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調布市のKAZのブログ一覧

2012年10月16日 イイね!

[CBR250Four] 錆の穴あきは深刻編 (走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻・その3)

[CBR250Four] 錆の穴あきは深刻編 (走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻・その3)学生の頃に新車で購入以来、26年間ワンオーナーで使い続けているホンダ・CBR250Fourのトラブルを紹介するシリーズ。今回は「走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻」その(3)・錆の穴あきは深刻編です。

 ◎ご参考 : ホンダCBR250Four SE とは?
         こちら → メーカー公式サイト
 ◎その(1) : 「26年目のトラブル編」 は → こちら
 ◎その(2) : 「メーカーに在庫なし編」 は → こちら

燃料タンクを調べた結果、漏れ部位は右側に2カ所(表1ヶ所、裏1ヶ所)。にじみ兆候(漏れ寸前)が左側に1ヶ所あることが分かった。

<↓燃料タンク右側は、表と裏のそれぞれに漏れ部位があり、計2ヶ所。(注):液体はガソリンではありません>
  
  

<↓タンクの左側にも、微妙な にじみ兆候(漏れ寸前状態)を抽出。放置すると、いずれ滴下に至る恐れ大>
  

私は オールドタイマー誌(八重洲出版) もたまに読むのだが、「錆は大抵の場合、目に見える部分は氷山の一角。塗装を剥がすと・・・」 なんてレポートを多く目にしてきた。そこで、手持ちの耐水ペーパー(#180)で実際に塗装を剥がし、漏れ穴の大きさを確認してみることにした。

26年間の永きに渡って連れ添った バイクの塗装を、自らの手で剥がし取ってしまうのは 惜しい気がした が、逆に自らの手だからこそ、しっかりと確認してやることができる。ここは前向きにとらえるべき。現実的にも、もしも修理業者に持ち込むことになった場合、あらかじめ錆によるダメージ度合いを自分で把握しておく必要がある(見積もりと修理に要する期間が妥当かどうかを判断する材料を得るためにも)。

<↓タンク右側の表。下地が出るまでペーパー掛けすると、もはやピンホールとは呼べない大きさの穴に・・・>
  

予想していたとはいえ、タンク右側・表の漏れ部位は、やはり 「ポンホール」 では済まない程度の穴になっている状況を確認することができた。その一方、裏の漏れ部位は もっとひどい状態であった。「穴」 ではなく、亀裂が入っていたのだ。それもマイクロクラックレベルの生易しいものではない、長いクラック痕が。恐らく、「錆で浸食されて→残存板厚が薄くなった状態に→車体振動が加わって→クラック同志がつながり→亀裂に至ったのではないか」、と思う。

<↓タンク右側の裏。塗装を剥がしていくと、それはそれは横に長く伸びて成長した亀裂を見つけることに・・・>
  

うぎゃ~。
アカンやん。
こりゃ、レストア業者に出さないとダメだべ。ダメぽ~。_| ̄|○
(Yahoo!オークションでの 中古燃料タンク の流通も無し)

   + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

根本治療を行うためには、しっかりとしたレストア業者を探し、綿密な打ち合わせを行って修理依頼する必要がある。ということで、この時点で 「業者への修理依頼」 を決意した。・・・が、CBR250Four は毎日の通勤に使っている ”足バイク” だ。レストアを依頼すれば、次のような不都合が生じてしまう。

 (1).恐らく最短でも数日間、長ければ数週間の修理日数が必要(その間、通勤の足を確保する必要あり)。
 (2).タンクの純正デカール(「HONDA SUPER SPORT」)の在庫が無い場合、ペイントで代替させ
    なければならない(オリジナルの再現が不能)。
 (3).仮にせっかくタンクをフル・レストアしたとしても、他の機能部品が寿命を迎えてしまい、
    バイクそのものを廃車に せざるを得ない状況が訪れる恐れ・・・も否定できない。

