 先月順位 11位(496 Hits) → 今月 6位(632 Hits)と、たった 2~3日間で大幅にアクセス数が増えました。いやぁ~、2ちゃんねるの力、恐るべし。それにしても、車板ではなくバイク板に貼られていたのは少々意外でしたが、スレッドを読んでみて納得です。私の場合、嘲笑対象として URL を貼られることがほとんど無い (たいては、法的・あるいは 技術的根拠の紹介として貼られる) ことが救いですね。

そのほか動きがあったのは、ゲゲゲの鬼太郎茶屋のクルマ ですね。毎日少しずつアクセスがあります。アクセスが着実に伸びている、という点では、AT車のクリープ現象について考える にも注目です。いずれも私らしいブログ内容だと思っています。


なお参考までに記すと、2006年03月31日時点での 「整備手帳」 のアクセス順位は以下の通りです。
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1位  衝撃!圭オフィス車高調の最期?の巻 [#1]
2位  [#3] 「圭オフィス(株)との交渉」 の巻
3位  衝撃!圭オフィス車高調の最期?の巻 [#2]
4位 自宅ガレージ・地下ピットの設置
5位  [#4] 「生まれ変わった圭オフィス車高調・タイプTE相当」 の巻

6位  圭オフィス車高調(その2)・リヤのバネレート変更(swift)
7位  圭オフィス車高調(その1)・タイプTD&TD-II 混成仕様
8位  Aピラーの「雪だまり」付着緩和措置
9位  APEXi ハイブリッドメガホンマフラー
10位 油圧計(Befi BFメータ)の取り付け
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最後にひとつ。

今月 4月中旬で、「みんカラ」 にブログを書き始めて ちょうど 丸1年になります。当初の目標 (クルマネタしか書かない/1日1件のペースを続ける) は今なお継続していますが、(1年間ブログを続けるという第三の目標を達成した)5月以降は、その更新ペースをどうするか決めていません。1週間に1回のブログアップ(週記)になるのか、1ヶ月に1回(月記)になるのか。あるいは不定期更新になるのか、はたまたブログを一時休止(or 廃止)するのか。・・・4月からの公私 (仕事とプライベートと体調) を考慮して、ペースを考えてみようと思います。

どのような結果になっても、私は私のままで独自性が変わることは無いと思いますので、今後も従来同様に お付き合いをよろしくお願いいたします>ALL。
Posted at 2006/04/02 11:42:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | ブログ月次報告 | クルマ
2006年03月30日 イイね!

[スバルが顧客満足度1位に] 南アフリカ/JDパワー

[スバルが顧客満足度1位に] 南アフリカ/JDパワー南アフリカではスバル車の顧客満足度が高い、という話。

前日のブログ・・・2006年3月29日付け [スバルが9年連続首位] ドイツのディーラー満足度 では、タイトル通り、ドイツのディーラーではスバルが満足度の首位となっていることを紹介した。

今回紹介するのは、南アフリカでの顧客満足度の調査結果である。J・D・パワー アジア・パシフィック(東京都港区) によると、南アフリカで新車を購入した 1万人以上にアンケートを実施したところ、スバルが顧客満足度のトップになったという。

以下、2006年3月22日付け 日経産業新聞の記事の一部要約である。


◎J・D・パワー アジア・パシフィックは3月17日、南アフリカでの顧客
  満足度調査結果を発表した。メーカー別では富士重工業が第1位。
  次いで BMW、アウディ、ホンダと続いだという。
◎調査は 2003年からの1年間に新車を購入した18歳以上の男女を
  対象とし、約1万400人にアンケートを実施した結果を集計したもの。
◎首位となった富士重工業の評価が優れていた項目は、「品質と
  信頼性」・「アフターサービス」 の2項目だったという。
◎ちなみに他の日本メーカーでは、三菱が13位、トヨタが15位。
  車種別ではフォレスターやパジェロの評価が高いという。

私見だが、アンケートの母集団が [新車を購入] ∩ [18歳以上] ∩ [男女] ∩ [1万4千人] であることから、調査サンプルには片寄りが少なく(正規分布に近い)、母数自体も(結果を有効と判断するに)十分足るものだと思う (注;思うのであって、断定しているワケではない。念のため)。

