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小林あにのブログ一覧

2023年11月09日 イイね!

長野県道8号「大平街道」をドライブしてきました

2023年9月30日土曜日、長野県の県道8号「大平街道」をドライブしてきました。

この日はそもそも、万古集落のことを何か調べられないかと思い、ドライブがてら飯田市立中央図書館へとやって来ました。ところが、残念なことに図書館はシステム更新の作業のため長期臨時休館中でした…。

せっかくなので長姫神社など周辺を少し散策。こちらは図書館の横にある「赤門」。旧飯田城(長姫城)の遺構だそうです。




これは昔の図書館の門柱でしょうか。「赤門」の横に立っていました。


図書館の場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

さて、すでに時間はお昼を回っています。この時間から別の場所へ出かけるあても無かったので、久しぶりに長野県道8号「大平街道」を通ってみることにします。

ウィキペディアによると、大平街道は宝暦4年(1754年)に飯田藩によって開削された、飯田の街と中山道妻籠宿を結ぶ街道です。明治42年(1909年)に中央本線が名古屋駅から妻籠宿の最寄りとなる三留野駅(現:南木曽駅)まで開通したことにより、飯田の街と中央本線を連絡する大平街道の利用は最盛期を迎えたようです。

しかし、大正12年(1923年)に飯田線の前身である伊那電気鉄道が、中央本線の接続駅である辰野駅から飯田駅まで開通したことにより、大平街道の利用者は減少に向かいます。さらに昭和30年代に清内路峠を通過する国道256号が開通して整備されるに従い、2か所の急峻な峠越えを要し、冬期通行止めもある大平街道の利用は寂れていきました。

さて、飯田市街地側から一つ目の峠「飯田峠」に着きました。ここまでの道中、久しぶりに走ってみるとやっぱり道が狭い。カーブもきつい。走り応えはありますが大変な道です。そして、こんな山道でも自転車で走る方々が何人もいて、素直にすごいと思います。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

飯田峠に立っている大平街道の石碑。この石碑の側面には、明治32年(1899年)から明治38年(1905年)まで街道改修が行われたことと、石碑の設置場所から街道始点と街道終点までの距離が彫られています。


飯田峠の案内標識。


飯田峠を下っていくと、かつての宿場である大平宿があるのですが、駐車できる場所が空いておらず、今回はそのまま通過。

二つ目の峠である大平峠までやって来ました。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

この峠にも大平街道の石碑が立っています。


石碑の下には、馬頭観音碑と名号碑。


峠にあるスノーシェッドを見ます。スノーシェッドの上部には大平峠の別名である木曽峠の銘板がはめ込まれています。


南木曽町側の眺め。


スノーシェッドの中を歩いていきます。


飯田市側の坑口です。


スノーシェッドから飯田市側へ少し歩いていくと、大平峠の案内標識が立っています。大平峠が標高1,358m、最初の飯田峠が標高1,235mとかなり高い場所を通過している街道であることがわかります。


向かい側を見ると、石垣で固められた小さな沢がありました。


さらに下った場所に立つ県道標識。「8」という一桁の番号が付されているところは、大平街道の歴史的な意義に基づいた付番だとは思いますが、現在の利用状況では全線二車線化や峠部分のトンネル化などの改修がされることは今後も無いでしょう。


石碑まで戻ってきました。


南木曽町側の県道標識。


最後に立ち寄ったのは、旧国道256号に架かる本谷橋。ここもかつての大平街道になります。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

本谷橋の架橋は昭和34年(1959年)3月。橋の型式は、長野県下でよく見られるコンクリート製ローゼ橋です。




この後もしばらく旧国道を進んでから現国道へと合流。「妻籠宿入口」交差点から国道19号に入り、帰路につきました。
Posted at 2023/11/09 20:35:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2023年11月09日 イイね!

【2023年】TGRラリーチャレンジinびわ湖高島戦へ参戦しました

2023年9月24日日曜日、滋賀県高島市で開催されたTGRラリーチャレンジinびわ湖高島戦へ参戦してきました。

今回もラリー前日の9月23日土曜日に現地入り。


レキ(下見走行)、参加受付、車検と済ませて土曜日の予定は終了。宿泊先へと移動します。


昨年の同ラリーでは近隣で宿が取れず、福井県小浜市で宿泊しましたが、今回は高島市内の旅館での宿泊となりました。部屋は昔懐かしい感じの和室。


晩御飯は毎戦恒例の「前夜祭」ということで、地元の食べ物が美味しそうな居酒屋などを探して、JR湖西線今津駅方面へと歩いていったのですが、19時頃にも関わらず、開いている店が全然見当たりません…。

たまたま開いていた小さな中華料理店を見つけ、ドライバーやすい氏「どうする?小林君がいいなら、この店でもいいよ。」と言うので、もう歩くのも疲れたので、そのまま中華料理店へと入りました。

