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小林あにのブログ一覧

2021年05月05日 イイね!

碓氷峠鉄道文化むら・旧信越本線廃線跡・旧碓氷峠

2021年5月2日土曜日、弟の誘いで母と一緒に群馬県安中市にある「碓氷峠鉄道文化むら」へ行ってきました。

このようなご時世ですが、ゴールデンウィークということで、家族連れや鉄道ファンの方々が大勢遊びに来ていました。





整備場横にある屋外のピットで煉瓦敷きを発見。まあ、誰も注目しないでしょうね(笑)。



「碓氷峠鉄道文化むら」がある場所は、元々、横川機関区が置かれていた場所で、開設は1892年(明治25年)。このような古い遺物もあったりします。

EF63形電気機関車。旧信越本線横川~軽井沢間の急勾配区間専用の機関車です。



EF62形電気機関車。信越本線を中心として運用された本線用機関車。



整備場内には3両の機関車が留置されています。



EF63の運転台。



EF63の双頭型両用連結器。機関車や貨車で使用される自動連結器と電車で使用されている密着連結器の両方に対応したもの。



ジャンパ線。鉄道車両の電気回路や制御回路を連結するための線です。



補助機関車として碓氷峠を通過する各種車両に対応できるよう、こちらも多くの種類のジャンパ線が設置されています。

多分、お遊びで設置されたダミーのドア(笑)。



ED42型電気機関車。横川~軽井沢間の補助機関車として1934年(昭和9年)から投入されて、新線開業となった1963年(昭和38年)まで使用されました。







ED42の床下にある歯車(写真ピンボケです…。)。



この歯車を線路中央にあるラックレールに噛み合わせることで、急勾配での上り下りを可能にしていました。



DD53形ディーゼル機関車。



D51形蒸気機関車。煙突からドームが伸びている「ナメクジ」形ですね。



EF60形500番台電気機関車とキハ20系気動車。



EF65形500番台電気機関車。



EF58形電気機関車。私が小学生の頃はまだ東海道本線を走ってましたが、本数はすっかり少なくなっていましたね。なのでEF58やEH10が見られるとラッキーと思っていました(笑)。



EF30形電気機関車。下関~門司間にある関門トンネル専用の交直流対応の電気機関車。関門トンネルは海底トンネルのため、塩害防止のためのステンレス車体となっています。



母が飽きてきたので、見物はこれくらいにして移動することにします。



現在は「めがね橋」と呼ばれている旧信越本線「碓氷第三拱橋」へ来ました。



残存している煉瓦造アーチ橋の中でもひときわ巨大ですね。







橋の上へと登っていきます。傍らには山ヒルと熊に注意するよう看板が付けられています。ヤマビルはどうにかなりますけど、熊はねぇ…。



橋の上に来ました。



いやぁ、腰が引けますね。



上流側を眺めると1963年(昭和38年)開通の新線の橋梁が見えます。廃線ウォークのツアーに参加すると歩くことができるようです。



この時期は新緑が鮮やかです。



橋梁の横川側側面に書かれている「碓氷第三拱橋」の文字。資産管理用に記入されたものでしょう。ほかには「16.41米」、「15.85米」と記入されており、これはアーチ径間のことでしょうか。



「めがね橋」の見物はこれくらいにして、私と母はここから旧熊ノ平駅まで歩いていくことにします。弟は車に戻り、旧熊ノ平駅前の駐車場へ先回りして、そちらから歩くようです。

碓氷第六隧道。



翼壁は緩やかにカーブを描いています。



延長546mのトンネルへ突入です。内部は照明が設置されているので、何の心配もいりません。



このトンネルの特徴は何と言っても横坑が設けられていること。





横坑の部分は山の中を通っているのではなく、トンネルアーチは外に露出しています。



横坑から見下ろすと、すぐ下を国道18号が通っています。



碓氷第四拱橋。



碓氷第五拱橋。



碓氷第八隧道から第九隧道の眺め。



碓氷第十一カルバート。アーチ部分に焼過煉瓦、その他を赤煉瓦で構成。アーチ下部分は焼過煉瓦と赤煉瓦を交互に積み込みしてあります。



お気に入りなので、わざわざ沢に降りて撮りました(合流した弟に撮られる(笑)。)。



碓氷第十隧道。



碓氷第十隧道の旧熊ノ平駅側の坑口。



第十隧道に隣接する引込線用のトンネル。熊ノ平駅の構内は狭いため、長い列車はこのトンネルに列車後方を突っ込んで待避しました。



左側2本が新線のトンネルで、左側が上り線用の第3ずい道、中央が下り線用の碓氷第3ずい道。右側が旧線の碓氷第十隧道です。



旧熊ノ平駅の構内。新線開通まで横川~軽井沢間は単線だったため、この駅で列車の行き違いが行われていました。



熊ノ平変電所。



旧熊ノ平駅から望む軽井沢側のトンネル。左が引込線用トンネル。真ん中が下り線用の碓氷第4ずい道。右側が上り線用の第4ずい道。



遊歩道はここで終了。旧熊ノ平駅の下にある駐車場へと移動して車に乗り込みます。

次は、国道18号を軽井沢方面へとしばらく登った先にある碓氷第十三橋梁。5連の煉瓦造アーチ橋です。ここは未整備なので、立ち寄る人はほとんどいません。







駐車したレックスの背後には碓氷第十六隧道。



続いては、国道18号を碓氷峠まで登り、峠の傍らに立つ「碓氷峠修路碑」を撮影。戦前に碓氷峠の車道改修が完成したことを記念して建てられた石碑です。



この後は、中山道が通る旧碓氷峠へと向かいました。

旧碓氷峠の近くにある見晴台。



旧碓氷峠。軽井沢からここまでは車で来ることができます。



県境に建つ「上信国境」の碑。奥の店舗駐車場にはブロックで線が引かれていますが、そのまま長野県と群馬県の県境になります。



県境にある熊野皇大神社と熊野神社。



参道にも県境を表した石が埋め込まれています。



狛犬。室町時代のものだそうです。古い時代の狛犬は現在の定型的な狛犬とは違い、独特な造形のものが多いので、なかなか面白味があります。





山門と境内。軽井沢から足を伸ばしてくる人が多いのか、そこそこ賑わっていました。





神社からの眺め。



午後からは雨交じりの天気になり、母は寒さで震え上がっていましたが、ゴールデンウィークのような機会でないと母を遠方まで連れて行くことは難しいですからね。それなりに楽しんでもらえたかなと思います。
Posted at 2021/05/05 14:53:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | 信越本線 鉄道・廃線跡 | 日記

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「旧中央本線「大日影トンネル遊歩道」を散策しました http://cvw.jp/b/1796277/48565476/
何シテル?   07/27 00:26
「小林あに」と申します。よろしくお願いします。 休日はドライブしたり、廃道となった旧道や峠の古道を歩いてみたり(煉瓦製のトンネルや暗渠も好物ですが、最近は...
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