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調布市のKAZのブログ一覧

2020年05月12日 イイね!

[エクシーガtS] ボディ下部のエアロパーツにラインテープ(黄色)を貼り付け

[エクシーガtS] ボディ下部のエアロパーツにラインテープ(黄色)を貼り付け家族用のエクシーガは実用本位。これまでに装着したパーツは機能部品がほとんどで、ドレスアップ系のパーツはあまりありませんでした。

今回、そんなエクシーガにも多少の色気を付加するため、ボディの下部周りにラインテープを貼り付けることにしました。今回のブログは、その作業風景の紹介(兼、自分への備忘録)です。


■黄色のラインテープはあまりない
キッカケは、つい最近、BPレガシィのフロントアンダースポイラーにSTIの赤リップを装着したこと(→ こちら )。エクシーガは、今後も永く乗り続ける予定の家族車なので、ここらで外観のリフレッシュでもしてみようか…と思った次第。

レガシィには(テーマカラーである)赤いラインテープを付加し、エクシーガにはボディカラーのWRブルーメタリックに映える「刺し色」として、当初から黄色にすることを決めていました(※だから黄色のSWRTステッカーも、左右ドアに貼り付け済み)。

ところが”イエローの”ラインテープは、ほとんど見当たりません。メーカー品はカーボン柄や、赤・黒・白などの人気色ばかり。数少ない黄色があったとしても蛍光テープ(夜間の反射材として)か、無名メーカー製で長さが66mもある(どうやって消費仕切れるのか?)ようなもの。

結局、運良くヤフオクで良さげなものを見つけ、素材としての確保ができました。


<↓今回は控えめな、幅5mm品を調達。レガシィ用の赤色とセットで購入>
 

<↓ヤフオクで発見。耐候性を謳う黄色のラインテープはあまり多くはない>


■貼り付け位置の検討
刺し色としてのラインテープを貼る部品は、フロント:スカートリップ、サイド:サイドスポイラー周辺、リヤ:バンパー周辺、を予定。まずはサイドスポイラー周辺への貼り付け位置を実車で検討します。

<↓案1:サイドスポイラー端部、ただしその上面に貼る案>


<↓案2:サイドスポイラーの側面に貼る案>


<↓案3:スポイラーではなく、サイドスカート下端に貼る案>


私的なイメージ(>あくまで私見です)としては、
 ・案1 → 幅5mmの細線であっても、上から見下ろした際に
       テープ幅いっぱいに視覚効果が得られる。
 ・案2 → 凡庸。代わり映えしない。が、安全策。
 ・案3 → 横幅のワイド感がそがれてしまう。これは無いかな?


■サイドスポイラー(右側)への貼り付け
結局、案2(サイドスカートの側面に直線状に貼り付け)を選択しました。最大幅の部分でラインテープを貼った方がワイド感(→安定感)が得られることと、黒地に黄色の組み合わせの方が視覚的なアピールが可能なため。スカートの厚みが5mmというテープ幅にマッチしているという理由もあります。

<↓方針が決まれば、あとは事前洗浄済みの当該部にストレート状に貼り付け>
 

<↓テープ端部の処理例。ハサミを使用し、テープの角をラウンド状に落とす>


とりあえず、以下のように完成。

<↓貼り付けターゲット(サイドスポイラー側面)が直線状なので、貼り付けも容易>


<↓別アングルから>


■サイドスポイラー(左側)への貼り付け
車両右側への貼り付けでコツをつかんだあとは、左側のサイドアンダースポイラーへの貼り付けへと移行します。

<↓ターゲットをよく洗浄(脱脂)し、直線状に貼り付けしていくのは右側と同様>


工夫というほどのものではありませんが、作業途中で円環状に巻かれたラインテープがほどけてバラバラに分解することを防ぐため、スライド可能なガイドテープを付加しています。

ガイドテープと言うと大げさに聞こえますが、実態は「養生テープをいったん接着面が外側になるように帯状に貼り、その上にさらに接着面が内側になるよう重ね張りしたもの」です。これで円環テープの内側も外側もベト付かない、スライド可能な姿勢保持器に早変わりします。


