• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

調布市のKAZのブログ一覧

2013年12月10日 イイね!

[CBR250Four] その4・まとめ(板金はんだ、金属パテ、信越シリコン)燃料タンク漏れ修理

[CBR250Four] その4・まとめ(板金はんだ、金属パテ、信越シリコン)燃料タンク漏れ修理新車で購入してから27年間、ワンオーナーで使用中のバイク 「ホンダCBR250Four」 の燃料タンクから、漏れトラブルが発生。原因は経年劣化。DIYによる一連の簡易補修作業を通して得られた知見を、備忘録として記録しています。今回は 「その4・まとめ(最終話)」 です。

<関連ブログ>
◎前回の修理内容 : 「走行中に燃料タンクに穴が あいたの巻」
      総集編(過去ログ)は → 「板金はんだ による補修」
◎今回の修理内容・その1 は → 「現状再確認 編」
◎今回の修理内容・その2 は → 「信越シリコン 編」
◎今回の修理内容・その3 は → 「信越シリコン 後編」

「その3」 からの続き
(※以下、画像はクリックで適度に拡大します。)

■燃料もれに対する暫定処置(過去の経緯のおさらい)
昭和61年に新車で購入したバイク・CBR250Four(ホンダ公式ニュースリリースは → こちら )の燃料タンクから、最初に 「穴あき」 による燃料漏れが起こったのが、去年2012年の10月。初年度登録から丸26年が経過したあとでした。

ほぼ毎日使うバイクですので、修理に時間を要する(稼働できない状態が長くなる)ような本格的な処置はできません。そこで素人のDIYで実施できて、対策効果のあると考えられる 「板金はんだ」 に挑戦したのが、前回の暫定修理報告ブログ (「板金はんだ による補修」) でした。

<↓すべてDIYによる 「板金はんだ」 での修理例。必要な道具と材料は、ホームセンターで購入>






<↓燃料タンク内側の暫定対策例。下地処理として、はんだのノリを良くする「フラックス」は必須>






燃料タンクからの漏れは、(上の画像で示すように)見かけ上はタンクの 「表側/裏側」 といった違いがあるものの、実はタンク壁面が 「曲げ加工」 によって絞られて、肉厚が薄くなっている箇所 に現れている・・・という共通点があることに気がつきます。したがって、タンクの 「表/裏」、「右/左」 関係無く、同じような 成形条件/環境条件 にさらされている部位は同じように経年劣化によるトラブルが発生する恐れがあると見て良いでしょう。

そこで当時は、板金はんだを盛った箇所の周辺からも、今後は同じように経年劣化(サビ)によるピンホールがあいてしまうことを想定し、「板金はんだ」 による施工部位を丸ごと含めて、その上から 「金属パテで盛り増しする」 手法を選んだのでした。

<↓当時は保険の意味で、「良かれ」 と思って付け加えた 金属パテ だったのだが・・・>
  

<↓実際には、新たに発生したピンホールからの燃料にじみによって、表面が剥離することに>


■前回の反省点 と 今回の対応策
金属パテを剥がして内部を確認したところ、「板金はんだ部分からの漏れ」 ではなく、「金属パテが直接、燃料タンクの壁面と接していたところ」 に新たに生じたピンホールによって、剥離していたことが分かりました(その2 で既報)。

これらの事実により、転倒や打痕による 「その箇所だけにダメージ」 が単独で加わったことによるイレギュラーな穴あき 以外・・・例えば今回の私の事例のように 「経年劣化やサビによる浸食で、燃料タンクの厚みが一様に減肉する場合」・・・では、見かけ上の貫通穴が一箇所しか無かったとしても、すでにその周辺の板厚も減肉していると考えられます。例えて言うなら、「水に浮いた氷は、水面から見える部分は全体の1割しかない(残りの9割は水面下にある)」 という感じでしょうか。

したがって金属パテ盛りは、あくまで暫定対策の場合であっても、トータルで考えると 「漏れ耐力(シール性)」 低下に至る場合があり得る、ということになります。そこでいよいよ、今回紹介した 「信越シリコン」 の出番となるワケです。

