先日、レガシィで東京~福井県を往復して約1100km超を走りました。第48回全日本シニア体操競技選手権大会(旧称:全日本社会人体操競技選手権大会)に出場するためです。その間の出来事を備忘録として記録します。
<参考>
◎2015年度 要項 →
こちら(連盟公式ブログ)
◎体操競技 日程 →
こちら(塚原体操センター内 pdf)
<関連ブログ>
◎参戦記 その1・「往路編」 は →
こちら
◎参戦記 その2・「大会編」 は →
こちら
■福井市内にて(競技終了後~翌朝)
床・鞍馬・吊り輪・跳馬・平行棒・鉄棒(>順ローテ、休み無し)の演技を無事に終えた夜は、競技出場者だけでなく、応援者も一堂に会しての大宴会となります。競技が終われば、みんな友。性別・年齢・出身大学・現在の職業や勤務地などを越えて、みんなで再会を祝うとともに、互いに無事に競技を終えた労をねぎらい合います。
(※皆さん ”器械体操つながり” ですが、普段の職業で見ると、実は業界有名人も含まれたりします。)
<↓左:今年の宴会料理の一部(海鮮物がメイン) 右:福井駅前の宿泊ホテル>
宴会終了後、BPレガシィ(6速MTターボ)は 「運転代行」 さんにホテルまでの回送を依頼したのですが、1速→2速へのシフトアップのたびごとに、
車体をガクブル させていました。そんなに乗りにくいのでしょうか? 少なくともBGレガシィよりは低速トルクは増えているし、クラッチ踏力も重くない。初めてレガシィを運転した長女が
フツーに発進加速していた ことから考えると、とても不思議な出来事でした。
福井市内のホテルで宿泊したあと、翌朝、再び競技会場(@鯖江市総合体育館)に戻ります。
得点の速報版(>紙に印刷、出場チームごとに配布)を回収するためです。
<↓左:途中、市電を見かけたので撮影(ヘッドライド付近に特徴あり) 右:東京都の防犯ステッカー>
左上の画像に示す通り、市電のヘッドライト周辺のデカール?には特徴があります。「何かに似ているな・・・」 という印象ですが、真っ先に思い起こされるものは、
東京都の防犯ステッカー(カブキ目) です。東京在住以外の方々にはなじみが薄いかもしれませんが、都内では宅配トラックやバス、タクシーなどにも多く貼られています。
※東京都の防犯用カブキ目 →
こちら(大東京防犯ネットワーク)
その他、北陸や関西を走っていると、交差点の路面標示が都内とはまったく異なります。
以下はその代表例。
<↓交差点では、信号待ちの先頭に 「二輪」 の標示がある(当方の居住地や実家では、まず見ない)>
東京都内では、赤信号待ちの列でバイクが先頭に出ると、警察官にルール違反だと注意されます(>当方の実話)。そのときに対応いただいた警察官によると、「車列の先頭に出るのがダメ。先頭に出ないで2台目以降で待機するのは問題ない。」 との回答でした。これはこれで不可解だ・・・と思ったものですが、関西では車列の先頭にバイクがいても注意されないどころか、そこで停止せよという意味にも取れます。都内から関西に遠征するたびに、私にとっては路面標識が相違点として目に付きます。実家のある北海道でも、先頭に 「二輪」 の路面標識は見たことがありません。
■レクサス初体験の巻
さて競技会場に戻ると、やはりというか思いがけずというか、昨日分かれた他チームの仲間とバッタリ出会いました。大学も学年も違うのですが、社会人になって毎年 競技会場を転戦していると、同じ場所で同じ時間を共有することから、自然と他チームのメンバーとも仲良くなります。しばしの歓談のあと、せっかくなのでいっしょに(計4人で)Tさんのレクサスに相乗りして昼食を取ることに。
<↓出身大学も学年も異なるが、せっかくの縁ということで、TさんのレクサスRC300hで昼食を取りに>
RC300hというエンブレムから、ハイブリッド車であることが分かります。
なぜか
スバル車のオフ会でもないのに、まずはボンネットを開けて中を見せてもらいます。
<↓レクサスRC300hのエンジンルーム。オレンジ色の配線がHV用PCUの低圧電線か(※注1、注2)>
※(注1) PCU : パワーコントロールユニット
(注2) 低電圧 : 電気取扱業務上は、交流600V以下、直流750V以下は
