補助灯で有名なIPFのファン感謝デー(11/16(日))に初参加したときの印象をつづるブログの最終話です。今回は、イベント(工場見学&感謝祭)を通じて、当方の目についたことを紹介する 「番外編」 です。
関連ブログ:
◎その1 →
ぐんまちゃんがお出迎え 編
◎その2 →
特売(アウトレット)&くじ引き 編
◎その3 →
ビンゴ大会&仕入れ品 編
「その3」 からの続き。
(※各画像はクリックで800×600に拡大します。)
以下、すべて当方の 個人的な視点 から気がついた点を列挙させていただきます。決して他意はございませんので、悪しからず。
■こども消防隊
私見ですが、IPFのファン感謝デーでは、マニアだけではなく一般の家族単位でも楽しめるような趣向が凝らされていると感じました。たとえば、子供がクルマの中に入って記念撮影することができる、消防自動車を模擬した展示車。「こども消防隊」 と書かれています。
<↓左:記念撮影するときは順番に並んでね、のボード 右:子供が乗り込むことができる展示車両>
ここで、ナンバープレートを見たとき、恐らく多くの人は 「おっ!ナンバーが119番になっているね。」 と思うことでしょう。でも私は、ナンバーの数字よりも、
類別区分表示が800番(いわゆる8ナンバー、
特種用途自動車登録)となっていることに、目が向いてしまいます。
<↓ちゃんと特種用途自動車を表す
8ナンバーの表記 となっていることに感心しました>
次に、せっかくなので この 「こども消防隊」 車両を観察してみます。
ルーフには、IPFの補助灯とともに、放水ノズルを操作している 「ぐんまちゃん」 が乗っています。また、キャビンと荷台の間に位置する操作パネルには、「ホーン・放水」 や 「ウィンチ」 を操作するためのトグルスイッチが設けられています。
ウィンチまで備えるとは本格派ですね。
<↓左:IPFの補助灯と、放水ノズルを操作するぐんまちゃん 右:ウィンチなどの操作SWも備える本格派>
さらに細部を見て見ると。
<↓車両のリヤには、遊び心(?)からなのか、ロープでクライミングする救助隊のフィギュアも標準装備>
なかなか凝った造りのようです。
改めてフロントに回って上部を見ると 「EV」 の表示があります。バッテリによるモーター駆動車なのでしょう。「こども消防隊」 の消防自動車は、何とも先進的に見えます。
そんな展示車ですが、欲を言えば 「こども消防隊」 ではなく 「子供
しょうぼうたい」 の表記の方が良いのでは? 漢字の 「消防隊」 を読める幼児がどれくらいいるのだろうか・・・と思った次第。いや、個人の勝手な雑感なのですけどね。
■製造ラインの見学
ファン感謝デーでは、工場内の製造ラインを見ることができました。通路脇にも、補助灯の筐体がどのようにプレス加工されていくのか・・・が分かる説明モデルも展示されていました。
<↓異なる筐体のそれぞれに対応した、プレス&加工工程を説明する展示が置かれていました>
いわゆる 「おわん型(あるいはナベ型とも)」 の筐体は
深絞り加工を経て成形 されますが(右上画像)、リム成型モデルは中央部をカットしますので、製品毎に
くり抜かれた円形の端材 が出てしまいます(左上画像)。端材を2次利用できれば別ですが、そうでなければ(恐らく)捨てるだけとなってしまいかねず、製品単価に(端材となる分の)材料コストも上乗せされているかもしれないな・・・と思いました。
引き続き、製造ラインを見学します。
<↓製造ライン上にある加工機や各行程での設備(の一部分)>
<↓加工完了品置き場。「次工程はお客様」 の表示が、不具合品の流出防止の意思表示と見て取れる>
<↓そんな中、「スポット溶接工程」 の手前に 「遊休設備」 の表示が・・・>
遊休設備とは、老朽化や故障などの理由により稼働していない設備のこと。固定資産登録されていれば、現有価値の見積額に応じて 「遊休扱い」 のままとするか 「除却(廃棄)」 することになると思われます。わざわざ非稼働装置を 「遊休設備」 と表示していることに、IPFの企業としてのマジメさが垣間見えたような気がしました。・・・いや、あくまで当方の勝手な想像なのですが。
