ブランド物は高い

　時折D-playでシーズン１から「名車再生！　クラッシックカーディーラー」を見ている。

　何度も出てくるのが、BMWとかメルセデスベンツとか、ポルシェの部品は高いと言う話。

　純正部品というのは、メーカーロゴが入っているかどうかだけで価格がウンと高くなるものだが、ドイツの一流メーカー製となると特に高いらしい。

　実家のBMWについても、購入時に部品代が高いので維持管理費が高く付くと随分言われた。

　円高の時も、BMWやベンツなどは価格をあまり下げなかった。ユーロ安でも価格を下げなかった。とにかく強気だ。

　ブランドを確立しているというのは、こう言うことなのだろう。高くてもユーザーはブランド指定で買う。

　アジアメーカーと薄利多売競争に明け暮れ、下請けから収奪し、大メーカーだけが円安メリットを享受し、下請け、従業員、日本経済を疲弊させ、メーカー自身のブランドも毀損し、どうかすると検査不正や会計不正までやらかしている日本。

　企業経営者の意識に、成功体験へのこだわり、成り上がり意識、欧米への劣等感みたいなものがミックスされているのだろうなあ。
　で、苦しくなるとインチキとごまかし、政治力を駆使して大衆収奪とに突き進む。

　戦時中と同じ。