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調布市のKAZのブログ一覧

2020年07月05日 イイね!

[CBR250Four] メンテ状況の続報(#2気筒失火とエンジン異音の件)

[CBR250Four] メンテ状況の続報(#2気筒失火とエンジン異音の件)ホンダMC14型 CBR250Four(1986年式) のメンテの続報です。
5~6月に下記リンク先の(1)~(3)作業をDIYで実施。続いて下記(4)作業を「2りんかん」に依頼していました。今回のブログは「その後の状況」についてです。


◎「(1)聴診・ブローバイ・thケーブル・添加剤・清掃編」→ こちら
◎「(2)異音調査・左クランクケースカバー脱着編」→ こちら
◎「(3)オイル交換(10W-50)と#2気筒の失火認知 編」→ こちら
◎「(4)キャブレター同調の作業依頼 編」→ こちら

■再度の電話連絡
前回のブログ(その(4)) にて、
 ・#2気筒の失火現象は、点火プラグに原因がありそうなこと
 ・放置後の再始動にて、問題ないことを確認予定であること

の電話連絡があったことをお伝えしました。それから約1週間が過ぎた頃に、作業進捗を知らせる再度の電話連絡をいただきました。作業の節目節目で、こうして連絡をいただけるのは大変ありがたいことです。

<今回の電話連絡の概要(「2りんかん」さん→当方)>
 ・1週間ほど放置した後の再始動にて、失火現象は再発しない。
 ・アイドリングも安定している(気筒間のバラツキも問題なし)。
 ・#2の点火プラグ交換で完治したと判断。
  → よってキャブの同調作業までには至らず。

まずは当方からお礼の言葉を述べ、「今後のメンテをどうするか?」について話し合いさせていただきました。

<当方→「2りんかん」さんへの意思表示>
 ・引き続き、可能であれば異音についても調査をお願いしたい。
 ・CBRはしばらくお預けいたします。
  (自己都合で車両を引き上げることはありません。)
 ・通常の定形作業ではなく、トラブルシューティングによる
  原因究明作業となるため、「2りんかん」さん店内(他車)
  の整備スケジュールを考慮した作業進捗で構いません。

つまり、当方としては「標準作業時間○H×作業単価○円=工賃○円」という計算が可能な定形メニューではなく、車両の状況を逐一判断しながら進めなければならない作業となるため、「じっくり腰を据えて作業に取りかかっていただけるよう、納期を限定しない」「ピット内では他車整備との兼ね合いもあるでしょうから、そのへんの段取りはお店の都合優先で構わない」ことをお伝えしました。


■ツールの貸し出し
個人経営のショップではなく、「2りんかん」さん(「ナップス」さんも、ですが)などになると、トラブルシューティングからの修理やレストアといったワンオフ系の作業は、なかなか受け付けていただけないことがあります。

しかし今回、担当いただいたメカニックさん(恐らくは個人的なご配慮かと…)により、当方の異音調査希望を引き受けていただけることになりました。が、あいにく「異音調査系のツールはピットには無い」とのこと。

そこで、当方の サウンドスコープ を貸し出しさせていただくことで、話が決まりました。その際に、「異音」についても現車(CBR)を前にして認識合わせさせていただくこととしました。電話越し(だけの会話)では、お互いに「認識し尽くす」には限界がありますからね。


<↓今回、当方の手持ちのツールをプロのメカニックさんに活用いただくことで調整が付いた>


調整の結果、担当メカニックさんは(シフトローテーション上)翌日は不在になるとのことで、翌々日以降、あらかじめこちらから電話連絡を入れた上で「2りんかん」さんに来店し、サウンドスコープを手渡しさせていただくことにしました。

■事前準備
サウンドスコープの貸し出しに備えて、あらかじめ直近のDIY点検履歴を理解いただくための資料をそろえます。具体的には、関連ブログを PrtSc(プリントスクリーン)した画像から、余分な広告や情報を削除した状態をエクセルシートにつなげて貼り付けしたものを印刷しました。

