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調布市のKAZのブログ一覧

2010年05月09日 イイね!

【TERZO】 ルーフBOXも経年劣化する(ローライダーFLEX)

【TERZO】 ルーフBOXも経年劣化する(ローライダーFLEX)長年使用してきたTERZOのルーフBOX(ローライダーFLEX) の経年劣化が激しくなってきたので、「こんな症状もあるのだ」 というメモ代わりとして、今回ブログに載せることにする。

ローライダーFLEXはBG型レガシィに乗っていたころにYahoo!オークションで格安購入し、その後BP型レガシィに乗り換えてからも活用し、現在はYA型エクシーガに搭載している。

2002年から使用しているので、今年の秋で丸8年が経過する。・・・なんだ、まだ10年経っていなかったのか(苦笑)。。。

■症状1 : キーシリンダすっぽ抜け事件
BGレガシィに乗っていたころの話。正月に自走で東京→札幌に帰省したときのこと。現地に着いて施錠していたキーロックを解除しようと専用キーを差し込んだところ、外気温がマイナスという環境下にあったためか、はたまた内部が凍結していたせいか、差し込んだキーごとシリンダが丸ごとBOX本体からすっぽ抜けた。これには驚いた。出先でルーフBOXが使いものにならなくなったか?
いやいや、冷静にゴニョゴニョやって(犯罪防止のため詳細は省略)、事なきを得た。どちらかというと、これは経年劣化というよりも基本設計の問題か? それ以来、通常時はもちろん冬場の寒冷地でのロック/アンロック操作には、気を遣っている。

<↓寒冷地(マイナス外気温)でのキー操作は慎重に>
寒冷地(マイナス外気温)でのキー操作は慎重に

症状2 : 開閉ダンパーのへたり
TERZOのカタログによると、ローライダーフレックスに備わっている前後の開閉ダンパーはドイツ・スタビラス社製との触れ込みだ。ベンツやBMWも採用し、耐久性に優れる一流品だという。ルーフBOXとしてはガスダンパーの適用は唯一だ、とも謳っている(→ こちら )。

耐久性に優れると謳う割には、私の場合は3~4年程度でダンパー特性が弱まってしまった。フタを開けても自重ですぐに閉まってしまう。荷物の出し入れの際は、フタを片手で押さえながら残りの手で載せ降ろしをするか、アッパー(フタ)とロア(本体)の間にストッパー代わりの何かを噛ませて(挟んで)使用しなければならず、非常に不便である。

長期連休(年末年始、GW、お盆)以外での使用頻度は低いので、開閉回数を重ねたことによる劣化ではなく、フロント/リヤともに経年劣化によるガス抜け?のような感じである。ルーフBOXは、クルマを買い換えても(キャリアのフットを新しい車種用に買い換えて)継続使用する人々も多いと思われるので、カタログに耐久性を謳うのなら、もっと長期に渡る耐久性能を備えてほしいものだ。

<↓フロントのガスダンパー>                 <↓リヤのガスダンパー>
フロントのガスダンパー  リヤのガスダンパー

ちなみに、TERZOブランドを展開するPIAAのWEBサイトを見ると、[4輪]キャリア&ルーフボックス よくある質問 というページにて 「ダンパーの圧が弱くなった場合は、補修品を買い求めてください」 という旨の回答が載っている。ダンパーが消耗品であることは十分に理解できるが、フロントページで耐久性を謳っておいてFAQページではあらかじめガス圧が弱くなる事例を同時に載せておくとは、なんだかなぁ~という気が。

症状3 : 樹脂の表皮フィルム?が激しくはがれる
今年(購入後8年目)に入ってから、急激に激しく現れた症状である。なんと、フタ(成型樹脂)全体を覆っているカバーフィルム層が激しくはがれてきたことだ。まずは以下に画像を載せる。

<↓成型樹脂を覆っているフィルム層がはがれてきた>  <↓とても醜い状態に・・・どんどん進行するのか?>
フタの樹脂を覆っているフィルム層がはがれてきた  とても醜い状態に・・・どんどん進行するのか?

恐らくは、本体の成型樹脂とカバーフィルム層との熱膨張差による繰り返しサイクルで層間接着力が低下したためか、あるいは紫外線/またはオゾンによる劣化ではないかと思っている。使用には差し支えないとはいえ、こういうのは気持ちが悪いなぁ。とはいっても剥がすのも躊躇われる。このようなフィルムシートも形状強度の一部を多少は担っているだろうし、剥がすと一気に本体樹脂が劣化するだろうし。剥がした経験のある方、いらっしゃいますか?