メニューが定食メインだったので、定食と餃子と瓶ビールを注文。手酌でビールを飲みつつ、ささやかに「前夜祭」をしました。


ラリー本番の9月24日日曜日。サービスパーク会場は高島市内の今津総合運動公園。自分たちのサービススペースの設営をします。


開会式では、昨年に引き続き、車好きを熱弁する高島市長のあいさつを拝聴いたしました(笑)。

ドライバーズミーティングでは、最近強く注意喚起されている移動区間での速度制限順守・騒音防止について周知がありました。特に速度制限については、トラッキングアプリで監視していること、移動区間の国道で40km/h規制の箇所があり、取り締まりが予定されていることが強調されました。

今回はスタート地点でセレモニアルスタートを実施。毎回、本当に大勢の人たちが沿道に並んで応援していて、ありがたい限りです。こちらも応えるように手を振りまくっています(笑)。


さて、今回のSSコースの内容は、
SS1・4「MISAKA」:0.82km。今回新たに設定されたSS。旧国道の峠道で舗装路。後半が幅広い高速コースになります。
SS2・5「VILLAGEDEST」:3.29km。今回新たに設定されたSSで、昨年は逆方向でリエゾン(移動区間)として使われていた上りの屈曲路。
SS3・6「STADIUM」:0.22km。今回新たに設定されたSS。昨年は今津総合運動公園駐車場でのジムカーナコースでしたが、今年は公園の外周路の一部を使用したショートコースとなりました。
SS距離の合計は8.60kmとなります。

それでは走行タイムと簡単なラリーの内容について。今回、私たちの参戦するE-4クラスは13台。そのうちGRヤリスが7台、GR86が2台となっていて、まずこの時点で上位進出は極めて厳しいものとなっています…。

SS1:0分41秒8(70.6km/h)。クラス11位。
「E-4」のトップから7.1秒差。
ルート後半の全開区間にあるクレスト(上り坂の頂点のこと。)で、ドライバーやすい氏「怖くてアクセル少し戻した…。」とのこと。

ペースノートでは、「100(m) クレスト左6下り から 右6 100」とある区間。ブラインドとなるクレストからすぐに全開の左コーナーの後、またすぐに右の全開コーナーという高速スラロームです。


SS2:3分06秒3(63.5km/h)。クラス11位。
「E-4」のトップから20.0秒差。
TGRラリーでよく登場する、道幅が狭く・上り坂で・コーナーがひたすら連続するコース。ペースノートには、連続するコーナーを読み間違えないように、自分用の書き込みもしてあります。(×2)とか(右2のロングコーナー)というのがそうです。


コーナーがひたすら連続するコースというのは、ドライバーにとってはリズムに乗って走ることができれば楽しいコースだそうですが(それは私もよくわかります。)、私のようなへっぽこコドライバーからすると、読み間違いとか、最悪どの地点を走っていたのかを見失ってしまうこともあるで、より緊張を強いられます。

ちなみに、このSSでは毎度のごとく「ノートを読むのが遅い。」と言われました。合わせようとすると「遅い」、早めにしようとすると「早い」。いつまで経っても永遠の課題です…。

SS3:0分13秒1(60.4km/h)。クラス7位。
「E-4」のトップから1.2秒差。
スタートからゴールの間までに、左コーナーが一つあるだけの単調なSS。

ここまで目立ったトラブルもなくきたと思っていましたが、ドライバーやすい氏「アクセルを踏み込んだ分だけのパワーが出ていない気がする。サービスに戻ったらアクセルの調整をしてみるから、本部へ申請に行ってきて。」とのこと。

規則書に記載のない整備項目を競技中に行う場合は、整備申告書による申請と許可が必要ですが、ラリーへ参戦して初めて技術本部へ整備申告書を提出しに行きました。

ドライバーやすい氏と応援で来ていたツールボックスのスタッフさんとで調整を行ったあと、ようやく一息つきます。


午後のループに入ります。

SS4:0分39秒6(74.5km/h)。クラス11位。
「E-4」のトップから5.1秒差。
SS1から2.2秒短縮。
タイムアップしましたが、「やっぱりパワーが出ていない。」とのこと。
ちなみに、昼のサービスタイムの時に86に乗るクルーの雑談で「MISAKA」のSSで「180km/h以上出た。」という話が聞こえてきたので、SS後半の高速区間でスピードメーターを横目でチラッと見たところ、150km/h以上出ていたのは確認しました。

SS5:3分03秒2(64.6km/h)。クラス9位。
「E-4」のトップから18.2秒差。
SS2から3.1秒短縮。
道路の真ん中にフロントバンパーが落ちていて、二人揃って驚く(笑)。前走車の誰かがぶつけて落としたのだと思いますが、SSスタートでは情報提供は無かったなぁ。そして、ゴール後は「やっぱりノートを読むのが遅いなぁ…。」とのご意見が…。

さて、SSフィニッシュ後、リエゾン区間へ入っていくと、101号車が路肩に停まっていました。どうやらバンパーを落としたのは101号車だったようで、車のチェックをしているようです。

あちらは101号車で、私たちは111号車。次のタイムコントロールでのチェックインの時刻は101号車の方が10分早いため、追い抜かずに後ろで停車して、しばらく様子を見ていたところ、「先に行ってくれ。」と合図を出されたので先行していったら、程なくしてすぐ真後ろに付けてくるじゃないですか(笑)。