<↓ユーザーである私がDIYで確認した点検項目や整備事項などを、紙に印刷して関連資料としました>


<↓「ここまでは診た」/「ここから先は診ていない」ことの区切りが分かるよう、口頭でも説明する>


これらの印刷済み資料は、メカニックさんにお渡しする予定(不要と判断されなければ)。また、もしもトラブルシューティングの一環としてクランクケースカバーを脱着いただく状況になった場合、すでにホンダ純正のガスケットは欠品しているため、当方がネットで購入した新品ガスケットも、合わせて手渡しします。

<↓恐らく使わないとは思いつつも、万全を期すため、手持ちの新品ガスケットも手渡しできるよう準備>


<↓話の流れから、エンジン内部の構造的なことに言及された場合に備えてパーツリストも持参します>


これで一通りの事前準備が整いました。
あとは、現場でCBRの異音を実際に共有認識いただくことになります。
(言葉で「カタカタ音」とか「ガラガラ音」と表現しても、
 実際に聞いていただかないと伝わらない場合がほとんどですので。)


■いざ「2りんかん」さんへ
当方の来店時間(サウンドスコープを手渡しするタイミング)は、メカニックさんが一息つくであろう「20時頃で」、と指示されました。換言すると、他のお客様が掃ける閉店時刻…ということですね。残業対応させてしまうことを心配しましたが、それは問題ないとのこと。

<↓指定時刻通りに「2りんかん」さんに到着。今回は妻のホンダPCX(124ccスクーター)を借りて訪問>


<↓ホンダPCXは収納性に優れますね。フルフェイスのヘルメット2個は入りませんが雨具はすっぽり収納>


事前に指示されていた通り、店内の受付カウンターではなく、整備ピットに直接顔出しして、取り次ぎの方に用件を告げます。するとしばらくして担当メカニックさんが現れました。

<↓店内の受付は通らずに、直接、整備ピットに向かって担当メカニックさんと申し送りをします>


まずはメカニックさんから「プラグ交換で失火が解消」した旨の丁寧な説明をいただきました。わざわざ整備室(>普通はお客様を立ち入りさせない)に私を呼び入れて、「プラグ点火状態確認装置(※)」で実演いただきました。

(※)点火プラグコードや印加電圧システムが一体になった
   「火花状態を目視確認」するための簡易的な装置。
   車両自体を用いなくてもスパークの善し悪しが分かる。

次にピットの外に出て、現車の確認をします。

<↓閉店後のピット前にて、始動後のアイドリング状態や排気管温度などを確認させていただいた>


この時点で、くだんのエンジン異音は発生頻度が低く、アイドリングでたまにしか聞こえない状況だったため、いったんエンジンを停止させます。その間、持参したサウンドスコープ(新品ガスケットも)をお渡ししつつ、これまでのセルフ点検状況を印刷資料を元にして説明いたしました。

# スタータークラッチは工具が無くて取り外し
# していないことなども含めて、一通りご説明。

その後、再びエンジンを始動させたところ、異音が明らかに認知可能な頻度で発現。「この音です!」と特定し、メカニックさんに聴音いただきました。

異音のトラブルシューティングは「やってみないと分からない」状況ではありますが、何かあった場合は情報を共有させていただきながら、都度、協議して原因究明と修理(工賃の見積もりも含む)を進めていただくことで、合意させていただきました。← いまココ


<↓メカニックさんとの申し送りが済んで、私が一番最後の来客となりました。親身に接していただき感謝>


ユーザー寄りのメカニックさんに担当していただき、大変ありがたく感じています。あとはプロの目線を私も学習できるように、自分自身のスキルアップにつなげたいですね。

以上、CBR250Four の近況報告でした。
また何か進展がありましたら、ブログアップします。
2020年07月04日 イイね!