そんなとき、先日、ホンダ純正の燃料タンクの在庫を確認するために出向いた 「レッドバロン」 での、店員さんとの会話(雑談)を思い出した。

 私  : 「(タンクの)在庫ゼロですか。困ったな~。」
 店員: 「どうされました?」
 私  : 「実は錆でタンクに穴が空きまして。金属ねんどでパテ埋めでも するしかないかな・・・。
      すみません。大変失礼ですが、どこか修理工場で良いところを、ご存じないでしょうか?」
 店員: 「修理に出すなら、”板金はんだ” の設備が整っている業者でしょうね。埼玉方面にありますよ。」
 (↑回想、ここまで)

・・・板金はんだ?
そうだ、確かに 「板金はんだ」 と言っていたぞ。ということで、ネットで調べてみると。オレにも出来そうじゃないか! 毎日の通勤バイクが長期間、使えなくなるのは痛い。それに、お金をかけて修理しても上記(3)の可能性もあるワケだし。まずは 暫定処置としてDIYでタンク修理を行う。その上で、必要に応じて(あるいは冬休みなどの通勤期間以外の タイミングを見計らって、改めて)専門業者にレストア依頼する。という 2段階作戦 で行くことした。

往々にして 素人 が補修を施すと、かえってフル・レストアの際の 妨げ になってしまう恐れがあることは 理解している つもりだ。が、背に腹は代えられない。自分のバイクだからこそ、自己責任でメンテしたい(万が一、将来燃料漏れが起こった場合でも 自己対処・修理できるスキル を今の内から身につけておきたい)、という気持ちもある。

ということで、一度は 「専門修理業者へ依頼する」 と決心したのだが、最終的には 「DIYで修理する」 ことに方向転換した次第。


「その(4)・板金はんだに挑戦編」 に続く。
2012年10月15日 イイね!

[CBR250Four] 走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻 (その(2).メーカーに在庫なし編)

[CBR250Four] 走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻 (その(2).メーカーに在庫なし編)学生の頃に新車で購入以来、26年間ワンオーナーで使い続けているホンダ・CBR250Fourのトラブルを紹介するシリーズ。今回は「走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻」その(2)・メーカーに在庫無し編です。

 ◎ご参考 : ホンダCBR250Four SE とは?
         こちら → メーカー公式サイト
 ◎その(1) : 「26年目のトラブル編」 は → こちら

錆による経年劣化で燃料タンクに穴が空いた・・・ということで、対策は現品修理するか、他のタンクへの交換しかない。本来ならば、まずタンクの現状(劣化状況、補修規模)を把握するべきだが、平日はまとまった時間が取れないことから、先に ”ダメ元” でメーカーにタンクの在庫が無いかどうかを確認してみることにした。

ここで ”ダメ元” と書いているのは、数年前に別件で純正パーツを取り寄せた際、当時で多くの部品が欠品 となっていることを聞いており、またCBR250Fourの (旧250Rや250RRも) 部品は、もはやYahoo!オークションでも ほとんど出回っていない ことを とっくに知っているからである。

念のため、あらかじめ手持ちのパーツリストで関連部番を調べてみると、次のようになっている。年式違いやボディカラー違いで部番も異なるが、流用できそうな(互換性がありそうな)ものを、候補として網羅しておく。

<フューエル・サブタンクAssy>
(A).175A1-KT7-700ZA (キャンディ・アリューシャン・ブルー) FG-YA (本命)
(B).17520-KT7-000ZB (ブラック)                 FG
(C).17520-KT7-000ZA (シャスタ・ホワイト)           FG
(D).17520-KT7-760ZA (ミディアムグレーM)          RH
(E).17520-KT7-760ZB (ロス・ホワイト)             RH
(F).17520-KT7-760ZC (ロス・ホワイト)             RH

<フューエル・オートコックAssy>
(G).16950-KT7-005  FG、FG-YA、RH
(H).16950-KT7-015  RH

<↓近所のNAPSへ。在庫確認要求書に必要事項を記入し、検索していただいたが、上記いずれも在庫無し>
  

<↓念押しの念押しとして、レッドバロンでも同じように照合いただいた。が、色違い品も欠品で在庫ゼロ状態>
  

やっぱりなー。
メーカーに在庫が無く(末端の取扱店にデッドストックがある場合も まれにあるが、期待できない)、オークションでも出品が無いとすれば、現品を修理するしかない な。・・・とすると、DIYで補修対応可能なレベル にとどまっているか、業者に修理依頼しなければならないほど経年劣化が進んでいるか どうか・・・になる。