このリエゾン区間、道幅が狭くて譲ることができる場所がほとんどありません。「タイムアウトになるかもしれない!」と、猛然と追い立てられても、譲ることができる場所がないんです…。どうして私たちを先行させたんですか…。

「もうここしかない!」という鋭角の交差点で大回りして、何とか抜いてもらいました。そして、101号車はあっという間に見えなくなりました。

ラリー終了後、車両保管所の前で「ありがとうございました。おかげで間に合いました(笑)。」とお礼を言われましたけどね。

SS6前のTCにて。


SS6:0分13秒0(60.9km/h)。クラス6位。
「E-4」のトップから0.7秒差。
SS2から0.1秒短縮。

最終結果は、トータルタイム7分57秒0、クラス11位・総合28位でした。


今回は4か月ぶりのラリーでしたが、ドライバーやすい氏としてはエンジンパワーの不調で不満の残る結果となってしまいました。この不調が修理できるものなのか、車そのものの経年劣化などで修理不能なものなのか。

「原因を突き止めて不調が改善できないなら、ラリーはお終いかなぁ。」というような事も言っていましたが、ひとまず最終戦の豊田戦は出るつもりのようです。
Posted at 2023/11/09 00:10:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | TGRラリーチャレンジ | 日記
2023年11月04日 イイね!

高山市街・安房峠へドライブしました

2023年9月17日日曜日、母・姉・弟・私の家族4人で高山市街と安房峠へドライブしてきました。元々は弟が「安房峠へ行こう。」と誘ってきて、「せっかく行くなら、高山でちょっと観光でもしようか。」ということで、高山市街にも立ち寄ることにしました。

当日は朝5時に自宅を出発。東海北陸道 美濃加茂ICで高速道路を下りて、そこからは国道41号で高山市街を目指しました。

9時過ぎに高山陣屋へ到着。高山観光でどこへ行こうかと考えて、「取りあえずはここかな。」と思いついたのが高山陣屋だったわけです。


高山陣屋は、元禄5年(1692年)に飛騨高山藩主だった金森氏が国替えとなって、飛騨国が幕府直轄領となったことに伴い、江戸幕府が飛騨国支配のために設置した役所です。

金森氏は織田・豊臣政権の頃から飛騨国の領主でした。その金森氏を江戸幕府が国替えさせて直轄領とした明確な理由は不明ですが、飛騨国の豊富な山林資源や鉱山資源を手に入れるためだと言われています。

高山陣屋は全国で唯一、江戸時代の主要建物群が現存している陣屋施設だそうです。
















こちらは「御蔵」。年貢米を収納する蔵として利用されたそうで、元禄8年(1695年)に高山城から移築されたそうです。高山城に建てられた時期は慶長年間(1600年前後)と考えられ、現存する江戸時代の米蔵として最古・最大級を誇ります。




この「御蔵」の中に展示されていた飛騨国の歴代の代官・郡代の説明文の中に、「大原騒動」というものがありました。今まで全然知りませんでしたが、なかなかに酷い内容で、少々書き出してみます。

この「騒動」のきっかけとなった大原氏は、親子二代で飛騨国の代官・郡代を補任していました。

代官として着任した大原(親)は、飛騨国内で苛烈な山林政策、検地・年貢政策を断行。地域の総代や名主、百姓中らが改善のためにたびたび江戸方へ直訴に及んだり、百姓一揆を勃発させる事態になったそうです。

それでも、大原(親)は直轄地内の石高加増の功績を評価され、代官から郡代へと昇進しています。

苛烈な政策を実行した親も大概ですが、その親の功績により郡代を世襲した大原(子)は、それはまあ時代劇に出てくるような悪役人で(笑)、年貢の過納金を返却せず私する、天明の大飢饉のために免除となった分の年貢を私する、飛騨国内の村々へ6,000両の借金を強要する、江戸幕府が天明の大飢饉に対する措置として飛騨国へ下付した1,600両の金銭を私する、などなど悪行三昧。

最後は八丈島へ流罪となり、親子二代、18年間に及ぶ飛騨国内の騒動はようやく落ち着いたそうです。

高山陣屋を見物した後は、古い街並みを散策しました。




その後は、本来の目的地である岐阜・長野県境の国道158号 安房峠へ。


平湯温泉郷から安房峠へと向かいましたが、温泉郷から「あかんだな」駐車場への分岐点まではガチガチの渋滞にはまってしまい難儀しました。駐車場が上高地観光へ向かうための乗り換え場所であるからでしょう。

こちらは峠に祀られているお地蔵様。光背に「昭和十三年 道路竣成」と彫られています。安房峠に自動車道が開通したのは昭和13年(1938年)のこと。これを記念して祀られたものなのでしょう。


安房峠から眺めた穂高連峰。雲が出てきていたので心配でしたが、何とか見ることができました。


この後は長野県側へと下り、奈川渡ダムから長野県道26号へと入り、木祖村から国道19号で帰路につきました。
Posted at 2023/11/04 15:08:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記

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「草津志賀高原ルート「雪の回廊」を見に行ってきました http://cvw.jp/b/1796277/48482706/
何シテル?   06/12 23:30
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