みんカラ:ユーザーインプレッション【キイロビンゴールド】

みんカラ:ユーザーインプレッション【キイロビンゴールド】【プロスタッフ】 キイロビンゴールド・モニター応募ブログ

Q1. キイロビンについて「使ったことがある・使ったことがない・知らなかった」
回答:使ったことがある
    → キイロビン120(品番:2)を使っています。

Q2. 今回の使用目的は?「汚れ取り・撥水剤の前処理・決めていない」
回答:汚れ取り
    → スバル・エクシーガtS(2012年式)に施工予定です。
     フロントウィンドウの油膜取りとして活用させて
     いただきたいです。具体的な状況は次の通りです。

 現在、メーカー純正オプションの撥水ワイパーブレードを使用していますが、
 フロントウィンドウに油膜的な汚れが付着してしまったようで、ワイパーの
 作動時にホームポジションに戻るたびごとに、微細な蜘蛛の巣状の拭き残し
 が生じてしまっています。

 これを解消するための下地処理として活用させていただきたいです。
 ワイパーブレード(ゴム)の寿命延長にもつながると思います。
 レポートブログは、こうした点についても言及する予定です。
 以上、よろしくお願いいたします。

この記事は みんカラ:ユーザーインプレッション【キイロビンゴールド】 について書いています。

※質問項目を変更、削除した場合、応募が無効となる可能性があります。
Posted at 2020/07/04 12:39:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | carview タイアップ企画 | タイアップ企画用
2020年07月03日 イイね!

[エクシーガtS] 後編・ビッグバルジ(Cyber Rさん)へのカーボン調シート貼り付け

[エクシーガtS] 後編・ビッグバルジ(Cyber Rさん)へのカーボン調シート貼り付けエクシーガに装着しているビッグバルジ(※インナーカーボン+純正色塗装済み仕様)が激しく退色したため、カーボン調シートを貼り付けしました。

その作業風景を2編に分けて紹介するブログの「後編」です。


※「前編」は → こちら


■貼り付け作業・その1
カーボン調シートの成形(切り抜き)が済んだら、そのまま貼り付け作業に入ります。石けん水(相当)を入れた霧吹きボトルと、スキージー(のようなもの)を準備します。こうした作業は、BG型レガシィに乗っていた昔、ウィンドウフィルムをDIYで2重に重ね貼り(→ こちら )して以来になるでしょうか。

<↓まず、カーボン調シートの裏側(剥離紙)の真ん中に切れ目を入れます>


<↓カットした剥離紙をめくって、カーボン調シートの接着面に石けん水をしっかりと吹きかける>
 

<↓次に、あらかじめ清掃しておいたビッグバルジの表面にも、石けん水をたっぷりと吹きかける>


経験上、被接着側(ビッグバルジ)だけでなく接着側(カーボン調シート)にもしっかりと石けん水を吹きかけておく方が、作業性がアップすると思います。

<↓ビッグバルジにカーボン調シートを仮載せ。滑りが良かったので、そのまま剥離紙も取り外す>
 

今度はカーボン調シートの表面にも、石けん水をスプレーします。スキージー(またはヘラのようなもの)を押し当てる際に、表面にキズが付いてしまうことを防ぐためです。

<↓この日の天候は曇り。直射日光や高温を避けるなど、作業しやすい日時を選ぶことも重要かな>


今回は、取り急ぎ「ビッグバルジで退色の顕著な範囲」をカバーすることにフォーカスを当てて作業しています。つまり、カーボン調シートはビッグバルジの車両後方部分を覆うことになります。

<↓内側から端部へと水膜(や気泡)を押し出すように圧着していけば、あっという間に貼り終え>


コーナー部分の3D形状も、労することなく貼り付けできました。このへんは、入手したカーボン調シートの特質なのでしょう。安価に手に入れたけど、貼りやすくて良かった…。

<↓取り急ぎの完成(仮)。これで、意図した最低限の作業はこなしたことにはなりますが…>


この日は日没が近くなってきた&雨が降ってきそうだったので、ここで作業はいったん終了。仕上げ作業は、その要否検討を含め、翌日に持ち越すことにします。

■貼り付け作業・その2
ビッグバルジの天面のうち、退色の顕著な車両後方の範囲を優先的にカバーしましたが、そのままの貼り付け状態で終わるにはイマイチ。

やはりバルジ天面の車両前方範囲にもカーボン調シートを覆っておきたいところ。…ということで、翌日に改めて残ったシートで追加貼り付けする場合をシミュレート。


<↓前回はロールを横方向にカットしたので、今回も横方向でカットしないとカーボン柄が連続しない>


ということで、ビッグバルジ天面の未貼り部分(車両前後方向に、高々数cm)を追加で覆うためのシート切り出しを行います。

<↓追加で貼り付けするシートのカットライン(正面から)>


<↓追加で貼り付けするシート片(別アングル:斜め左前方から)>


ビッグバルジに追加で貼り付けするシート片は、横幅(車両の左右方向)は ほぼフル(FULL)であるにも関わらず、車両の前後方向のサイズは高々数cmあれば足ります。つまり、かなりの短冊形。