症状4 : 熱による?樹脂の変形陥没
順番が前後してしまったが、開閉ダンパーの反力が弱まったのと前後して、ダンパーのブラケットが取り付けられている樹脂本体部分が熱変形して陥没してしまったのだ。あたかも、ダンパーによってその支点となるブラケット全体が引っ張られ、そのブラケットを固定している樹脂部分がつられて陥没してしまったかのような状態となっている。

<↓ダンパーの支持部位の樹脂が陥没変形した>   <↓内側から見たところ。ブラケット固定部の強度不足>
ダンパーの支持部位の樹脂が陥没変形した  内側から見たところ。ブラケット固定部の強度不足

恐らくこれは樹脂の肉厚不足によるものだと思われるが、強度向上を狙って単純に肉厚をアップさせてしまうと、製品重量およびコストにそのまま跳ね返ってしまう。現実的な対策としては、ダンパーブラケットと本体樹脂の間に、比較的面積の広い補強材(当てパッチ)を噛ませる手法が考えられる。要するに応力集中を避ける手法だ。とは言っても、すでに変形してしまった私の場合は遅いけど。

備考 : ルーフボックススライダー(EX21)は不調知らず
ローライダーFLEXと同時期に入手して使用しているスライダーは、スライド機構(動き)が渋くなることもなく、今のところ不都合なく使用している。ルーフBOX本体もこれくらいの耐候性・耐用性を備えていれば良いのだが。

<↓フロントのスライド部分>                  <↓リヤのスライド部分>
フロントのスライド部分  リヤのスライド部分

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2020-10-26(Sun.) : 更新
[TERZO] 続・ルーフBOXも経年劣化する(ローライダーFLEX) をアップロードしました。
2010年05月08日 イイね!

マグネット魚釣り→クルマ釣り→峠乗り?

マグネット魚釣り→クルマ釣り→峠乗り?しばらく固い内容の(技術的な)ブログが続いたので、今回は何気ない日常の一コマを紹介する。

先日、知り合いの子供(4歳・女児)の相手をしていたときのこと。

「魚釣りゲームをやろう」ということになって、子供が取り出してきた
用具一式を見ると、次のような構成になっていた。
 ・釣り竿(の代わり)・・・新聞広告を丸めたもの
 ・エサ(の代わり) ・・・・磁石(マグネット片)
 ・魚(の代わり)  ・・・・子供の母親が描いたイラスト(クリップ付き)

「あぁ、そういえば、子供のころ自分も似たような遊びをしたことがあったなぁ~」と感慨深く思っていたのだが、ターゲットとなる魚の種類が心持ち 少ないような気が・・・。もう少し、にぎやかな方が子供も喜ぶだろう。

そこで私は急きょ、思い立って種類(個数)を増やしてあげることにした。

しかし、単に魚のイラストを描いても、当たり前で面白みがない。そこで「将来、クルマにも興味を持つように」という私の勝手な意図から、即興でクルマのイラストを描くことにした。どうせなら、平々凡々な3BOXセダンではなく、何か特徴的なクルマを・・・ということで、A4用紙に描いてみる。

そうだ!この子供はちょうど「ひらがな」の読み方を母親に教わって覚えているところだ。クルマの名前も「ひらがな」でイラストに併記してあげよう。そうすれば、イラストのクルマを実際に街中で見かけたときにも、親近感が湧くに違いない。えんぴつを借りて、非常にラフなタッチではあるがクルマの特徴(らしきもの)を描いてみる。その輪郭をハサミで切り出して、余白にひらがなで車名を入れて、適当な部分にクリップを装着して”カゴ”の中に入れたら完成だ。

<↓とりあえず、カゴの中に入れてみた状態>       <↓思いつきで描いたクルマの種類は?というと・・・>
とりあえず、カゴの中に入れてみた状態状態  描いたクルマの種類はというと・・・

描いたクルマがFD(もどき)だったりGT-R(もどき)だったりハチロク(もどき)だったりシビック(もどき)だったりするのは、頭文字Dの影響か?! そういえば、連休(ゴールデンウィーク)中はずっとyoutubeでイニDばかり見ていたっけ>私。日本語でアップロードされた動画は音声停止されていたので、ずっと英語(吹き替え)版ばかりを見ていたが。

