2011年03月12日
【速報】原子力情報資料室からのライブ情報によると その2
私が引っかかっていたことをちゃんと説明してもらえました。
どれだけ原子炉内で異常事態が起きているのか、それを昨日の時点で想定できていながら対応が後手後手になっているか。
以下、ライブ情報から。
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自動停止は安全状態になったという意味ではない。
緊急対応は修羅場であり勝負。
地震の場合は機械がうまく動かない可能性がある。
マスコミは自動停止で安心してしまうが、その後が気になっていた。
ポンプが停止、電源供給できない時点で、水素爆発、水蒸気爆発が起こる可能性があると考えていた。
大学教授や解説委員が運用に明るくないのに喋っている。
〔念のため〕というのは適当ではない。最悪の事態に備えて避難すべき。
彼らは核心に触れない。格納容器の設計四気圧の二倍に達している状況で、圧力を逃がすことをしていいかどうかという話ばかりしている。
本来1気圧弱の場所が8気圧の状態になっている。設計想定の二倍にもなっている原因について触れない。
原因は、
1.一時冷却系給水配管かタービンへ行く配管が破断すると、格納容器が水蒸気でいっぱいになり圧力が上がる。冷却水が減り、燃料棒が顔を出す。
2.冷却剤がポンプの動作不良で残留熱除去ができない。ウランの分裂が終わってもヨードやセシウム等の崩壊は留まらず、崩壊熱が発生する。通常は残留熱除去を行うが、それができないと原子炉圧力容器の温度、圧力が設計圧力(運転圧力の1.25倍)を超えてしまう。
圧力上昇により安全弁が開き、格納容器に充満した。これは異常事態。(スリーマイルと同じ)
のどちらか(後者が有力)であろう。
どうして圧力上昇が起こったかが重要。だが大学教授も解説委員も喋らない。
1号機以外でも同じことが起きうる。
被曝の問題もあり、処置が難しい。
水素爆発が圧力容器や格納容器外で起きたのは不幸中の幸いに過ぎない。
格納容器も爆発でダメージを受けている可能性がある。
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冷却手段を失っている可能性が高い。原子炉内の対応は後手後手になっている。
海水で満たすのは非常措置中の非常措置。上手くいく保証はない。
追記:
爆発時に90名が巻き込まれる。原発から3km先の病院の職員と患者のうち
そのうち3名について検査したところ被曝していたとのこと。
想定されていたとおりの悪い事態です。
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Posted at
2011/03/12 21:51:10
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