
YA5A型エクシーガGTに装着した、スバル純正オプション設定のHDDナビ(パナソニックFクラス・CN-HW1000DFA)が不調だ、という件について述べるシリーズの最終話。
(その1・ナビ不調の経緯と症状)は →
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(その2・驚きのメーカー回答編)は →
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(その3・20年物カロッツェリア仮置 前編)は →
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(その4・20年物カロッツェリア仮置 後編)は →
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20年落ちのカロッツェリア・エクストラ・カーコンポーネントを中核として、DOCOMO の ケータイF905i、KENWOOD のサテライトスピーカ+純正SP、の マルチコンビネーションによるカーオーディオ環境でしばらく過ごしていたところ、6月上旬にスバルディーラーから連絡が入った。曰く、「ナビの修理が完了しました」。
我が家のエクシーガは、ちょうど購入から半年が経過したところだったため、今回の修理済みHDDナビの復元作業と同時に 「新車無料6ヶ月点検も実施可能かどうか?」 を確認したところ、対応可との返答をいただいた。
その際、本来ならばDIYで暫定装着した代替機:カロッツェリア・エクストラ・カーコンポーネントをあらかじめ取り外し、コンソールスペースを空(から)にしてからディーラーに向かうべきである。が、取り外すだけなら10分少々で可能だ。そこでさらに打診してみた。「ピットにて新車6ヶ月点検を実施していただく間、車内で暫定コンポを私自身が(同時進行で)取り外しさせていただいても、よろしいでしょうか?」と。
結果は了承OK。
ということで、早速そのままディーラに出向くことにした。
さて 「同型新品への交換(リンク対応)」 ではなく 「
現品修理」 となったパナソニックHDDナビ・Fクラス(CN-HW1000DFA)であるが、ディーラーに返送された本体には、不調が認められた旧・HDD は同梱されていなかった。
・・・かつてBGレガシィで使用していた同社製HDDナビ・CN-HD9000WD(Yahoo!オークションで入手したオンダッシュ型)が不調になった際、私が修理センターに直接持ち込んで修理依頼したときには、修理済み本体とともに交換されたHDDが同梱されていたものだが・・・。時代は変わったのか? まぁ気を取り直し、カロッツェリアを取り外す。
<↓新車6ヶ月点検の間、カロッツェリアを取り外す> <↓取り外したエクストラカーコンポを荷室に仮置き>
HDDナビの車輌への取付作業は、例によってディーラーのメカニックにお願いする。スバル純正指定部品を保証により修理したのだから、こうした作業はユーザーが手を出すべき範疇ではない、と考えるからだ。なお担当メカニックによると、「
メーカーによる調査 の過程で、当方が指摘した症状
以外 にも
いくつかの不具合現象が確認された」 件については、
(その2・驚きのメーカー回答編) でも述べた通り、やはり何ら情報を引き出すことが出来なかったとのこと。ユーザーに直接触れられると困るであろう(?)
情報の管理 はしっかりしているようだ。・・・まぁ仕方がないと言えばそれまでだが。。。
<↓HDDナビの取付作業はメカニックにお任せする> <↓無事に復元されたCN-HW1000DFA>
<↓現在地(
CAR DO SUBARU 三鷹)は正確に表示> <↓地デジを表示させるには、初期設定が必要>
「単に同じ部品に交換しただけなら、使用中にまた
症状が再発する恐れ があるのでは? あるいは ”
対策部品” が存在するのか?」 という件については、ディーラーのメカニックにとっても確認不能。よって(末端ユーザーである私に対しては)歯切れの悪いコメントしかできず、申し訳なさそうにしていた。まぁそれはディーラーのせいではありませんから。えぇ。
ということで、様子見を兼ねて車輌を自宅に引き上げた。
当面は、故障前と同じ車輌環境で使用してみることになる。
HDD交換後の情報は次の通り。
・地図データ V 08.00.35
・Gracenoteデータベース Ver.00000991
・Gracenoteデータベース更新 Ver.00000000
まだHDDナビ復元から日が浅く、当方の車輌環境下における様々なシチュエーションでの動作確認をするには至っていないが、今のところは特に暴走することもなく現在に至っている。今後も引き続き、注視していく。
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ところで、ナビ以外の点で気になることがあるので、この場を借りて確認していきたいと思う。それは市販の音楽CD(セルCD)を再生、またはリッピング(HDDに録音)するときの表示画面についてで、ズバリ 「実際のCDとは異なる情報が表示される」 という現象だ。
例えば今月6月17日(2日前)にリリースされた
SCANDAL (スキャンダル;日本のガールズバンド名)の NEWシングル「少女S」(初回生産限定盤/B-type:ESCL3215)。1曲目がタイトル曲の 「少女S」 なのだが、HDDナビの表示画面には 全く異なる歌手名と曲名が表示されてしまう。以下にその現象を例示する。
<↓「少女S」(初回限定盤)のアルバムジャケット> <↓このCDを再生すべくCN-HW1000DFAに挿入すると…>
<↓4曲入りの1曲目は 「少女S」 のハズだが・・・> <↓実際のCDとはまったく異なる情報が表示されてしまう>
以上の現象は、例えばCDが
新譜 の場合、HDDナビに内蔵されている
CDDB のデータベースが追いつかないことによって生じる症状の可能性があるかもしれない。仮にそうだとすると、どうして参照されない(かもしれない) TOC(Table Of Contents) が 「-」(←空欄、ブランク表示)とはならずに、まったく無関係な情報として表示されてしまうのだろうか?
同様な現象はリリース年月の異なる他の複数のCDでも確認されており、例えば少々前に発売された
辻 詩音 の 「Sky chord~大人になる君へ~(DFCL-1536/シングル)」 を挿入すると 「スキマスイッチ」 などと表示され、昨年末(=今回のHDDナビの修理よりも半年以上前のタイミング)にリリースされた
ポルノグラフィティ の 「今宵、月が見えずとも(SECL-743/シングル)」 を挿入すると、やはり全く異なるCD情報が表示されてしまうのだ。
単にCDの新/旧で(CDDBの対応具合により)表示の適/不適が決まってしまうものなのだろうか?
皆さんのパナソニック製HDDナビでは、同様な症状は発生するでしょうか?
家族に確認したところ、実は上記症状は 「HDDナビを修理する以前にも発生していた」 とのこと。う~ん・・・とすると、今回のHDD修理交換では、HDD自体の Ver.-UP は (もしも存在したとしても) 適用されていない可能性がありそう。というよりも、あえて新車購入時点までHDDバージョンを意図的にさかのぼってHDD交換されている可能性さえもあるのかな?という気がしてきました(保証修理=仕様上の初期状態に戻す、と考えた場合)。
上記症状は CN-HW1000DFA (注:部番の末尾の ~FA はカーメーカー向け仕様と思われる) の個体仕様というよりも、HDDナビ である限りは (≒自分でネットに接続してCDDBのアップデート作業を行わない限りは) 避けることのできない仕様上の特性(弱点)なのかな? ・・・とすると、当初の 「他にもいくつかの不具合現象が確認された」 というメーカーからのコメントは、AV関係とはまったく別の、当方が気がついていないだけの潜在的バグ(が まだまだナビ側にある?)のことなのだろうか。
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以上をもちまして、本シリーズ(HDDナビ故障関連ブログ)をいったん締めさせていただきますが、本件、何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、コメントをお願い申し上げます。