で、肝心の子供・・・釣りカゴの中に新しいターゲットが増えたあとの・・・子供の反応は? と言うと、確かに楽しそうに何度も繰り返し遊んでくれた。この意味においては大成功!である。しかし直後に思わぬ言葉を私に投げかけてきたのだった。

 子供 : 「ねぇ? ひとつ聞いてもいい?」
 私  : 「なんだい?」
 子供 : 「クルマって、海で釣れるものなの?」
 私  : 「・・・(ぐおぉぉ)・・・」

しまったぁ!
「そうだよ海でも釣れるよ」なんて言ってしまうと、まるで岸壁からクレーン車で引き上げる事故車を連想してしまうし、「いやいや、宝くじに当たらないから、これで夢の代わりを釣り上げているんだよ」なんて大人の意見をコメントしても意味ないし。

一瞬、返答に窮していると、そこはホレ、相手は子供なのですぐに話題を転換して「将来、私も免許とってこれらのクルマに乗るよ」と言ってきた。・・・末はシルエイティの真子ちゃんかFDの恭子ちゃんか?(>違うってば!)
2010年05月06日 イイね!

TRUSTインフォメータータッチのGPSナビへの影響(誤作動)について・その5

TRUSTインフォメータータッチのGPSナビへの影響(誤作動)について・その5TRUSTのインフォメーター・タッチ装着により、パナソニックHDDナビのGPS受信感度が極端に悪化し、ナビが使い物にならなくなる・・・という現象について考えるの巻(その5:最終話)。

これまでの経緯
  ・「その1(ナビGPS誤作動の把握)」は → こちら
  ・「その2(シールドメッシュの効果)」は → こちら
  ・「その3(配線の引き回しの影響)」は → こちら
  ・「その4(フェライト・コアの効果)」は → こちら

Yahoo!オークションで落札したフェライト・コア10個のうち、7個をBP型レガシィ用のインフォメーター・タッチで使用したので、残りの3個の使用方法を考えてみた。レガシィの後付けアクセサリでDC12Vを使用するものとしては、ユピテルのスーパーキャット(GPSレーダー探知機)があるが、普段は電源OFFであること、また電源ONであってもナビのGPS受信感度に悪影響を及ぼしていないことからフェライト・コアは適用せず、代わりにホリバアイテック社製ドライブレコーダー(どら猫2)の電源コードに取り付けることにした。まぁ、こちらもノイズ源とはなっていないかもしれないが、運転中は常時電源ONとなることから、「念のため」という位置づけで付けておくことにした次第。仮に効果が無いとしても、フェライト・コアを装着すること自体は悪いことではないだろう。

<↓「どら猫2」の電源コードにもフェライト・コアを設置> <↓その拡大図(もともとのノイズ有無は不明だが)>
「どら猫2」の電源コードにもフェライト・コアを設置  その拡大図(もともとのノイズ有無は不明だが)

これで残りのフェライト・コアは2個となったので、2個ともYA5型エクシーガ用のインフォメーター・タッチに適用することにした。レガシィ用のインフォメーター・タッチとエクシーガ用のインフォメーター・タッチは同時に入手したので(ソフトのVer.も同じ)、エクシーガ用のインフォメーター・タッチでもノイズがバリバリ漏洩しているはずである。

エクシーガのナビはレガシィ同様にパナソニック製のHDDナビであるが、レガシィ用は年式の古めのCN-HD9000WDであるのに対し、エクシーガ用は比較的年式の高めのCN-HW1000DFA(ストラーダFクラス)であるという違いがある。ナビ本体の設計が新しいためか、エクシーガではインフォメーター・タッチの装着によるGPS受信感度への極端な悪影響は今のところ出ていない。その代わり?地デジの受信感度が低下したような感じがあった。

<↓エクシーガでのインフォメーター・タッチ装着状態>  <↓GPS受信感度は悪くない(GPS登録数も多い)>
エクシーガでのインフォメーター・タッチ装着状態  GPS受信感度は悪くない(GPS登録数も多い)

エクシーガのインフォメーター・タッチの配線にフェライト・コアを追加した結果は、地デジの受信感度向上を実感できるものだった。特に、フェライト・コアを装着した配線コードをモニタ(タッチ本体)裏側に近接させて引き回しさせると、都合が良くなる。ワンセグ状態の頻度が減り、フルセグ(12セグ)状態が増えるとともに、その受信エリアが多少だが拡大したように思う(未だ東京都内でしか確認できていないが)。そういえば、レガシィの地デジはナビとは別体式の専用チューナーでアンテナはロッドアンテナ式であるのに対し、エクシーガの地デジはナビ内蔵式でアンテナはウィンドウフィルムタイプという違いがある。非常に示唆的な内容だと言える。

