不定期シリーズのお客様の質問にお答えするブログです。
これはお付き合いの長いお客様から「車を替える度にベーシックパッケージを取り付けてもらっていますが、段々ベーシックパッケージの音が良くなっている様な気がしまが?」という質問を頂きます。
ベーシックパッケージは何段階かで徐々に音が良くなっていて、まず10年以上前にPSTのケーブルが全てフルレンジタイプだったのを、ピュアコンからツイーターに行くPSTケーブルを高音域の性能に絞った物を使う事で音質アップを図りました。
次に後付けのコイルに巻きの小さい物を、一から井川が手巻きでギッチリ巻く事で同じ長さでもインダクタンス値の高いコイルを巻いて、音質アップを図りました。
この時のコイルのベースの銅線は2メートルから3メートルで、純正の16センチのスピーカーの上限周波数を決めるコイルでしたが、次に手を出したのがブラックボックス内のツイーターの下限周波数を決めるコイルで、こちらは長さがベーシックパッケージ用で片側9メートルで、JU60用だともう2メートル長い11メートルで、巻いている最中は常に一定のトルクをかけないといけません。
たまに福岡店の店頭で作業が終わって音調整に入る前にコイルを手巻きしていますが、たまたま見られたお客様から、「本当にこんな長い線を巻いているんですね!」と驚かれます。
過去には手巻きコイルを作る機械を買った事がありますが、あまりに締め付けトルクが高すぎて、2日目の午前中にベアリングが飛んでダメになりました。
手巻きで強い締め付けトルクを得るための工夫で、ボビンの外側の縁の部分に刻みを入れて滑り難くしているのと・・
ケースにコイルを貼り付ける両面テープの半分を剥がして、それでグリップ力を上げて、後で半分のテープを貼り直します。
手間のかかる事を増やしていますが、それで音が良くなってお客様に喜んで頂けたらそれが一番です。
もう一つ音質を上げている手間がピュアコン内のコンデンサとコイルを繋ぐ部分のハンダ付けで、最初の頃の1個2個の放熱クリップに比べると、途中で8本のタコクリップとか、10本のイカクリップとか呼んでいましたが、今は何本とは意識せずに付く本数だけ付けています。
外してみたら16本あり・・
他の物では19本ありました。
コンデンサの両端をクリップすると2回繰り返すので、実際には32回と38回の付け外しをしているというとんでも無い手間がかかっています。
ただこの手前をかけると音が良くなると気が付いたのは、アーティストさんへ納入する製品を作る時に寸分のズレも無いようにと考えた手法で、消費税が2回上がったのと、金属価格などの上昇で値段が高くなったのを感じるさせない様にと、手間の部分を増やして音質を上げています。
そういう工夫を増やしているから、お客様が車を買い替えた時に「前よりも音が良くなった様な?」と思われているのです。
Posted at 2026/03/10 18:30:43 |
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