日曜日、会社から仕事の電話がかかってこないことを見計らって、燃料タンクの現状把握作業に着手。
まずはタンクキャップを取り外し、タンク内部の錆の状況を確認する。通勤でほぼ毎日使っているので、26年落ち!のバイク(で交換履歴も無し)のタンクとしては、錆は少ない 方だと思う。

<↓左:26年落ち!のバイクとしてはタンク内の錆は少ないと思う  右:自宅前でいよいよ現状把握作業を開始>
  

<↓先日の漏れはタンク右側だったが、外観上 「ここも怪しい(危うい)」 と思われる部位がタンク左側にもあった>
  


その(3)・錆の穴あきは深刻編 に続く。
2012年10月14日 イイね!

[CBR250Four] 走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻 (その(1).26年目のトラブル編)

[CBR250Four] 走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻 (その(1).26年目のトラブル編)学生の頃に新車で購入以来、26年間ワンオーナーで使い続けているホンダ・CBR250Fourのトラブルを紹介するシリーズ。今回は 「走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻」 その(1)・26年目のトラブル編 です。

 ◎ご参考 : ホンダCBR250Four SE とは?
         こちら → メーカー公式サイト

それは、つい先週の火曜日(10/9)に起こった出来事である。その日、いつものように会社での仕事を終え、CBRで帰路に就いた。CBRは毎日の通勤で使っている。ここ数日間は燃料コックを予備タンの位置で走っていたため、そろそろガソリンを補給する頃となっていた。

公私に忙しかった私は、10/5(金)の発売日に買えなかった 「JOJO menon」 を今日こそ買うぞ! という意気込みで駅前の本屋に向かっていた。

<↓買いそびれていた JOJO menon>


交差点の信号待ちから駅に通じる方へ右折し、加速している最中、エンジンの吹け上がりが 「ゴボゴボ」 と鈍くなってきたのを感じた。いよいよガス欠の手前の兆候だ。すぐにガソリンスタンドに立ち寄り、セルフで満タン補給。給油量は 12[L] 強だ(カタログ上の満タンは14[L])。前後タイヤの空気圧も問題なし(※スタンドに寄った際には、たいてい空気圧もチェックするようにしている)。点検も終え、いよいよJOJO meno ゲットに向けてGo!ってな具合で走り始めた。

しばらく走っていると、異変に気がついた。右ヒザのあたりが急に冷たくなってきた のだ。エンジンの吹け上がりに問題はない。もしも冷却水漏れならば、熱気とともにクーラントの臭いも感じられるはずだ(※冷却水漏れトラブルへの対処シリーズは → こちら )。・・・いや、「冷たい」 って時点で冷却水ではないのだろうが・・・。

様子見のため、路肩に寄って一時停止しているときは、右ヒザが寒くない。走り出すと、右ヒザが濡れたように冷たくなる。こりゃやっぱり変だ! ってことで、緊急停止。バイクから降り、街灯の下で急きょ異常有無の点検を開始する(※仕事柄、LEDライトを持ち歩いているので、各部を照らして点検する)。

<↓緊急停止し、街灯の下でサイドカウル周辺を含めて緊急チェック。こんなときにはLEDライトが役に立つ>
  

すると・・・!
ガソリンが漏れているじゃね~か。燃料タンクの右下周辺から!!
つい先ほどまで、何ともなかったではないか。
(※燃料コックやホースからは漏れていないことを確認。)
どうやら、錆による経年劣化で燃料タンクに穴が貫通してしまったらしい。ちょうど走行中のタイミングで。

漏れの程度は 「にじみ」 ではなく 「滴下」 レベル。ただし、ダダ漏れではない。漏れの正確な起点は不明だが、どこからか伝わってきて、最終的にちょうど 燃料タンクをニーグリップするあたりで風圧でズボンのヒザが濡れた結果、冷たさを感じた のだった。