<↓フェライト・コア増設前の配線状態(エクシーガ)>   <↓フェライト・コアを2個増設した後の配線状態>
フェライト・コアを増設する前の配線状態  フェライト・コアを増設した後の配線状態


以下に、これまでに当方が得た知見をまとめることにしよう。
(スバル車2台にパナソニックナビ2台、という組み合わせにインフォメータ・タッチ2台を設置した経験より)

■インフォメータ・タッチ(Ver.1.04)を装着した車輌と関連機器
(1)BP5D型レガシィGT specB
    ・HDDナビ       :パナソニックCN-HD9000WD
    ・地図データ      :2006年度版(スバル純正SDカードH0012AG413をインストール)
    ・地デジチューナー  :パナソニックTU-DTV20
    ・地デジアンテナ    :ロッドアンテナ式
    ・GPSレーダー探知機 :ユピテルスーパーキャットRW939si
    ・センタースピーカー  :スバル純正1DIN・部番H6311AG306(ClarionのSRK604のOEM
    ・ドライブレコーダー  :ホリバアイテックどら猫2
(2)YA5A型エクシーガGT
    ・HDDナビ       :パナソニックCN-HW1000DFA(Fクラス、カーメーカー納入型番)
    ・地図データ      :V 08.00.35
    ・地デジチューナー  :HDDナビ内蔵型
    ・地デジアンテナ    :ウィンドウフィルム式(付属品)
    ・GPSレーダー探知機 :ユピテルスーパーキャットRW989si
    ・センタースピーカー  :パナソニックCJ-PS1200KD同梱品
    ・ドライブレコーダー  :ホリバアイテックどら猫2

■インフォメータ・タッチ(Ver.1.04)を装着した当初の悪化症状
(1)BP5D型レガシィGT specB
    ・ナビのGPS受信感度が極端に悪化(信号を全く拾わず)
    ・地デジの受信感度は特に悪化せず(実用上の問題なし)
    ・GPSレーダー探知機への悪影響は特になし
(2)YA5A型エクシーガGT
    ・ナビのGPS受信感度は特に悪化せず(実用上の問題なし)
    ・地デジの受信感度がやや悪化(ワンセグ頻度多く、受信可能エリアも狭い)
    ・GPSレーダー探知機への悪影響は特になし

■各車輌に施したインフォメータ・タッチのノイズ対策
(1)BP5D型レガシィGT specB
    ・配線コード全面に汎用シールドメッシュを被せた(非アース)
    ・本体付近の配線コードにフェライト・コアを合計10個装着
    ・本体からの配線コードがなるべくモニタと同一面内に出るよう引き込み
(2)YA5A型エクシーガGT
    ・本体付近の配線コードにフェライト・コアを合計3個装着
    ・フェライト・コアを装着した配線コードは、本体裏面に近接させて引き回し

■各車輌に施したノイズ対策後の改善効果
(1)BP5D型レガシィGT specB
    ・ナビのGPS受信感度が安定的となる(ようやくナビが実用可能に)
(2)YA5A型エクシーガGT
    ・地デジの受信感度が若干向上(フルセグ頻度向上、受信エリア拡大)

■備考(実験君の結果より)
・配線コード(電源系)だけでなく、モニタ本体からもノイズが出ているようである
    → モニタ全体をアルミで覆い被せた際のGPS受信感度より
・電源コードを円筒形マグネット内に通しても、所望の改善効果は得られなかった
    → 電源ラインに対してマグネットの内径φが大きすぎたこともありそう
・ナビのGPSアンテナ設置場所は、ノイズに対して鈍感なようだ
    → とは言え、なるべくダッシュボード上面に設置した方が感度上は好ましい

以上より私的な 全体まとめ をすると、次のようになると考えている。
<ナビ編><地デジ編><対策編>の3つに分けて記述する。

<ナビ編・小まとめ>
(1)古いナビの方が、新しいナビよりもインフォメータ・タッチのノイズの影響を受けやすいのではないか。
  (ナビの回路設計そのものが持つ、ノイズに対する乱れ耐力に差がありそう。)
(2)新しいナビの場合、インフォメータ・タッチをナビ本体から遠ざけて設置することで、ノイズの影響を低減できる
  可能性がありそう。
(3)古いナビの場合、インフォメータ・タッチの配線コードの引き込み方にも注意する必要がありそう。

