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調布市のKAZのブログ一覧

2021年05月14日 イイね!

[エクシーガtS] LEDバックランプ(パナソニック・バックカメラの夜間の画質改善狙い)

[エクシーガtS] LEDバックランプ(パナソニック・バックカメラの夜間の画質改善狙い)エクシーガ用に選択したパナソニックのバックカメラ(リヤカメラ)・CY-RC100KD についてです。
このカメラ(31万画素、HDR搭載)は昼間の画質はすばらしいものの、夜間の画質は非常に粗く、個人的には要改善レベル。

そこで純正のバックランプ(電球)をLED化することで光量(照度)をアップさせ、画質の向上を図りました。


◎ご参考:パーツレビュー
 → Panasonic パナソニック・バックカメラ CY-RC100KD(31万画素、HDR搭載だが夜の画質は悪い)

■おさらい
そもそもの発端は、最初に使っていたバックカメラが故障したため、その時点での最新モデルに買い換えしたことでした。型番で言うと、2世代分の進化になります。

<パナソニックのバックカメラ>
 ・CY-RC70KD: スバル純正オプションとしてディーラーで装着(→ 故障)
 ・CY-RC90KD: 画素数アップ(約25万→約31万)
 ・CY-RC100KD: HDR機能搭載(← 今回買い替えしたモデル)

新型になり、確かに昼間の画質はすばらしいものとなった反面、夜間の画質は旧モデルよりもかえって低下しているのでは?と思うくらい、がっかりなものでした。


<↓夜間のモニター画面。配線見直しやノイズ対策をした(つもり)でも画質は改善されず…>


結局、モニター(ナビ画面)上で夜間の画質を向上させるためには、夜間の投影対象物の照度を上げるしかないだろう…との結論に至ります。手段としては、純正のバックランプ(T16型W16W電球)のLED化を選択しました。

■LEDバックランプの選定基準
市販のLEDバックランプは、仕様も様々で価格もピンキリです。あくまでも個人的な考え方によるものですが、「どんな点に注意して選定したのか?」についてはパーツレビューのページで既報ですので、そちらをご覧ください。

◎ご参考:パーツレビュー
 → YOBIS T16互換LEDバックランプ(3020チップ×18連、1300lm、無極性)


■純正球とLEDランプの外観比較
入手したLEDランプと純正のバックランプを並べて、外観を比較してみます。チップ搭載レイアウトやヒートシンク構造などにより、LEDランプの方が全長がやや長いものの、それ以外の寸法はスリムにまとまっています。

<↓外観の比較はこんな感じ。選定したLEDランプは、放熱孔を備えていることも特徴の一つ>
 

■ソケットとの相性確認
一般的な話として、バルブをLED化する際の懸念(というよりも、巷のユーザーレビューで散見される失敗談)に「ソケットに挿したときに緩くて脱落する」という点が挙げられます。そういったことが生じない(であろう)モデルを選んだつもりですが、実際に試して問題が無いかどうかを確認します。

バルブの交換作業は、車両からテールランプAssyを取り外す必要はなく、バックドア内側の内装に設けられた整備用の樹脂カバーを開けるだけで可能です。以下、順に画像を載せます。


<↓バックドアを開けて、内側の樹脂カバー(フタ)を開けるとバックランプへのアクセスが可能>


<↓まずは車両側のソケット確認から。端子は左右両側から挟む形で、上下に側板がある構造です>


手配したLEDは、差し込み側の基板厚さ(アシの厚み)は薄すぎず、深さ(奥行き)も3個分のノッチがあることから、このままでもいけそうです。軽く嵌合させてみます。

<↓軽く半嵌合させたところ。この状態で大きなグラつきはない。あとは奥まで挿していく>


LEDをソケットに半嵌合させて様子見すると、アシの厚み不足によるグラつきは無さそう。第一段階クリア。次にソケットの奥まで挿すことになりますが、上の画像に示す「アシの切り欠き形状」が重要になります。

要するに、アシの(厚みではなく)上下方向の幅がソケットの穴に対して広すぎる場合は、深く挿そうと思っても干渉してしまうことになります。上の画像では、デバイスが実装されている部分とアシの部分とのつなぎが「R形状で逃げている」ため、奥まで挿すことができる…となります。