<↓信越シリコンで漏れ部位の貫通穴をコーキングする。金属表面との接着性や弾力性もある>






■前後して、そのころヤフオク!では・・・
実は前回の修理と前後して、一度だけ、ヤフオク!でCBR250Fourの燃料タンク(デッドストック品)が新品で出品されていました。しかも私のバイク(全国2000台の限定カラー)と同じ青色(キャンディ・アリューシャン・ブルーM)で! メーカー在庫はもちろん底をついており、各パーツセンターには存在していないことは、かなり以前より(問い合わせタイミングを変えて)何度も確認済み。

<↓今となってはCBR250F、同250Rを含めても、中古でもめったに出品例のない燃料タンクだったが・・・>


新品の燃料タンクに交換するのは、究極かつ根本的・確実な修理策です。もちろん私も注目していました。が、いかんせん、設定価格が私にとっては高すぎました。清水の舞台から飛び降りる前に、他者に落札されていきました。何事も、表に出て来ない苦労は付きものです。・・・まぁ、その代替案として今回の 「信越シリコン」 にトライする手法へとつながっていくワケですが。

■まとめ(燃料タンクからの漏れ対策 編)
以上、当方の実体験に基づく結果から、要旨をまとめると次のようになります。

(1)燃料タンクからの漏れには、「板金はんだ」 が有効。
(2)ただし、下地処理として 「表面荒らし(ペーパーやすりがけ)」・「脱脂洗浄」・「フラックス処理」 は必須。
(3)「板金はんだ」 をうまく母材(ここでは燃料タンク壁面)になじませるためには、燃料タンクをよく温める。

(4)いわゆる金属パテ(2層混合タイプ)は、母材との微妙な熱膨張率の差(収縮/膨張の履歴が
  繰り返される場合)や、母材とのスキマに燃料が染み込むような場合は、シール性を保てない。
(5)燃料タンク(相手母材)との接着性・密着性・冷熱/膨張(ヒートサイクル)の繰り返しに対する追従性
  を考慮すると、信越シリコンなどのコーキング材は(現時点では)有効だと考えられます。
(6)可能ならば、信越シリコン(一液型RTVゴム)の中でも、耐油性・耐溶剤グレードが好ましい。
  (さらに上位グレードとして、MIL規格もある → こちら(メーカーサイト) 。)

以上、素人の私がDIYで得た知見(知見というほど大したものではありませんが・・・)をまとめた結果です。
旧車のメンテナンスなどをされる方々に、多少なりとも参考になれば幸いです。


(今回で 「燃料タンクからの漏れ」 トラブル対策シリーズの第二弾は終了です。
 毎度の長文にも関わらず、お読みいただいたり、「イイね!」 を付けていただいた方々には感謝いたします。)
2013年12月09日 イイね!

[CBR250Four] その3・信越シリコン後編(続・燃料タンクからの漏れ修理)

 [CBR250Four] その3・信越シリコン後編(続・燃料タンクからの漏れ修理) 新車で購入してから27年間、ワンオーナーで使用中のバイク 「ホンダCBR250Four」 の燃料タンクから経年劣化による漏れが再発したので、再度、簡易補修しました。今回は、その補修状況についての記録 : 「その3・(信越シリコン 後編)」です。

<関連ブログ>
◎前回の修理内容 : 「走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻」
      総集編(過去ログ)は → 「板金はんだ による補修」
◎今回の修理内容・その1 は → 「現状再確認 編」
◎今回の修理内容・その2 は → 「信越シリコン 編」


「その2」 からの続き
(※以下、画像はクリックで適度に拡大します。)

■信越シリコンでシール(コーキング)する
金属パテによる修復は、パテ盛りした内側に新たなピンホール(リーク)が生じてしまった場合、経時変化によって徐々に燃料タンクから剥がれてしまい、結果として燃料漏れを防ぐことができませんでした(「その1」 で既報)。そこで今回は、燃料タンクの外板パネルへの密着性・追従性に優れる信越シリコンを塗ることにしたのでした。