やばい、このままだと漏れ続けてしまう。たった今、ガソリンを満タンにしたばかりではないか。もはやJOJOどころではない。私はスタンドには立ち寄ったが、スタンド使いではないので 「時を止める」 こともできず、すぐに家に引き返した。ガソリン漏れを発見した場所から 家までの距離が数百mしか離れていなかった ことは、不幸中の幸い である。家に着くなり、速攻でレガシィから整備用の工具箱を取り出し、CBRの右サイドカウルを取り外す。

<↓とりあえずの応急処置で、ガソリンを漏らさないように袋を用意する(環境事故になるとマズイからね)>
  
  

環境事故防止(ガソリンを下水に流さない) のためとはいえ、滴下するガソリンをビニール袋(ジップロックを2枚重ね)で捕捉し続けるにもムリがある。燃料タンクは満タンだからだ。・・・いやまてよ。部屋の中に入ったら、ガソリン携行缶 があったよな! ガソリンをそれに移し換えればいいではないか! 携行缶の容量は20[L]。CBRのガソリンタンク容量を十分にまかなえる。

<↓レガシィでサーキットに走りに行くときに使っていた、ガソリン携行缶。こんなところで役に立つとは・・・>
  
  

この時点で時刻はほぼ22時。あたりはすっかり暗い(し、作業をするにも近所迷惑になってしまう恐れもある)。
続きは翌日以降に持ち越しとなった。


その(2).「メーカー在庫無し」
に続く。
2012年10月12日 イイね!

[当て逃げ被害・中間報告(5)] 代車・トレジアを使ってみての雑感(後編)

[当て逃げ被害・中間報告(5)] 代車・トレジアを使ってみての雑感(後編)納車されてから1ヶ月めに、当て逃げ被害でドアの板金修理をすることになったエクシーガtS(年改区分:Eタイプ)の状況報告・その5です。
 ◎初報(被害状況)は → こちら
 ◎報告(1) : 自動車保険会社とのやりとり編は → こちら
 ◎報告(2) : 業者間で異なる修理費の見積編は → こちら
 ◎報告(3) : 続・保険会社とのやりとり編は → こちら
 ◎報告(4) : 代車・トレジアの雑感(前編)は → こちら

前回のブログ では、代車のスバル・トレジア(≒トヨタ・ラクティス)の静的な印象について述べた。今回は、実際に走らせてみての印象(注:あくまで個人的な雑感です)を主に述べてみる。

※2012-10-12(Fri.) 20:50 文末に追記あり

■その1・ブレーキの話
ディーラーで注意事項を確認したあと、キーを受け取り、シートポジションを合わせて帰路についた。ゆっくりとアクセルペダルを踏み込んで発進し、ディーラーの敷地から道路へと出るためにブレーキペダルを踏んだ瞬間、”カックン・ブレーキ” で急停止させてしまった。・・・あぁ、しまった! こいつはトヨタ車だった!(注:トレジアはスバル車であるが、素性はラクティスのOEM。)

そう、スバル車の 「踏力で制動力を微細にコントロールする」 ブレーキタッチに慣れ切っていた私は、ペダルストロークの途中から 急激に サーボアシスト(つまりは制動力)が立ち上がる トヨタ式のブレーキタッチ を忘れていたため、ペダルを軽く踏んだつもりで車輌を急停止させてしまったのだ(すべてのトヨタ車がそのような特性ばかりではないと思うが)。

以前、トヨタ車から初めてスバル車に乗り換えしたユーザーが、ネット掲示板で 「スバル車はブレーキの利きが悪い」 と発言していたことを思い出した。実際にはスバル車のブレーキの利きそのものが悪い(あるいは容量自体が不足している)ことはないと思うのだが、ペダルストロークに対する踏力や制動力の立ち上がり方が1次線形的なため、アシスト量が2次曲線的なトヨタ車のペダルフィーリングに慣れている者からすると、貧弱に感じられたのだろう。