一瞬「短冊状のカットは もったいないかな?」 とも思ったのですが、次に列挙する理由により、このパーティングラインはメンテ上は好都合であると考えました。


<カーボン調シートが左右方向の横貼りで良かった理由>
 ・もしも高速道路などで前方の走行車両から飛び石を
  喰らったりした場合、真っ先にチッピングする
  (カーボン調シートに穴あきなどのダメージを負う)
  エリアは、フロント側となる可能性が高い。
 ・そのため、仮に打痕などのトラブルが生じた場合
  であっても、ダメージを負ったその部分(フロント)
  のみ代替シートに貼り直せばよい。
 ・今回のパーティングラインは、はその手法が可能な
  レイアウトになっている。


<↓今回も、追加で貼り付けするシート片に対してカットラインの微修正を行っています>


■カーボン柄の合わせ込み
既存の貼り付け済みシートと、今回追加で貼り付けするシートとの間では、接合面のカーボン柄に連続性を持たせるようにする必要があります。

<↓位置決めをしながら、丁寧に貼り付けします>


<↓ほぼ、貼り付け作業が終わりつつあるところ>


<↓(拡大画像)前後2枚のシートの接合面。カーボン柄がなるべく連続するように貼った状況>


■最終 仕上げ
ここまでの作業を実施しても、当方の頭の中の完成イメージには未達です。そのイメージとは、ビッグバルジの「(既存の)インナーカーボンのエリア」に対し、「前回&今回貼ったカーボン調シートのカットライン」に「デザイン上の連続性を持たせる」ことです。

そのデザインイメージを実現するため、最後の細工を加えます。


<↓デザイン上の連続性とメリハリを付けるため、アルミテープを活用します>


<↓アルミテープを幅6mm×長さ320mmサイズにカットし、それを2本用意します>


<↓バルジの天面から側面に降りてきたカーボン調シートの端部に、アルミテープを沿わせて貼ります>


インナーカーボンの正面両端には、すでにDIYでアルミテープを貼ってアクセントを付加してあるので、そのラインの延長線上に今回のアルミテープの稜線を合わせるのです。

<↓こんな感じ(近接画像)>


<↓やや引いた画像(車両右側)>


<↓上方から。シート2枚貼りの分割線は目立たない(オーバーハングの先端の青色はわざと残している)>


<↓車両左側から。もともと純正フロントグリルにはめっきがあるので、アルミテープも親和する>


以上、「純正色に塗装した Cyber R さんのビッグバルジが経年変化により退色が激しくなってしまった」ことへの対策として、「格安で入手したカーボン調シートを活用&アレンジして」違和感の無いように仕上げた例(※)の紹介でした。

これで今年の盛夏も乗り切れるであろう、と期待しています。


(※)あくまでも当方(調布市のKAZ)の個人的感覚に
   基づいた措置ですので、良い/悪い ではなく、
   「こんな手法もあるでよ」という紹介でございます。
Posted at 2020/07/03 00:03:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ
2020年06月30日 イイね!