<↓あらかじめ作業中にラインテープがバラけないよう処置してから、作業開始しています(冒頭の画像の通り)>


<↓ラインテープの始点と終点は、貼り付けターゲットの当該部位の形状に合わせてラウンドカット>


ちなみに、すでに納車直後から貼り付け済みのSWRTステッカーの黄色に対しては、今回のラインテープの色味は ほぼ近似色でした。

<↓SWRTステッカー(スバル純正部品)。個人的にはWRブルーに映える色は黄色と思っています>


■フロントのスカートリップへの貼り付け
左右のサイドアンダースポイラー(難易度:低)への貼り付けを終わらせたあとは、引き続きフロントのスカートリップ(黒リップ)への貼り付けへと進みます。以下の画像は、その作業風景です。

<↓キッチリと水平にライン出しするためには、作業姿勢や他人の人目もはばからない(自宅前だし…)>


# ちなみに上記画像は、一人で三脚を立てて
# セルフタイマーで撮影しました。

<↓黒リップの下端から、ほぼ均等に2mmを空けてラインテープを貼り付けしました。両端部はラウンドカット>


■リヤアンダーへの貼り付け
ここまでは特に迷うこともなく、一気に貼り付けしてきましたが、問題はリヤ部の処理です。特にリヤパンパーの両サイド(サイドアンダースカートの延長線上との接続部)。

しかしながら、我が家のエクシーガには、リヤバンパー両サイドにはボディ同色のエアロスプラッシュがあるだけで、黒色のアンダーガーニッシュ的なエアロパーツは付いていません。

ボディを一周、見渡したときに、黒色のエアロアンダーパーツの上に黄色のラインテープがあることで統一感が取れるのに、このリヤ両サイドだけWRブルーの素地の上に黄色のラインテープを貼ってしまうと、デザインエッセンス的に連続感が得られないと思うのです(>私見です)。

いろいろ考えた結果、結論としてtSグレード(※tS:tuned by STI の意味)に標準装備のSTIリヤアンダースポイラーの側面に貼り付けることにしました。黄色のラインは、リヤの両端部でいったんは途切れますが、車両全体として見た場合の統一感は逆に保たれると思っています。


<↓やや腰高感となってしまうリヤバンパー本体ではなく、より下部のリヤアンダーにラインテープを貼る>


<↓例によって始点はラウンドカットしておき、テープのエッジ剥がれのリスクを低減>


<↓ラインテープの終点も同様に、ハサミでラウンドカットを施しておいてから圧着します>


<↓リヤの完成形です。STIリヤアンダースポイラーの上下幅(側面の厚み)はテープ幅の5mmにマッチ>


■作業後の外観チェック
こうして一通りのラインテープ(イエロー)の貼り付け作業が終わったあとは、一歩か二歩引いた位置から、改めて車両全体を眺めてみます。テープ自体は曲げ性に優れ、多少の貼り直しも利きます。微修正するなら、時間硬化しない今のうちです。

<↓車両の右前方より。フロントからサイドに流れる黄色のラインは、路面からの高さ的にも統一感がある>


<↓車両の左前方より。レガシィの赤リップを見ると、エクシーガのフロントは10mm幅でも良かったかな>


<↓フロントから。ファミリーカーのエクシーガ的には、これくらい控えめな方が良いような気もします>


我が家の使用用途的にも「やる気 満々感」は不要ですので(実際に使うのは家族がメイン)、「少し控えめだったかな、もう少し自己主張しても良かったかな…」程度に抑える(腹八分目)くらいが、実はちょうど良いのかもしれません。

COVID-19対応で、三密を避けて人出の少ない時間帯に低頻度でスーパーに買い出しに出かけるのですが、駐車場で「今までとはちょっと違う」黄色の刺し色がボディ下部に増えた我が家のエクシーガを見るにつけ、自己満足ではありますが、今後とも より永く付き合っていけそうに思っています。


# 低コストでのイメージチェンジ(外観リフレッシュ)。
# やって良かった。


「レガシィ編」 へと続く。
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2020-05-13(Wed.) : 更新
[BPレガシィ] ボディ下部にラインテープ(赤色)を貼り付け をアップロードしました。
Posted at 2020/05/12 00:02:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ
2020年05月09日 イイね!

[BPレガシィ] STIスカートリップ(チェリーレッド)の取り付け・その4(最終話)

[BPレガシィ] STIスカートリップ(チェリーレッド)の取り付け・その4(最終話)愛車のBP5D型レガシィ(2006年式)について、外観上のプチ・リフレッシュを実施。第一弾としてSTIの赤リップを新規購入。
今回のブログは、そのDIY工程紹介の「その4(最終話)」です。


◎「その1」 は → 「赤リップ購入」と「黒リップ(破損)現状確認」 編
◎「その2」 は → 下準備(スポイラー清掃とガムテの糊跡 撤去) 編
◎「その3」 は → 赤リップのV字カットと両面テープ貼付け作業 編

■24時間以上放置後に取り出し
レガシィの荷室に丸24時間以上(実際には都合により丸4日間となりました)、クランプしたまま放置しておいた「フロントアンダースポイラー+赤リップ」を取り出します。

<↓荷室内は雨風埃をしのぐことができて、温度もそこそこ維持される環境>
 

<↓DIYクランプも洗濯ばさみも脱落することなく、両面テープの圧着を手助け>


<↓洗濯ばさみの間には薄板をサンドイッチしていません(クランプの面圧低下を避けるため)>
 

旧・黒リップでは、ボルト&ナットにより固定されていましたが、今回の新・赤リップでは素直に付属の樹脂クリップ(通称:クリスマスツリー)をそのまま使います。こちらの方がずっと装着作業性に優れます。

<↓樹脂クリップは取付説明書では14個入りとなっていましたが、実際には15個ありました>


■ドリルの穴あけ位置の検討
ここから先は、ドリルを使って「スポイラー+赤リップ」に貫通穴をあけます。取付説明書には、スカートリップ側から穴あけする旨の記載があります。

<↓穴あけの大きさはφ5で貫通穴>


<↓手持ちのドリル。リョービのFDD-1010KT。このパーツレビューは → こちら


ところで添付されている取付説明書によると、BPレガシィ(GT spec B)のフロントアンダースポイラーの形状に赤リップを取り付けする場合の、標準的な穴あけ箇所は10箇所となっているようです。具体的には下図。

<↓図の上段がレガシィ系(10点止め)。下段はSTI系などで、V字カット箇所が多いため14点止め>


樹脂クリップの同梱数は、恐らく予備の1個を含めて計15個ありました。撤去した黒リップの(スポイラーからの)剥がれ具合を考慮すれば、取説指示の10点止めにこだわる必要はない…と考えました。

赤リップの両側面からの外力入力は考えにくいので、赤リップが力を受けるとすれば、車体前方からの入力がほとんど になるはず。通常時でフロント方向から車速風を受け(※STI によると、ClfとCd値の低減に効果があるとのことから)、イレギュラー時にも、縁石乗り越えあるいはコンビニ駐車場の車輪ストッパーにより(ヒット気味に)瞬時荷重がフロントから入ることが考えられます。

とすると、樹脂クリップはフロント側にもう少し補充する方が、理にかなっているはず。ただしあまり多用し過ぎると、今度は(赤リップがツッパリ過ぎて)本来のアンダースポイラーを保護するという機能がスポイルされてしまうことでしょう。

そうしたことを考え合わせて、結論として私は計12箇所(取説+2個)で樹脂クリップを固定することにしました。


<↓上段は取説による標準穴あけ位置。下段は赤丸印の部位に穴あけすることにした当方の判断>


■穴あけ(φ5)作業の開始
上記の自己判断に従って、ドリルで樹脂クリップ固定用の穴あけ作業を進めます。洗濯ばさみも取り外します。

<↓圧痕が見られたことから、たかだか洗濯ばさみと言えども、そこそこのクランプ力はあった模様>


早速、まずはφ3のドリルで下穴をあけます。その後、目的のφ5サイズのドリルでそろえます。その際、赤リップの材質はPVC(ソフト材)、スポイラーの材質はPPE(ハード材)という異材の組み合わせで貫通させるため、バリの発生に要注意です。特に、両者を貫通したあとドリルの刃を引く抜くときに、バリも一緒に引き込みやすいので、キズやケガに気をつけます。