今回の私はまったくその逆で、レガシィ(GT系)や過去に乗っていたインプレッサWRX、あるいはエクシーガ(GT系)の感覚でペダルを踏んだら、予期せず "カックン・ブレーキ" となってしまった次第。個人的には、トレジアのペダルタッチの方がコントロールしづらいと(エクシーガなどの方が、コントロール性に懐(フトコロ)の広さを)感じる。

■その2・走行性の話
発進性は良い。スバルのAT車のように、アクセルを踏んでからワンテンポ(最近は以前の半分:半テンポか?)遅れて発進が始まるようなセッティングにはなっておらず、ストレスを感じることはない(注:スバル車のスロットル特性が踏み始めで鈍いのは意図的なもので、雪道で不意にアクセルを開けて車輌がスリップしてしまうのを防ぐためのようだ)。

発進時に駆動力に余裕が感じられ、かつ停止直前の減速時にエンジン回転速度が下がりにくいこと、しかし定速走行時(走行負荷が小さい領域)のエンジン回転は1000rpm台に低く抑えられていることから判断すると、恐らく駆動系は 「カバーレシオが広いCVT」 に 「最終減速比が大きなファイナルギヤ」 を組み合わせているように感じられる。

<↓エコを気にせずフツーに発進するだけでも点灯するエコインジケーター。点灯の閾値が低すぎるような気が>
  

BPレガシィGT spec B(※MT車)では、シフトアップインジケーターが不自然なくらいに低回転域からのアップシフトを促す表示特性になっていたり、エコゲージをプラス(現在の瞬間燃費が過去の平均燃費よりも良くなる方向)にキープさせるためには相応のアクセルワークが要求されるのに対し、トレジアのエコインジケーターは、ラフなアクセル操作をしない限り、運転中はほぼ点灯する。まるで 「通常が消灯でエコな運転時のみ点灯」 というよりも、「デフォルトが点灯で瞬間燃費の悪化時のみ消灯」 という感じ。一体、どんな演算で点灯フラグを立てている のだろうか?

■その3・ニシキヘビ柄 ギヤポジションインジケーターの話
<↓良く出来た、しかしよくよく見ると不自然な?ギヤポジションインジケーター。いったい何セグあるのか?>
  

<↓ギヤレバーをセレクトさせると理由が判明。「S」を表示させるためだと分かる。ちなみに右画像は「D」>
  

■その4・駆動方式とリヤシートの話
荷室の床下収納スペースが上下2段構成になっていたことから、代車の駆動方式はFFと確定(※AWDならリヤデフがあるため、サブトランクが1段構成になる)。ところがリヤシートについては、床下のサスペンションレイアウトにスペース的な制約が多いはずのAWD車がダブルフォールディング(荷室拡大の際、座面を引き起こした上で、背もたれを収納する)方式であり、FF車が背もたれが床に沈む(だけの)方式となっている。普通は逆ではないのか?

<↓トヨタ車にしては後方視界は悪くない。FF車のリヤシートは、座面が沈みながら背もたれが倒れるタイプ>
  

<↓AWD車のリヤシートがダブルフォールディング(座面の引き起こしが可能)なのに、FF車はそうではない>
  

ヒンジがあるのに引き起こせないとは。何だか空いた空間がもったいないような・・・(右上画像を参照)。

■私見(その他の雑感)
そうそう。後方視界が狭いモデルの多いトヨタ車の中にあって、トレジア(扱いはスバル車だが)は後方視界が悪くない。オレに言わせると、歴代モデルも現行モデルも、トヨタ車の多くは後方視界が平均以下だ。歴代モデルではカルディナしかり、WILL_vsしかり。現行モデルではiQは仕方がないかもしれないが、いわゆる 「ティアドロップ系の(=ルーフが後端に行くほど下がる)デザイン」 採用車は、軒並み後方視界が悪い。

