今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車から、トヨタの新型ヴェルファイアです。
トヨタ純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、フロントスピーカーの交換と、ドアにフル防振の施工を行いました。
まずドアの内張とインナープレートを取り外して、何も貼ってない外板裏の響きを確かめて、どこに何の材質を貼るか決めます。
4種類の共振点の違う材質を貼り合わせて、ドアが重たくならない割に効果的な防振を行い、スピーカーの音に鈍い低音が重なる様な事が無い様にしています。
外したインナープレートには金属シートを貼り合わせて、樹脂がポコポコ響く事が無い様にしています。
内張裏にはセメントコーティングの施工を行って、今の時期は天日干しで早く乾燥させる事が出来ます。
車室内まではピュアディオブランドのPSTケーブルを引いて来て、今回は純正のスピーカーは使わずに、ピュアディオブランドのZSP-LTD15をインナーで取り付けます。
内張りを取り付けるとグリルから黄色いコーンが見てて、普通のスピーカーでないという事が分かります。
ダッシュにはワイドスタンドを製作して、約25年使われているB&Wの限定版のツイーターを移設して取り付けました。
フロントの2WAYスピーカーを鳴らすのはブラックボックス4連で、大型のベークライト板付のコイルと、オプションのSSFの合計8ピース構成のピュアコンで、4つのスピーカーの周波数幅とインピーダンスとレベルを値を変えて調整します。
ディスプレイオーディオを鳴らしてあれこれと音源を変えて聴いて、ブラックボックスは3セット目で当りが出て、コイルは5セット目でこれ以上生音・生声に近づかないと感じで、そこで調整を終了しました。
それとこのベークライトに6点支持で浮かしているコイルは、銅線の純度が高い事はもちろんの事、6点全てにヤスリをかけて、水平を保って全ての点に力が均等にかかる様にして高音質を表現しています。
ディスプレイオーディオ側ではバス・ミッド・トレブルの3トーンの調整と、フェダーで音を整えて、車両アンプだけで高音質を表現しています。
新型ヴェルファイアの作業を行って思うのは、レクサスLSには無いフィルターを通っていないフルレンジの音信号が出ていて、LSで2年かけてあれこれやっても出ない音が出てしまうという、かなり悔しい良い音でなっているという事です。
高級ミニバンのヴェルファイアが、オーディオの音質と静粛性と断熱性がアップして、真の高級ミニバンとして生まれ変わりました。
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Posted at
2024/08/18 10:15:37