<↓LEDを奥まで挿しきったところ。なお、無極性化されているので挿す方向はどちらでも可>


<↓作業風景のイメージショット。電球は素手では触らない(やけどと体脂付着防止のため)>


■純正球とLEDの光り方を比較
エクシーガ純正のバックランプ(後退灯)はT16型で、東芝製(W16W)です。2012年に新車で購入以来、一度も球切れなく9年間ほど稼働していたため、ガラス部分が若干黒ずみかけていました。対するLEDは3020チップ×18連のホワイト光で、光束は1300lmと謳われる製品になります。

<↓純正球の光り方(交換前)>
 

<↓LEDの光り方(交換後)>
 

<↓比較のため、左側=純正球(交換前)、右側=LED(交換後)としてワンショットで撮影>


上記画像は昼間での状態ですが、太陽光下であっても目視で光量アップを実感できました。あとは、本来目的である「夜間のバックカメラ(パナソニックCY-RC100KD)によるモニター画質の改善が実現されるか?」にかかってきます。

■バックカメラの画質は改善されたか?
夜になるのを待って、改善効果の有無を確認します。なるべく比較条件をそろえるため、車両の停止位置(カメラの投影範囲)などを調整します。

<↓デジカメ撮影なのでハレーション気味ですが、そこそこ明るい(爆光か?は微妙ですが)>


<↓車両の横に回って撮影。やっぱり明るいな>


いよいよこの状態でナビ(パナソニックCN-HW1000DFA)モニターでの「映り方」を確認します。

<↓交換後:バックランプをLED化したあとのモニター画面>


<↓交換前:バックランプが純正球のときの画面(比較用、再掲)>


両者を較べてみると、主な違いは次の通り。
 ・LEDの方が被照対象が白く明るく映し出されている。
 ・電球の方は、当然ながら色味が いわゆる電球色。
 ・LEDの方が、路面をより遠くまで照らし出している。

結果として、顕著だった「画像のザラザラ感」「輪郭のぼやけ」がかなり改善 されたことを確認できました。これは成功でしょう!!

パナソニックのバックカメラ CY-RC100KD は本来のポテンシャルは高いものの、その性能を十分に発揮させる(恩恵を十分に得る)ための必要条件も高めである…と個人的には思っています。


# 例え話になりますが、プロ用のスポーツ器具を
# 素人が使っても機能を引き出せず、プロの技術を
# 持った選手が使って初めて効果が出る、みたいな。

■備考
最後に気がついたことを少々。LEDをソケットに挿したあと、ソケット自体は車両側のテールランプ筐体に「ひねって」固定します。この「ソケットをひねる」動作が加わることで、筐体内ではLEDの向きが微妙に右上がりになる傾向があるようです。

<↓車両右側のバックランプを外側から撮影。水平線に対してLEDがやや傾き気味となっています>
 

<↓こちらは車両左側のバックランプ。水平線に対してLEDが傾く方向は、左右とも同じ向きでした>
 

車両の水平ラインに対してLEDの対称性とか、水平実装性など「テールランプユニット内を覗き込んだときの姿勢」まで気にされる方もいらっしゃるかもしれないため、備考として記しておきます。まぁこのへんはDIYで修正可能な領域でしょうけど。

以上、「目的を達成する手段としてバックランプをLED化したこと」「LEDの選定理由はパーツレビューに記載してあること」「実際の置換時の確認事項(注意点)」「もくろみの改善効果の検証結果」「備考としての付随情報」を載せたブログを終わりますが、何らかの参考になれば幸いです。
Posted at 2021/05/14 12:42:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ
2021年05月09日 イイね!

[エクシーガtS] 高粘着消音グリース(ブレンボ+プロジェクトμのブレーキ鳴き対策)

[エクシーガtS] 高粘着消音グリース(ブレンボ+プロジェクトμのブレーキ鳴き対策)エクシーガは、ブレーキング時にキーキーと制動音が鳴る状態になっていました。

特に最近はブレーキ鳴きが激しくなり、子供の塾のお迎え時に「あ、パパのクルマが来た」と、ビルの3階の教室にいる子供が、外のエクシーガの到着に気づくほどでした。

ブレーキ鳴きもここまで達すると、制動音は(他人にとっての)不快音と化すため、急ぎ この5月連休を利用して対策することにしました。

■ブレーキ鳴きの対策手法検討
結論から先に書きますと、今回は(株)イチネンケミカルズさんの「高粘着消音グリース」を試すことにしていますが、私の中ではブレーキ鳴きに対するアプローチは次の4種類があると思っています。

