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調布市のKAZのブログ一覧

2005年05月16日 イイね!

自動車雑誌やTV番組に取材された際の雑感(その4)

自動車雑誌やTV番組に取材された際の雑感(その4)メディアの取材雰囲気についての雑感。
(その4・「TV新潟」 編=最終話)

(参考 : その1・「Car&Driver誌」 編は → こちら
(参考 : その2・「aVプレイヤー誌」 編は → こちら
(参考 : その3・「Option Wagon誌」 編は → こちら

TV新潟の取材を受けたのは、偶然だったと言うより他は無い。その日、所用のためレガシィで東京から新潟に来ていた時のことだ。駐車場にクルマを停めていると、数名の人に声をかけられた。「スミマセン地元の局なんですが、ちょっとよろしいですか?」

最初は何のことだか分からなかったが、ディレクターとおぼしき人の話を聞いてみると、「番組の中で ”街で見かけた自動車フリーク”・・・という小特集を企画している。ついては、あなたのおクルマを今ここで取材させてもらっても良いか?」という内容であった。確かにその人の後方では、カメラマン、照明係、音声係、アシスタント(と思われる人々)がワンボックスカーの周りに立ち、こちらのやりとりの様子をじっと伺っているようだった。う~ん、自動車フリークか。聞こえは良いが、要するに「街で見かけた クルマバカ ってことか?」と思い、どんな番組を意図しているのか再度尋ねてみた。するとこんな答えが返ってきた。「個性的なクルマには、オーナーの何らかの主張や人生観が隠れているはず。我々は、そういった個性的なドレスアップを施したクルマのオーナーから、その 価値観や人生観を探りたい。」

なるほど、そういうことか。確かに私のクルマは、(当時から)ちょっと変わった身なりをしている(シルバーとスモークを異形状に重ね貼りした ウィンドウフィルム や、レガシィに インプレッサのフロントグリル を装着するなど)。確かに「個性的・・・というよりも、他人がやらない(いや、思いつかない)ような改造」を施していることには違いない。これも何かの縁だと思い、取材を引き受けることにした。そこで改めて「クルマの撮影場所はどちらになるでしょうか?」と尋ねると「それじゃ、そのへんで。」と、空いた駐車スペースが示された。うむむ。低予算番組(>失礼!)の成せる技か? クルマを微妙に移動すると、スタッフによりレフ板が当てられてモニター画面への映り具合がチェックされ、私はというと、首のあたりにピンマイクが、腰のベルトのあたりにトランスミッターが装着された。

「それでは、オーナーさん、こちらへ。」ワゴンなのでリヤゲートをオープンして、荷室のフロアに腰掛けながら、クルマの特徴などについて語れば良いらしい。「準備OK?ハイ、それでは30秒間でクルマへの想いを語って下さいね~。3、2、・・・、キュー(←指が振り下ろされる)。」 おいおい、いきなりかよ・・・と思う間もなく、とにかくカメラ目線でしゃべってみる。が、音声がうまく入らなかったようで、撮り直し をすることに・・・。_| ̄|○

ピンマイクの位置を調整し、音声レベルがOKになったところで、2テイクめがスタート。「3、2、・・・、キュー(←指が振り下ろされる)。」 30秒間は短いようで長い。今度は私が話の途中でちょっと噛んでしまったところがあり、再度撮り直し をすることに・・・。_| ̄|○

まぁプロの司会者でもセリフを噛むことはあるサ・・・と気を取り直し、3テイクめがスタート。「3、2、・・・、キュー(←指が振り下ろされる)。」 するとどうだ、今度は音声もしゃべりもバッチリだ。スタッフから撮影OKをもらった。ただ残念なことに、私はまったくの素人ゆえ、先ほどの失敗テイク2回と今回採用となった3テイクとでは、話している内容がそれぞれでことごとく違ってしまい、当初伝えたかったことの半分も話せた気がしない・・・。_| ̄|○

まぁ放送を見る者にとっては、最後の3テイクめの話しか聞かないワケだし、もしかすると番組構成の都合上、当初伝えられた 30秒間 という時間も編集で一部 カット される可能性もあるかもしれない。それよりも、このような貴重な(?)体験ができたことを素直に喜ばなくては。・・・帰り際、スタッフに番組の放送予定日を一応聞いてみたのだが、TV新潟のローカル番組(?)なので 東京で受信することはまず不可能 だそうだ。そこで念のため、その番組が放送される 系列ネット局 の有無について尋ねたところ、「関東では埼玉TVで放送されているが、実際の放送日までは分からない」・・・とのことであった。