[エクシーガtS] 前編・ビッグバルジ(Cyber Rさん)へのカーボン調シート貼り付け

[エクシーガtS] 前編・ビッグバルジ(Cyber Rさん)へのカーボン調シート貼り付けエクシーガに装着しているビッグバルジ(※インナーカーボン+純正色塗装済み仕様)が激しく退色したため、カーボン調シートを貼り付けしました。

その作業風景を2編に分けて紹介するブログの「前編」です。


※パーツレビューは こちら
  → ターボ対応ビッグバルジ(塗装済みインナーカーボン仕様)

■退色の確認状況
状況を時系列で示すと、次の通り。

(1)2014年10月26日: ビッグバルジを装着(← パーツレビュー より )
(2)2019年 初夏   : 退色を認知(目視確認レベル)
(3)2019年10月24日 : 画像に記録(目立つレベル)
(4)2019年11月23日 : ブログで初報(→ こちら

当方の使用環境下においては、約5年の経過で退色が目立つようになったということです。ただし、これはほんの一例に過ぎません。単にボディカラーそのものの特質(@WRブルー)だけでなく、駐車環境(屋外or庫内、ボディカバー有無など)や、ユーザーの手入れ具合(コーティング施工など)によって状態は大きく変わります。

したがって、当方の事例のみにて Cyber R さんのビッグバルジは(約5年で)退色すると即断するのは誤りですので、その点は誤解の無きようお願いいたします。

その後の状況は次の通りです。

(5)2020年04月11日 : 注文済みカーボン調シート到着(Amazonにて)
(6)2020年06月07日 : カーボン調シート貼付方法の検討 → ブログ前編へ(今回)
(7)2020年06月27日 : カーボン調シート貼付(1回目)→ ブログ前編へ(今回)
(8)2020年06月28日 : カーボン調シート貼付(2回目)→ ブログ後編へ(次回)


■カーボン調シートの選定
カーボン調シートは Amazon で調達したのですが、なかなか「これは!」というものが見つかりませんでした。特に大きさ。バルジ全体を1枚でカバー(使い切り)できるようなシートは見当たらず、大きいものは高額。ロール状のものは「帯に短しタスキに長し」状態。

結局、価格などを加味してお手軽なものを選びました(∵カーボン調シートも劣化するだろうから、シートも将来、張り替えが必要になる消耗品だろう…との考えから)。


※カーボンではなく「カーボン調の」シートを購入しています(念のため)。

<↓中身の商品サイズに対して梱包容積が大きなダンボールとなっている、Amazonさん仕様>
 

■退色状況の再確認
カーボン“調”シートを貼り付けする前に、ビッグバルジの退色状況を再確認します。具体的には退色範囲(→ 貼り付けエリアの大or小)の現状を把握します。

<↓黄色線で囲ったエリアが退色範囲(ボンネットフード中央にインタークーラー導風枠としてビッグバルジがある)>


<↓違う角度から見た場合の退色具合>


<↓上記エリアを部分拡大した画像。これは放置できない…>


<↓天面だけでなく、側面も退色が広がりつつある状況>


<↓上記の拡大画像。これでカーボン調シートの貼り付けは、3次元的(曲面貼り)になることが決定>


■貼り付け方法の事前検討
退色範囲(カーボン調シートの貼り付けエリア)を確認したあとは、貼り方を検討します。具体的には、縦方向に貼るか?横方向に貼るか? の検討です(ロールのサイズが中途半端なため)。

<↓横向きに貼る場合のイメージ>


<↓退色を隠したい後方にシート端を合わせると、バルジ前方が露出したままとなる>
 

<↓カーボン調シートを縦方向に貼る場合のイメージ。中央に分割ラインが来るが、合わせやすい>
 

■作業開始
雨が降らずに暑過ぎることもない…という天候を見計らって、初期検討から約2週間が経った日に作業に着手しました。

<↓ついにハサミでカット。結局、横方向に貼ることにしました(シートの上に載せたものは自在定規)>
 

<↓退色はバルジ後端に及んでいるため、シート後端もバルジ形状に合わせてラウンドカット(画像は車両左側)>
 

<↓車両右側。こちらもシート後端をバルジ形状に合わせてカット。自在定規を有効活用(最後は目視確認する)>
 

<↓カット片も有効活用する。基本的にバルジは左右対称形状なので、カット片も左右対称になるハズ。その確認>


<↓視線を引いて全体像(バランス加減)を確認する。最後は自分の目視が頼りになります>


<↓微妙なRを微調整する(プライベーターなので、自分の納得できるまで作業が可能)>


<↓退色の激しい天面は覆うが、側面は部分的に残す(カバーしない)ので、そのカットラインを現物合わせする>
 

<↓天面に貼り付けする前の成形が完了(第一次)。インナー側はオリジナルのカーボン(目立った劣化なし)>


以上、駆け足での作業風景紹介(前編)でした。

「後編」につづく。
 ↓
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2020-07-03(Fri.) : 更新
[エクシーガtS] 後編・ビッグバルジ(Cyber Rさん)へのカーボン調シート貼り付け をアップロードしました。
Posted at 2020/06/30 20:35:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ
2020年06月26日 イイね!

[CBR250Four] 5~6月のメンテ(キャブレター同調の作業依頼 編)

[CBR250Four] 5~6月のメンテ(キャブレター同調の作業依頼 編)ホンダMC14型 CBR250Four(1986年式) のメンテとして、DIYでエンジン内部からの異音調査、エンジンオイルの交換などを実施。その際に#2番気筒の失火を認知したため、過去の経緯から「2りんかん」さんにキャブの同調作業を依頼しました。

◎「(1)聴診・ブローバイ・thケーブル・添加剤・清掃編」→ こちら
◎「(2)異音調査・左クランクケースカバー脱着編」→ こちら
◎「(3)オイル交換(10W-50)と#2気筒の失火認知 編」→ こちら

■症状の再発
特定気筒の失火は今回で3度目であり、前々回は「2りんかん」さんで「キャブレターのオーバーホール」&「燃料コックの負圧ホースの交換(経年劣化により脱落して2次エアを吸っていた)」を措置していただき、いったんは解消。

車両を引き取ったその直後、失火が再発。このときはキャブの同調を実施いただいて解消。これが2度目。そして今回が、都合3度目の発生となります(過去の経緯は → こちら )。…こうした整備履歴を踏まえて、今回も「2りんかん」さんに作業依頼します。


# 前回の作業から、高々3ヶ月程度しか
# 経過していない…ということも加味。

■事前予約
飛び込みで店舗を訪れても、すぐには作業に取りかかっていただけませんので、あらかじめサービスカウンターで入庫予約をします。

過去の同店での整備履歴を説明した上で、今回もキャブの同調を依頼したいこと。その際、エンジン内部からも「カラカラ音」が聞こえることや、異音の原因追及は失火症状を解消(エンジンを正常な状態に復活)させてからの方が良いと考えていること…などを伝えました。

その結果、整備の立て込み具合を加味して、約2週間後に車両を預けることになりました。その間、CBRは(定期的にエンジンを始動させるだけで)乗ることを控えました。


# ちなみに、その間は妻のホンダPCX(124cc)を
# 借用して しのぐことにします。

<↓6/7(日)に来店し、6/21(日)に入庫、翌6/22(月)からの作業着手となりました>
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■入庫当日
CBRは自走可能なので「2りんかん」さんまで乗っていきます。少し遅れて、妻にはエクシーガで後追いしてもらい、CBRを預けたあとに現地で拾ってもらいます。

<↓乗らない間も定期的にエンジンを始動させていたので、入庫当日もすぐに始動(でも#2は失火したまま)>
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自走はできるけれども、全然パワー感がないね。

前回の失火時には、交通の流れに乗ってごくフツーに走れましたが(失火していることがわからないほど)、今回は明らかにパワーダウン。おまけに吹け上がりも鈍い。速度リミッターが利いているかのごとき加速感。「こりゃ、やべーな。」という感じ。


<↓何とか無事に「2りんかん」に到着>
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■店舗前でDIY
無事に店舗に到着したのは良いけれど、一つ主要なことを忘れていました。入庫前に、あらかじめセンターフェアリングやサイドカウルなどの外装パーツを取り外しておくことを、すっかり忘れてしまっていました。

いとも簡単なカウル類の脱着でも、店舗が実施すると工賃が修理費用に加わります。余計な出費は避けたいので、急ぎ、店舗の駐車場スペースで(他の来場客のジャマにならないように)カウル類の取り外し作業に掛かります。