<地デジ編・小まとめ>
(1)フィルムアンテナの方が、ロッドアンテナよりもインフォメータ・タッチのノイズの影響を受けやすいのではないか。
(2)ナビ内蔵型の地デジチューナーよりも、別体型の専用チューナーの方が外来ノイズの影響を受けにくいかも。
  (※注:アンテナとの組み合わせにもよる。)

<対策編・全体まとめ>
(1)インフォメータ・タッチは、単にモニタの視認性だけでなく、現有他機器(ナビ、レーダー探知機、その他12V電源
  を使用する後付機器類全般)への 悪影響が出ない位置かどうか を必ず確認してから設置すべきである。
(2)インフォメータ・タッチの設置の際には、同じ位置であっても、モニタの向き(縦置き、横置き)配線コード
  の引き回し方
によって他機器への影響に差が生じたりしないかどうかも、事前に確認した方が無難である。
(3)手軽にノイズを対策できる手法としては、フェライト・コアの増設 が挙げられる。ただし、状況によっては
  1~2個程度の追加では 「焼け石に水」 状態で、思うような改善効果が得られない場合もあり得る。
(4)車輌を含む周辺環境によっては、インフォメータ・タッチの配線コードに シールドメッシュ を被せる手法でも、
  改善効果が得られる場合がある。
(5)インフォメータ・タッチ本体の基盤にチョーク・コイルを追加するなどの手法も考えられる。
  (※注:当方は試していないので効果は不明、あくまで可能性として挙げています。)
(6)地デジの受信感度を向上させる手法としては、フェライト・コア増設のほか、アンテナをウィンドウフィルム式から
  ロッドアンテナ式に変更したり、あるいはブースターを追加する手法が考えられる。
(7)一番確実、かつ絶対的な効果のあるノイズ対策は、インフォメータ・タッチの電源をOFFにすること である。
  これは、車輌自己診断ISOコネクタからインフォメータ・タッチのカプラを引く抜くことで実現可能。
  あるいはタッチの配線を加工して、手元に電源ON-OFFスイッチを追加してもよい。

以上、これまで当方が試行錯誤しながら得られた情報をまとめました。終わってみれば、ごく当たり前の結論に感じられるかもしれませんが、多少なりとも、今までインフォメータ・タッチのノイズに悩まされてきた方々、あるいはこれからインフォメータ・タッチを設置しようとお考えの方々の参考になれば幸いです(長文にて失礼しました)。
2010年05月05日 イイね!

TRUSTインフォメータータッチのGPSナビへの影響(誤作動)について・その4

TRUSTインフォメータータッチのGPSナビへの影響(誤作動)について・その4TRUSTのインフォメーター・タッチ装着により、パナソニックHDDナビのGPS受信感度が極端に悪化し、ナビが使い物にならなくなる・・・という現象について考えるの巻(その4)。

これまでの経緯
  ・「その1(ナビGPS誤作動の把握)」は → こちら
  ・「その2(シールドメッシュの効果)」は → こちら
  ・「その3(配線の引き回しの影響)」は → こちら

フェライト・コアの設置(増設)の前に、興味本位で 「実験君・その2」 をやってみることにする。
手元にちょうど、インフォメーター・タッチの配線を、コネクタ丸ごと込みで通すことのできる「円筒形の磁石」がある。その磁石の内部をインフォメーター・タッチの電源電流が流れるとき、他機器に与えるノイズは果たしてどうなるのか?を確認してみたいという 単なる好奇心 からだ。この「円筒形の磁石」は部品番号:31392AA030 なるスバル純正部品(@220円)であるが、念のため純正装着状態(AT用オイルパン)を下に示しておこう。

<↓円筒形の磁石(スバル純正品)の純正装着状態>
円筒形のマグネット(スバル純正品)の純正装着状態

試しにインフォメーター・タッチの配線にシールドメッシュを被せた状態のまま、その配線全体を円筒形の磁石の穴に通してみた。用意した磁石の数は10個。モニタの近くに10連装させてみたり、あるいはわざと一定のスパンを置いて(2連装×5カ所などのように間隔を開けてワイドに)設置させてみた。

<↓モニタ近く(推奨位置)に10連装させてみた状態>  <↓一定のスパンを置く場合もトライ(※概念図)>
モニタ近く(推奨位置)に10連装させてみた状態  一定のスパンを置く場合もトライ(※概念図)