<↓マーキングした位置通りに穴あけするだけでなく、ドリルを引く抜く際のバリの発生にも注意が必要>


さて、バリに気をつけながら貫通穴を設けたときに、ドリルの刃の「入り側」が赤リップ(ソフトなPVC)であるため、開口部が毛羽立つ場合があります。その場合は、手持ちのリューターの刃を活用して(面取りする要領で)「地ならし」します。

<↓赤リップの開口端が、ドリル刃の打抜きのままだと荒れてしまう場合は、リューター刃で平滑に馴らす>


<↓ついでに赤リップの両端もR形状で処置(組付説明書では斜めにストレートカットとなっていましたが)>


これでようやく樹脂クリップ挿入の準備が完了したことになります。

■樹脂クリップの挿入
自己判断で適用箇所を12個に増やした樹脂クリップを、φ5の貫通穴にはめていきます。

<↓樹脂クリップはしっかりと貫通穴にはめて、裏側からもクリスマスツリーの引っかかり状態を確認する>


<↓樹脂クリップを挿入した状態>
 

<↓樹脂クリップ装着後の全景>


<↓ここまでくれば、あと一息>


■車体への取り付け
いよいよ「スポイラー+赤リップ」をフロントバンパー下部に装着します。昨年、スポイラーを取り外した際に保管しておいたボルトや固定クリップなどを用意します。ボルトやナットの類がサビ気味の場合は、少量の給油をしておきます。

<↓バンパーに固定する際に必要となる固定具。画像にはまだ写っていない、他の樹脂クリップもある>


<↓車両側に残しておいたボルトを緩めるところ(スポイラーの両端部)>


<↓作業風景の例。なお、画像に写っているスロープはスノーヘルパーの類(※)>


(※)パーツレビューは こちら → 三甲(株) サンヘルパー・ラッシュ

<↓作業風景の例。車両左側から車両右前に向かって撮影(※背景のホイールはエクシーガ)>


■プチ・リフレッシュの完成
こうして、自分なりの考えと判断に基づいて作業を進めた「STI スカートリップ(チェリーレッド)」の装着作業が、いよいよ終了となりました。プチ・リフレッシュの第一弾が無事に完了を迎えた瞬間です(※単なる自己満足です)。

<↓「ダークグレーMの車体色+黒色のアンダースポイラー+赤リップ」も、なかなか合っていると思う>


この日はまだ陽がある(日没までに時間がある)ので、念のため全自動充電器で車載バッテリーをFULL充電しておきます。

2006年の製造から、早14年目。まだまだBPレガシィには(…というよりも、オーナーである私自身が?)今後の人生を豊かにするため、がんばってもらいます。


<↓車載バッテリーもこの際にFULL充電。備えあれば憂い無し(だと良いなぁ)>


以上、ブログの4話に渡ってのSTI赤リップ取り付け作業紹介(という体を取った備忘録)を終わります。毎度の長文にも関わらず、目を通して下さった方々にはお礼申し上げます。
2020年05月07日 イイね!

[BPレガシィ] STIスカートリップ(チェリーレッド)の取り付け・その3

[BPレガシィ] STIスカートリップ(チェリーレッド)の取り付け・その3愛車のBP5D型レガシィ(2006年式)のスカートリップ(黒)は、度重なる雪道走行を含む経年劣化でボロボロに。そこで今後も気分良く乗り続けるために、STIの赤リップを新規購入。
今回のブログは、DIYで装着する際の工程紹介の「その3」です。


◎「その1」 は → 「赤リップ購入」と「黒リップ(破損)現状確認」 編
◎「その2」 は → 下準備(スポイラー清掃とガムテの糊跡 撤去) 編

※便宜上、チェリーレッドのSTIスカートリップを「赤リップ」と記しています。

■取説と赤リップの確認
赤リップ(部番:ST96020ST010)の取付・取扱説明書は、あの超長い梱包筒の中に長期間 同梱されていたため丸まったクセが付いてしまっており、真っ直ぐに伸ばしてもシワが残る状態でした。が、読み取りには問題はありません。