<↓こちらは、燃料漏れの生じていない車輌左側(の燃料タンク内側)。この際なので、こちらも施工>


<↓CBR250Fourの燃料タンク内側の両サイドを、未然予防の意味も込めて広範囲でシリコン盛りする>


<↓燃料タンク内側の両サイド、それぞれの拡大図。実際には塗ったあと乾燥させるため一昼夜おく>
  

基本的に燃料タンクは左右対称構造で、一方の部位から燃料漏れが生じた場合、対象位置にある他方からも同じように燃料漏れを起こす可能性が高い、と見るべきでしょう。今回は車輌右側からの燃料にじみでしたが、経年劣化の進行度合い(サビの浸食状況)は、特殊事情が無ければ左右同等ですので、燃料にじみが無かった車輌左側の同等部位にもシリコン盛りした次第です。

例えて言うなら、BGレガシィの初期Aタイプで、右バンクの点火コイル(の樹脂部分)に割れが生じた場合、同じ使用履歴の左バンクでも点火コイル割れが生じる可能性が高い・・・といった感じでしょうか。いやいや、例え話がちょっとマニアック過ぎましたか

もう少し話を広げると、水平対向エンジンで、右バンクのロッカーカバー(カムカバー)ガスケットからオイルにじみが生じた場合、同じ熱履歴を受けている左バンクからオイルにじみが発生しても、何ら不思議ではないことと同様・・・でしょうか。いや、どちらも スバル以外の他車ユーザーには、あまり実感の湧かない例え話 かもしれませんが(苦笑)。

<↓信越シリコンは空気中の水分と反応して硬化するので、塗った厚みに応じた硬化時間が必要>
  

■シリコン硬化後に燃料タンクを再組み
シリコン塗布から一昼夜ほど放置し、塗った箇所を手で触ってみて十分に硬化していることが確認できてから、車体(CBR250Four)に燃料タンクを戻します。

<↓後日、別ネタとしてアップロードしますが、ヨレヨレのシート(黒)も予備の(青)に同時交換しました>


  

<↓左:ぁゃιぃ後ろ姿の作業者が一人・・・  右:抜いた燃料を携行缶からタンクに少量戻す>
  

燃料タンクを車体に復元したら、タンクにガソリンを満タン給油するのではなく、まずは様子見として少量注ぎます。タンクキャップ(エアロプレーンタイプ)を締めて蒸気圧による微少加圧状態となったとき、シリコンを盛った箇所から燃料がにじんでこないか。常温で問題なくても、エンジンの発熱が加わったときににじみが再発しないか。振動が加わっても大丈夫か。

あるいは、そもそもシリコン盛りした箇所が車体側(エアクリーナーボックスの筐体や車体ハーネスなどと)干渉していないか。・・・などなど、段階的に問題ないことの念押し確認をします。まぁ、見込みがあるから施工するワケで、ダメそうだと分かっているなら、作業工程上、最初から燃料タンクの復元には進まないのですが。

<↓信越シリコンによる暫定処置を終えたCBR250Four。その後、実用上 問題ないことを確認しました>


「燃料漏れ再発」 に対し、今回もあくまで 暫定処置 ながら、信越シリコンによるコーキング(リーク部分のシール)という手法で危機を脱することができました。本来ならば、信越シリコンの中でも、より耐油性・耐燃料性に優れるグレードを選択したいところでしたが、まずはホームセンター(ヤフオク!でも)で簡単に入手可能な KE45W(汎用グレード) で試してみた次第です。

この修理自体は、今年の10月に実施した作業ですので、現在までに約1ヶ月が経つのですが、その間、実際に CBR250Four を問題無く使えています。ほぼ毎日使うバイク(稼働休止状態になると不都合が生じる)のため、私本人としては、あくまで ”暫定処置” という位置付けではありますが、今回の 「信越シリコン作戦」 は一応の成功だと思っているところです。


「その4」・まとめ に続く。
   ↓
まとめ では、前回の暫定措置(板金はんだ&金属パテ)から今回の暫定処置(シリコン盛り)に至るまでを通して、「良かった点」・「悪かった点」 についての ”振り返り” をする予定。
2013年12月08日 イイね!

