2023年9月24日日曜日、滋賀県高島市で開催されたTGRラリーチャレンジinびわ湖高島戦へ参戦してきました。
今回もラリー前日の9月23日土曜日に現地入り。
レキ(下見走行)、参加受付、車検と済ませて土曜日の予定は終了。宿泊先へと移動します。
昨年の同ラリーでは近隣で宿が取れず、福井県小浜市で宿泊しましたが、今回は高島市内の旅館での宿泊となりました。部屋は昔懐かしい感じの和室。
晩御飯は毎戦恒例の「前夜祭」ということで、地元の食べ物が美味しそうな居酒屋などを探して、JR湖西線今津駅方面へと歩いていったのですが、19時頃にも関わらず、開いている店が全然見当たりません…。
たまたま開いていた小さな中華料理店を見つけ、ドライバーやすい氏「どうする?小林君がいいなら、この店でもいいよ。」と言うので、もう歩くのも疲れたので、そのまま中華料理店へと入りました。
メニューが定食メインだったので、定食と餃子と瓶ビールを注文。手酌でビールを飲みつつ、ささやかに「前夜祭」をしました。
ラリー本番の9月24日日曜日。サービスパーク会場は高島市内の今津総合運動公園。自分たちのサービススペースの設営をします。
開会式では、昨年に引き続き、車好きを熱弁する高島市長のあいさつを拝聴いたしました(笑)。
ドライバーズミーティングでは、最近強く注意喚起されている移動区間での速度制限順守・騒音防止について周知がありました。特に速度制限については、トラッキングアプリで監視していること、移動区間の国道で40km/h規制の箇所があり、取り締まりが予定されていることが強調されました。
今回はスタート地点でセレモニアルスタートを実施。毎回、本当に大勢の人たちが沿道に並んで応援していて、ありがたい限りです。こちらも応えるように手を振りまくっています(笑)。
さて、今回のSSコースの内容は、
SS1・4「MISAKA」:0.82km。今回新たに設定されたSS。旧国道の峠道で舗装路。後半が幅広い高速コースになります。
SS2・5「VILLAGEDEST」:3.29km。今回新たに設定されたSSで、昨年は逆方向でリエゾン(移動区間)として使われていた上りの屈曲路。
SS3・6「STADIUM」:0.22km。今回新たに設定されたSS。昨年は今津総合運動公園駐車場でのジムカーナコースでしたが、今年は公園の外周路の一部を使用したショートコースとなりました。
SS距離の合計は8.60kmとなります。
それでは走行タイムと簡単なラリーの内容について。今回、私たちの参戦するE-4クラスは13台。そのうちGRヤリスが7台、GR86が2台となっていて、まずこの時点で上位進出は極めて厳しいものとなっています…。
SS1:0分41秒8(70.6km/h)。クラス11位。
「E-4」のトップから7.1秒差。
ルート後半の全開区間にあるクレスト(上り坂の頂点のこと。)で、ドライバーやすい氏「怖くてアクセル少し戻した…。」とのこと。
ペースノートでは、「100(m) クレスト左6下り から 右6 100」とある区間。ブラインドとなるクレストからすぐに全開の左コーナーの後、またすぐに右の全開コーナーという高速スラロームです。
SS2:3分06秒3(63.5km/h)。クラス11位。
「E-4」のトップから20.0秒差。
TGRラリーでよく登場する、道幅が狭く・上り坂で・コーナーがひたすら連続するコース。ペースノートには、連続するコーナーを読み間違えないように、自分用の書き込みもしてあります。(×2)とか(右2のロングコーナー)というのがそうです。
コーナーがひたすら連続するコースというのは、ドライバーにとってはリズムに乗って走ることができれば楽しいコースだそうですが(それは私もよくわかります。)、私のようなへっぽこコドライバーからすると、読み間違いとか、最悪どの地点を走っていたのかを見失ってしまうこともあるで、より緊張を強いられます。
ちなみに、このSSでは毎度のごとく「ノートを読むのが遅い。」と言われました。合わせようとすると「遅い」、早めにしようとすると「早い」。いつまで経っても永遠の課題です…。
SS3:0分13秒1(60.4km/h)。クラス7位。
「E-4」のトップから1.2秒差。
スタートからゴールの間までに、左コーナーが一つあるだけの単調なSS。
ここまで目立ったトラブルもなくきたと思っていましたが、ドライバーやすい氏「アクセルを踏み込んだ分だけのパワーが出ていない気がする。サービスに戻ったらアクセルの調整をしてみるから、本部へ申請に行ってきて。」とのこと。
規則書に記載のない整備項目を競技中に行う場合は、整備申告書による申請と許可が必要ですが、ラリーへ参戦して初めて技術本部へ整備申告書を提出しに行きました。
ドライバーやすい氏と応援で来ていたツールボックスのスタッフさんとで調整を行ったあと、ようやく一息つきます。
午後のループに入ります。
SS4:0分39秒6(74.5km/h)。クラス11位。
「E-4」のトップから5.1秒差。
SS1から2.2秒短縮。
タイムアップしましたが、「やっぱりパワーが出ていない。」とのこと。
ちなみに、昼のサービスタイムの時に86に乗るクルーの雑談で「MISAKA」のSSで「180km/h以上出た。」という話が聞こえてきたので、SS後半の高速区間でスピードメーターを横目でチラッと見たところ、150km/h以上出ていたのは確認しました。
SS5:3分03秒2(64.6km/h)。クラス9位。
「E-4」のトップから18.2秒差。
SS2から3.1秒短縮。
道路の真ん中にフロントバンパーが落ちていて、二人揃って驚く(笑)。前走車の誰かがぶつけて落としたのだと思いますが、SSスタートでは情報提供は無かったなぁ。そして、ゴール後は「やっぱりノートを読むのが遅いなぁ…。」とのご意見が…。
さて、SSフィニッシュ後、リエゾン区間へ入っていくと、101号車が路肩に停まっていました。どうやらバンパーを落としたのは101号車だったようで、車のチェックをしているようです。
あちらは101号車で、私たちは111号車。次のタイムコントロールでのチェックインの時刻は101号車の方が10分早いため、追い抜かずに後ろで停車して、しばらく様子を見ていたところ、「先に行ってくれ。」と合図を出されたので先行していったら、程なくしてすぐ真後ろに付けてくるじゃないですか(笑)。
このリエゾン区間、道幅が狭くて譲ることができる場所がほとんどありません。「タイムアウトになるかもしれない!」と、猛然と追い立てられても、譲ることができる場所がないんです…。どうして私たちを先行させたんですか…。
「もうここしかない!」という鋭角の交差点で大回りして、何とか抜いてもらいました。そして、101号車はあっという間に見えなくなりました。
ラリー終了後、車両保管所の前で「ありがとうございました。おかげで間に合いました(笑)。」とお礼を言われましたけどね。
SS6前のTCにて。
SS6:0分13秒0(60.9km/h)。クラス6位。
「E-4」のトップから0.7秒差。
SS2から0.1秒短縮。
最終結果は、トータルタイム7分57秒0、クラス11位・総合28位でした。
今回は4か月ぶりのラリーでしたが、ドライバーやすい氏としてはエンジンパワーの不調で不満の残る結果となってしまいました。この不調が修理できるものなのか、車そのものの経年劣化などで修理不能なものなのか。
「原因を突き止めて不調が改善できないなら、ラリーはお終いかなぁ。」というような事も言っていましたが、ひとまず最終戦の豊田戦は出るつもりのようです。