# いつものDIY工具類は、自宅のレガシィの荷室に積んだまま。
# 今 ある工具は、CBRに標準装備(車載)の純正工具しかない…。

<↓車載工具をシート下から取り出す。昭和の純正工具は、令和のバイクに付属の純正工具よりも数は多いか?>
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今どきのバイクに較べると、昭和のバイクの車載工具は充実している方でしょうか? それでも DIY でメンテする者からすれば、最低限のセットであり、実用上は貧弱に見えてしまいますが…。

まぁ、工具があるだけラッキーです。急ぎ、キャブセッティングの際にジャマになる外装パーツを取り外しにかかります。


<↓フロントのサイドフェアリングを外そうとしたが…純正ドライバーではトルクが掛けられない>
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車載のドライバーは握り手(グリップ)が細く、力を込めて回そうとしても、なかなか力が入りません。普段だったら何も考えることなく楽勝で外せるネジがビクともせず、なかなか緩みません(汗)。

フロントのサイドフェアリングの固定ボルトは、頭部が「+」にも「-」にも対応する形状ですので、ここは「手持ちのコイン+プライヤー」を使ってトルクを掛けられる体制にします。


<↓締結ボルトの「-」部分にコインを深く掛けて、そのコインをプライヤで回転半径を稼いでトルクを掛ける>
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上記手法でようやく締結ボルトを緩めることに成功。
これでフロントセクションの外装を取り外せます。
次はセンターセクション(サイドカウルの取り外し)です。


<↓手の中で空回りするドライバーは、柄の部分をプライヤーで挟み込んで大回しすることで緩められました>
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一時はなかなかボルトが緩まず、「また出直し」も頭をよぎりましたが、何とか対処できました。たったこれだけの作業でしたが、意外に手こずりました(所要時間:10分間くらい)。

<↓(前から)何とか無事にキャブ周辺の作業エリアをストリップにしたCBR>
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<↓(後ろから)ガソリンタンクは外して持ち帰るわけにもいかず、そのまま>
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■声がけされる
店舗前でカウル類を取り外す作業をしていると、まずローライダー風のスクーター乗りの2名が、マジマジとCBRをのぞき込んできました。話し声がこちらにも聞こえたのですが、「コレ、かっけーな」と言っていたので、まぁ悪い気はしません。

今度は別のライダーから声を掛けられました。
 「すいぶんと懐かしいバイクにお乗りなんですね。
  これは私の高校の先生が乗っていたバイクですよ!」
そこから少々、私も話をさせていただきました。

見ず知らずの方々から、こうして 気軽に声をかけていただける存在 となったMC14型CBR250Four。「大切に乗り続けてきて良かったな」と思える瞬間です。


■メカニックさんに申し送り
サービスカウンター(受付)で電話予約済みであることを伝え、入庫のための諸手続を開始。諸手続とは、例えば同意書にサインすることなどです。手続きが終わったら、裏のピット入口までCBRを回します。

<↓ピット入口にて。このあと、メカニックさんにいろいろな情報を申し送りさせていただく>
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受付では「過去の入庫状況」「失火しているのでキャブの同調をお願いしたいこと」「エンジン内部から異音(カラカラ音)が聞こえること」を伝えてありますが、やはりユーザーである私の口から直接、メカニックさんに申し送りさせていただきたい旨を、申し出ておいたのでした。

<↓事前に作成し、印刷しておいた「申し送り書」を持参のうえ、メカニックさんに手渡ししました>
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前回の失火の際に対応いただいた(当時の)メカニックさんは異動された…とのことで、今回は新しいメカニックさんに申し送りをさせていただきました。

申し送りの内容は、
 ・過去の同店での整備履歴と内容(実施時期も)
 ・いま起きている症状(何に困っているか)
 ・どうしたいのか(依頼内容や規模など)
 ・直近のDIYによるメンテ内容(新品交換部品など)

について、上記の画像に示した「申し送り票」に基づいて説明させていただきました。ついでなので「エンジン異音」についても解消したく、何か気づいた点がありましたら教えていただければ…と要望しました。