【Mousse One(ムースワン)体感モニター】 番外編・2回目の施工&撥水性で気がついたこと

【Mousse One(ムースワン)体感モニター】 番外編・2回目の施工&撥水性で気がついたことMousse One(ムースワン)・モニター募集』 企画の “みんカラ特別モニター” に当選しました。「製品パッケージの印象」、「実際の使用感」、「謳い文句に対する効果有無」 などについて、すでに複数回に分けてレポート済みですが、今回は雑感として 「番外編・2回目の施工&撥水性で気がついたこと」 を書きます。

<関連ブログ&レポート>
◎応募ブログは → こちら(2013年11月06日付けブログ)
◎レポート・その1 は → 「製品のパッケージングについて」
◎レポート・その2 は → 「洗車頻度が年に2~3回のレガシィで試す」
◎レポート・その3 は → 「ダストの激しいブレンボ用ホイールに試す」

その3(ダストの激しいブレンボ用ホイールに試す) からの続き
(※以下、画像はクリックすると適度に拡大します。)

■前々回のおさらい
前回(エクシーガtSのブレンボ用ホイールへの適用)、前々回(BPレガシィのアルミボンネットへの適用)とも、施工から1週間が過ぎました。ホイールの場合は鉄粉処理などの前処理をしっかりしてから施工したいところですが、ボンネットフードの場合はすでに当初からそれなりの効果が得られていましたので、1週間経過時点での画像を載せます。

<↓BPレガシィのボンネットフードにムースワンを施工してから1週間後の状況(未施工部位との比較)>
  

■2回目を施工してみる
施工から1週間が経過したので、今回は 「重ね塗り」 したときの効果を試してみることにしました。せっかくなので、「2回目の施工」、「1回目の施工」、「未施工」 が分かる ように、またまたボンネットフードを養生テープで区画分けすることにします。

<↓施工済みの部分(運転席側の半分)をさらに2分割し、水シャワーをかけて撥水状態を確認>
  

<↓施工済みの部分は2分割後も撥水状況は同等。未施工部分は濡れがベッタリとしている>
  

<↓これから2回目の施工を行う部分(現時点で1回施工)の、撥水状況の拡大図(車体最右)>




  

<↓説明書の指示に従って、今回も黄色クロスで拭き上げ、青色クロスで仕上げする>
  

<↓仕上げ処理したあとのボンネットの色・ツヤの状態(使うたびに深まる、とあるが・・・)>
  

例によってガンメタ系のボディカラー(ダークグレーM)のためか、1回目施工部分と2回目施工部分に、目視上では明確な差が分かりませんでした。そこでまたまた、水シャワーをかけて撥水性に差が生じるかどうかを確認してみます。

<↓2回目施工(左画像)は、1回目施工(右画像)に対し、撥水した水滴が小径化したように思える>
  

<↓こちらは比較用、未施工部分(助手席側)>


あくまで目視上での確認ですが、2回目施工部分の方が、撥水による水滴が小径化[φ]しているように感じられました(注:私感です)。最後に、拭き取って再度、仕上げを行ったあとのボンネットの状態を下の画像に示します。





■撥水性に関する余談
一連のレポートブログを書くため、過去の画像を見直ししていたときのこと。水で濡らしたボンネットの未施工部分に、最初にムースワンをスプレーした部分が、時間の経過とともにある変化を生じさせていることに気がつきました。

<↓未施工ボンネットに初めてムースワンをスプレーした直後の画像。文字の縁(フチ)に注目>


<↓スプレーから1分間ほど経過したときの画像。ムースの境界周辺の水膜が、外側に移動?>


<↓さらに1分間ほど経ったときの状態。ムースが周辺の水膜を外側にハネているのが分かる>


上記画像は、いずれもクリックで800×600に拡大します。拡大させると、多少は分かりやすくなると思いますが、まるで 「中学生の頃の理科の実験」 ・・・ 「水面に滴下させたオレイン酸の分子の大きさ(あるいは分子数、アボガドロ定数)を求める実験」 が思い起こされます。

ムースワンでは、スプレーした泡(ムース)が、水膜の張られている部位(ここではBPレガシィのボンネットフード)に塗布された瞬間に、含有成分(シリコンや界面活性剤)の働きによって水膜を外側へ押しやるのだと思いました。この作用を時系列で書くと、次のような感じでしょうか。

 (1)ボンネットを水でまんべんなく濡らしておく
 (2)ムースワンをスプレーする
 (3)ムースワンには、構成成分としてシリコンが含有されている
 (4)同時に界面活性剤も含まれている
 (5)ボンネット表面にシリコンが定着すると、
   界面活性剤の親油基側がシリコンに、親水基側が既存の水膜に配列する
 (6)見かけ上、水膜がムースワンの泡によって、外側に押しのけられたように見える

ムースワンを使ってみて、中学生の頃の理科の実験が思い出された のは、予想外の効果でした。
(※オレイン酸の実験って何? ・・・という方々は、「オレイン酸」 に 「分子量」 とか 「膜」 などというキーワードを組み合わせてググってみてください。)

以上、番外編 でした。

  ↓
  ↓
  ↓
2014-04-14(Mon.) : 更新
施工から4ヶ月間が経ったあとの状況についてまとめた、
【Mousse One(ムースワン)】 その後の効果について(施工から4ヶ月経過)
をアップロードしました。
Posted at 2013/12/08 23:55:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | carview タイアップ企画 | クルマ
2013年12月08日 イイね!

【Mousse One(ムースワン)体感モニター】 その3・ダストの激しいブレンボ用ホイールに試す

【Mousse One(ムースワン)体感モニター】 その3・ダストの激しいブレンボ用ホイールに試すMousse One(ムースワン)・モニター募集』 企画の “みんカラ特別モニター” に当選しました。

「製品パッケージの印象」、「実際の使用感」、「謳い文句に対する効果有無」 などについて、複数回に分けてレポートします。今回は 「その3・ブレーキダストの激しいブレンボ用STIホイールに試す」 です。

<関連ブログ&レポート>
◎応募ブログは → こちら(2013年11月06日付けブログ)
◎レポート・その1 は → 「製品のパッケージングについて」
◎レポート・その2 は → 「洗車頻度が年に2~3回のレガシィで試す」

その2(洗車頻度が年に2~3回のレガシィで試す) からの続き
(※以下、画像はクリックすると適度に拡大します。)

■ブレーキダストの激しいブレンボ用STIホイールに試す
ムースワンの効果を 「BPレガシィのアルミボンネットフード」 で試したあとは、エクシーガtSの純正アルミホイールに施工してみます。理由は簡単。エクシーガtSは限定車のため、ブレーキシステムは標準でブレンボキャリパーが備わっています。そのため、制動力の高さと引き替えに、ブレーキダストが激しいのです。街中をフツーに走る程度でも、ホイール(STI純正)は案外汚れてしまう、といった状況です。

ですから、ブレーキダストの激しいSTIホイールでムースワンの施工効果を試したい、と考えた次第(どちらかというと、短期的効果よりも長期的効果・・・コーティング施工後の汚れの落ちやすさを試したい)です。

<↓STI純正のブレンボ対応ホイール(前輪)。街中をフツーに走っただけでも、案外汚れやすい>
  

<↓ホイールを90°ごとに4つの区画に分割し、シャワーをかけて「水洗い部分」から作業開始>
  

まず最初に、ホイールの円周を90°の角度ごとに4等分します。その区分けは、「汚れがそのままの(=洗わない)部分」、「水洗いだけの(=ムースワンを使わない)部分」、「ムースワンで洗浄する部分」、の3パートとします。

 ◎向かって12時~3時(90°)の区画 ・・・ 水洗いだけの(=ムースワンを使わない)部分
 ◎向かって 3時~ 6時(90°)の区画 ・・・ 比較用、汚れがそのままの(=洗わない)部分
 ◎向かって6時~12時(180°)の区画 ・・・ ムースワンで洗浄する部分(※)

(※)洗浄性も見るため、「あらかじめ汚れを落としてからムースワンを施工」 するのではなく、
   あえて 「ムースワンを泡シャンプー代わりに使って汚れを落としながらコーティング」 とします。

<↓今回は3種類の手持ちのホイール用ブラシのうち、メッシュブラシ(画像中央の黒色)を使用>
  

上記画像に示す通り、ホイール洗浄用のブラシとして、材質と形状違いで3種類を持っていますが、今回はメッシュブラシを使用しました。ちなみに3種類のブラシの特徴は以下の通りです。

  ◎画像左 : ナイロンブラシ(白) ・・・ ガンコな汚れに使用する。できればあまり使わない(キズ防止)。
  ◎画像中 : メッシュブラシ(黒) ・・・ 汎用。オールマイティに使用可能。メッシュは布製。
  ◎画像右 : ファイバーブラシ(青)・・・ 拭き上げや仕上げ用。吸水性が高い。

■ムース:泡状のため、垂れずに使用可能
次に、ホイールの 「6時~12時」 の区画にムースワンをスプレーします。少し前でも述べましたが、今回はムースワンの洗剤としての効果(洗浄性)も見るため、あえて汚れを先に落とすような前処理はしていません。当然、鉄粉落とし(ブレーキダストクリーナーの類)もあえて使っていません。

<↓名前の通り液剤はムース状でスプレーされるため、上面に噴射しても垂れにくく使いやすい>






スプレーしたムースは、垂れそうでいて踏みとどまっています。
ホイールの6時~12時の区画を、メッシュブラシで洗浄していきます。

<↓ムースがすぐに消泡して黒くなってしまうことから、ブレーキダストの激しさが理解できる>
  

<↓すぐに追加スプレーする際にも、ブラシに直接、垂れずに噴射できるので使い勝手は良い>
  

■ムースワンの効果を確認する
一通りの作業を終えたあと、ホイールの仕上がり具合(汚れ落とし状態、ツヤ状態、撥水状態)を見てみます。

<↓「12時~3時」:水洗いのみ、「3時~6時」:比較用で洗わない、「6時~12時」:ムースワン施工>






画像では分かりにくいですが、「水洗いのみ」 に較べて、「ムースワンを使用」 した部分は、全体的にホイール本来の明るさ(シルバーの輝度)が回復しているように感じられます。ムースワンには主成分として シリコンも含有 されていますので、まぁ当然と言えば当然でしょう。・・・ただ、私感ですが、ホイール洗浄用の製品として見た場合、他のクリーナー類に対して際だった汚れ落とし性能があるか? と問われると、群れの中から飛び出るほどの洗浄性までは持ち合わせていないと考えます。

あくまで、「洗浄しながら同時にガラス系の被膜コーティングができる」 こと、「液剤がムース状なので使い勝手に優れる」 こと、「どちらかに特化するのではなく、洗浄とコーティングの両方の機能をバランスさせた」 点が ”売り” の製品だと理解しました。

<↓ブレーキダスト(ホイールの隅Rに付着した鉄粉)までは除去できない。専用品で前処理するのが吉>
  

以上、カーメイトのムースワンについて、レポートブログを次の3回;
  ◎その1 → 「製品のパッケージングについての雑感」
  ◎その2 → 「洗車頻度が年に2~3回のレガシィの外装パネル」
  ◎その3 → ブレーキダストの激しいブレンボ用STIホイールに試す(このブログ)

に分けて、使用感や確認された効果について述べました。今回は短期間でのモニターレポートですから、「施工・その後」 を確認するまでには至りませんでした。

個人的に注目したいのは、「施工したあとの状態がどうなるか?」 です。ムースワンの施工によって、STIホイールの表面にも ガラス系のコーティング被膜が形成されているはずですので、
  ◎今後、汚れ自体が付着しづらくなるのか?
  ◎汚れは付着するけれども、落としやすくなるのか?
  ◎効果の持続性はどれくらいか? 重ね塗りした場合は?