<↓取付説明書を読むと、やはりコーナー(R部)の処理がキモになるようです>
 

<↓日中の最高気温が高めの、晴れた日を選んで作業開始。箱の中には、準備した洗濯ばさみも(後述)>


<↓いよいよ赤リップをスポイラーに取り付け。寒い日を避けたのは、両面テープの粘着性を考慮したため>
 

せっかくなので、旧・黒リップと新・赤リップを較べてみます。
微妙に量産型(リップを製造するための型)が異なるようです。


<↓内側のマーカーラインが2本から1本になり、断面の厚みも微妙に太っている(これは誤差ではないでしょう)>
 

■取り付け作業開始(マーキングから)
早速、取り付け作業に入ります。

フロントアンダースポイラーには、すでに黒リップ(取り外し済み)が付いていたときの加工穴(ボルト&ナットでの固定用)がありますが、こちらは再利用せずに、「自分が考える最適位置に、新規に穴あけ」することにします(※ブログ「その4」で後述)。


<↓まずは始点の位置決め。取説に準拠してマーキング>


<↓次はスポイラーのコーナー部の処理について再確認>


<↓コーナー部の取り回しは、かつての黒リップも一応、参考にする>


<↓先端の位置決め後に、赤リップをコーナーに沿って仮止めする>


長さを合わせながら、赤リップをスポイラーに沿って正確に仮止めします。もちろん、この段階では(△状に)カットしていませんので、曲げによる負荷がかかります。が、その最大負荷点を割り出すことが、ここでの目的です。

<↓コーナー(曲げR)の頂上=最大負荷点=応力集中部にマーキング>


マーキングポイントを中心として、その左右方向に対称形に切れ込み(△カット)を均等に入れていけば、装着上の問題は生じないはず。

・第一段階: 現物確認(スポイラー本体、黒リップ、赤リップ)
・第二段階: 加工などの位置決めのためのマーキング作業
   ↑いまココまで
   ↓このあとの作業
・第三段階: コーナー部のカット作業(Δ状)
・第四段階: 貼り付け作業&圧着放置(クランプ)
・第五段階: ドリルで穴あけ&樹脂クリップ取り付け
・第六段階: 車両への装着


<↓ここまでの作業風景。赤リップに適切なマーキングを入れるところまでが終了>


■赤リップのカッティング
次の作業は、赤リップのコーナー部のカットです。まずはハサミ(ノンスティックタイプと樹脂切断可能タイプの2種類を用意)で試し切りしてみます。が、結論から書くとハサミは不適。ニッパでの切断がこの作業に適しています。

<↓Δ形状にカットする場合は、ハサミは不適。理由は以下>


<↓ニッパで切断した方が、切断面をよりキレイに処理可能>


赤リップに切れ込みを入れるカット数(Δカットを何カ所入れるか?)については、現物合わせで調整します。ちなみに取付説明書には「追従しない場合には、V字カットを追加してください」としか記載されていません。

<↓現物合わせで理想的な追従性を確認する。カットは前述のマーキングを中心に左右方向に広げて追加>
 

<↓細部に見入るだけでなく、一歩引いたアングルから全体のバランスも念押し確認する>
 

■赤リップの貼り付け作業
右バンクと左バンクの両方のコーナーのΔカット(V字カット)を終えたあとは、いよいよ赤リップをスポイラー本体に圧着します。両面テープはあらかじめ赤リップに貼り付けされているので、剥離テープを剥がすだけです。

<↓表面の脱脂後、意図した位置からズレないよう(ホコリも巻き込まないよう)に気をつけながら作業>


<↓赤リップは複数車種の対応品なので長め。BPレガシィのスポイラー形状に合わせて終点で切断する>


<↓ここまでの作業風景。だんだん「らしく」なってきました>


■クランプによる圧着
無事に気温の高めな日中(作業は4月でしたが、外気温≒24℃)に、赤リップの貼り付け作業が終了。引き続き、クランプで圧着放置する工程に移行します。

ただ…クランプとは言っても、あいにくDIY用のクランプは2つしか持っていません。そこで急場のしのぎとして、洗濯ばさみを活用します。と言うより、最初からそのつもりで準備していたのですが。


# 洗濯物干し竿ストッパー(ガバッとつかむタイプ)は、
# 内径が大きいため薄物にはクランプ力が不足して不適。
# 手持ちの洗濯ばさみでは、ハローキティがクランプ力が
# 意外に大きいことが判明(※後日「その4」で補足予定)。

<↓あいにくDIYクランプは2つしかないが、代替品として洗濯ばさみが使えそうなことが事前に判明>


<↓DIYクランプは赤リップの始点と終点に、クランプ力が高めのハローキティはコーナーのV字カットの両端へ>
 

<↓ここまでの作業風景(全景)>


再度、各部に問題がないこと(狙い通りの仕上がりになっていること)を確認のうえ、そのままの状態でレガシィの荷室に保管(24時間以上の放置)しました。
本日の作業はここまで。

・第一段階: 現物確認(スポイラー本体、黒リップ、赤リップ)
・第二段階: 加工などの位置決めのためのマーキング作業
・第三段階: コーナー部のカット作業(Δ状)
・第四段階: 貼り付け作業&圧着放置(クランプ)
   ↑本日の作業はココまで
   ↓後日の作業(※ブログ「その4」にて紹介)
・第五段階: ドリルで穴あけ&樹脂クリップ取り付け
・第六段階: 車両への装着



「その4」 に続く。
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2020-05-09(Sat.) : 更新
[BPレガシィ] STIスカートリップ(チェリーレッド)の取り付け・その4(最終話) をアップロードしました。
2020年05月06日 イイね!

[BPレガシィ] STIスカートリップ(チェリーレッド)の取り付け・その2

[BPレガシィ] STIスカートリップ(チェリーレッド)の取り付け・その2愛車のBP5D型レガシィ(2006年式)は新車で購入後、今年で14年目に突入しています。
すでに昨年のユーザー車検の際に、経年旧型車ということで税金の支払い額がアップしています。
とはいえ、今回のブログは「まだ乗り続けるために外観をリフレッシュした」…という話の「その2」です。


◎「その1」 は こちら
 → 「赤リップ購入」と「黒リップ(破損)現状確認」 編

2020-05-06(Wed.):文中に一部追記。

■両面テープの残骸から分かること
既存の黒リップ(一部破損)をフロントスポイラーから剥がしたあとは、スポイラーの清掃に入ります。黒リップを剥がした際の両面テープの残骸を取り去るだけでなく、屋外保管していた際に付いた汚れも、キレイに落とす必要があります。

<↓まずは両面テープの残骸を取り去る作業から>
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以下、余談。

両面テープの残骸を良く観察すると、
 (1)スポイラー側に付着(残存)している箇所
 (2)黒リップ側に付着(残存)している箇所
 (3)厚みの中央で破れて、スポイラー側と黒リップ側の両方に付着している箇所
の3パターンに分類されます。

上記(1)は、両面テープの接着力が「黒リップ側<スポイラー側」だったと言えるでしょう。(2)はその逆で、粘着力が「黒リップ側>スポイラー側」です。

本来、両面テープは黒リップ側とスポイラー側の「両方に均等に接着」するべきものでしょうから、両者を引き剥がした際には、上記(3)のように「両面テープ自身が、厚みの中央部分で破れる」ような剥がれ方が、(その目的を考えたときには)理想的な剥がれ方と言えるでしょう。

とは言っても、今回の剥がれ方は上記(1)が多かったのですが、それはスポイラーと黒リップでは、そもそもの材質が異なることに起因しているから(不可避)でしょう(→ そのためにボルト&ナットでの固定や樹脂クリップでの固定が併用されています)。

追記ここから
 ↓
ただし、両面テープの残骸が一方の部品だけに付着して、他方の部品から「ペロッ」と剥がれてしまう場合は、(部品の材質違いだけが原因ではなく)その表面の脱脂が不十分な場合が多いです。
 ↑
追記ここまで

したがって、赤リップを取り付けする際の注意点としては「接着前にしっかりと脱脂すること」「樹脂クリップの位置や本数を適切に配置すること」になるでしょう。この点を意識して、作業を進めます。


■スポイラーの汚れ落とし
両面テープの残骸を取り去ったあとは、スポイラーの汚れ落としです。シャワーをかけながらのブラシ掛けではなく、十分に濡らした紙タオル(のようなもの)で拭き取っていくことにしました(>工数削減のため)。

<↓フクピカを適度なサイズにカットして、常に新しい表面で拭き取るようにしながら汚れを落とす>
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# 泥や汚れが、新たなスポイラーのキズとならないように、
# 濡れたフクピカは常に新しい面を出して一方向に拭き取り。

<↓スポイラーの表側が次第にキレイになっていく様子>
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<↓これを機会に、スポイラーの裏側もしっかりと清掃>
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<↓両面テープ貼り付け面もキレイに清掃(脱脂はそのあと)>
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さて、フロントアンダースポイラーをキレイにしていくと、本体の部品番号や適合グレードなどが示された「浮き文字」があることに気がつきました。

<↓材質表示(>PPE<)のほか、部品番号や適用グレード(GT spec B )も浮き文字で示されている>
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<↓屋外保管でしたが、ご覧の通りキレイになりました(光沢ポリマーの類は使用していません)>
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<↓ハサミでカットしたあと、残ったフクピカ片はホイール(インテグラルGT-1)の汚れ落としに転用>
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■ガムテープの糊 落とし
一見するとキレイになった(実際にキレイになりましたが)スポイラーですが、実はまだ清掃するべき部位が残っています。一部損傷した黒リップを仮止めしていた際の、ガムテープのガンコな糊も落とす必要があります。

# ここからが本番…という感じ。

<↓ガムテープのガンコな糊跡>
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<↓パーツクリーナーを染み込ませた紙タオルで撫でていく>
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<↓ふぅ、何とか取り除けたよ(@あまり強く擦らずに、繰り返し作業にて)>
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<↓次のターゲットはここ(見た目も汚ぇな)>
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<↓何とか「見られる」程度までには復活>
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■汚れ落とし完了
こんな感じで、赤リップ装着前の必須作業が終了。参考までに、ビフォー・アフターの画像を載せます。

<↓ビフォー:清掃前>
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<↓アフター:清掃後(RH~CTR)>
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<↓アフター:清掃後(CTR~LH)>
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<↓アフター:裏面も清掃(CTR~RH)>
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<↓アフター:裏面も清掃(LH~CTR)>
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本日の作業はここまで(夕刻になったため)。
スポイラー本体への赤リップの取り付けは、「日中の気温が上昇する予報の」別の日に行うことにします。


<↓自宅の玄関前での作業風景。この後、スポイラー本体はレガシィの室内に保管して、雨風埃をしのぎます>
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「その3」に続く。
 ↓
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2020-05-07(Thu.) : 更新
[BPレガシィ] STIスカートリップ(チェリーレッド)の取り付け・その3 をアップロードしました。
2020年05月04日 イイね!

[BPレガシィ] STIスカートリップ(チェリーレッド)の取り付け・その1

[BPレガシィ] STIスカートリップ(チェリーレッド)の取り付け・その1新車で購入したBP5D型レガシィ(2006年式)も、すでに丸13年が経過して14年目に突入しています。

「ターボ+6速MT+サンルーフ」という希少グレードであり、スバルにはその仕様に準ずる後継機種は見当たらないことから、もうしばらく乗り続ける予定。

今回は、そんなレガシィの外観をリフレッシュした…という話です。

■雪道走行など経年でボロボロに(ブラック)
もともとレガシィには、フロントアンダースポイラーと共着する形でスカートリップ(黒色)を装着していました。装着から丸13年以上が経過し、その間、雪道走行を何度も繰り返してきた経歴があるため、スカートリップの劣化(および一部損傷)が激しいものになっていました。

剥がれた部分を応急処置として、黒ガムテープで固定してしのいでいましたが、昨年(2019年)のユーザー車検の際に、自己判断でフロントアンダースポイラーごと、取り外して保管していました。


