日本三大酷道。
>今回のメインディッシュ。
本日の目的は酷道425号である。
日本三大酷道の一つである。
因みに日本三大酷道とはR418号、R425号、R439号の事である。
そのうちのR425に今回チャレンジする事にした。
印南SAで起床、身支度をして御坊ICで阪和自動車道を降りる。
エネオスでガソリンを補給して吉野家で朝食を済ませる。
ローソンで買い出しを済ませてからの出発である。
時刻は08:30頃である。
本日の出発地は酷道425号の終点、塩屋交差点である。
個人的には地名が気に入らないが、
まぁ、そこら辺はさくっとスルーしてください。
この交差点を左折するとR425号である。
道は片側1車線のきちんと整備された道。
この道が酷道に変化するとは考えにくいのだが、変化してしまうのが酷道マジック。
この先、大型車通行不能の旨が看板に記載されている。
暫くは良い道が続いております。
所々で中央のラインが無くなりますが、道は比較的に広め。
自転車で走行している方が居りました。
余りにも普通の道が続いたので、画像は端折りました。
んでもって、塩屋の交差点から約20㎞程度走った先に高串トンネルが在り、
そのトンネルを抜けるといきなり画像の様な状況になる。
また、この走っていた道は切目川バイパスであるが、
地図でチェックすると旧道が国道指定で残っていたのでそちらを走れば良かったと反省。
高串トンネル出口からR425号を望む。
片側1車線のバイパスからいきなりの酷道感に落胆の色を隠せない。
まぁ、この手の道を走るのが目的なので問題は少ないのだが…。
印南町上洞の交差点を左折する。
印南町上洞の交差点を左折して、道が狭くなるも更に進む。
そうすると次の集落に突入する。
道が狭く家の生け垣が圧迫感を醸し出しているが、
これも天下の国道の風景である。
刈り取られた稲が天日で干されている日本が誇る美しい野山の風景である。
建造からの年数は感じるが酷道にしては比較的新しさを感じるトンネル。
この先にT時の交差点が在り、R424号との重複区間となる。
酷道425号はこのT字交差点を右折である。
T字交差点にはR425号の案内板があるので、
矢印に従い右折する。
『道の駅 水の郷日高川 龍游』にて一休み。
この時点で時刻は09:30。
順調かと思われる時間配分である。
この辺りの道は片側1車線で普通の走りやすい道。
天気が悪い事が今回の難点であったなぁ。
そして、昨日走ったR371号との重複区間をお別れをします。
十津川に向けて道が細くなる事が青看板で物語られています。
十津川方面は大型車の走行が不能とデカデカとアピールしていると思ったら…。
まさかの通行止めでした。
まぁ、事前に調べておけよって声も聞こえてきそうですが、
行き当たりバッタリで通行止めに突然出会って、
残念感の中で迂回路を探すのも一つの醍醐味なのである。
通行止めの看板の先はこの様な工事区間であった。
この程度なら行けるのじゃないかって気もするが、
まぁ、看板で通行止めとアピールしているのでここで引返す事にした。
っと云う訳で、迂回路は昨日も走った和歌山県道735号とした。
っと云うか、迂回路はこの道しかない。
来た道をひたすら戻り、昨日も走った和歌山県道735号を走行する。
そして、昨日も走った和歌山県道735号。
昨日はこの交差点を直進したが、本日は左折である。
酷道特有の狭く暗いトンネルを抜ける訳である。
トンネルの先はさほど狭い道ではないが、
やっぱり工事はしている様である。
先程の工事現場を撮影していると、
『安倍晴明 所録の地』と云う石碑が目に入る。
安倍晴明と何か関係のある地なのであろうか。
更に状況は悪くなり2トン車でも通行不可となってしまいました。
県境までは落石が多い様である。
県境までと記載した理由は県道だから、
県内の事しか関知しないって事か???
数メートルではあるが、とうとう砂利道となってしまった。
やっぱり工事をしております。
土砂崩れ???