など、「その後」 について確認してみたいと思っています。


以上、モニターチャンスを与えていただいたカーメイト(株)や、製品の購入を検討されている方々に対し、多少なりとも参考になれば幸いです。また、一連のブログレポートを最後までご覧いただいた方々や、Carview 関係者にも この場を借りて お礼申し上げます。


・・・気が向いたら 「番外編」 に続くかも・・・
     ↓
     ↓
     ↓
2013-12-08(Sun.) : 更新
「番外編・2回目の施工&撥水性で気がついたこと」 をアップロードしました。
雑感として、中学生の頃の理科の実験(オレイン酸の分子の大きさ測定)の話も出ています。
Posted at 2013/12/08 15:35:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | carview タイアップ企画 | クルマ
2013年12月08日 イイね!

【Mousse One(ムースワン)体感モニター】 その2・洗車頻度が年に2~3回のレガシィで試す

【Mousse One(ムースワン)体感モニター】 その2・洗車頻度が年に2~3回のレガシィで試すこのたび、『Mousse One(ムースワン)・モニター募集』 企画の “みんカラ特別モニター” に当選しました。

「製品パッケージに対する印象」、「実際に使用しての感想」、「謳い文句に対する効果の有無」 などについて、複数回に分けてレポートします。今回は 「その2・洗車頻度が年に2~3回のレガシィで試す」 です。

<関連ブログ&レポート>
◎応募ブログは → こちら(2013年11月06日付けブログ)
◎レポート・その1 は → こちら(製品のパッケージングについて)


その1(製品のパッケージングについて) からの続き
(※以下、画像はクリックすると適度に拡大します。)

■洗車頻度が年に2~3回のレガシィで試す
最初に カーメイト ムースワン を施工する車両は BPレガシィ で、施工部位はボンネットフードです。レガシィは2006(平成18)年式で、新車納車時(約7年前)こそディーラーで ウルトラグラス・コーティング を施工していますが、以降の洗車頻度は年に2~3回程度、という車輌です。洗車は、「東京~札幌」 間の長距離走行後や、冬期に融雪剤(塩化カルシウム)が散布された道路を走った後、あるいは車体が極端に汚れたときしかしていません。

<↓新車納車時にウルトラグラス・コーティングをしたが、以後の洗車頻度は年に2~3回のみという状況>
  

<↓今回のムースワン施工前に、ボディの撥水性を確認しておくと、こんな状態。濡れがベタッと広がる>
  

■ムースワンはお手軽で手間いらず
ムースワンを施工する前のボディの状態は、前述の通りです。今回、施工前後で その効果を分かりやすくするため、ボンネットフードを左右で区画分けして、片側(車輌右側:運転席側)のみ施工することにします。

<↓車輌中央で左右に区画分けして、運転席側(画像では向かって左側)のみにムースワンを施工する>
  

ここで念のため・・・BPレガシィのボンネットフードはアルミ製です(→ ニュースリリース(2003年5月23日) )。ボンネットフードの中央に穴が空いているのは、ターボ車であるため、インタークーラー用の導風口となっているからです。なお、開口部の周辺はボディ同色の樹脂パーツです。

<↓ボンネットフードの右側・左側それぞれの拡大図。この状態では当然、左右とも状態に差はない>
  

この時点では、いちばん撥水性があるのは、実は(レガシィのボディではなく)ボンネット中央に貼り付けた養生テープだった・・・という発見は置いておいて。(^^;)

<↓アルミボンネットフードの運転席側(画像では向かって左側)に、ムースワンを説明書通りに施工>


施工する上で少々迷ったのが、付属のスポンジとクロスを ”動かす向き”。スポンジで洗う際やクロスで拭き上げる際に、ボディの前後方向や上下方向に対して、どのように動かすのが効果的なのか? を考える必要があると思ったからです。製品パッケージには、スポンジやクロスの動かし方の説明はありません。

結局、次のようにすることに決めました。
 ◎スポンジ ・・・ ムースワン(コーティング成分を含む液剤)をボディに付けた状態で
             使うものであるから、ボディに対して 円を描くように動かす
 ◎クロス   ・・・ 拭き上げ(または仕上げ)のときに使うものであるから、
             車体進行方向に対して垂直となる方向に 往復させる か、
             あるいは上下、左右など方向を決めた上で 直線状に動かす