それにしても、アウディや BMW を抜いて富士重工業が1位になるとは・・・。ただ一つ残念なことは、この新聞記事には、「南アフリカにおけるメーカー別シェア」 が併記されていないことだ。[1万4千人] という母集団自体は大規模なものだが、その構成が 「南アフリカでのメーカー別の新車販売シェアを反映したもの」 だとすると、単に 「シェアの大きなメーカーの新車を買った人」 の比率が高くサンプルされただけで、結果としてそのメーカーを ”是” とするアンケートの回答数も多くなってしまう、という懸念が出てくるのではないだろうか。

だが、仮に 1万4千人の母集団のうち、スバル車を購入したサンプル数が多かったとしても、それは必ずしも 「スバルが良い」 と評する人数ばかりが多くなることを意味しない。サンプル数が多くなればなるほど、「(買ってみたものの)スバルが悪い」 と評する人数が増える可能性も内包していることになる。

そう考えると、無作為に抽出した場合の方が、「各メーカーの新車を購入した人数を等しく選び出して母集団とする場合」 よりも、結果が 「より確からしい(市場の声をより反映している)」 ことになるかもしれない。調査結果にしっかりとした根拠を与えて意味付けさせようとすると、案外、統計的処理にも細心の注意が必要かもしれない。

さて・・・実際のところ、南アフリカではスバル車のシェアはどうなのだろう?スイスやイスラエルではシェアが高い、という話は聞いたことがあるが、正直に言って南アフリカでのスバル車の販売規模は、想像がつかない。そう思って、2006年1月のスバル車の販売地域と販売台数をザッと調べてみたところ、
 ・日本              ・・・ 14618台
 ・米国(カナダとチリを含む)  ・・・ 13443台
 ・欧州&中近東主要国(※) ・・・  4104台
 ・オーストラリア         ・・・  2711台

となっていた。ちなみに欧州&中近東主要国(※)とは、ドイツ・スイス・英国・ベネルクス・イタリア・ノルウェー・フランス・スペイン・スウェーデン・ロシア・イスラエルなど・・・となっていた。結局、南アフリカに関する資料には行き着くことはできなかったが、上記の結果から、台数的には多くないと思われる (つまりは、販売拠点の数も少ないと思われる)。それにも関わらず、顧客満足度でスバルが首位になるとは、やはり快挙と言っても良いだろう。AWD のスバルが もてはやされるような土地柄なのだろうか?ナゾである。

いずれにしても、スバル車を愛する人々は、世界中に意外なほど(>失礼)存在しているのかもしれない。ただ、Subie(日本で言うところの ”スバリスト” )が増えるのは結構だが、スバヲタ(← 外国語の中に、このニュアンスをうまく伝える訳語があるのかどうかは不明) が増殖するようだと、先が思いやられる・・・かも。

# 「そう言うKAZさんも、かつてはスバヲタだったのでは?」 というツッコミは無しでお願いします。(^^;)
Posted at 2006/03/31 23:25:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | 【スバル関係】 | クルマ
2006年03月29日 イイね!

[スバルが9年連続首位] ドイツのディーラー満足度

[スバルが9年連続首位] ドイツのディーラー満足度ドイツでは、スバル・ディーラーの満足度が
9年連続で(!)トップをキープしている、という話。

皆さんは現在のディーラーの対応に 「不満はない」 でしょうか?・・・いや、ディーラーの対応に 「満足している」 でしょうか?

ディーラーの良し悪しが、その後のカーライフに与える影響は無視できないと思う。これまで私が見聞きしてきた経験からすると、いくらクルマ自体の出来映えが優れていても、ディーラーの対応・態度 如何(いかん)で、クルマそのものまで悪者扱いされてしまうことがある。実際に CarView の車種別掲示板においても、スバルディーラーの酷評とともに 「二度とスバル車を買いません」 などとする感情的・短絡的な書き込みが見受けられる。

もちろん、客観的に判断すると、そうした書き込みを繰り返す発言者自身に問題がある(と思われる)場合もあるのだが、クルマとは別の次元で発生したトラブルが原因でクルマに烙印が押されてしまうようなことがあると、メーカーや開発者にとっては たまったものではない。

そこでメーカーは、販社の協力を得て徹底したスタッフ教育を行うことになる。国内ではレクサスが 「おもてなし」 の心を具現化させるべくスタッフ教育に力を入れているが、ディーラーの CS(顧客満足度)向上活動は一朝一夕には形成されるものではない。種を蒔(ま)いてから実が育つまでには、多少の時間がかかるのだ。

# スタッフ自身が(自分がお客様に売る)クルマに納得していないと、
# うまく売ることができない・・・ということもある。

事実、レクサスの新車販売実績は 未だトヨタ社内での目標販売台数に至っていないと伝えられている。こうした世界では、コツコツと地道な努力を続けることが実を結ぶのかもしれない。

さて、前日 (2006年3月28日付け) のブログ ([新車評価] 日本車が全10部門を独占>米国レポート) では、スバル車がアメリカのコンシューマー・レポートの2部門でトップに輝いたことをお伝えした。今回のブログでは、スバルがディーラー満足度で 9年連続でトップを走っている・・・というドイツでの話題をお伝えする。以下、2006年3月22日付け 日刊自動車新聞の記事の要約である。

◎アウトモビール・ウィルトシャフト(← 調査機関の会社名)は、アンケート調査の結果、
  ドイツのディーラーで満足度が最も高いメーカーはスバルである、と発表した。
◎調査は 1995年から毎年実施。今回は ドイツ国内にある1137社(!)のディーラー
  の協力を得て実施した。アンケートでは 85項目について 「非常に満足」~「非常に
  不満」 までの 5段階で評価するようになっており、その結果で総合順位を決定する。
◎今年の結果により、スバルは 9年間連続でトップを維持することとなった。
  なお、スバル以外で高評価を得たのは ダイハツ、現代(韓国)であった。

同社によると、スバルが評価された理由としては 「新車の性能」 「メーカーや輸入業者とのコミュニケーション」 が挙げられるという。「新車の性能」 が具体的に何を示すのか(動力性能?走破性?燃費?静粛性?衝突安全性?あるいは他の性能?)・・・までは残念ながら調べ切れなかったのだが、いずれにしても クルマの持つポテンシャルが正当に評価される(であろう)ことついては、好ましいと思う。

ちなみに他社ディーラーの評価(ドイツ車)では、オペルが4位、メルセデス・ベンツが6位、BMW が 9位、そして VW(フォルクスワーゲン)が22位に終わっている。・・・えぇっ?! BMW や VW よりも スバルの方がディーラーの満足度が高いのですか! いや~、インターネットのスバル系掲示板を巡回して、様々なディーラートラブルの書き込み事例を目撃してきた私としては、にわかには信じがたい結果なのですが、ドイツ国内ではそういうことなのでしょうか。いやビックリです。

もしかすると、アンケートに答えた母集団に片寄りがあったのだろうか? 例えばドイツ国内のディーラーにも Subie(スービー;熱狂的なスバルファンのこと)が存在すると仮定した場合、その熱狂さが災いし、勢い余って 「良いアンケート結果しか残さなかった」 とかいうパターン。あるいはベンツや BMW については、それらのディーラーがメーカーに対する要改善点を把握し、より良い方向に改善させるべく、素直にアンケート回答したために辛口の評価になってしまったとか。・・・いや、そこまで考えるのは考え過ぎか?

なお、今回最も評判が悪いとされたメーカーは ルノー(フランス)で、アルファロメオ(イタリア)も結果が良くないという。そう考えると、歴史の浅い一介の極東の中小自動車メーカーが、並みいる強豪を下してトップに輝いていること・・・しかも9年連続で首位を走っていること・・・は驚異である。恐らくドイツのスバルディーラーに於いては、企業方針や理念、そこに至るまでのマネージメントがハッキリと体系立って理解されているのだろう。そしてそこで働くスタッフ自身も、状況に応じて的確に判断したり 「努力」 したりする能力にも長けている、というコトなのだろうね。

さぁ、果たして来年の調査結果はどうなるのだろうか? ドイツにおいては10連覇がかかっているぞ。そして日本国内においては、スバルのディーラー満足度は多少なりとも向上しているのだろうか。その動向を静かに見守りたいと思っている。
2006年03月28日 イイね!

[新車評価] 日本車が全10部門を独占>米国レポート

[新車評価] 日本車が全10部門を独占>米国レポートアメリカでは日本車の評判がすこぶる良い、という話。

皆さんは 「コンシューマー・レポート」 というのをご存じでしょうか? 「コンシューマー・レポート」 とは米国の有力な消費者団体専門誌で、メーカーが発売している製品について顧客の立場から徹底した評価を行い、ランク付け結果を掲載する情報誌です。

一説によると、コンシューマー・レポートで高評価されるか否かによって その製品の売り上げが左右されてしまうほど、消費者に与える影響が強いという。

コンシューマー・レポートでは、このほど 2006年3月に発売された 「自動車特集号」 にて、新型車を対象にした2006年の総合評価ランキングを掲載している。同紙の発表によると、10部門すべてで日本車がトップを独占 したという。

アメリカで販売されている日本車が 10部門すべてを制覇したのは、ランキング公表を始めた 1997年以来初めてのことだそうで、その快挙は 2006年3月3日付けの 日経新聞、毎日新聞、産経新聞、フジサンケイビジネスアイを始めとする各紙により、日本国内でも報道されている。以下、その 10部門と、そのトップに選ばれた日本車を書き出してみよう。

  部 門 名         車 名
◎セダン($2万以下)  ホンダ・シビック
◎セダン($2~3万)   ホンダ・アキュラ
◎セダン($4万以上)  日産・インフィニティM35
◎ファミリーセダン    ホンダ・アコード
◎ピックアップ       ホンダ・リッジライン
◎ミニバン         ホンダ・オデッセイ
◎中型SUV        トヨタ・ハイランダー・ハイブリッド
◎小型SUV        富士重工業・フォレスター
◎グリーンカー      トヨタ・プリウス
◎運転が楽しいクルマ  スバル・インプレッサWRX

う~ん・・・。実に興味深いというか示唆に富んでいる。トップを制した10部門をメーカー別で見ると、ホンダが何と5部門(!)で首位。次いでトヨタ自動車と富士重工業がともに2部門。残る1部門は日産自動車が獲得した。

古くから米国での足固めをしてきたホンダの努力がついに実ったか。トヨタはハイランダー(日本名:クルーガー)といいプリウスといい、現状では環境性能訴求車として評価される傾向があるようだ。日産自動車は、4万ドル以上のセダン部門で、目の上のたんこぶだった(?)レクサスを越える評価を得たようだ。が、米国で投じた資源(カネ・人・モノ・時間)の割には、たった1部門しか制覇できず、本音のところは甚だ不本意な結果に終わったと見るべきだろう。今後の巻き返しに期待である。

そして富士重工業。何と、小型SUV部門と ファン・トゥ・ドライブ部門でトップを獲得してしまった。いや、「獲得してしまった」 と表現するのはメーカーに対して失礼かもしれないが、ニッチな製品展開でプレミアムブランドを目指す同社としては、良い評価を得られてラッキーであった。トップを制した部門が、競合他車が少ないと思われることも幸いしているのだろう。だが、たとえライバル車が少なくても、トップに輝いたことは事実。結果を誇って良い(それで おごるようではマズイが)。

コンシューマー・レポートでは、性能・乗り心地・便利性・信頼性・燃費・衝突安全性などに加えて、テスト走行による結果を基に評価を敢行。その評価項目数は、1モデルあたり50項目以上にも及ぶという。日本のように、評論家のセンセイが主観あふれる(※1)批評を載せ、読み手もそれに気づかず読み流して(あるいは鵜呑みにして)しまうような未成熟(※2)な市場ではないハズだ。

(※1):主観あふれる
主観的にモノを言えること自体は、決して悪いことではない。ただ、評価軸がブレていたり、評価の根拠が分かりにくいようでは、読者はついてこない。単なる嘲笑のネタにされるだけである。

(※2):未成熟
まだまだ熟していく 「発展的余地」 が残されている、という良い意味で、あえてそう表現させていただくことにする。

私としては、日本車であれ、国産(=米国)車であれ、欧州車やアジア圏の車であれ、国籍やメーカーやブランドに よらず、その仕向地の消費者のニーズにリアルタイムで合致したクルマが登場し続ければ良いと思っている。できれば、単に消費者のニーズに合致しているだけでなく、そこには何かの提案性がある(企業から発せられたメッセージテーマを内包した)クルマだと、なお良いネ。それは、「夢のあるクルマ」 と言い換えても良いかもしれない。

# そのためにも、我々消費者自身が、クルマに対して 「夢」 を持たなくっちゃ。
# 「夢」 は リビドー (衝動を発動させるエネルギー) とも言えるハズだから。
# 皆さんは 自分なりの 「夢のクルマ像」 を お持ちでしょうか?
2006年03月27日 イイね!

[ヤマハ] パフォーマンスダンパーに標準規格を設定

[ヤマハ] パフォーマンスダンパーに標準規格を設定スバル・インプレッサS204 にも採用されている、
ヤマハ製パフォーマンスダンパーの話(その2)。

◎(その1)は こちら
ヤマハ・パフォーマンスダンパーの開発(S204に採用)

2006年3月11日付けブログ (ヤマハ・パフォーマンスダンパーの開発(S204に採用)) では、パフォーマンスダンパーの開発経緯について述べた記事を紹介した。このパフォーマンスダンパー、どうやらヤマハ社内でも高付加価値製品として期待するものが大きいようである。

今回紹介する記事は、そのパフォーマンスダンパーに関するヤマハの今後の動向について書かれたものだ。以下、2006年3月11日付け 日刊自動車新聞の記事を要約してみた。

<ヤマハ、パフォーマンスダンパーの基準規格を決定>
◎ヤマハ発動機は、車体制振ダンパーである 「パフォーマンスダンパー」 の
  標準規格を、「内径 28[mm]、外径 31.5[mm] 」に決定した。
◎ヤマハでは現在、サスペンション用の生産設備を使った混流生産方式により、
  月産1千本のパフォーマンスダンパーを量産している。これを数年以内に 5千本
  に引き上げたあと、専用ラインを設けて月産1万本(@2010年)体制にする予定。

同紙によると、ヤマハは国内自動車メーカーに対し、パフォーマンスダンパーが標準車との差別化を行う際の高付加価値製品として提案済み。すでに好感触を得ているという。どうやら 「月産1万本体制を実現させるために、パフォーマンスダンパーの標準規格を決定した」・・・という情報が、この記事における価値になりそうだ。

私見だが、「標準規格が決定した」 こと自体に、一体どんな価値やニュース性があるのだろう? 「内径 28[mm]、外径 31.5[mm] 」 に規格を決めたことが、ヤマハの将来を大きく左右してしまうような重大なことなのだろうか?

それはさておき、この記事から読み取れることがいくつかある。順に述べると、次のようになるだろう。
 (1).現在の量産規模は、月産1千本レベル。
 (2).現有設備を使用した混流生産方式。
 (3).混流方式では、月産5千台が ほぼ限界と思われる。
 (4).これまで標準規格は設定されていなかったと思われる。
 (5).自動車メーカーからの好印象を受けている。

標準規格が決定されたことがニュースになるくらいだから、逆に考えると上記(4) のことが言えることになる。つまり、パフォーマンスダンパーは従来は顧客の注文ごと(つまりは採用車種ごと)の専用設計だったと思われるのだ。

世の中には、多品種少量生産を実現してシェアを確保し、その結果 生き残っている企業もあれば、逆に少品種大量生産によりコストを引き下げて生き残っている企業もある。記事から判断すると、ヤマハがパフォーマンスダンパーで採った生産体制は、もちろん後者だ。規格化はその第一歩だろう。

ただ、パフォーマンスダンパーの生い立ちが 「従来のストラットタワーバーとは異なる」 という触れ込みで高付加価値を目指した独自製品なのに、今度は標準規格化されて どの車種にも同じモノが同じように装着されるようになってしまっては、その独自性を自ら失ってしまうことにもなりかねないような気がする。レガシィやインプレッサは少数 売れるから個性的なのであって、大量に売れると独自性が薄れてしまうことに似ていると思う。

ニッチ製品 (他に類似製品の無い、個性的な ”すき間製品”) がメジャーになった瞬間、その製品はもはや汎用品と化する。が、その瞬間、今度はそこに別の新たなニッチ製品が誕生するキッカケになるかもしれない。
工業製品は、その全てというワケではないが、このように連鎖的に機能・性能が磨かれていくこともあるのだろうな。・・・新聞に掲載された小さな記事を読んで、私はふと、そのようなことを思いをめぐらせてみた次第である。

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「今日は器械体操の練習後のスキマ時間で、(以前から仕込んでいた)モンキーRのマフラーのサビ取り確認と、耐熱黒スプレー塗装を行いました。CBRもモンキーRも、出来ることを少しずつ、でも確実にメンテを続けています。」
何シテル?   06/08 18:06
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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