■ディーラーで新規購入(チェリーレッド)
ユーザー車検と前後して、スカートリップをディーラーで注文しました。ただし、リップの色は標準的なブラックではなく、(私にとっては)思い切ってチェリーレッドにしてみました。もちろん取り付けはDIYなので「持ち帰り」。

するとサービスフロントで対応いただいた方が「アレ、すごい長いですよ。クルマに載るかな?」などとおっしゃいます。念のため、入荷した際にはレガシィではなくエクシーガで引き取ることにしました。


<↓やっぱり長かった。エクシーガに後ろから積んでセンターコンソールに達するくらいの長さ>
 

さて、無事に持ち帰ったあとのこと。部屋のどこに保管しようか? クルマに積んだままにできないし。…ということで、「1階から2階にかけての階段の手すり」の上に、並べて置いておくことにしました。レガシィへの取り付け作業は、「時間の余裕があるとき」で「気が向いたとき」かつ「温かい時期」に行うことにします。

<↓階段の手すりが保管場所。ただし、家族が手すりと間違ってスカートリップをつかむこともしばしば…>
 

■フロントアンダースポイラーの現状確認
取り外しておいた「フロントスポイラー+損傷リップ(黒)」は、屋外保存していたので汚れが目立ちます。まずは、スポイラー本体から既存のスカートリップ(黒)を取り外します。

<↓十数年間の使用過程で、見事に劣化(と一部が損傷)した様子。これはさすがにみすぼらしい>
 

<↓フロントアンダースポイラーを立ててみた状態。特に車両左側のリップの損傷が激しい(汗)>


<↓よく見ると、コーナーの曲げ部分の切り込み(Δ部分)の数が左右で異なるじゃないですか…(驚)>
 

# ちなみにこの黒リップを装着いただいたのは
# (当時の)ディーラーメカニックさんです。

<↓リップの損傷が激しい車両左側の部分の拡大図。ガムテープの糊の跡も汚いな(汗)>


<↓別アングルから。これをベースに、今回は赤リップでリフレッシュ再生させるのです>


<↓ちなみに、今回入手した赤リップ(まだ開梱前のパッケージ状態で)の梱包長さの比較>


# 完全にホイールベースよりも長いな…。

■スカートリップ(黒)の取り外し
いよいよ、フロントアンダースポイラーから既存のスカートリップ(黒)を取り外します。今まで Clf や Cd 値の低減 に役立ってくれて、ありがとう!!

<↓両面テープで接着している部分は、思い切って引き剥がします>


<↓どんどん引き剥がしていきますが、少しずつ慎重に作業します>


<↓コーナー(曲げR部分)と端部はボルト&ナットで固定されているので、これを+ドライバーで外します>


<↓とうとうアンダースポイラーから分離されたスカートリップ(黒)。今までありがとう!>


■新しいスカートリップ(赤)の開梱
ここで、いよいよ新しいスカートリップ(赤)の開梱です。便宜上、赤と書いていますが、正確には STI が言うところの「素材そのものに着色(非塗装)したチェリーレッド」です。

<↓部番はこちら。BP5D型レガシィのGT spec Bに適合。梱包筒の両端にはエンドキャップあり>
 

<↓筒の中から、スカートリップ(赤)を引っ張って取り出していきますが…なかなか出終わらない>


<↓これだけ引っ張っても、まだ全部が出てこないよ…やっぱり長げーな>


<↓ふう。ようやく梱包筒から出終わったよ>


# アンダースポイラー、黒リップ(旧)、赤リップ(新)、
# 梱包筒の長さを比較できる全景画像は、上に示す通り。

赤リップ(新)の同梱品は、取付説明書のほか、固定用の樹脂クリップが15個。取り外しした黒リップ(旧)は、両面テープ以外ではボルト&ナットで固定されていたことに較べると、装着作業性が改善されていることが分かります。

<↓穴をあけてハメるだけ・・・の樹脂クリップ(通称:クリスマスツリー)が同梱されている>



「その2」 に続く。
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2020-05-06(Wed.) : 更新
[BPレガシィ] STIスカートリップ(チェリーレッド)の取り付け・その2 をアップロードしました。

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