(1)ブレーキパッドそのものを静音タイプに変える案
 → 現状でパッド残厚があるので今回は対象外。
(2)パッドに面取りやグルーブをDIYで追加する案
 → 過去に実際に実施し、多少の効果はあった。
(3)アンチノイズシムの類を適用する案
 → エンドレス、プロジェクトμ、ディクセルなどがある。
(4)共振を抑える静音グリースを塗布する案
 → 今回はこの案でトライ。

当初はアンチノイズシムの類を本命に据えていたのですが、静音グリースの類に興味が湧いていろいろ調べていくと、実に多種多様な製品が市場にリリースされていることに驚きました。ディスクブレーキシムグリースとかディスクパッドグリス、そのほかディスク鳴き止め剤などのスプレー式も含め、多数の製品がヒットします。

スプレー式のものは持続性が不明なため割愛(>個人の感想です)。グリースの類は、成分として高粘性のベース剤に耐熱性や潤滑性に優れる添加剤を加えたものが主流であることが分かりました。

そうしたものの中から、価格的に納得できそうなもの(>個人の事情です)として、最終的に冒頭に記した「高粘着消音グリース」をセレクト。実際に手配・入手したのは、今から1年以上前となる2020年3月のことでした。


■いよいよ出番
高粘着消音グリースを入手しておきながら、その後のメンテではパッドの面取りやDIYグルーブの追加(前述の手法(2))を施して、鳴き抑制効果を試していました。この手法は、ブレーキパッドの残厚が十分にある場合に有効で、寿命が近くなった際には使えないと認識していたことから、あえて先に実施して経験(効果の検証)を積んでいました。

今回はそうした経験を元に、「興味が湧いたものを試す」「楽して鳴きを抑制する」ことへのトライとして、グリース塗布(前述の手法(4))を実施してみることにした次第。
(※楽して=工数を掛けずに、の意味。)

◎ご参考
「高粘着消音グリース」のパーツレビューは → こちら

なお、ブレーキ鳴きは後輪から発生していることが分かっているので、今回対策するのは後輪のみ(ブレンボ+プロジェクトμ HC+)になります。


■作業風景(右後輪)
以下、順に画像で作業手順を示します。要所は本文に説明を付記します。

<↓ブレンボキャリパーは、キャリパーボルトを緩めずにパッドの取り外しが可能なので楽です>
 

<↓取り出したパッドはまだ残厚あり。せっかく外したので、向かえ側/送り側のそれぞれを面取り>
 

<↓キャリパ全体のダストブローや、ピストン&シール類の点検・簡易清掃も合わせて行います>


<↓割ピンやパッドピン(スライドピン)なども清掃。※やすりは軽く表面をさらう程度に留める>


<↓いよいよ高粘着消音グリースの出番。パッドの背板とシム(塗布面)は脱脂洗浄しておく>


グリースの主成分は、シリコーンと酸化亜鉛(ZnO)です。グリースと聞くと、ドロドロの油脂を思い浮かべる方々も多いかと思いますが、実際は白色のペースト状のシリコーンです。かなり高粘着ですが、チューブからの「すり切れ」は良い方です。

# これは単なる思いつきですが、ZnOはいわゆる
# ベビーパウダーの構成成分にもなっていますので、
# より安価な信越シリコーンKE45Wに市販のZnO
# 含有パウダーをDIYで混ぜてこねると、自家製の
# ブレーキ鳴き止め剤を調合できないかしら?

<↓清潔な手でなるべく薄く均一にシリコーングリースを塗布したあとは、パッド&シムを組み戻し>


ここで、ブレーキディスクローターの内外周には、いわゆるツノ(摩耗残りの土手)があるままになっています。この「ツノ」はブレーキ鳴きの原因になることがあるとされていますが、今回はあえてこのような「鳴きに不利」な環境下(>ローターの研磨などをしていない)でシリコーングリースを適用することで、その消音効果を試そうとしています。

<↓せっかくなので、外したホイールもサッと清掃します。今回は裏側もキレイにしておきます>


# 「トンボ鉛筆の砂消しゴム」を使った本格的な
# ホイール清掃は、また別の機会に行うことにします。

<↓外したタイヤのトレッド面を目視点検。これを見て「少々やべーな」と思いました…>


さて、ホイールを清掃したあとのタイヤは、トレッド面などに異常がないかどうか確認します。パンクやキズなどは無かったのですが、「このままいくとちょっとヤバイな」と思ったことが1点。タイヤの溝が浅くなってきたことではありません。

<↓誇張して書いていますが、トレッド面の摩耗がダブルバレルの兆候あり…を抽出しました>


ここで言う「ダブルバレル」とは、「2こぶラクダ」のように山が2つになった状態です。つまり、これはタイヤの空気圧が低めの状態であることが示唆される兆候です。(シングルバレルだと、「1こぶラクダ」のように山が1つの状態を示します。)

タイヤはハンコックの Ventus V12evo2 で、エクストラロード仕様。空気圧はそれ(+諸々の狙いも)を加味して設定していますが、点検インターバルをもっと短めにして確認する必要性を再認識しました。


# ふだんはあまり取り外ししない部品は、
# 外した機会にしっかりと診ておくことが重要ですね。

<↓とりあえず右後輪のブレーキ鳴き処置、および各部位の目視点検は終了。左後輪の作業に移ります>


■作業風景(左後輪)
やる内容は右後輪と同様ですが、こちらの作業風景も、以下の画像で順に記していきます。

<↓ホイールがブレーキダストで真っ黒だ…(下の作業後の画像と較べてみよう)>


<↓ファミリーカーとしてはダスト汚れが厳しいな。次回のパッドは低ダスト品にしよう>


<↓ホイールを外せば、ブレーキパッドも簡単に取り外しが可能>


<↓こちらもパッド両端に面取りを追加。ただし、DIYでセンターグルーブを掘らないのは右輪と同様>
 

<↓ブレンボ純正のシムを清掃しているところ。反比例するように、自身の手が真っ黒になっていく…>
 

<↓左画像:シムになるべく薄く均一に塗り伸ばすところ  右画像:ピンも先ほどと同様に清掃>
 

<↓パッド&シムを組み戻し、洗ったホイールを再装着(上の作業前の画像と較べてみよう)>


こうして後輪(ブレンボ+プロジェクトμ HC+)に「高粘着消音グリース」を適用しつつ、各部の清掃と目視点検を終わらせることができました。仕上げに、タイヤの空気圧調整が待っています。

<↓後輪の空気圧は、狙い値に対してやや抜けていた。物理は現象に素直に現れますね、ハイ>


■試走を終えて
作業後に試走して驚きました。あれほど盛大にブレーキ鳴きが発生していたのに、施工後はまったくと言っていいほどブレーキ鳴きが発生しなかったからです。確かに効果はあることの確認が取れました。

ただし、過度な期待は禁物だと思っています。ブレーキ鳴きの抑制メカニズムとしては、高粘着シリコーンを介して共振が抑制されることでの「振動伝達系の遮断による消音」と考えられるため、次のような履歴が与えられ続けると、その効果は徐々に低下するであろうからです。
 ・シリコーンの高粘性が失われるとき(受熱の繰り返しによる変性)
 ・添加成分(今回はZnO)の消費・消耗・流れ出し(>あれば)

したがって、今後は次の点に着目しながら経緯観察していくつもりです。
 ・消音効果が、どれくらいの期間で持続するか
 ・効果が薄れる場合、どんな薄れ方をするか
  (音域/発生車速/ブレーキ踏力など)

何事も、事象に対する推定、対策、効果確認、検証、更なる対策へのフィードバック…というループを回せるはずですので、そのための経験(時には遠回りな道筋もあることでしょう)も重要かな、と思っています。


<↓根本対策としては、すでに新品ディスクローターを入手済み。実はパッドも新品手配済み>


以上、このブログをご覧になっていらっしゃる皆さんに対しても、何らかの参考になれば幸いです。
Posted at 2021/05/09 14:33:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ
2021年04月27日 イイね!

[エクシーガtS & CBR250Four] 近況報告(その後のナビ、ブレンボ鳴き、EG異音)

[エクシーガtS & CBR250Four] 近況報告(その後のナビ、ブレンボ鳴き、EG異音)スバル・エクシーガtS と ホンダ・CBR250Four に関する近況報告です。

エクシーガについては、画面のホワイトアウト症状から復旧したあとの様子と、ブレンボ(パッド:プロジェクトμ)の鳴きについて。CBRについては、その後のエンジン異音についての備忘録になります。


(※注):いずれも特記すべき進展は特にありません。

今回は備忘録をメインとしたブログですので、「症状のメカニズムが解明できた」とか「何かを解決できた」という類いのものではないことを、最初に記しておきます。

■ナビの「その後」
画面全体が「ノイズ含みの真っ白な状態」と化してホワイトアウトとなった件については既報ですが(→ こちら )、復旧したあとも、症状が再発しないかどうか、しばらく様子見を重ねていました。

今のところ再発はなく、単に一過性の症状だったようです。


<↓日を変え、時間を変え、再生ソースを変えて観察しても、現在までに症状の再発は無し>


<↓オーディオ表示画面の一例。タッチパネルの操作も異常なし>


ホワイトアウトに至った際の要因としては、ハーネスコネクタの経年による端子接触状態の変化(一時的な通電不良etc.)があるかな、と考えています。数年に一度のスパンで、予防措置としてナビ裏の配線チェックと端子清掃を行った方が良さそうです。

手持ちの製品として、電気接点用の洗浄スプレーを持っていますが、今回新たに配線を束ねるための融着テープを購入しました。いずれ役に立つときが来ることでしょう。


<↓100円均一ショップで購入した融着テープ。非粘着性で多彩な用途に適用可能>


なお車載バッテリーについては、必要に応じて適時、充電させているので「起電力不足が原因で画面が一時的に映らなくなった」という可能性は、極めて低いと思っています。

<↓車載バッテリは、過度にならない適度なタイミングで FULL充電させています>
 

■ブレンボの「その後」
ブレンボ…と言うよりも、ブレーキパッドの「その後」になります。具体的にはリヤキャリパのプロジェクトμ(HC+)。摩耗の進行とともに、またキーキーと盛大に鳴くようになりました。

まずは前輪の状態を見てみます。

スバル車の中でエクシーガは特に前輪荷重が高めのため、ブレーキパッドはフロント側の負担が大きめです。同じ銘柄ならフロントの交換インターバルはリヤよりも短くなる…など諸々の理由で、我が家のエクシーガは、現状ではフロントにエンドレス、リヤにプロジェクトμのパッドを入れています。


<↓フロントの純正ホイール。砂消しゴムでダストを落としたあと、大したメンテも無しにキレイ>


<↓一時期はホイール洗浄後に信越シリコーンでも塗ろうか?と考えたが、実際には塗らないまま>


その一方で、リヤの様子は…というと。

<↓同じく純正のホイール。黒く見えますが、元々はフロント同様にシルバーです>


<↓洗っても洗ってもダスト汚れが激しいリヤ。まぁ、それを納得の上で選択しております、ハイ>


で、キーキー鳴くのはリヤですね。
実は過去にも、ブレンボ+プロμのブレーキ鳴き対策はDIYで何度か実施しています。パッドの面取りだけでなく、自分でスリットを入れてブレーキング時に発生する(であろう)ガス抜きとダスト排出を促すことで、振動形態に変化を持たせようとするものです。


<↓これがそのエッセンスの手番。詳しくは → こちら


実はフロント用には鳴き止めシムを持っているのですが、あいにくリヤ用の鳴き止めシムは持っておりませんでした。

<↓エンドレスのパッド購入時に、同時入手していたアンチノイズシム(使わずじまいでしたが)>


が、最近、みん友さんで「かなり鳴いていたパッドが静かになりました。こりゃすごい。」とのパーツインプレッションを上げた方がいらっしゃって(※)、これを当方のエクシーガのリヤに試してみるのもアリだと思っております。

(※)よっし☆さん(GDBインプレッサ乗り)→ Projectμ ブレーキパッドシム


■異音の「その後」
最後はCBRです。エンジン始動後の異音については、これまでもブログでたびたび言及してきましたが、走行上は何も不都合が生じていないことと、発生原因をたどることが困難なこともあり、様子見が続いています(※)。

(※)ただし、前回のブログ にて、可能性として「スターティングクラッチ内部のローラーSPRと同キャップ(あるいはスプリング)の破損も疑われる」ことを抽出済み。


<↓1986年式のインライン4。経年35年目ですが、まだまだ現役で活躍中のエンジン>


異音について注意深く聞き分けすると、「ガラガラ/ゴロゴロ」系と「カラカラ/パキパキ」系の、2系統の様相の音が含まれることを改めて認識。

また、発生原因を切り分けするため、エンジンを切って惰性でゴニョゴニョ(>割愛)をトライしてみると、路面振動の影響を拾って発音していると思われる場合もあるなど新しい発見もあったので、時間があれば排気系(マフラー)全体を取り外して「スパッタの類が踊っていなかったか?」の確認もしてみたいところ。

