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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2024年03月23日 イイね!

もはや狂ったか?

もはや狂ったか? うちには30Vに対応できる電源があるし、KIKUSUI PMCシリーズ2台を直列にすれば36Vまでいける。

 ただ、その上がカバーできないことが物足りないと思っていた。
 え? そんな直流電圧を使う機会があるのかって?
 今のところはない。ただ、使いたいときに使えることが大切なので、ジャンクでも持っておきたかったのだ。
(充電工具が高電圧化でバッテリー公称36Vに達しており、満充電40Vなので、このレベルの電源をテストに使う可能性がある)

 で、まともな現役機種がヤフオク中古でもものすごく高い(しかも保証無し)ので、あきらめて試しに入札したらそのまま落札できてしまったのが、これだ。

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 下の方が今回の購入ジャンク。既に自分である程度洗浄済み。

 HP 6002A DC SUPPLY

 因みに上はKIKUSUI PMC18-3Aの後期型。コンパクトで非常にポピュラーな電源。中古も豊富で安い。大きさがかなり違い、6002Aの横幅はPMCの2倍、奥行きは1.4倍ぐらいある。

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 6002Aは0−50V 0−10Aという強力な電源だ。といっても最大200Wなので、50Vでは4Aになってしまうが。

 この機械は1976年から少なくとも90年代まで作られていて、この個体は割と初期のものだ。

 途中でフェイスリフトを受けている。内部の部品変更は数知れず。

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 左が初期型、右がフェイスリフト後(つまみが一つ非純正・斜めの画像を変形させて正面にしている)。

 アメリカの動画を見るとフェイスリフト後のものが出てくるが、日本の中古市場ではほとんど見かけない。

 この電源、実はデジタルコントロール機能を持っていて、HP-IB(GPIB) I/Fでコンピューターから制御できるらしい。

 今どきの機械ならUSBでつながるので、高価なGPIB I/Fをわざわざ用意しなくてもよくなっているが。

 古くてでかいからと言って、バカにしたものではないようだ。


***

 面食らうほど大きく重いが、205mm径の卓上グラインダーEBK2を受け取ったときよりはマシだった。

 早速開けてテスト。

 おや、Voltageつまみをいくらあげてもメーターが動かない。Currentつまみも同様。

 いろいろ触ってみたが、よく分からず、分解して見た。


 ケースが日本製のものと違って、独特な開け方になっており、最初は戸惑った。
 リペア動画を参考にするとすぐ開けられた。

 内部はどでかいトランスとコンデンサーの他、いくつもの基盤があり、結構複雑な構造になっている。
 特段変なにおいもせず、部品が焼損するようなトラブルは無さそうだった。

 背面を見ると、2つのオルタネイトスイッチがCC/CVの切り換えになっているようだが、どちらにしても変化はない。
 両方のスイッチがオフの状態を「NORMAL」と書いてある。

 ただし、このスイッチは片方を押し込むと片方が持ち上がる、どちらかだけがオンになるタイプのスイッチだ。常識的には微妙に動かして両方をオフにする状態など考えるはずがない構造をしている。

 なんとか両方オフの状態にしてみると、なんと出力が出た。

 この状態でCC/CVも機能している。

 このスイッチは何なのか、あとでメンテナンスマニュアル(英語)で調べてみよう。
 おそらく、外部コントロールに関係するのだろう。

 よく分からないが、NORMALにしておけばよいのだろう。

 モーターを駆動しても問題ないし、オシロで見てみても気になるノイズやリップルはない。

 古い個体では問題を起こしがちなファンも正常であるし、ジャンクといいながら状態は悪くなさそうだ。

***

 しかし、すぐ使う事もないのに、よくこんなものを買ったものだ。明らかに大きく重すぎで置き場所に困る。

 もはや狂いかけとしか思われない。




 



追記:
 メインテナンスマニュアルは保守に関することが主なので、操作に関することが載っていても今ひとつ分かりにくい。
 HP-BP I/Fはオプションで、そのボード上にCC/CVモードスイッチがあるので、HP-BP使用時にどちらのモードで動作させるかを選択するためのもであるらしい。外部コントロールを使わないときにNORMAL operation、つまり本体で操作できるようにするスイッチだと分かった。

https://btbm.ch/hp-6002a-gpib-control-with-python/


追記:
 このジャンクは、測定器類を専門に扱う業者ではなく、古道具屋の類の出品。持ちこまれた機材を評価できず、適当に価格をつけて通電確認済みジャンクとして出品したのだろう(その割には過去の落札価格から見てやや高い。売れなければ値下げしていくつもりだったのだろう)。
 だから、パイロットランプが光る通電確認のみで、出力の確認はできていなかったかもしれない。できていればその状態の写真を出しているだろう。
Posted at 2024/03/23 21:54:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | 測定器 | 日記
2024年03月23日 イイね!

アナログオシロのフォーカス問題でぼけた!

アナログオシロのフォーカス問題でぼけた! 寝室兼いろんなことをやる部屋の整理をしているとき、棚に入れてあるアナログオシロのつまみがひん曲がっていることに気付いた。普段ほとんど使っていない飾りのようなシロモノで、気付かなかった。






 このアナログオシロはKENWOOD CS-5175という2現象100MHzオシロで、機能的には非常にベーシックなものだ。
 子供時代のあこがれがアナログオシロだったが、今どきはほぼジャンク価格で取引されている。しばらく前にヤフオクで個人から購入。長く丁寧に使われていたようで状態がよかったが、機材整理のためにオークションに出したのだそうだ。


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 3連の回転つまみで、やたらにパネルから飛び出している。しかも軸が細いので曲がりやすい。

 ものを持って部屋を出入りしているときに引っ掛けたのだろう。
 このままだと、真ん中のつまみを回すと小さいつまみまで引っかかって回ってしまう。

 取りあえず分解して内部構造を確認。この部品は大きい上に基板直付けVRに接続されている。さらに、空中配線までされている。これを取り外して分解修理となるとかなり面倒だ。
 とりあえず実用になる範囲で外から修正しておいた。

 で、電源を入れて波形を確認してビックリ。
 やたらにぼけている。しかも回転方向にずれている。

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 FOCUSつまみで調整してもあまり改善しない。

 メンテナンスマニュアル(英語)はあるにはあるが、読むのがめんどくさい。

 ググってもアナログオシロの修理や調整なんて、あまり数がない。しかも古い。
 この手のブログ記事を書いた人が今も元気なのかどうか分からないほど、当時既に結構齢が高めの方が多いようだった。アマチュア無線全盛時代の人の層だ。

 背面や側面に調整ボリュームがあるとかというものも見たが、私の機種ではそんなものは存在しない。もう一度開けて確認しようかとメンテナンスマニュアルの回路図を見たりトラブルシューティングを見たりしていたが、その中に、FOCUSつまみを引いて調整するとある。

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 このスイッチは引っ張ればASTIGの調整、日本語だと収差(でいいのかな)の調整になる。
 ああ、そうだった。すっかり忘れていた。FOCUS/ASTIGのつまみだった。

 これを回して綺麗な細い線に。
 その下のつまみは引くと回転補正なのでそれも直して,スッキリ!

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 写真だといまいちシャープにならないが、見た目は随分良くなった。

 なんかホッとした。

 と同時に、自分の老化も感じてしまった。
 自分で散々触って基本の調整は理解していたはずなのに、ちょっと時間が経ったらすっかり忘れていたなんて。




追記:
 アナログオシロは変化への追従性が高く、大雑把に把握したいときに役に立つ。
 今どきはデジタルオシロが高精度高機能なので、細かいことはそちらに任せ、アナログには精度は求めない(デジアナオシロは要らない)。
 両者の使い分けをすればよい。
Posted at 2024/03/23 10:41:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 測定器 | 日記
2024年03月23日 イイね!

工具・用具・部品ケースの整理

工具・用具・部品ケースの整理 以前からやろうと思っていながら、あることがもっとも重い理由になってそれを言い訳に放置していて非常に不便だったことに手をつけはじめた。

 うちでは、部品や各種用具・工具類を分別してケースに収めている。
 小さなものは大概モノタロウで買ったパーツケース類に収めている。

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 しかし、サイズがいくつかあって、まとめづらくなっている。
 まとめておいておくと側面しか見えないので中身が分からない。
 さらに細かな電子回路部品用に両面ケースなどもあって、種類が増えている。



 工具などはモノタロウのパーツストッカーとOEM元のアステージのものに。
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 こちらは容量があって少し大きめなものが入れられるので便利に使ってはいる。
 滑って崩れないようにスタックできるようにできているが、スタックしてしまうと下のものを取り出すのがとてもめんどくさい。しかもHiKOKIのシステムケースやL-BOXXのように積み上げたものを固定できるわけでもない。

 また、オリーブドラブ色のものは格好いいのだが、中が見えないため、いくつかあるといちいち開けて確認せねばならなくなっている。

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 これらのパーツケースを入れて取り出せるストッカーを作ろうと思いつづけていた。
 ただ、ウクライナ紛争を起因とするウッドショックで木材価格が高騰。手を出しにくくなってしまった。

 しかし、それ以前に手をつけられない理由があった。
 それが、「中身が見えないなら中身を書いたシールを作ればいいじゃない?」問題だ。

 手書きは自分が見るのも嫌なので避けたい。
 プリンターで出力すればよいのだが、市販のラベルは、二度プリンターを通すなと書いてあって、専用のソフトで一度でA4サイズのたくさんのラベルに印字しなくてはならないのかとそれだけで嫌になった。まあ実際は何度か通したところで問題はないのだろうが。
 数片だけ使ってあとで残りを何てやっていて、失敗するとコストが結構高いので痛いし。
 そんなことを理由にほったらかしになってしまった。まあ単なる精神的な鬱的な状態でのやらない言い訳であるが。


 先日セリアで葉書程度の大きさの小さなラベルシールを見つけたので買っておいた。これは実家の小物整理用として買ったのだが、これをパーツストッカー用に使うことを考えた。

 しかし、印字が厄介だ。
 今どきのWindowsのシステムだと、昔みたいな設定の自由度がないので、用紙サイズをうまく決められない(キャノンプリンタドライバのせいかも知れない)。
 イラストレーターでやり始めたのだが、このソフトに不慣れなことと、上記の設定の自由度の低さで嫌になった。
 結局一番慣れたCorel DRAWにデータを移して、少しサイズが違う紙の設定でテンプレートを作って印字した。

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 モノタロウのパーツケースでは取っ手の影に隠れてしまうので見づらいが、こんな感じに貼ってやれば中身が一目瞭然である。

 ほかもアステージのパーツストッカーのみならず、手持ちのHiKOKIのシステムケースやBOSCHのL-BOXXもこのシールを貼りつつある。



 あとは、これらのものをスムーズに引き出せるストッカーを作りたいところだ。

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 作例は動画を見ると海外に山ほどあり、日本人ものもあるので設計は容易だ。ただ、そこまで手が回るかどうか。


 ストッカーを置く位置は決めてあるが、そこに置くためには物をどけなければならない。
 どこかに秩序を作ると、玉突き状態で追い出された物を一時的に置く無秩序空間ができてしまう。それを整理する暇がないので結果として無秩序な空間が広がってしまう。
 この現象には大変困っている。

 うちは両面バルコニーでそこそこの空間があるので、そこにも物を置いておく手はある。が、潮風の影響を受けるので密閉する必要があり、それができない繊細なものは置いておけない。南面は太陽光が当たるので、樹脂製品はボロボロになってしまうし。

 ものをどう整理するかで頭を悩ませている。
 卓上グラインダーが短期に3つも増え、しかも一つは馬鹿でかいと来ているし。

 ほんと、ガレージが欲しい。



 なお、小ビス類はモノタロウのパーツケースでは軟質樹脂であるためにビスの重さで変形し、しきりと蓋の間にビスが挟まったり、隣の区画に移動してしまったりする。
 そこで、硬質樹脂のアイリスオーヤマのものを買ってみた。結構いい感じに思える。

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 透明で見やすいし、このように立てても区画を越えて移動するようなことは起こりづらいようだ。
 中に小さな区画ケースがあり、あとから自由に入れ替えることもできる。
 これはL-BOXXなどでも採用されている方式で、かなり便利だ。

 大きめなネジはモノタロウパーツケースで大丈夫だ。








追記:
 なんとセリアのシールがもう売られていなかった。
 同じ商品を楽天のショップが扱っていたが、コストがウンと上がってしまう。
 なんだよもう。

Posted at 2024/03/23 10:03:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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