BPレガシィ(6速ターボ)に履かせた格安タイヤ・ハンコック ventus V12evo の ”その後” についての報告ブログです。「空気圧点検」 と 「危うくパンク」 の2編(最終話)です。
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2014年・夏・北海道帰省記Vol.3(道の駅・望羊中山&ハンコックタイヤ 編) の中で記述。
■空気圧に要注意・・・の巻
個人的な経験則になりますが、新品タイヤをホイールに組み付けた直後・・・「直後」とは言っても1ヶ月ほどのスパンになりますが・・・は、空気圧の管理に気を遣っています。特に、徐々に時間をかけて空気圧が低下することが、過去の国産タイヤでもあったからです。理由は不明ですが、1ヶ月以上経過すると、サイドウォールのビードとホイールリムが 「なじむ」 ためか、以降の空気圧は安定することが多かったです(>個人的な経験による)。
過去の例では、ブレンボ対応の 「STI-RAYSのホイール」 に ヨコハマのスタッドレス 「アイスガードiG20」 を組み合わせたときには、どちらも新品同士の組み合わせでしたが、最初の1ヶ月間は徐々に空気圧が低下する傾向に悩まされ、不良品か? はたまた作業ミスか? などと考えたものです。
ところが1ヶ月ほど経過すると、クルマを使うたびごとに補充していた空気圧がピタリと安定するようになり、以降は2~3ヶ月スパンでの調整で済むようになったのでした。そんな経緯もあり、今回の格安タイヤ・ハンコックに組み替えたときにも、初期の空気圧の時間推移には注意を払っていました。
<↓下の画像は7月20日時点。7月13日にタイヤ組み替えしてから、ちょうど1週間が経過したころの様子>
<↓エア補充前。見た目でも、サイドウォール部の「つぶれ具合」で空気圧不足が懸念される場合がある>
タイヤゲージ(空気圧測定具)は持っているのですが、それを使うまでもなく、ほぼ 「見た目」 で 「空気が微妙に抜けているんじゃぁ ないのか・・・?(>荒木飛呂彦先生風に)」 と思うことがあります。今回のハンコック・タイヤでも、そのようなシーンがあり、実際にも200kPa程度まで減っておりました。走行に困るほどのスロー・パンクチャーではないので、過去の経験も踏まえ、しばらくは様子見としました。
<↓215/50R17、215/45R18 とも、BPレガシィGTspecBの標準指定圧はフロント230kPa、リヤ210kPa>
<↓ハンコックタイヤでも、最初の1ヶ月間くらいはこまめにエアを補充する必要がありました>
<↓ハンコック ventus V12evo に空気圧210kPa(リヤ)でエアを補充したあとのサイドウォールの様子>
<↓見た目にも、サイドウォール部分はまっすぐ(ほぼ垂直方向に)立っている状態に見えるまでに変化>
その後、8月の北海道帰省(東京~札幌、往復2000km超)を経て、9月に入ってからは空気圧の補充を要する機会はグッと減りましたが、10月現在も様子見しているところです(後述)。あくまで私感ですが、ハンコック ventus V12evo はサイドウィールが非常に柔らかいので(既報)、空気圧の微妙な差がサイドウォールの微妙なつぶれ具合となって、見た目にも反映されやすいのかもしれません。今後も経緯を観察しようと思います。
・・・と思っていたら・・・。
■トレッド面に異物を発見の巻
9月24日、仕事を終えて帰宅したときのこと。駐めてあるクルマのタイヤ(この時点では、空気圧に異常がないかどうかの簡易確認のため)に目をやると、トレッド面に何やら違和感がある。
<↓夜なので分かりにくいが、トレッド面に何か刺さっているように見える。小石を挟んだのではないようだ>
<↓手持ちのLEDライトで照らしてみると・・・何と、ネジが刺さっていることが判明>
<↓夜間なので、とりあえず白ペンで当該部位をマーキング。翌日以降の確認作業に備えることに>
■改めて現状確認の巻
日を改めて、太陽の光が差す日中に、タイヤの状況を確認してみることにします。異物(ネジ)が刺さっているトレッド面近くのサイドウォールに白ペンでマーキングしておいたので、これを目印に現状確認しやすい位置まで、車両を少しだけ後方に動かします。