COVID-19対策で今年の5月連休の帰省もスパッと諦めた(数ヶ月前に予約確保していたフェリーもすべてキャンセル済み)ので、特別体制中は自宅でこうした「その後の様子見」の続きとなるメンテでもしようか…と思っております。

以上、簡単な振り返りと近況報告(と題する自分用の備忘録)でした。

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2021-05-07(Fri.) : 更新
[エクシーガtS] 自己融着テープの出番(HDDナビのエラー解消・SP配線の改善) をアップロードしました。
2021-05-09(Sun.) : 更新
[エクシーガtS] 高粘着消音グリース(ブレンボ+プロジェクトμのブレーキ鳴き対策) をアップロードしました。
Posted at 2021/04/27 23:02:25 | コメント(3) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ
2021年04月11日 イイね!

[エクシーガtS] リフレッシュ休暇で家族旅行・後編

[エクシーガtS] リフレッシュ休暇で家族旅行・後編会社の勤続リフレッシュ休暇制度を利用して、家族旅行に出かけることができた…という話の後編です。

covid-19対策で休暇取得を延期していたのですが、有効期限のある取得権利(と社内積み立て金も)が消滅する前に、敢行(観光)することができました。


◎「リフレッシュ休暇で家族旅行」:前編は → こちら


■りんどう湖ファミリー牧場へ
テディベアミュージアムを離れ、次に向かった先は、りんどう湖ファミリー牧場です。ここは、ペットの犬たちもいっしょに連れて入ることができるレジャー施設です(※専用のQRコードを読み取って同意書に入力送信すれば、入場可能となります)。

<↓あらかじめ宿泊したペンションで、前売りチケットを手配・購入済み>


<↓犬たちも入場できる(車内残留の必要なし)、ただし周囲への配慮は必要>


ここに来るのは18年振りくらいです。散策しながら向かった先は「ジップライン」なるアトラクション。湖上に貼られたワイヤーロープを、ハーネスベルトを着けて滑車で滑り降りる(往復する)…というものです。

公式サイトによると「片道220mは日本最長クラス、湖上滑空は世界初!」とのこと(※小学3年生以上、体重25kg~90kgの制限あり)。


<↓参加者はレクチャーを受けたあと、ヘルメットとハーネスを着用>


<↓1回の試行で10人ほどのグループごとに分けられて、台上に上る>


<↓こんな感じ。向こう岸にたどり着いたら(往路)、またこちら側に戻る(復路)>


子供たちは、全員が参加して楽しみました。片道220mですから、滑走時間もそこそこ長めです。エネルギー:mgh=(1/2)mv^2 と考えると、m(参加者の体重)はキャンセルされて 速度v=√2gh になるはずですが、実際には軽量級よりも重量級(>失礼!)の方が滑り降りる速度が早かったようです。現実は理想状態ではないですね。

その後、ポニーやアルパカやウサギなどを見学し(※ペットはエリアに入れられません)、羊にエサやり体験をするなどしたところで雨天にたたられ、おみやげ店へ。グッズやおみやげ類を購入して、りんどう湖での観光を終了。連泊する宿への帰路に就きます。


■街道のおみやげ店
宿への帰路では、街道沿いのおみやげ店に立ち寄りました。各地の観光地には栄枯盛衰の波が訪れており、ましてや新型コロナウィルス禍では経営も大変だと察するところですが、ここ那須ではまだ耐えられているように感じました。

<↓約18年前にも訪れた、「お菓子の城」に再訪することができた>


子供たちに(宿に帰った際の夜食として)好きなお菓子を選ばせて、購入。またしばらくクルマを走らせると、別のおみやげ店を発見。せっかくなので覗いてみます。

<↓私見ですが、激戦区で生き残っているお店には、何らかの特徴があるような気がします>


<↓上記のお店で購入したお菓子類。「自宅に戻ったときの楽しみ用」として>


■2日目のディナー
ペンションには連泊(2泊3日)します。2泊目の夕食にはオプションとして、ズワイガニ(蟹)の食べ放題をチョイスしてあります。私の家族は、意外にもカニ好きということが分かっていたからです(コロナ禍で外出自制をしていた時に、私の地元:札幌から毛ガニを通販で取り寄せたところ、大変好評だったことから)。

<↓2泊目のディーナー。大変おいしくいただきました>


<↓この日の夜の目玉、ズワイガニの食べ放題>


子供たちは、自宅で何度かカニバサミを使ってカットしたり、先端が細くなったカニ用のスプーンを使った経験があるので、(それほど労せずに)それぞれ思い思いのペースで食べ放題を堪能してくれました。

宿の食事が美味しいと、旅の想い出も美しいものに昇華されます。コロナ禍ですが、家族みんなで楽しめるリフレッシュ休暇になって本当に良かった。

夕食後は露天風呂(温泉)へ。このペンションでは、湯船以外はペットも入浴可能になっています(犬の洗い場もありました)。喧噪を離れ、のんびりと身体を癒やすことができたように思います。


■3日目の観光
いよいよ3日目、那須で過ごす最後の日の朝となりました。早めに起床し、犬たちの散歩を済ませ、事前にまとめた荷物をエクシーガの ルーフボックッス に積み、落ち着いたところで朝食をいただきます。

<↓この日の朝食はこんな感じ>


さて、3日目の行き先は私のリクエストで決めました。1件目は「パン香房 ベル・フルール」というパン屋さんです(「香」は誤字ではない)。2件目は「茶屋 卯三郎(うさぶろう)」。おもちやおこわを食べることができる茶屋です。

<↓パン香房 ベル・フルール。ペンション アニマーレアネックスから車で10分ほどの距離>


<↓購入したパン。ハード系が多め(※店員さんの許可をいただいて撮影しています)>


購入したパンは、那須ベーコンとポテトサラダ、かなりカカオ、パーネ・アランチャ、カカオパンチ、とちおとめプルマンブレッドなど計21点を購入。パン作りに造詣のある長女も気に入ってくれて良かった!

<↓出来たての「契約農家のとちおとめ」をゲットできたのもラッキーでした>


昼食として向かった先は「茶屋 卯三郎」。洋食派の私が「これは食べてみたい」と思ったのがキッカケ。平日の営業時間は11:30〜14:00(L.O)と限定的。「早めに行かないと、入店時に並ぶことになる」という情報をペンションのスタッフさんから聞きつけ、余裕を持って現地に到着しました。

<↓左:早めに着いて正解(後に混雑しました) 右:事前にHPの割引券を印刷済み>
 

<↓開店前の様子。趣のある外観に、小さな入口がありました>


<↓いざ入店。入口は小さく、まるで茶室の「にじり口」のようです>


<↓店内はこんな感じ。山梨県にある、ほうとうの「小作」各店とも違う造り>


<↓あずきなどの甘い物は苦手な私ですが、そんな私が「食べたい」と注文したメニューがコレ>


<↓家族が注文したメニューの例(おもちの食べ較べセットになっていますね)>


<↓おもちだけでなく、おこわも美味しそうでした>


東京近郊には、このような外食店を見たことがありませんでしたので、家族そろって味わいながら食べることができました(※食べきれなかった食材は、パッキングして持ち帰らせていただくこともできました)。

なお、会計を済ませて駐車場に戻ると、平日でしたがほぼ満車になっていました。google map でたまたま見つけ、たまたまWEBサイトを発見したお店でしたが、本当に人気店だったのですね。こちらも家族全員で堪能できて良かったです。

こうして、リフレッシュ休暇を利用しての「那須方面への家族旅行」を無事に終えることができました。エクシーガも もう少しで累計走行距離10万kmを迎えるところですが、今のところ不調な部分はありません。

コロナ禍で多少、煮詰まっていた感のある子供たちでしたが、「家族そろって」「非日常的な体験を共有し」「事故にも遭わずに無事に帰宅」することができて本当に良かった。次回、また10年後くらい(?)に家族そろって那須に再訪したいですね。

私もエクシーガも、まだまだ働き盛り。今後も、家族とともに想い出を重ねていこう、との思いを新たにした小旅行でした。
Posted at 2021/04/11 17:44:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ
2021年04月09日 イイね!

[エクシーガtS] リフレッシュ休暇で家族旅行・前編

[エクシーガtS] リフレッシュ休暇で家族旅行・前編いま務めている会社にはリフレッシュ休暇制度があり、勤続10年・20年・30年・40年の節目で連続3日間の特別休暇を取得することができます。

私は昨年、対象者だったのですが、新型コロナウィルスの影響でリフレッシュ休暇を延期していました。その延期も今年7月までがリミットで、それを過ぎると取得権利そのものが消滅してしまいます。…ということで、家族とともに那須方面に出かけてきました。


■緊急事態宣言解除の合間に
本来ならば、昨年3月に取得する予定だったリフレッシュ休暇。これを家族旅行にあてがう予定でした。子供の受験年度とカブらず、かつ家族全員の都合が付くピンポイントのタイミングで設定し、宿の手配まで完了していたのですが、COVID-19対応のため、すべてをキャンセルして待機していました。

そのリフレッシュ休暇の取得権利(の延長可能期間)も、今年7月までに実行しなければ消滅してしまいます。社内でこれまでに貯めていた積み立て金もムダになりかねない状況だったため、緊急事態宣言が解除されたタイミングで、またもや家族全員の都合が揃う「ここしかない」という日程で、那須方面に出かけてきました。


■事前準備
選んだ宿は、ペットも宿泊OKのペンション。以前、同系列の宿に初代の愛犬を連れて泊まったことがある、想い出のエリアです(※今の愛犬は、通算4代目と5代目)。

東京の自宅から栃木県の那須方面までは、片道で約200km。エクシーガには定員フル乗車になるため、ガソリン満タン準備のほか、タイヤの空気圧(@エクストラロード)を念入りにチェックしておきます。そのほか、ワイパーの拭き取り具合の点検などや、車載バッテリーのフル充電も終わらせておきます。


<↓いつもの車載バッテリーのフル充電風景。これも燃費に寄与する要因の一つ>


<↓16時ころ、無事に那須の「ペット宿泊OK」の宿に到着(ドッグランも併設)>


■周辺の観光
チェックイン後、夕食まで約2時間ありましたので、サクッと周辺を観光しました。まずは宿からクルマで2~3分の、英国伝統紅茶館へ。家族そろって紅茶(アイス)やチャイ、ケーキを堪能しました。

<↓人気店なのか、我々が訪れた時間帯ではケーキの在庫は残り2個だけでした>


<↓店のご主人曰く「本物の紅茶は、氷がとけても味が薄まらない」とのこと>


次に訪れたのは、道の駅・那須高原友愛の森。東京ではすでに桜は散っていますが、こちらではちょうど満開でした。桜の花をバックに、子供たちは持参した「お気に入りのアイテム」が映える画像を撮っていました。

<↓これが一般的にも人気のキャラなのかオタク的なキャラなのか、私には不明>


<↓記念碑の間に見える像をまねしたポーズで撮影(悪気はないのでご容赦を)>


■夕食はステーキ食べ放題
宿に戻って夕食です。オプションとして、初日はステーキ食べ放題を付けています。まずはスープと前菜から。

<↓こんな感じ>


<↓左下のステーキが、おかわり自由の食べ放題>


元々は私の勤続を祝う記念旅行なのですが、私からすれば、私をこれまで支えてくれた家族の労をねぎらう意味を込めて、「家族に満足してもらえるような」パッケージで旅行を設定したつもりです。そうした意味からも、今回の食事のコースメニューは、子供たちを含めた全員に満足してもらえたようで一安心。

■翌朝
翌朝(2日目)の朝食も、美味しくいただきました。宿の料理が美味しいと、旅の想い出も良い記憶となって留まってくれます。

<↓2日目の朝食>


朝食後、犬たち(2匹)を併設のドックランで遊ばせます。どちらも小型犬です。最初は慣れずに戸惑っているようでしたが、そのうち縦横無尽に走っていました。その後、再び前述の 道の駅 を経てテディベアミュージアムへ。

<↓道の駅・那須高原友愛の森でお花やデザート類を購入>


<↓那須のテディベアミュージアムに到着>


<↓入口に通じる案内路の脇には、印象的なベアたちの像があります>


<↓せっかくだから…ということで、上記の像と同じ構図で記念撮影>


# 後列右側のベアを模して、
# わざわざ後列右側の人間もメガネをかけました。

<↓ここでも、子供たちは「推しキャラ」とコラボ撮影を試みる>


那須のテディベアミュージアムは、実はチケットを購入して入館しなくても、おみやげ店には単独で立ち入ることが可能です。

<↓チケットレスでおみやげ店に入り、当たりくじ付きのガシャポンに挑戦>


<↓「当たり」は出ませんでしたが、家族それぞれが異なる色のくまさんをゲット>


こうして、家族(犬たちも)そろってリフレッシュ休暇を有効活用していきます。テディベアミュージアムの次に向かった先は、りんどう湖ファミリー牧場です。

後編に続く。
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2021-04-11(Sun.) : 更新
[エクシーガtS] リフレッシュ休暇で家族行・後編 をアップロードしました。
Posted at 2021/04/09 00:52:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ

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