配線に対する磁石の設置位置をいろいろ変化させて試してみたが、結論から言うと、ナビ(CN-HD9000WD)のGPS受信感度には有意差は認められなかった。案の定、と言うべきか。そこで本題の「フェライト・コア」の増設を試してみることに。まずはPCデポ(パソコン部品ショップ)にて、サンワサプライの汎用品(TEL-NF2)を購入する。2個入りで定価1280円は高いなぁ、と思いつつも、秋葉原に出向くヒマもないので仕方がない。いや、本当は値段うんぬんよりも、ノイズの減衰周波数帯が100MHz~300MHzに効果がある(またはそのような使い方が可能な)ものが欲しいのだが、製品パッケージにもWEBサイトにもそんな特性図は載っちゃぁいない。・・・で、購入後に開封してみると、中身はTDKのZCAT2035-0930のようだった。

<↓まずサンワサプライの汎用品(TEL-NF2)を購入>  <↓中身はTDKのZCAT2035-0930のようだ>
まずサンワサプライの汎用品(TEL-NF2)を購入  中身はTDKのZCAT2035-0930のようだ

早速、その場(PCデポの駐車場)で配線に仮装着し、帰路で効果有無を試してみた。この状態では、もともとインフォメーター・タッチに同梱のフェライト・コアと合わせて合計3個を装着した状態だ。・・・しかし・・・・結論から言うと未だナビのGPS受信感度は 芳しくない(苦笑)。まだ足りないのか?!恐るべし、インフォメーター・タッチのノイズよ!

ということで、今度はYahoo!オークションでフェライト・コア10個セットを1800円で落札する。送料込みでも1個あたり200円以下だ。まぁ、秋葉原に行けばもっと格安セットもあるだろうが。ちなみに、インフォメーター・タッチに付属のフェライト・コアと、今回落札したフェライト・コアを下の画像で示す。前者は配線に直接被せるので内径が細めで、後者はシールドメッシュの上からそのまま被せるために内径は太め(φ9mm品)としている。

<↓インフォメーター・タッチに付属のフェライト・コア>  <↓実は落札品もTDKのZCAT2035-0930BKだ>
インフォメーター・タッチに付属のフェライト・コア  実は落札品もTDKのZCAT2035-0930BKだ

<↓10個全て(計13個)を仮装着した状態・・・((((^^;)>  <↓最終的に標準添付品も含めて計10個を装着>
10個すべてを仮装着した状態・・・ ((((^^;)  最終的に標準添付品も含めて計8個を装着

いろいろなロケーション(一般道、高速道のほか、東京都内、他県、昼間、夜間など)で確認してみたが、最終的には右上画像のように、インフォメーター・タッチの配線すべてにシールドメッシュを被せ、さらにフェライト・コアを合計10個(標準添付品を含む)装着した状態で、ナビのGPS受信感度は実用上の安定を得るに至った。鬼門であった配線の引き込みについては、フェライト・コアを多連装するという都合上、モニタをぐるりと一周させる形で引き込んでいる。このインストール状況は、感度重視で見た目にも決してスマートとは言えないため、まぁ気が向いたら、もう少しキレイに改善したいところではある。

フェライト・コアの個数をさらに減らせる可能性(∵ある個数以上になると、ノイズ低減効果がサチュレートすると考えられる)や、モニタ本体にチョークコイルを内蔵させる手法など、もっとシビアに詰めるべき点もあるのだが、現在までに約1ヶ月間を安定的に過ごしたことから判断して、ひとまずこの状態で良しとすることにした(※前回 : 「その3」 のブログアップから今回(その4)のブログアップまで約1ヶ月の期間が空いた理由は、いろいろな状況でGPS受信感度を試すことで、自分なりの結論に確からしさを得るためです)。


次回(その5:最終話)では、
  ・余ったフェライト・コアの用途(エクシーガに適用した場合の地デジ改善効果など)
  ・インフォメーター・タッチの一連のノイズ低減手法に関する「(私的な)全体まとめ」
について述べる予定です。

プロフィール

「今日は器械体操の練習後のスキマ時間で、(以前から仕込んでいた)モンキーRのマフラーのサビ取り確認と、耐熱黒スプレー塗装を行いました。CBRもモンキーRも、出来ることを少しずつ、でも確実にメンテを続けています。」
何シテル?   06/08 18:06
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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