実は埼玉TVも私の部屋からは受信圏外だった(当時)のだが、埼玉に住んでいる知人にお願いすれば、ビデオに録画してもらうことはできる。後日、埼玉在住の会社の同僚に 毎週お願い して、結局、私が出演したそのTV番組を無事に録画してもらうことに 成功 した。成功した翌日、私のPCに「昨日のTV放送」などと題したメールが届いた。てっきり録画依頼した知人からの報告メールだと思い、お礼の返信をしなきゃ・・・と思って早速開封してみると、「○○君、昨日TVに出ていましたね?偶然見ましたよ~!」などと驚きの内容を伝える埼玉在住の私の上司からのメールであった。驚いたのは私の方である。まさか、クルマについて熱く(?)語ったあの姿を、会社の上司に見られていた とは・・・ローカル番組のハズなのに・・・。_| ̄|○

TV番組はどこで誰が見ているか分からない。同様に、いやそれ以上に、ネットの世界ではどこの誰が自分のサイトを見ているか分からない。このブログをご覧の皆さんも、ネットの匿名性はもちろん、「不特定多数に見られている」という認識を持つことだけでなく、さらにそこから一歩進み、「ネットの公共性や公益性(※)」についても考えてみて欲しい、と私は思っている。

(※)については、下記関連情報URLを参考にされたし。
2005年05月15日 イイね!

自動車雑誌やTV番組に取材された際の雑感(その3)

自動車雑誌やTV番組に取材された際の雑感(その3)メディアの取材雰囲気についての雑感。
(その3・「Option Wagon誌」 編)

(参考 : その1・「Car&Driver誌」 編は → こちら
(参考 : その2・「aVプレイヤー誌」 編は → こちら

私が プライマリーサイト(本家HP) を開設してから、今月末で7年半が経過する。おかげさまでこの2~3日中にも、そのアクセス数は 50万[hits] に達する見込みだが、プライマリーサイトではこれまで他のWEBサイトと合同でオフラインミーティングを開催したことがある。そのどれもが印象的なのだが、今でも鮮明に記憶に残っているのが、私たち仲間内では通称「花オフ」と呼んでいるオフラインミーティング(2000年5月に開催)である。

「花オフ」の詳細については 公式ページ に譲るとして、開催するに至ったキッカケは、サイト管理人仲間のつぶやきのような一言だった。「何か 歴史に残るような オフ会をやりたいね。・・・そうだ、なるべく多くのレガシィを集めてみようか?・・・せっかくなので車種対抗ということで、”レガシィ50台 vs. フォレスター50台” の合同オフ会をやるのはどうだろう?」

そうと決まってからの行動は速かった。レガシィとフォレスターの5サイト共同オフ会として告知・募集すること、会場には事前連絡を入れて許可をもらうこと、参加者の皆さんに楽しんでいただけるような企画を用意すること、参加者への連絡方法や現地での誘導方法、その他、万が一の事態発生時の対応方法など、役割を分担しながら詳細を煮詰めていった。主催の各管理人たちが何度も打ち合わせを重ねる過程で、イベントの目玉として symsのデモカー に参加していただけること、三栄書房(Option Wagon誌、Xa CAR誌) の方に取材に来ていただけることなども決定された。5サイト共同開催とは言え、個人開設のサイトのオフ会にすいぶん豪華な目玉がそろったものだ。

実際には合計100台ではなく各車30台ほどずつが集まったのだが、それでも、当時の環境(PC自体の普及率や、今ほどスバルユーザーのWEBサイトや閲覧者が多くなかったことなど)を考えると、大規模なオフ会であったことは間違いない。左上の画像は、その 「花オフ」 にてOption Wagon誌の紙面を飾った集合写真である。

さて、当日の取材の様子であるが、Option Wagon誌の場合も「ライターさん+カメラマンさん」という基本構成による取材スタイルだった。会場では時間的なゆとりがあったためか、取材スタッフも各車の写真をいろいろなアングルから撮影し、またオーナーとも個別に会話しながら紹介写真を撮るなど、私個人としては、取材を急(せ)かされた印象はまったくない。むしろ、各車を好意的に見て回っていただいたように思っている。実際、チューニングを扱うOption系の雑誌にしては珍しいオフ会レポートのハズだが、誌面では異例の(?)4ページに渡るスペースを割いて 「花オフ」 を紹介していただいた。

当時は最新型だったBG・BD型レガシィやSF型フォレスターも、今では(BH・BE型を経て)BP・BL型レガシィやSG型フォレスターに主役の座を明け渡して久しい。「みんカラ」を始めとするスバルユーザーによるサイト数も爆発的に増えた現在、果たして 「花オフ」 が本当に歴史に残るイベントになったかどうかは定かではない。ただ、参加者の胸の奥には、まぎれもなく熱い想い出として刻まれているだろう。

次回のブログは「メディアの取材雰囲気についての雑感 その4・TV新潟 編」となる見込み。
2005年05月14日 イイね!

自動車雑誌やTV番組に取材された際の雑感(その2)

自動車雑誌やTV番組に取材された際の雑感(その2)メディアの取材雰囲気についての雑感。
(その2・「aVプレイヤー誌」 編)

(参考 : その1・「Car&Driver誌」 編は → こちら

今では立ち読み頻度(>失礼)もめっきり減ってしまった自動車雑誌のひとつに、アクティブ・ヴィークル誌(以下、aV誌) がある。aV誌が創刊されたころ、私はセダン乗り(BC型レガシィRSターボ)だったため、ワゴンに特化した感のある雑誌を「そういった編集方針もアリか・・・。」などという感じで横目で見ていた。その後、私はBG型レガシィワゴン(GT-B)に乗り換えたのだが、ちょうどaV誌の人気コーナー:「オレたち み~んな aV PLAYERS!」が群馬県で開催されるとあって、応募してみることにした。

当時は現在のハガキ応募方式とは異なり、電話受付による先着順 だったこともあり、運良く電話がつながって参加受理された。当日、告知された撮影場所に行ってみると、集合場所は別会場となっており、そちらで一通りの説明を受けたあとに自分の撮影順が来るまで待つ(呼び出されて初めて撮影場所にクルマを移動させる)とのこと。早速指定された集合場所に行ってみると、いろいろな車種が無造作に並んでおり、私もその一角にクルマを駐めた。

主催者(aV誌)のスタッフは複数名おり、まずは参加者がそろったところで簡単なガイダンスを受ける。自車の装備や改造、ドレスアップなどに関する 聞き取り取材は無く、その場で配布されたアンケート用紙にそれを記入する。まぁ、もしもこれだけの台数(50組ほど)一台一台に聞き取り取材を行っていたら、日が暮れてしまうかもしれないので、それはそれで妥当な方法だと思われるが(※1)・・・。参加者(各車両のオーナー)全体が顔を合わせるのはガイダンス開始から「じゃんけんプレゼント大会(※2)」なるイベントまでの間で、自車の撮影が終了し次第、流れ解散となる方式であった。参加者同士での交流はほとんど無かった と言っても良いだろう。

(※1) → 私見だが、「書いた者勝ち」 のような感じがする。つまり、aV誌のライターさんは
       そのアンケート用紙を元に紹介記事を書くので、用紙にたくさんアピールポイント
       を記入した方が、ライターさんに対する 「つかみはOK」 状態となり、すなわち
       誌面でのスペースも大きく割かれやすくなる傾向があると思う。
(※2) → 「スタッフ vs. 参加者全員」のじゃんけんを行い、勝ち残った者が、撮影会場を
       提供したショップからの提供品やaV誌からのロゴ入りミニクッションを得る。

その1年後、今度は新潟県で開催されるというので再度電話応募してみたところ、これまた運良くつながって参加受理された。今回は集合場所と撮影場所が隣接しており、また参加車両も広い駐車場に整然と並べるように誘導があった。「じゃんけんプレゼント大会」があるのは前回と同様だが、
  (1)参加者同士がお互いに相手のクルマをゆっくりと見て回る時間が設けられた。
  (2)控え場所のとなりが撮影場所のため、他の参加者の撮影風景をすぐ脇で見学できる。

という点が前回とは異なる。個人的には、
  (1)については、異車種同士であっても気兼ねなくじっくりと観察できる。
    (それがキッカケで参加者同士の交流も得られる可能性もある。)
  (2)については、事前に仲間に依頼しておけば、自分の本番撮影シーンを
    自分のカメラに収めてもらうことができる。

といった利点があるので、前回の開催パターンよりもずっと好ましいと考える。aV誌のスタッフも、撮影回数を重ねる過程でそのような 改善 を図ってきたのであろう。事実、会場では他の参加者たちは私の(怪しい?)レガシィを食い入るように間近で眺め続けていたし、また私も三菱リベロオーナーたちといろいろな話をした。まぁ、自分の撮影順番が来るまで各自がヒマだった・・・ということもあるのだが、少なくとも前回の「単に順番を待って、順番が終わったら帰る」的なものよりは良いだろう。左上の画像は、そのときの撮影がaV誌に掲載されたときのものである。余談だが、すでに「(自分的に)痛いパーツ」は取り外されているのが分かる。

ところが、創刊当初と最近の両方に参加したことのある人によると、最近では「他人のクルマには全く興味を示さず、自分の撮影が済んだら速攻で帰る人々」が再び多くを占めるようになったらしい。話によると、昔のアットホーム的な雰囲気は今ではすっかり陰を潜め、また誌面に大きく取り上げられる車両についても、かつての創作的な自作パーツ装着車が減り、代わりに社外パーツてんこ盛りの車両が選ばれる傾向が強くなったようである。社外パーツのポン付けが「チューニング」と称される世の中なので、そういった流れも仕方のないことなのかもしれない・・・(苦笑)。少々残念に思うのは、私だけであろうか。

次回のブログは「メディアの取材雰囲気についての雑感 その3・Option Wagon誌」となる見込み。
2005年05月13日 イイね!

自動車雑誌やTV番組に取材された際の雑感(その1)

自動車雑誌やTV番組に取材された際の雑感(その1)更新が少々遅れてしまったが、今回は
メディアの取材雰囲気についての雑感。
(その1・「Car&Driver誌」 編)

私はこれまで、自分の愛車(BGレガシィ)に関して何度か媒体(自動車雑誌やTV番組)の取材を受けたことがある。具体的に挙げると、自動車雑誌ではCar&Driver誌、aVプレイヤー誌、Option Wagon誌など。そしてTV番組ではTV新潟・埼玉TV系の番組である。以下、そのときの取材の雰囲気と私の雑感を順に述べてみたいと思う。

Car&Driver誌については、知人の主催するオフラインミーティング に参加したときに、その参加者の一人として取材を受けた・・・というものだ(もちろん主役は主催者たる知人です。なお上記の下線部分のクリックで、その知人のサイトの報告ページに飛びます)。取材班はライターさん+カメラマンさんという2人構成で、全体の集合写真を撮影する時にも参加者個別の写真を撮影する時にも、割と細かい指示(ポージングなど)が事前に出た。そして実際に撮影作業に入る際にも、事前の打ち合わせ通りに撮影されていることを確認しながら次の作業ステップに移るという、まるでCar&Driver誌の(固めの)誌面をそのまま反映したかのような取材雰囲気であった。

ちなみに左上の画像はその時のものであるが、私が「どうせ全国誌に取材していただけるのなら、せっかくの機会なので楽しもう!」ということでY字バランスのポーズを取ったのだが、取材班の二人には不評だったようで、「えっ? 本当にこのポーズ で撮影しても良いのですか?」 「全国にこの写真が 出回ってしまう のですよ?」 「恥ずかしくないのですか?」 などと まくし立ててきたのにはマイッタ(苦笑)。別に犯罪などの悪いことをして新聞の社会面に載ってしまうワケでもないのだが・・・。

スミマセン、Y字バランス姿はCar&Driver誌の品格を著しく落としてしまうのでしょうか?どなたか教えてくださいませ。現在も 全日本 社会人 体操競技選手権大会 に毎年参戦している私としては、Y字バランス姿よりも、痛いパーツ( 2005年5月10日付けのブログ 参照) を装着していたことの方が、今では恥ずかしい気がするのですが・・・。

私のブログは毎回長文気味だという指摘があったので、今回はこのへんで切り上げてみます。
「aVプレイヤー誌」編・「Option Wagon誌」など編、「TV新潟」編については、次回以降のブログに続けます。
2005年05月12日 イイね!

二兎追う者は・・・。

二兎追う者は・・・。あれもこれも欲を出すと
目的を見失う、という話。

左の画像は、二代目BGレガシィ(ワゴンGT-B)に 三代目BEレガシィ(セダンRSK)の純正シートを移植 したときのものだ。純正シートとは言っても、「スペシャルレザーパッケージ」という限定オプションを選択しないと装備されない、当時はまだまだ稀少な青革製のシートのことである。

私のBGレガシィのボディカラーは青であることから、室内も青色のシートに変えてみると、思いのほかマッチングが良い。これは当時の画像から今でも再認識できる。BGレガシィに標準装備されていたエクセーヌ(R)シートも肌触りの質感は高い方だと思うが、BEレガシィのスペシャルレザーシートの方が、運転席が電動スライド式となることもあり、文字通りスペシャルな内装の雰囲気を醸し出してくれていた。「旧型となったレガシィに新型(当時)のシートを組み合わせた」という意味でも、やはりスペシャルであったと言える。

さて、当時の私は潜在的には「走り」を目指しながら、実は「ラグジュアリー」指向が強かった。装備が豪華でありながら、その気になればそこそこ走ることもできる・・・という欲張りな意図(>無謀な野望か? (^^;) )が同居していた時期である。事実、このスペシャルレザーシートの上にサベルトの3点式ハーネス(>後付のシートベルトのことです)を取り付けて走っていた。

だが、街中でゆったりと走るぶんには問題無いのだが、ミニサーキットを走るようになると、このスペシャルレザーシートは具合が悪かった。具体的には、(1)革製であるため、表面が滑りやすい。(2)通気性があまり良くない。(3)電動スライド式のため、シート本体がやや重くなる。といった弱点が目立つようになってしまったのだ。
・・・まぁ最後の(3)は大した差でもないのだが(+2.8[kg]増)、(1)に関しては安全上(>もちろんミニサーキット内での話)に難があった。要するに、スポーツ性とラグジュアリー性との両立は困難であると気がついた。そりゃそうだ。もともとスペシャルレザーシートは、そのような目的で造り込まれた製品ではないのだから。

              + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

結局、私はこのスペシャルレザーシートを運転席・助手席セットで売却した。直接の手渡しによる取引だったのだが、購入してくれた人は大喜びであった。その様子はまるで、それを手に入れた当初の自分を見ているようであった。シートは口を聞けないが、それを欲する新たなユーザーに使ってもらえることになって本望だろう。
そして私はその後、新たにレカロ SR-IV を購入し、ハーネスも現代的なタカタのクイックリリース機構付きの4点式+低反発性のショルダーパットに買い換え、今に至っている。この組み合わせで、ミニサーキットはもちろん、街乗りでも不満はない。「あれもこれも」と欲張らずに、明確な目的に基づいた選択の結果であるからだ。

ここから先は余談だが、単にホールド性の改善だけなら当時の定番:インプレッサWRX系の純正バケットシートに交換するという手もあったのだが、実際に座ってみると腰の部分のサポート性が私の身体にマッチしなかったので、縁あってレカロ SR-IV に落ち着いた。レカロに決めた理由としては、ホールド性の改善という目的も含めて「正しい姿勢で座る」ことを重視したからである。レカロは健康(メディカル)と安全性(セーフティ)が同じベクトルを向いた製品であるように感じられたことも大きい。

これは私見だが、日本人には「脊柱側湾症(せきちゅうそくわんしょう)」なる症状(>本人はまっすぐに立っているつもりでも、実際には背骨が曲がった姿勢となる)が多いように感じられるのは、日頃から「正しい姿勢」を取ることに無頓着であることの弊害だと私は思っている。このへんの詳しい私の考えについては、以下の関連情報URLを参考にされたし。

ちょうど昨日(2005年5月11日付け)のブログ:「疲労時のドライビングポジションについて」 において、私は正しい運転姿勢を重視していることを述べたが、長い目で見れば、それは同時に(背筋を伸ばしてステアリングに正対するという点で)健康面でのメリットも享受できる可能性があると思う。レカロは、そうした着座姿勢を取りやすくなるように設計されたシートなのだ。これは、「あれもこれも」と欲を出したからではなく、優先順位にしたがってひとつの目的(ホールド性の改善)を明確にしたことで、逆に付随する副産物的なメリット(健康面の確保)が得られたという良い例だと思っている。
Posted at 2005/05/12 23:59:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【BG5Bレガシィ】 | クルマ

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「今日は家族でジャパンモビリティショー2025を見に行きました。家族みんながそれぞれ楽しめたようで、良かったです。この様子はいずれ後日、ブログにて。」
何シテル?   11/03 18:24
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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