今年の5月連休も、家族そろって東京から札幌に帰省しました。エクシーガに7人+犬2匹を乗せて、「東京→青森→(フェリー)→函館→札幌」 というルートを通る、片道1000km超のツーリングになります。
母の納骨式(法事)が帰省の主目的ですから、子供を含む家族全員の都合を付けて参加させます。飛行機ではなくクルマで移動する理由は、所要時間と費用のバランスなどからです。
今回のブログは往路編ですが、帰省記は全体で4部構成となる見込みです。
◎その1・往路編(今回のブログ)
◎その2・食事編(ジンギスカン、寿司、ラーメン、調理パン):次回ブログ
◎その3・復路編(予定)
◎その4・買い物&プチトラブル編(予定)
■海割:2人目以降の料金が無料に
「青森~函館」 間の津軽海峡フェリーでは、「海割ドライブ」 という料金定額サービスがあります。WEB予約限定ですが、「普通車1台に、定員まで何人乗っても定額14,800円で済む」・・・というプランです。つまり、車1台+ドライバーを含めて最大8名まで、定額で乗船が可能なのです。
「クルマ(6m未満)+ドライバー」 の料金(14,800円)に、同乗者が1人追加になっても14,800円で同額。3人目が増えても同額。以下同様で、クルマの定員(最大8人までの設定)までなら、追加料金無しに定額14,800円で 「青森~函館(片道)」 に乗船可能。ただし、予約可能数には限りがあります(早めの予約が吉)。
我が家に当てはめると、エクシーガに家族7人全員が乗っても14,800円(車両の航送料金込み)で済む のですから、これを使わない手はありません。往復の高速通行料金+ガソリン代を入れても、飛行機で往復するよりも遥かに安上がり です。
乗船時間は片道3時間40分と短めですが、安く上がった分、犬は車両甲板で車内残留としないでドッグルームを予約しました。
<↓ペットを連れて乗船する場合は、スマートチェックイン(ドライブスルー)ではなく窓口手続きが必要>
■事前準備
いつものことですが、帰省などの長距離走行前には、必ず車載バッテリーを満充電させておきます。「走行中はオルタネータが発電するから関係ない」 とお考えの方々もいらっしゃるかもしれませんが、無用のトラブルを防止すること、および充放電バランスや充電頻度、ひいては燃費にも関わってくると思うので、個人的には満充電させています。
<↓(左)全自動バッテリー充電器で満充電に (右)フェリー内での犬の移動用ケージも洗っておく>
■「東京~青森」 で12時間の計画
「東京~青森」 間の距離は約700kmですが、約2時間ごと(目安)に犬を散歩させたりするなどの休憩を入れることを考慮し、所要時間を12時間(過去の実績値)に設定しています。今年の往路は、東京出発から青森到着まで、ほぼ全行程であいにくの雨でしたが渋滞もなく、適度に調整して予定通りの12時間で青森に到着しました。
以下、東北自動車の途中で休憩したPAで見つけた、印象深い風景を紹介します。
<↓(左)トイレに飾ってあったお花。手前は造花だが後方は生花 (右)ナゾの聖水、エナジードリンク>
私は生け花(池坊流)を習っていたので、生け花やフラワーアレンジメントの類には興味があるのです。高速道路のトイレという制約のある空間でありながら、生花を見事に活かした展示は素晴らしいものがありました。その一方、同じPAの売店には 「お嬢様」 でありながら 「聖水」、かつ 「エナジードリンク」 という、とても興味をそそる単語の組み合わせから成るナゾの製品に目を奪われました。買いませんでしたが。
■船内の様子
津軽海峡フェリーでは、同乗者もクルマに乗ったまま車両甲板に乗り入れします(他のフェリーでは、同乗者はクルマから降りて徒歩で乗船する会社もあります)。エクシーガのフロントウィンドウには、窓口手続きの際に渡された 「ドッグルーム利用車輌」 の紙を、外から見える位置に置きます。そして 「ペット無し」 の他の車列とは異なる車列にクルマを駐めて待機 します。
<↓係員の誘導に従って乗船。ノーマル状態のエクシーガなので、車高短レーンに並ぶこともなし>
係員の誘導に従って車両甲板を進むと、何と 「客室入口」 のド真ん前に駐めるよう導かれました。このへんが 「ドッグルーム利用車輌」 の張り紙の効果ですね。犬を入れたケージを抱えながら車輌甲板内を歩き回らなくても済みます。受付でドッグルームのカギを受け取り、セルフで犬を持参のケージから船内ケージへと移し替えます。
<↓客室入口のド真ん前に誘導されて駐車。ケージに入れた犬の持ち運び距離が短くて済みます>
<↓ドッグルームの様子。上下に2段あり、今回は(船が揺れる場合を想定して)下段を希望しました>
<↓ドッグルームの奥にある扉を開けると、隣接するバルコニーに接続します>
さて、犬を落ち着かせたあとは、2等(通称:雑魚寝部屋)に移動します。寝る場所を家族が確保しておいてくれましたが、乗船した便は利用人数が混んだ状態ではなかったため、十分に広いスペースで休むことができました。身体を休めつつ、船内に備え付けられていた情報誌に目を通します。
<↓何と、つい先日、七飯地区に新しい道の駅(なないろ・ななえ)が出来たという情報を仕入れました>
帰省の際にはいつも通る国道5号線沿いに、新しい道の駅がオープン。下船した際には立ち寄ってみることにします。それにしても、右上に載せた 「なないろ・ななえ」 への順路を示す簡易地図ったら・・・ホントに簡略化し過ぎだろって感じですが、まぁ見る人が見ればこんなシンプルな地図でも十分に分かります。
また、情報誌には函館のマンホール事情も載っていました。見ると、そこには豆知識が。これまでに私の過去ブログでもマンホールの画像を紹介してきましたが、なるほど、冬期は無塗装品に交換されていたのですね。知らなかったです。
<↓「冬期は滑りやすかったり除雪で傷つくので、無塗装のものに交換されます」 との解説があります>
■函館に到着
フェリーは定刻通りに函館港に着岸し、下船を開始します。私たちは、あらかじめドッグルームに預けてある犬たちを持参のケージに移し入れてから、車輌甲板に降り立ちます。同乗者もドライバーとともにエクシーガに乗り込みます。
<↓車輌甲板から下船口に移動し、そのままフェリーターミナル前の無料駐車場(2時間まで)に駐める>
<↓犬も適度に散歩。 (左)村山・元首相に風貌が似た?プッチ、(右)小型軽量で耳が大きなミライ>
散歩を済ませた犬をいったんクルマに乗せて、フェリーターミナルの売店に移動します。「白いブラックサンダー」 に、新しい包装バージョンがあるのを発見。どうやら、プロ野球の北海道日本ハムファイターズのキャラクター、ブリスキー・ザ・ベアー(通称:B☆B、ビービー)のようです。
<↓ミニサイズは税込みで、(左)通常仕様は360円、(右)北海道日本ハムファイターズ仕様は432円>
内容量は11本入りで、どちらも同じ。ファイターズ仕様になると価格は2割アップ。ファンにとっても微妙な価格設定のように思われますが、恐らくこれは地元のファン向けというよりも、観光客のおみやげ用(がメインターゲット)なのでしょう。
<↓売店の奥をさらに通り抜けて屋外に出ると 「ハートのモニュメント」 なる造形物がありました>
屋外に 「ハートのモニュメント」 なる造形物があっただなんて、今のいままで知らなんだ。もう何年間も津軽海峡フェリーを利用しているというのに・・・。公式サイトのパノラマビュー(http://room360.jp/ROOM/TSUGARUKAIKYO-FERRY/)を見ると、当初は 「恋人の聖地」 というパネルが設置されていたようですが、何かのクレームでも来たのか(>単なる想像です)、今では他のパネルに置換されてしまっているようです。
■道の駅 「なないろ・ななえ」
今年の3月23日(1ヶ月ちょっと前)にオープンしたばかりの道の駅、なないろ・ななえ に向かいます。函館市内から七飯方向には函館新道というバイパスが走っていますが、実はこの20km超の区間は、通行無料の自動車専用道路(高速道路) です。
<↓制限速度100km/h(一部区間は70km/h)の高速道路が無料で走行可能という、有り難いバイパス>
<↓函館新道を抜けると、ほどなくして なないろ・ななえ の看板が出て来ます(国道5号線沿いです)>
駐車場は混んでいましたが、何とか駐めて店内へ。ソフトクリームでも食べようか、と思ったものの、長蛇の列で断念しました。
<↓牛乳ソフト、林檎ソフトのほか、ガラナソフトもあり。入店時は買い求める人々の長蛇の列で断念>
<↓原料としてりんごを使った製品がありました。りんご好きの私は、ここでストレートジュースを購入>
そのほか、野菜や果物、それらの加工品なども販売されていました。長距離移動時のリフレッシュポイント(道の駅)が増えることは、ありがたいですね。
■無事札幌に到着、そして
お昼過ぎに函館を出発し、七飯・ニセコ・倶知安で休憩。途中、家族がいろいろと予定外の買い物をしたため、このまま中山峠(道の駅・望羊中山)に向かっても、「あげいも」 を購入できる時間(閉店時間)を過ぎてしまうと判断。あげいもの購入は断念し、ルートを(比較的平坦な)小樽廻りに変更します。
夜になりましたが、無事に札幌に到着し、翌日の法要に備えます(∵当方が施主)。法要当日も雨天でしたが、納骨と読経のときだけ雨が止み、お坊さんをお見送りした直後にまた雨が降ってきたのは、単なる偶然でしょうか。お世話になっている霊園は、以下に載せる画像で(見る人が見れば)すぐにどこか分かってしまいますが、毎年帰省するたびごとに、何らかの建造物が新しくできて増えており、少なからず驚かされます。
<↓霊園の入口の脇に建つモアイ像(のレプリカ)>
<↓そのスケールが分かる対比画像(このような像が、そこかしこにゴロゴロ建っている)>
今回の帰省の大きな目的(納骨、法要)を済ませることができたので、ここから先は、例によって子供たちを含む家族においしいものでも食べさせることにします。
「その2・食事編(ジンギスカン、寿司、ラーメン、調理パン)」 に続く。
(以降は、「その3・復路編」、「その4・買い物&プチトラブル編」 となる見込み。)
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2018-05-10(Thu.) : 更新
【2018GW・帰省記】 その2・食事編(ジンギスカン、寿司、ラーメン、パフェ、パン) をアップロードしました。
Posted at 2018/05/08 01:01:01 | |
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