<↓日中の明るい日ざしの中で、改めて状況確認する。まずは遠くから次第に接近して撮影>
<↓上下の画像と合わせて、ワイド→テレ→近接で撮影>
<↓異物の正体はネジ。プラスの皿ネジ。頭部は摩滅しているが、ネジ内部はガッツリ刺さっている>
■抜くべきか?抜かざるべきか?の巻
通常このような場合は、発見時点で空気が抜けていなければ、そのまま自走して販売店なりタイヤショップなりに持ち込んで、そこでしかるべき処置をしてもらうのが良いです。しかし私は、あえて勝負に出ることにしました(>ちょっと大げさ)。自分でネジを引き抜くことにしたのです。
「皿ネジの頭部はそれほど大きくないので、ネジ長さとしてもそれほど長くはないだろう」、との読みからです。もちろん、これは勝手な想像ですから、ネジ長さは6mm程度かもしれないし10mm程度かもしれません。あるいはそれ以上の可能性も・・・。
いずれにしても、ネジが刺さったままの状態で走行を続けるわけにもいきませんし、もしもパンクしているなら、遅かれ早かれそれ相応の処置が必要になります。万が一、引き抜くだけで済むなら、それはそれでラッキー(なだけ)です。
<↓ネジ頭部のサイズから判断し、この場で抜くことに決めた。抜いた途端にシューシューと音が漏れたら負け>
<↓ネジをゆっくり慎重に引き抜く・・・が、なかなか抜け切らない。抜いてみると実はこんなに長いサイズ(汗)>
うぎゃ~!抜いてビックリ!
想像以上のネジ長さ やんけ。
ドッギャアァーン!
こんなに長いネジが刺さっていたのかアァーーッ(汗)。
いくらトレッドに対してナナメに刺さっていたとしても、トレッド面を貫通している恐れがあるッ!
<↓試しに、センターグルーブの底に対してネジをやや斜めに当てて、ブロックに刺さっていた深さを推定>
■危うくパンク? (^^;)))・・・の巻
ところが、シューシューとエアが漏れるような音は一向に聞こえません。
一気に漏れるようなことが無くても、JOJOに(いや、徐々に)漏れてくる可能性は大いにあります(汗)。
そこで、クルマは当面 使わないこととし、タイヤの圧漏れ有無(サイドウォールのつぶれ加減)を時間観察することにしました。
<↓左:ネジを抜いた直後(9月27日11時頃) 右:抜いてから1時間が経過した状態(同・12時頃)>
高々、1~2時間程度ではエアは抜けないようです。
そこでもうしばらく、タイヤの圧漏れ有無の観察を続けます。
<↓左:抜いてから丸1日放置(9月28日11時頃) 右:町内を1周して戻ったとき(9月28日17時頃)>
丸1日放置した程度では明確な圧漏れが確認できなかったため、走行による動荷重をタイヤに与えてみたのですが(右上画像)、それでもエアが漏れるような兆候は認められません。そこで念のため、さらに翌日、スタンドに空気を入れに行ったのですが、特に抜けている様子はありませんでした。
<↓9月29日17時頃。空気圧が低下している様子は特になし。その後、街乗りを続けても変化はなし>
10月5日現在、ネジ刺さりに見舞われたハンコックタイヤは、ごくフツーに街乗りできています。ですが、まだ高速走行はしておりません。状況証拠から考えると、どうやらトレッド面のカーカスを貫通してはいなかったようです。ただし、「不幸中の幸い」 と呼ぶにはまだ早計かもしれません。目に見えない内部で、どんな損傷があるか分かりません。
新品のタイヤであるのに、ネジが刺さってしまったのは不幸か。
あるいはトレッド面の厚い(ブロックが摩耗していない)新品のうちに刺さったので、ネジが長くても助かったのは幸運か。
とらえ方・考え方によっては、いろいろな解釈ができますが、通常行っている運行前点検の中で、タイヤ関係の点検は(前述の新品組み替え後の経験則も含めて)、引き続き注意していこうと思います。もちろんスペアタイヤの空気圧も、ですね。イザというときにスペアタイヤが使えないようでは、シャレになりません。
以上、ハンコックタイヤの近況を含めた 「その後」 の報告でした。
これにて、「格安タイヤ選び(ハンコックタイヤ編)」 をいったん終了します。