<↓左:付属のスポンジで、円を描くように洗う  右:液剤を水で流す時点で、すでに撥水効果がある>
  

<↓左:付属のクロスで、直線的に往復する方向で拭き上げる  右:ボンネットの左右で効果を比較>
  

<↓拭き上げクロス(黄色)の使用後に、仕上げクロス(青色)で施工したあとのツヤや写り込みの状態>


今回は洗車頻度が極端に低いレガシィで、1回のみ施工しただけですので、拭き上げ直後は部分的に拭きムラが やや生じたような感じがしました。が、説明書通りに拭き上げを再度実施することにより、ムラは気にならなくなりました。総じて言うと、洗車作業とコーティング作業が同時にできるので、ムースワンは非常にお手軽で手間いらずだということが実感できました。

■ムースワンの施工/非施工状態を比較する
それではいよいよ、施工部位と非施工部位との比較をしてみます。まずはボンネットフードの全景を示したあと、左側/右側の状態画像を並べてみます。



<↓左:ムースワン施工部位(運転席側ボンネット)  左:非施工部位(助手席側ボンネット)>
  

<↓左:ムースワン施工部位(運転席側ボンネット)  左:非施工部位(助手席側ボンネット)>
  

ボディがガンメタ系(ダークグレーM)のためか、画像では色・ツヤにあまり明確な差は読み取れません。そこで再度、水シャワーをかけて撥水状態での比較をしてみます。





<↓左:ムースワン施工部位(運転席側ボンネット)  左:非施工部位(助手席側ボンネット)>
  

<↓左:ムースワン施工部位(運転席側ボンネット)  左:非施工部位(助手席側ボンネット)>
  

<↓この画像が、ムースワンの「施工/非施工」で「撥水あり/なし」の状態を比較認知しやすい>


<↓ムースワンを施工後、再度水シャワーをかけたときの撥水状態の拡大画像(クリックで拡大)>
  

<↓左:運転席側(施工)から助手席側(非施工)方向の画像  右・助手席側から運転席側方向の画像>
  

<↓ムースワンは、泡(液剤)塗布直後から撥水効果が得られる、お手軽な洗車&コーティング剤でした>


「その3」 に続く。
  ↓
「その3」 では、ブレーキダストの激しいブレンボキャリパが標準装備の、
エクシーガtS 用アルミホイールへの適用例を紹介する予定。
  ↓
  ↓
  ↓
2013-12-08(Sun.) : 更新
「その3」・ダストの激しいブレンボ用ホイールに試す をアップロードしました。
Posted at 2013/12/08 00:42:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | carview タイアップ企画 | クルマ

プロフィール

「[整備] #モンキーR [モンキーR改] 路上復帰への道38_パーツリストを参照し、マフラーの分解に成功! の巻 https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28696/8267104/note.aspx
何シテル?   06/16 00:00
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2013/12 >>

1 2 3 4 56 7
8 9 10 11 121314
15 16 17 18 19 20 21
2223 24 25 26 27 28
2930 31    

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

[自作] タイヤ空洞共鳴音の低減・ハンコックV12evo2を静音タイヤにする 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/10/02 20:28:55
 
[近況報告・その1] 長女の初レガシィの巻  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/11/09 22:23:24
 
「”個体差” について考える」 の巻 
カテゴリ:なぐり書き
2010/08/13 19:26:31
 

愛車一覧

スバル レヴォーグ VNHCレヴォーグ STI Sport# (スバル レヴォーグ)
・注文日: 2023年01月26日 ・納車日: 2023年07月16日 <↓以下、雪道走 ...
ホンダ CBR250 FOUR (フォア) CBR250Four SE (ホンダ CBR250 FOUR (フォア))
学生の頃に新車で購入して以来、ずっとワンオーナーで乗り続けているバイク、CBR250FG ...
スバル エクシーガ エクシーガtS (年改区分:Eタイプ) (スバル エクシーガ)
YA5A型エクシーガGT(年改区分:Aタイプのターボ車)からの乗り換えです。2012年8 ...
ホンダ モンキーR モンキーR改(2種登録) (ホンダ モンキーR)
レッドバロンで中古のモンキーRを購入後、エンジン全バラシ。 ◎武川88ccボアアッ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation