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2020年05月16日 イイね!

[BPレガシィ] サンルーフ動かず(左チルトで右クローズ)を解消する・その2

[BPレガシィ] サンルーフ動かず(左チルトで右クローズ)を解消する・その2愛車のBP型レガシィは2006年式。今年で経年14年目を迎えています。
先日、車内換気のためサンルーフを操作すると「左側のみチルトアップして右側は閉じたまま」でロック。開くことも閉じることもできない状態に陥りました。

今回のブログは、「傾いたまま動かなくなったサンルーフ」をDIYで解消するまでの記録・その2です。


◎「その1」からの続き。
 (「その1」 は → こちら

■サンルーフの構成を予習
サンルーフが動かなくなってしまったときは、ちょうど5月連休の真っ只中。ディーラーの営業もお休み中です。仮に連休明けになったとしても、COVID-19対応(新型コロナウィルスの影響)で営業時間が短縮されています。

飛び込みで受付できたとしても、実際の入庫はその先(かなり後)となってしまう可能性が大、だと予想されます。

ならば…ということで、DIYで修理する(かもしれない)ことも視野に入れ、まずはサンルーフの構造を把握することから始めました。ちょうど、それに先立つこと数日前、SUBARU-EPC(※)を入手していたところでした。


(※)電子パーツリスト。かつての SUBARU-FAST II の後継ソフト。
   PC上での操作方法は、ほとんど同等。直感的な操作も可能。

<↓BPレガシィ(ワゴン用)のサンルーフ構成部品(を紹介するページからの一部抜粋)>


この画面を見る限り、複雑な部品構成にはなっていないようです。もちろん、画面上に記載のない(あるいは意図的に省略されている)細かな部品群が存在する可能性はあります。

これなら手に負えないことはないだろう…と判断し、DIYでの修理・メンテにトライ(この時点では確証が無いため、あくまでトライ)することにしました。


■再度の現物確認
SUBARU-EPC の構成画像は、あくまで参考情報に過ぎません。作動不具合が生じている「現物」そのものを観察して、何が起きてしまったのかという「事実」を正しく捉えることが重要です。

<↓雨天に見舞われていたが、テーピングの効果により、車内への漏水は無事に避けられた>
 

<↓ここから注意深く、細部を観察していく必要があります>


■異変に気づけるか?
まずは運転席に座って、車内(トリム側)から観察していきます。IG-ON してスイッチ操作を試みてみましたが、相変わらずガラスルーフはウンともスンとも反応しません。

ただし、ガラスルーフの内側にあるサンシェードは、手動でスライド(開閉)可能であることが確認できました。シェードを開くことができれば、内部観察がより容易になるのでラッキーです。

以下、サンルーフの左側(正常にチルトしてストップ)と右側(クローズしたまま不作動)の画像を対比できるよう、横並びにして載せます。


<↓2枚構成のうち、前側のガラスルーフ(左:助手席側の様子  右:運転席側の様子)>
 

<↓後席から前席方向へ、スライドレールを見た画像(左:助手席側  右:運転席側)>
 

ここまでのところ、別に変わった様子(明らかに異常な部位)は見受けられません。引き続き、観察を続けます。

■違和感あり!
ここでもう一度、前側(チルトアップガラスルーフ側)の左右トリム部を観察してみます。

<↓作動ロックしているチルトアップガラスルーフを再確認(左:助手席側  右:運転席側)>
 

んん?
これは…違和感があるぞ!!


私が感じた「違和感」の正体を確かめた際の画像を、以下に示します。

<↓違和感の正体はコレ。明らかに部品の停止状態が異なります(左:助手席側  右:運転席側)>
 

手がかりの第一歩を踏み出せました!
発生している「事実」をさらに深掘りしていきます。


<↓左右の化粧パネル(内装トリム)を取り外します。すると今度は固定ボルトが顔を出します>
 

■参考情報を活かして慎重に
左右のスライドレールの中で、何かが発生しています。その「何か」を直接、目視確認するためには、2枚構成のうちの前側(チルトアップガラスルーフ)を取り外さなければなりません。

今なら、まだ後戻りができます。

が、ここで作業を中断してしまったなら、いつまで経っても故障したままです。前に進むしかありません。ただし、慎重に進めます。具体的には、ボルトが現れたからと言ってすぐに緩めることはしません。


<↓念のため、フレームに対するボルトの締結位置を記録しておくための「合いマーク」をペイントで付加>
 

緩める前の締め付けナットの相対位置を記録しておけば、最悪でも、元通りに締め直す(状態を復元する)ときに「どこまで(の力加減で)締め付けすれば良いか」の目安とすることができます。必ずしも必要ではないかもしれませんが、バックアップ策を常に心がけておいた方が、リスク回避につながる可能性を高めることができる…と考えます。

<↓いよいよ、チルトアップガラスルーフの取り外し作業に入ります>


が、ここでも一気に締め付けナットを緩めることはしないで、部品全体の様子見をします。すると早速、SUBARU-EPC で予習しておいた知識が役立ちます。

<↓ガラスルーフと保持ブラケットとの間には、図に示すシム(薄板)が挿入されている>


もしもガラスルーフを上方に浮かせて、一気に取り外してしまったなら、この「シム」も支えを失ってバラバラと落下(愛悪は散逸)してしまうかもしれません。こうした事前情報をうまく実作業に活かしたいものです。

<↓対応策として、あらかじめ「シム」が脱落しないように養生テープで保持しておくと、あとで困らない>


■後戻りできない工程へ
ここまでは、注意さえしておけば、特に難しい作業はありませんでした(※そもそも、異変に気づけないと具体的な作業には移行できませんが)。

ここから先は、もしかすると「やってみたけど(原因が)分からなかった」とか、「(原因が)分かったけれどもダメだった」とか、あるいは「元の状態に戻せなくなった」などといった事態が起こるかもしれません。


<↓とうとうDIYで、サンルーフ(ガラスルーフ)という今まで未知の部品を取り外す作業への突入を決意>


少々大げさな表現(↑)になってしまっていますが、当時の気持ちはそんな感じでした。ちなみに、複数箇所の締め付けネジを均等に緩めていった時点で、ガラスルーフに生じていた内部応力は解放されたので、ストレスによりガラスが破損するに至る事態は避けられています。

<↓ついに…チルトアップガラスルーフ側を、ご覧の通りに取り外してしまった、の図>


ここまで来たからには、自力で故障を修理させるしかありません。「素人が迂闊に手を出して→中途半端な形で手に負えなくなって→結局プロに依頼する」なんて状態になるコトだけは、何としてでも避けたいところ(>これは一番迷惑を掛けてしまうパターンですな)。

<↓取り外したガラスルーフは、落下によるキズや破損などを防ぐため、荷室内に仮置きしておきます>



「その3(最終話)」に続く。
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2020-05-17(Sun.) : 更新
[BPレガシィ] サンルーフ動かず(左チルトで右クローズ)を解消する・その3(最終話) をアップロードしました。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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