側面から見たときに、三角おむすびシルエットをデザイン・アイデンティティにしているプリウスは、苦肉の策でリヤハッチの下端に補助ウィンドウを付けた。だがこれは 本道(根本対策)じゃないだろ? 空力燃費に配慮するのは良いが、世界のTOPクラスに位置する自動車メーカーが安全性を犠牲にしちゃイカンだろ! と私は強く思います(ラクティス/トレジアはかろうじて その例外か)。


《追記》
  ↓
---------------------
トレジアを運転してみて、ビックリしたことがもう一つあった。
それは・・・「ブレーキペダルを踏まなくても、エンジンが始動できる」 ことだ。

上級グレードを含むすべてのトレジア/ラクティスがそういう仕様なのか? どうかは不明だが、少なくとも私が代車で借りたトレジアは、「ブレーキペダルを踏まなくても」 エンジンが始動できたし、「足踏み式ブレーキがかかっていなくても」 エンジンが始動できた。
安全対策のため、通常、MT車はクラッチペダルを踏んでいなければエンジンが始動できないし、AT車はブレーキペダルを踏んでいなければエンジンが始動できない・・・と思っていたのだが、これは私の勘違いだったのだろうか? 否!いま私が借りた代車は、天下のトヨタ車(エンブレムはスバルだが)なのに、安全思想が貫かれていないようである(驚)。
---------------------


(続く)
※ ・「板金修理シリーズ(最終報告?)」 へと続けるか、
   ・つい先日、「愛車・ホンダCBR250Fourに突然起こったトラブル(対処中)」 紹介か、
   ・あるいは未完の 「北海道・帰省(東京~札幌 往復2500kmの旅)」 シリーズに戻るか、
次回ブログの更新内容は未定ですが、少々お待ち下さい。
  ↓
  ↓
2012-10-23(Tue.)追記
※このシリーズの続きは こちら → 板金修理が完了、しかし・・・(被害報告・その6)
※・ホンダCBR250Fourシリーズ(DIYでの板金はんだ修理)は → こちら
Posted at 2012/10/12 02:49:30 | コメント(2) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ
2012年10月06日 イイね!

[当て逃げ被害・中間報告(4)] 代車・トレジアを使ってみての雑感(前編)

[当て逃げ被害・中間報告(4)] 代車・トレジアを使ってみての雑感(前編)新車で納車されてから1ヶ月めに、当て逃げ? でドアの塗装剥がれと凹みの被害を被ったエクシーガtS(年改区分:Eタイプ)の、「その後」 の状況報告・その4(兼 備忘メモ)です。

 ◎初報(被害状況)は → こちら
 ◎中間報告(1) : 自動車保険会社とのやりとり編は → こちら
 ◎中間報告(2) : 会社によって異なる修理費用 見積編は → こちら
 ◎中間報告(3) : 続・保険会社とのやりとり編は → こちら

エクシーガtSを板金修理している間の代車は、スバル・トレジアに決まった。トヨタ・ラクティスのOEMである。東京スバル(株)が所有している代車には軽自動車やインプレッサもあったようだが、当方希望の 「5人乗りのAT」 の中で、修理期間中に貸していただける車輌・・・というと、トレジアしか空いていなかったようである。

エクシーガtSと引き替えにトレジアを借りる際に、念のため 「代車として自動車保険に加入されているか?」 「ボディのキズなどは点検済みか?」 「運転に際し、注意すべき点はあるか?」 をディーラーに確認してみた。結果、「(対人・対物は利くが)自損事故は利かない」 「貸し出し前に点検済みである」 「ワイパーが1本仕様なので、慣れるまではご注意を」 とのことであった。

最近は(以前もだが)、代車や試乗車(ディーラーではデモカーと呼ぶ)が借り手の不注意で廃車になってしまう例もあるようなので、いくらセールス氏とツーカーの仲であったとしても、契約に関わる部分はしっかりと確認しておく必要がある だろう。

    + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

以下、トレジアの個人的な雑感を述べてみる。あくまで 個人的な雑感 ですので、実際のユーザー様や関係者の方々はお気を悪くされませんよう、お願いいたします。<(_ _)>

運転席に座って、まずビックリ。着座位置がかなり高い。シートリフターをめいっぱい下げてもまだ高い。アクセルやブレーキペダルを 「前に(水平方向に)踏む」 のではなく 「(上から)踏み下ろす」 感覚は、トラビックやMPVに試乗したとき以来だ。こうしたポジションが 良いとか悪いとかではなく、トレジアの場合は 「思いっきりシートを下げてもまだシートが高いままである」 ことに驚いた次第。

<↓ワンアームワイパーはリンク機構が適切で違和感無し> <↓着座位置がかなり高めで私には違和感あり>
   

個人的な感覚だけで 「シートが高い」 と書いても伝わりにくいと思ったので、一応、数値化してみる ことに。運転席フロアからシート座面(前端部、ただしR部分を除く)までの距離を測ると、約34cmと出た。ペダルを 「踏み下ろす」 姿勢を取るため、脚(もしくは足)が前方に届く距離が限られ、したがって(ペダルを踏み切ったときのヒザの曲がり角度などを調整すると)必然的にシートはステアリング近くまで寄せることになる。その状態では、腕の長い人はステアリングを抱きかかえて窮屈にならないよう、リクライニングさせないとならない(いわゆる ふんぞり返った姿勢)。こう考えていくと、何だかポジション合わせが 悪循環のループ に入っていくような気がするので、前方視界が稼げるメリットはあるものの、シート位置があまり高くなるのは考え物のように思う。

<↓女性ユーザー(幼児のいる主婦層)には良いだろうが、その旦那さんのポジションと両立させるのは厳しい?>
   

さて、トヨタ車(トレジアはスバル車だが・・・(汗))は 内装にも細かな気配り がありそう。ということで、前席のドアポケットを見てみる。少々大げさではあるが、誰にでも確実に分かりやすい樹脂刻印を発見。ラクティスが対米輸出されているかどうかは知らないが、「濡れた毛を乾かすためにネコを電子レンジに入れないこと」 という表記が無かったからとか、「ドライブスルーでコーヒーが熱くてヤケドをしたから」 などの理由で訴訟が日常茶飯事的に起こされる(可能性のある)米国対策も加味された コーションラベル代わりか? と思わせるような出来映えではないだろうか。

<↓ドアポケットのドリンクホルダー部の刻印。ここまで明確に表現されると、米国で訴訟も起こされないか?>
   

運転席と助手席の間には、何と!4連ドリンクホルダー が備わっている。中央の2つの仕切り板は単に脱着可能なだけでなく、装着時には収納部の前後方向の長さ(容積)を、それぞれ3段階にスライド調整可能となる工夫が織り込まれている(画像参照)。だたし、すべてのユーザーがそれに気がついているのか?という疑問は残るのだが・・・。

<↓4連ドリンクホルダー。後ろ側の2つの仕切りは、それぞれ装着位置(爪の位置)を前後3段階に調整可能>
   
   

なかなかやるな・・・と思い、トレジア(ラクティス)の販売ターゲット層に含まれるであろう、幼児のいる主婦の使用形態を 模擬 してみた。幼児が好きなクルマのおもちゃ(今回は BHレガシィを用意)と、ドリンクではないが子供が好きなお菓子(今回は JOJOの奇妙な冒険チョコレートを用意)を、このドリンクホルダーに試しに入れてみたのだ。ドリンクホルダーは、なにもドリンクだけ入れるとは限らない。小物入れとして使う人も多いハズだ。

<↓トヨタ自慢の? 4連ドリンクホルダーの使い勝手はいかに?>
   

<↓左:BHレガシィのおもちゃは都合良く置ける  右:残念ーッ!JOJOのお菓子は幅が足りずハマらないッ!!
   

    + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

ああぁ!
何やってんだ>オレ・・・。

とか言いつつ、今回の静的チェック(の主要部分)を終わることにする。
次回ブログは、実際にトレジアを走らせたときの(まじめな)動的チェックを中心にお伝えします。


代車・トレジアを使ってみての雑感(後編) に続く。
(エクシーガ修理の中間報告は また別途)
Posted at 2012/10/06 23:25:55 | コメント(4) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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