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小林あにのブログ一覧

2019年01月19日 イイね!

国道418号達原トンネル区間の廃道

本日は、岐阜県恵那市上矢作町の国道418号達原トンネルの旧道区間にあたる廃道を歩いてきました。


三遠南信道天龍峡ICから国道151号、県道1号をブラブラとドライブし、「ついでに寄ってみるかな。」という感じでやって来たので、この時点で時刻は15時です。

達原トンネルの平谷側からかつての旧道区間に進入。といっても旧道そのものではない道があるだけなので、現国道と同じ高さの所を適当に歩いていきます。

川側にガードレールが残る平場が見えたので、そちらへと移動。

廃道となった旧道に取り付きました。自分がやってきた方向を眺めています。


道路がきれいに切り取られています。


路肩に迂回案内の立て看板が残っていました。


カーブミラーも何とか健在。


しかし、この先はすぐに道が消失してしまっています。


なぜ道路が崩落してしまったのかというと、平成12年のいわゆる「東海豪雨」によるものだそうです。

さて、この辺り、さらに山側を見てみると石垣積みの平場が続いています。


雰囲気からして、植林のために築かれた平場ではなく、多分旧旧道のようです。ただ、前後がはっきりしないので、確証はありません。

落石注意の標識が落ち葉に埋もれていました。


取りあえず、行ける所までは行ってみようということで、河原へと下りてきました。垂れ下がったり、引きちぎられたガードレール。電柱も転がっています。


ガードレールの支柱でしょうか。すっかり錆色になっています。


見上げると崩落した斜面。崩落した土砂や岩石が道路を押し流してしまったのでしょう。


流れの先には滑り落ちたコンクリート擁壁が見えています。


この景色を見ていても特に違和感はありませんが、


右側の平らなものも押し流されてきたコンクリート擁壁。


先ほど見えていたコンクリート擁壁にたどり着きました。




束になってしまった落石防止ネット。


擁壁の上に登ってみます。


かつて路肩だった部分。穴はガードレールの差込口でしょう。


最初の擁壁を乗り越えて振り返ります。見たことのない造形です。


この先は水深が深く、河原を進むのは無理。擁壁の上を歩いていけば進めるかもしれませんが、木が密生している様子を見て、これ以上進むのは諦めました。


引き返してきて、滑り落ちてきた擁壁を見上げます。噛み合わせ部分で割れたということなのでしょうか。


川の水に洗われてすっかり丸くなっています。鉄筋がなければパッと見、岩にしか見えません。


トンネル前まで引き返してきました。


次は、上矢作側から歩いていってみます。


こちらは目立った損壊も無く、平穏な感じです。




崩れてしまっていますが、車止めが現れました。


そのすぐ先で路肩が崩落してしまっています。


カーブミラーが取り残されていました。


間もなくこちら側も道路が消失してしまいました。




手前側は道路が完全に崩落してしまっています。その先はふたたび道路が残っているようですが、もう時刻は16時半。ここで打ち止めとしました。


河原を見ると崩落したコンクリート擁壁がたくさん転がっています。


この区間は長期間にわたり通行止めとなりましたが、この状況では川沿いに道路を再建することは素人目でも困難とわかります。

交通量が少ない山間の国道とはいえ、安全で保守も容易なトンネルとして再開通させたのは当然なのかもしれませんね。
Posted at 2019/01/19 23:57:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ・道路・廃道 | 日記
2019年01月06日 イイね!

旧豊郷小学校と長浜鉄道スクエアへ行ってきました

1月5日土曜日、滋賀県までドライブしてきました。

普段だと名神高速で行くところですが、今回は東海環状道東員ICから国道421号石榑トンネルを抜けて滋賀県へ。石榑トンネルから滋賀県側の永源寺辺りまでは一面雪景色。

八日市を通過し、近江八幡付近からは国道8号を通らずに中山道で彦根方面へ。旧街道沿いに古めかしい家屋が続いています。

最初に立ち寄ったのは、犬上郡豊郷町の中山道沿いにある旧豊郷小学校です。



昭和12年の竣工。地元出身の名士の寄付により建設されたそうです。



正面玄関から入り1階廊下を進みます。

こちら階段に置かれているウサギと亀のブロンズ像。童話を題材に取ったものだそうです。





さらに廊下を進み講堂へ。



全面板張りで傾斜した床がなかなかすごいですね。



手すりの角のつなぎ目が、一本の木から削り出した捻り形状。芸が細かいです。



校舎へと戻り、階段で2階へ。







1階の各室は町の各機関が入っていたりするので、役場に居るような感覚ですが、2階は使われておらず、学校当時の雰囲気があります。





ただし、各教室は施錠されていて、いろんなイベントで使用されたであろう品々の倉庫と化していますけどね。

さらに3階へと上がります。

こちらは唱歌室。



右手の窓際には、持ち込みの人形を撮影中の方がおりました。

こちらは会議室。某アニメでよく知られている部屋ですね。





お茶会?の様子が再現されておりました。



やはり、普通の見学者よりは「聖地巡礼」組が多かったですかね。コスプレした方々もいましたし。



一巡りしてこちらはお暇させていただき、彦根市内のファミレス(笑)で昼御飯を食べてから長浜市へ。

長浜鉄道スクエアへ来ました。建物は明治15年完成の旧長浜駅舎です。







敷地内の庭に置かれている北陸本線の長大トンネルに掲げられていた扁額。

子不知隧道「大享貞」



山中隧道

「徳垂後裔」



「功和干時」



葉原隧道

「與國咸休」



「永世無窮」



柳ヶ瀬隧道

「萬世永頼」



「柳瀬洞道の碑」



前にも書いたことがありますが、廃線時や改修時に剥がしてきたものと思われます。

葉原隧道や柳ヶ瀬隧道は剥がした跡を補修されていますが、山中隧道は剥がされた跡が補修されず凹型に残っています。

中庭に建つ腕木式信号機。



この後は、鉄道文化館で展示物見物と昭和29年製作の特急つばめの映画を鑑賞。弟に蘊蓄を傾けながら見入っておりました(笑)。

続いて隣の北陸本線電化記念館へ。こちらは交流電気機関車のED70と蒸気機関車のD51が展示されています。



















小雨がパラつくあいにくの天気の中でしたが、良い気分転換になりました。



Posted at 2019/01/06 09:33:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ・鉄道・廃線跡 | 日記
2019年01月05日 イイね!

旧中央本線鳥居隧道へ行ってきました

2018年12月9日日曜日、長野県木曽郡木祖村にある旧中央本線鳥居隧道へ行ってきました。

やって来たのは薮原駅側坑口の近く。



中央本線の跨線橋を渡り、山の斜面に取り付き、埋まった水路跡をトンネルへと向かい歩いていきます。



石畳で整備された沢を越えていきます。





古レールで造られた雪崩留めか落石留めか。まあ両方の役割でしょうね。





用地杭の下方には廃線跡が見えています。



最初にやって来たのは、トンネルの崩落現場の真上。地面が大きく凹んでいます。





凹みの脇を通り、開通時の坑門の上部を覗きます。



トンネル延長部の上を歩いて坑口の真上に来ました。



トンネルのすぐ真横には並行して沢水が流れています。



線路と沢水を隔てる擁壁の上から坑門を撮ってみました。



また遡って陥没部やトンネルの真上を流れる沢を見てみます。







陥没によりトンネル上部を横切る沢水を誘導するコンクリート造りの水路が宙に浮いてしまっています。



このトンネルの薮原駅側坑口は沢を奥まで詰めた所に設けられていますが、そのために坑口部の上部は周辺の沢水が集まるようなかたちになってしまっています。

そのため、長年の間に沢水がトンネル上部の山体にも浸潤していき、ついにトンネルの崩壊を招いたのだと思います。

さて、最初に渡った石畳の沢を伝い、廃線跡へと下りてきました。



先ほどは左側の擁壁の上に乗っていました。



旧中央本線鳥居隧道の薮原駅側坑口です。





トンネル番号「58」が薄っすらと見えています。



トンネル延長部は何ともありませんが、開通当時の坑口のすぐ奥で天井が崩壊しています。





石アーチの部分が開通当時の坑口になります。



天井から大きな岩石がはみ出しています。



見える限りでは煉瓦巻き4層のうち、2層が剥がれ落ちています。



トンネル内の泥の上には動物の足跡が。泥遊びにでも来たのでしょうか。



トンネル内から廃線跡を眺めます。



現在の鳥居トンネル。複線型で延長は2157m。



現在のトンネル番号は「53」。線路の付け替えなどでトンネルの改廃があるからです。



廃線跡を歩いていると碍子が付いた金具が転がっていました。「1965-7」とあるので、昭和40年7月製ということですかね。いたってきれいなものです。



新しい発見があったわけではありませんが、私にとっては「ホームベース」的な廃トンネルなので、これからもちょくちょく訪れたいと思います。
Posted at 2019/01/05 22:59:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旧中央本線鳥居隧道 | 日記

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「草津志賀高原ルート「雪の回廊」を見に行ってきました http://cvw.jp/b/1796277/48482706/
何シテル?   06/12 23:30
「小林あに」と申します。よろしくお願いします。 休日はドライブしたり、廃道となった旧道や峠の古道を歩いてみたり(煉瓦製のトンネルや暗渠も好物ですが、最近は...
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