• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

調布市のKAZのブログ一覧

2021年05月14日 イイね!

[エクシーガtS] LEDバックランプ(パナソニック・バックカメラの夜間の画質改善狙い)

[エクシーガtS] LEDバックランプ(パナソニック・バックカメラの夜間の画質改善狙い)エクシーガ用に選択したパナソニックのバックカメラ(リヤカメラ)・CY-RC100KD についてです。
このカメラ(31万画素、HDR搭載)は昼間の画質はすばらしいものの、夜間の画質は非常に粗く、個人的には要改善レベル。

そこで純正のバックランプ(電球)をLED化することで光量(照度)をアップさせ、画質の向上を図りました。


◎ご参考:パーツレビュー
 → Panasonic パナソニック・バックカメラ CY-RC100KD(31万画素、HDR搭載だが夜の画質は悪い)

■おさらい
そもそもの発端は、最初に使っていたバックカメラが故障したため、その時点での最新モデルに買い換えしたことでした。型番で言うと、2世代分の進化になります。

<パナソニックのバックカメラ>
 ・CY-RC70KD: スバル純正オプションとしてディーラーで装着(→ 故障)
 ・CY-RC90KD: 画素数アップ(約25万→約31万)
 ・CY-RC100KD: HDR機能搭載(← 今回買い替えしたモデル)

新型になり、確かに昼間の画質はすばらしいものとなった反面、夜間の画質は旧モデルよりもかえって低下しているのでは?と思うくらい、がっかりなものでした。


<↓夜間のモニター画面。配線見直しやノイズ対策をした(つもり)でも画質は改善されず…>


結局、モニター(ナビ画面)上で夜間の画質を向上させるためには、夜間の投影対象物の照度を上げるしかないだろう…との結論に至ります。手段としては、純正のバックランプ(T16型W16W電球)のLED化を選択しました。

■LEDバックランプの選定基準
市販のLEDバックランプは、仕様も様々で価格もピンキリです。あくまでも個人的な考え方によるものですが、「どんな点に注意して選定したのか?」についてはパーツレビューのページで既報ですので、そちらをご覧ください。

◎ご参考:パーツレビュー
 → YOBIS T16互換LEDバックランプ(3020チップ×18連、1300lm、無極性)


■純正球とLEDランプの外観比較
入手したLEDランプと純正のバックランプを並べて、外観を比較してみます。チップ搭載レイアウトやヒートシンク構造などにより、LEDランプの方が全長がやや長いものの、それ以外の寸法はスリムにまとまっています。

<↓外観の比較はこんな感じ。選定したLEDランプは、放熱孔を備えていることも特徴の一つ>
 

■ソケットとの相性確認
一般的な話として、バルブをLED化する際の懸念(というよりも、巷のユーザーレビューで散見される失敗談)に「ソケットに挿したときに緩くて脱落する」という点が挙げられます。そういったことが生じない(であろう)モデルを選んだつもりですが、実際に試して問題が無いかどうかを確認します。

バルブの交換作業は、車両からテールランプAssyを取り外す必要はなく、バックドア内側の内装に設けられた整備用の樹脂カバーを開けるだけで可能です。以下、順に画像を載せます。


<↓バックドアを開けて、内側の樹脂カバー(フタ)を開けるとバックランプへのアクセスが可能>


<↓まずは車両側のソケット確認から。端子は左右両側から挟む形で、上下に側板がある構造です>


手配したLEDは、差し込み側の基板厚さ(アシの厚み)は薄すぎず、深さ(奥行き)も3個分のノッチがあることから、このままでもいけそうです。軽く嵌合させてみます。

<↓軽く半嵌合させたところ。この状態で大きなグラつきはない。あとは奥まで挿していく>


LEDをソケットに半嵌合させて様子見すると、アシの厚み不足によるグラつきは無さそう。第一段階クリア。次にソケットの奥まで挿すことになりますが、上の画像に示す「アシの切り欠き形状」が重要になります。

要するに、アシの(厚みではなく)上下方向の幅がソケットの穴に対して広すぎる場合は、深く挿そうと思っても干渉してしまうことになります。上の画像では、デバイスが実装されている部分とアシの部分とのつなぎが「R形状で逃げている」ため、奥まで挿すことができる…となります。


<↓LEDを奥まで挿しきったところ。なお、無極性化されているので挿す方向はどちらでも可>


<↓作業風景のイメージショット。電球は素手では触らない(やけどと体脂付着防止のため)>


■純正球とLEDの光り方を比較
エクシーガ純正のバックランプ(後退灯)はT16型で、東芝製(W16W)です。2012年に新車で購入以来、一度も球切れなく9年間ほど稼働していたため、ガラス部分が若干黒ずみかけていました。対するLEDは3020チップ×18連のホワイト光で、光束は1300lmと謳われる製品になります。

<↓純正球の光り方(交換前)>
 

<↓LEDの光り方(交換後)>
 

<↓比較のため、左側=純正球(交換前)、右側=LED(交換後)としてワンショットで撮影>


上記画像は昼間での状態ですが、太陽光下であっても目視で光量アップを実感できました。あとは、本来目的である「夜間のバックカメラ(パナソニックCY-RC100KD)によるモニター画質の改善が実現されるか?」にかかってきます。

■バックカメラの画質は改善されたか?
夜になるのを待って、改善効果の有無を確認します。なるべく比較条件をそろえるため、車両の停止位置(カメラの投影範囲)などを調整します。

<↓デジカメ撮影なのでハレーション気味ですが、そこそこ明るい(爆光か?は微妙ですが)>


<↓車両の横に回って撮影。やっぱり明るいな>


いよいよこの状態でナビ(パナソニックCN-HW1000DFA)モニターでの「映り方」を確認します。

<↓交換後:バックランプをLED化したあとのモニター画面>


<↓交換前:バックランプが純正球のときの画面(比較用、再掲)>


両者を較べてみると、主な違いは次の通り。
 ・LEDの方が被照対象が白く明るく映し出されている。
 ・電球の方は、当然ながら色味が いわゆる電球色。
 ・LEDの方が、路面をより遠くまで照らし出している。

結果として、顕著だった「画像のザラザラ感」「輪郭のぼやけ」がかなり改善 されたことを確認できました。これは成功でしょう!!

パナソニックのバックカメラ CY-RC100KD は本来のポテンシャルは高いものの、その性能を十分に発揮させる(恩恵を十分に得る)ための必要条件も高めである…と個人的には思っています。


# 例え話になりますが、プロ用のスポーツ器具を
# 素人が使っても機能を引き出せず、プロの技術を
# 持った選手が使って初めて効果が出る、みたいな。

■備考
最後に気がついたことを少々。LEDをソケットに挿したあと、ソケット自体は車両側のテールランプ筐体に「ひねって」固定します。この「ソケットをひねる」動作が加わることで、筐体内ではLEDの向きが微妙に右上がりになる傾向があるようです。

<↓車両右側のバックランプを外側から撮影。水平線に対してLEDがやや傾き気味となっています>
 

<↓こちらは車両左側のバックランプ。水平線に対してLEDが傾く方向は、左右とも同じ向きでした>
 

車両の水平ラインに対してLEDの対称性とか、水平実装性など「テールランプユニット内を覗き込んだときの姿勢」まで気にされる方もいらっしゃるかもしれないため、備考として記しておきます。まぁこのへんはDIYで修正可能な領域でしょうけど。

以上、「目的を達成する手段としてバックランプをLED化したこと」「LEDの選定理由はパーツレビューに記載してあること」「実際の置換時の確認事項(注意点)」「もくろみの改善効果の検証結果」「備考としての付随情報」を載せたブログを終わりますが、何らかの参考になれば幸いです。
Posted at 2021/05/14 12:42:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2021/5 >>

      1
23456 78
910111213 1415
16 17181920 2122
23 242526272829
3031     

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

[自作] タイヤ空洞共鳴音の低減・ハンコックV12evo2を静音タイヤにする 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/10/02 20:28:55
 
[近況報告・その1] 長女の初レガシィの巻  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/11/09 22:23:24
 
「”個体差” について考える」 の巻 
カテゴリ:なぐり書き
2010/08/13 19:26:31
 

愛車一覧

スバル レヴォーグ VNHCレヴォーグ STI Sport# (スバル レヴォーグ)
・注文日: 2023年01月26日 ・納車日: 2023年07月16日 <↓以下、雪道走 ...
ホンダ CBR250 FOUR (フォア) CBR250Four SE (ホンダ CBR250 FOUR (フォア))
学生の頃に新車で購入して以来、ずっとワンオーナーで乗り続けているバイク、CBR250FG ...
スバル エクシーガ エクシーガtS (年改区分:Eタイプ) (スバル エクシーガ)
YA5A型エクシーガGT(年改区分:Aタイプのターボ車)からの乗り換えです。2012年8 ...
ホンダ モンキーR モンキーR改(2種登録) (ホンダ モンキーR)
レッドバロンで中古のモンキーRを購入後、エンジン全バラシ。 ◎武川88ccボアアッ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation