今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、F31型のBMW3シリーズのツーリングです。
全車異形パネルの専用ナビオーディオ付きのお車で、ベーシックパッケージの取り付けと、セメントコーティングの施工を行いました。
ベーシックパッケージと言ってもBMWのF30・31型では純正のドアスピーカーの交換が含まれていて、そのために価格が通常よりも高くなっていますが、内容は十分濃いものとなっています。
JBLのGX302の8・7センチスピーカを真ん中のコアキシャル部分を鳴らない様にして、スコーカーとして中音域のみを鳴る様にします。
インナーバッフルを製作して、上半分を金属シートでレインガードを作って、端子やマグネットが濡れない様にしてあります。
高音域はダッシュに取り付けたピュアディオブランドのATXー25ツイーターで鳴らして、全席左右の下に埋まっている純正ウーファーで低音域を鳴らして、フロント6スピーカーの3WAY構成のスピーカーとして音質を改善しました。
自分は1年前まではF31型の3シリーズに乗っていて、買って直ぐは「BMWは剛性が高いからセメントコーティングはいらないだろう。」と高をくくっていて、1ヶ月ぐらい乗ってみて「何だかドアからもやもやした感じがする。」と思い始めてセメントコーティングを施工したら、音はスッキリするし、ドアからの熱の伝わりは少なくなるといい事ばかりでした。
そんな経験を元に今回は前後のドア4枚にセメントコーティングをさせて頂きました。
手作業で意図的に厚い薄いを作って、振動を通過させない様にして、ドアが重たくならない割に効果の高い防振効果が得られる様にしてあります。
隅の方の細かい部分は綿棒で塗っています。
全ての組み立てが終わって音が鳴る様になったら、グローブボック下に取り付けたピュアコンの値を年式によって微妙に調整します。
F31型BMWでは前期・中期・後期で微妙に音の鳴り方が違っていて、シフト横のスイッチの配列とオーディオの画面の違いでどのモデルか判断して、専用の値を入れて音を合わせています。
調整パターンも3タイプで微妙に違って、パーツの値と調整パターンがきちんと合っている事を確かめてから出庫の準備に入ります。
F30・31型のセッティングではかなり苦労したために実車を買って実験して、その時点で中期型だったので調整パターンが2つ出来て、後に後期型が発売されてからはまた微妙に違って来て、それでも全く実車を買わなかった事を考えると、ここまでの音表現は出来なかっただろうなと胸をなで下ろしています。
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Posted at
2019/08/01 08:09:46