あの集中豪雨の爪痕かなぁ???
やっぱり、険道であった和歌山県道735号。
お約束の古い橋が酷道の良き雰囲気を醸しだしている。
ついに奈良県に突入である。
十津川温泉(R168号)まで約27㎞の様である。
先はまだまだ長い。
この先は4トン車以上は通行止めである。
いつかは4トントラックでドキドキしながら酷道にチャレンジしてみたいなぁ。
4トントラックがぎりぎり通過できる酷道は殿なのであろうか???
走行のペースがダウンする程の霧が発生しやがった。
この先は転落事故が多いのかぁ。
霧で道を踏み外したら、ヤバいなぁ。
ここら辺の地名は引牛越峠と云うらしい。
雨の中ではあるが、酷道ツーリングを堪能している。
これ以上、雨が酷くなれば酷道ツーリングを中止しようかと悩んでみたが、
こんな山奥まで入ってしまったら、このまま突き進むか引返すかですげぇ悩む。
んでもって、酷道でのすれ違い発生。
前から来たファンカーゴがしょぼ過ぎてすれ違いに難儀した。
結局、自分がバックしてカーブの若干膨らんでいる場所ですれ違い。
ナンバーを見ると『わ』ナンバーだったからレンタカー。
助手席ではiPadでルート確認をしていたのが分かったから、
興味本位と勢いで酷道ツアーに出かけたと思われる。
興味本位と勢いは自分と一緒だが、
運転技術が無い癖にこんなところに出かけるなと云いたい。
もう少し、車両感覚と幅寄せを身に付けてくれ給え。
その後ろを走っていたアルファードはそのまますれ違う事ができたから、
いかにファンカーゴの運転手がしょぼかったかが分かってしまう。
公衆トイレは5㎞先の様である。
もう少しの辛抱。
ガードレールの壊れ具合。
落石が直撃したのか???
大木が倒れてきたのか???
公衆電話は2㎞先の様である。
携帯をチェックするとドコモは圏外、auは1本アンテナが立っておりました。
んでもって、無事に公衆トイレに到着。
便意はあまりなかったが、小をだけでもしようとトイレに入る。
どうせ、こんな天気のこんな山奥だから自分だけだろうと思ったら、
個室は使用中で人の気配を感じました。
でも、外を見ると自分以外の車が止まっていない。
雨の中、歩きで通りかかった人がトイレを使用しているのか???
根本的にこんな山奥だぞ???
これは、見てはいけない物でも見てしまったのか???
先程の公衆トイレに付く頃には雨は上がっていた。
酷道お約束の狭くて暗いトンネルを抜ける。
ふと、右側の谷底を見ると…。
土石流の痕跡か???
そして集落に差し掛かると、路線バスのとすれ違い。
路線バスのドライバーはどこですれ違い出来るのか頭に入っているのか、
直ぐに数メートルバックしてくれて、さくっとすれ違いする事ができました。
酷道であり人の往来が少ないが生活道路である事を忘れてはならない。
上湯温泉を超えた地点に設置されていた看板。
通常は1時間に10分程度しか通行できない様なので要注意。
タイミングによっては50分程度、通行できずに待たされる事になる。
十津川温泉に到着。
画像では青看板が小さく分かり難いかもしれないが、
右に延びる矢印は昴の郷と云う地名になっていた。
昴の郷…、
スバル…、
サンバー…。
っと云う連想ゲームでサンバーと記念撮影。
昴の郷に続くトンネル。
このトンネルを抜ければ、スバル車の聖地が…。
在る訳ないか。
そして、この交差点でR425号と合流。
左右方向がR425号である。
R425号の看板が曲がっているが???
この曲がり具合は酷な道をアピールしているのか???
まぁ、通行止めで挫折した酷道425号の完走であるが、
和歌山県道735号もなかなかの酷な道であったので満足度は高い。
無事に迂回を終える事ができたこのタイミングで、第一部はここまでとします。
第二部も乞うご期待!!!