メカニックさんは納得の表情で聞いていただきました。

逆にメカニックさんからは「過去に入庫いただいた際は、単に入庫情報しか残っておらず、(当時)どこをどのように手を入れたのか、当店では残念ながら記録が残っていないのです。分かるでしょうか?」と聞かれたため、
 ・キースター(岸田精密工業)さんのキャブ燃調キットを持ち込み
 ・交換いただいた部品は処分しないで、各気筒ごとに取り置き保管
していることを、私の方から追加説明いたしました。


<↓こちらが前回持参したキャブレター燃調キット。今回も活用いただく可能性があるため、持参しておいた>
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<↓前回の作業で交換したキャブレター内の構成部品。これを見ることで、何が未交換なのかが一発で分かる>
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前回の作業依頼の際に、当時のメカさんに「交換した古い部品は捨てずに、各気筒ごとに小袋に分類してほしい」と頼み込んでおいたことが、あとになった今、こうして役に立つ情報として活用できています。何事も事前配慮が利いてきます。

こうしてCBRを「2りんかん」さんに預けました。
個人的には、預ける期間はおおよそ1ヶ月間くらいか?と思っています。

キャブのセッティングは(素人が踏み入れると)ドツボにはまりそうな領域に感じたことと、(新型コロナウィルス後は)忙しくなって 私自身が あまり自由な時間が取れそうにないことから、今回の依頼に至った次第です。


■中間報告
数日後、「2りんかん」さんから 整備に着手した旨の電話をいただきました。以下は、その際に交わした会話の概要です。

<メカニックさん → 当方への初動の報告内容>
 ・#2番の失火は、点火プラグの交換により解消しそうであること
 ・今後、長期放置後の始動で症状の様子見をする予定であること

<(上記報告を受け)私 → メカさんへの質問>
 ・特定の点火プラグのみがダメになることは、ありえるのでしょうか?
 ・アイドル放置試験(EGかけっぱなしで安定性を見る)は行いますか?
 ・長期放置後の始動性確認は、N増し試験をされますか?
  (1回だけでなく、2回目の放置からの始動、3回目の放置からの始動。)

<(当方の質問に対する)メカさんのコメント>
 ・何らかの不良品だった可能性が考えられます(工業製品なので)。
 ・すでにアイドル放置試験は実施済み。
  (なので、点火プラグ交換で失火せずにIDLが安定していることを確認。)
 ・長期放置後の始動試験は、その結果と状況次第でN増し要否を判断します。

エンジン異音に関しては、まだ探っていない(失火の解消を優先)とのことでしたので、ユーザーである私が確認した下記の各項を追加説明させていただきました。

<当方 → メカニックさんへの追加情報>
 ・サウンドスコープ(エンジン聴診器)により、吸気系や動弁系
  よりもクランク系から異音がよく聞こえと。
 ・クランク系は、右側よりも左側からの方が、よく聞こえること。
 ・実は左側のクランクケースカバーを分解して、
  (1)あくまで目視確認であるが、異物混入は見当たらなかったこと
  (2)クランクが360°回転する間、120°毎にカチッと音がすること
  (3)過去に、セルスタート時にエンジン回転が1度だけロックした
    ことがあり、そのときはギヤを1速に入れた状態で車体を前後
    に揺すってから再度セルスタートさせるとエンジンが始動した。

あまり余計な情報を展開して「プロのトラブルシューティング(故障解析FTA)に差し支えが出たらマズイ」と私は考えていたのですが、メカニックさんにとっては「いやいや、貴重な情報です」「個人でそこまで確認される方は、まずいらっしゃらないですよ!」とのことでした。← いまココ。

今回、運良く失火も異音もどちらも解消して「安心して日常生活に供する」ことができるようになればなぁ…と思っています。まぁ、異音の解消には少々の時間を要するかもしれませんけどね。


「つづく」
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2020-07-05(Sun.) : 更新
[CBR250Four] メンテ状況の続報(#2気筒失火とエンジン異音の件) をアップロードしました。

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「[整備] #エクシーガ [エクシーガtS] ヘッドガスケット交換前に、見積書の内容確認と追加見積依頼 https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/1195387/8435437/note.aspx
何シテル?   11/16 00:00
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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