■工場内の工夫と特徴
製造ラインの見学は、コースに沿って(特別な説明員もなく)歩くだけでしたので、実質的には5~10分間程度しか見ておりません。しかし、そのような短時間の中でも目に付いた特徴が多々ありましたので、あくまでも当方の個人的な視点から、備忘録として記したいと思います。
<↓アウトレット(特売品)の販売コーナーから、外の通路に抜ける出入口付近の様子(黄色の囲みに注目)>
一般的に、工場内では良好な作業環境を確保するため、採光(薄暗くならないよう)に配慮すると考えられますが、加工工程や生産品目によっては、直射日光は妨げとなる場合もあるかと思います。これもまた当方の勝手な想像ですが、工場の中で高い位置にある窓に対しては、採光しながら直射日光を防ぐ役割を果たしている(?)と思われる採光ボード(?)が設置されていることに気がつきました。
<↓左:直射日光の直撃を避けながら採光可能なボードを設置 右:工場内のスローガンを掲示する看板>
工場内に設置されたスローガンや、注意喚起の看板は他にもあります。
実は、ビンゴ大会の会場にも、有名なスローガンが掲げられていました。
<↓ビンゴ大会の会場に掲げられていたスローガン>
<↓拡大表示させてみると・・・! あっ!
あの会社のスローガンと同じではないか!>
上記のスローガンを見て、私はビックリしました。
と言うのも、私が 2006年04月20日 に上げた過去ブログ:
[スローガン] スズキ(株)編 の中で紹介してある、
スズキ(株)の企業スローガンと同じだったからです。
「渇いた雑巾を絞る」 と評されるトヨタよりも、軽自動車作りで鍛えられたコスト意識の高いスズキのスローガンと同じ文言を、ここ・IPFの工場内で見ることになるとは・・・。いや本当に驚きました。
<↓こちらは、その他の注意喚起の看板類の例。エコ(かつての表現をすれば、省エネ)にも配慮>
■工場内の安全衛生など
工場内は、安全衛生面でも配慮されているな、とも感じました。
その具体的アイテムを載せてみます。
<↓左:手指の洗浄・消毒としてサニテートAを配備 右:トイレ内の一コマ。区分がしっかりしており好ましい>
もちろん、工場の製造ラインだけでなく 「ファン感謝デー」 対策もバッチリ採られていると感じました。
<↓左:初めて工場に来た者でも、案内があるので迷わない 右:来場者に対するゴミ分別もバッチリ配慮>
私は、今回 初めてIPFの工場を訪れた一般ユーザーです(バックアップランプとしてIPFの補助灯をレガシィで使用。詳細は →
こちら)。家族とともに動いたこともあり、工場内をマジマジと眺めたワケではありませんが、ザッと 「流し見」 した限りでも、上記のような工夫を発見し、特徴を感じ取ることができました。IPFは、地元に根ざしながらファンとともに品質向上を図る企業なのだな、と感じた次第です。
ファン感謝デーというイベントを家族全員で楽しませていただき、IPFの工場を後にしました。工場の門を出るとき、ふと振り返って銘板を見直してみました。そこには次のように刻印されていました。
群馬県指定
中小企業 近代化推進 指定企業
中小企業 合理化 モデル工場
通商産業大臣表彰
輸出貢献企業(昭和46年度)
<↓カタログでは分からない、しかし現場に行った者には、IPFの社風のようなものに触れたような気がします>
以上、「その1」~「その3」 まで、備忘録として一連のブログを上げてきましたが、今回は視点を変えた 「番外編(=最終話)」 として私の目に入ったものを記録してみました。いかがでしたでしょうか? 当方の一連のブログは単なる個人的な備忘録ではありますが、IPFのファン感謝デーに参加できなかった方々に対しても、何らかの参考になれば幸いです。
↓
↓
↓
2015-11-25(Wed.) : ご参考
2015年(第14回)の参加記録をアップロードしました。
◎2015年・参加記録 前編は →
こちら
◎2015年・参加記録 後編は →
こちら