低電圧扱い。
(高電圧とは、交流600V~7000V、直流750~7000Vの区分扱い。
例 → トヨタ・アクアの昇圧520Vは人間には高電圧だが区分上は低電圧。)
<↓左:インバーター用クーラントは薄紫色 右:歩行者衝突安全のホップアップボンネット用ダンパー>
最初は薄紫色のクーラントにビックリしましたが、これはインバーター用のクーラント。初回交換時期は20万kmまたは15年、と指定されていました。果たして乗り換えしないで乗り潰すレクサスユーザーがどれくらいいるか不明ですが、事実上はインバーター用LLCはメンテナンスフリーですね。
次にTさんは、「
昼食のお店は、レクサスで調べてもらおう。」 と言います。
当初、私には意味が分かりませんでしたが、要するにレクサスのナビには、次の機能があるのでした。
◎「オーナーズ・デスク」 なるヘルプセンターに直結する音声(電話)通信機能がある。
◎その機能を利用して、「このへんで海鮮料理を食べられるお店を紹介して!」 と問いかける。
◎すると 「オーナーズ・デスク」 から、ユーザーの携帯電話に検索結果がコールバックされる。
◎検索結果に納得の場合、リモート操作で自車のナビに
紹介されたお店までのルート案内が自動表示(検索結果のナビ画面への反映)される。
◎レクサスユーザーは、遠隔操作でルート設定されたナビの案内に従って、お店まで移動する。
<↓「オーナーズ・デスク」 に問い合わせた結果、ユーザーリクエストに合った目的地がナビに反映される>
BPレガシィ(2006年式)を、都合10年間、愛用し続けている私にとっては、軽いカルチャーショックでした。知人のレクサスを通じて、「
テレマティクスとは、こういうことを言うのか・・・」 と身をもって体験したのでした。レクサス、恐るべし!・・・いや単に私が知らなかっただけのコトですが(初回の利用期間は3年間で、以後は必要に応じて契約更新だそうです)。
■ヨーロッパ軒で昼食の巻
当初、「おいしい海鮮料理店を!」 とのリクエストに応じて紹介されたお店に向かったのですが、到着時点で、すでにお店は満席になってしまっていました。
さすがレクサス、きっと 「大衆的な海鮮定食が食べられる庶民的なお店」 ではなく、「レクサスユーザーが納得するであろう立派なお店」 を紹介してくれたのでしょう。せっかく紹介しても、ユーザーからクレームが来る(かもしれない)お店を紹介するワケにはいきませんよね、えぇ。・・・しかしながら、今回はお店の事前予約まではできていなかったようです。「紹介したんだから、予約くらいは自分でしてください」 という意味(サービスの限界)だったのでしょうか。
ともあれ 「お昼時間に混雑して数時間待ち」 は避けよう、と話し合いしました。結局は 「福井(鯖江)に来たなら、ヨーロッパ軒へ行くべし」 との福井出身者の言葉に従い、ソースカツ丼を食べに行くことに変更しました。こちらは予約無しの飛び込みでしたが、無事にお店の座敷に上がることができました。
<↓カツ丼の元祖は、ドイツでの修行を終えた創業者が1913(大正2)年に発表したソースカツ丼とのこと>
<↓ヨーロッパ軒の 「ガッツ丼」 を注文。ソースカツ丼に味噌汁が付いたセットメニューが 「ガッツ丼」>
こうして、
・EJ20ターボエンジン(280ps版)搭載車のクラッチワークは、慣れない人には難しい?
・福井市内の市電のヘッドライド周りのデザインには、犯罪抑制効果があるかも?
・二輪車の扱い(路面標示)が地域によって統一性がない。
・レクサスのテレマティックスはスゴイがあと一歩(最終的に利用者の詰めが必要)。
・レクサスのHV用インバーターのクーラントは、10年15万kmがメンテの目安。
ということを、身を以て実感したのでした。器械体操以外にも、福井では貴重な体験を重ねることができた次第です。
「Vol.4 (帰路編)」 に続く(最終話となる見込み)。
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2015-10-06(Tue.) : 更新
[東京~福井] 往復1100kmの旅・Vol.4復路編(全日本シニア体操競技選手権大会 参戦記) をアップロードしました。