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2012年09月16日

酷道425号を走破しよう(第弐部)の巻。

酷道425号を走破しよう(第弐部)の巻。 酷道は…。



>予測不可能な道。





酷道425号、奈良県区間の通行止め迂回し終え、

R168号との重複区間を走行します。

この区間は快適で走りやすく特にネタも無いので画像は無し。

普通の酷道の普通の走りやすい山道って感じかなぁ。

普通の道で安心する方は多いのだが、

或る意味で変態な私は物足りなさを感じる訳でして…。



そんなこんなで十津川第一発電所近くで右折して、

酷道的に狭い道に突入いたします。

21世紀の森って、なんだか一昔前のネーミングですね。

21世紀と云う遠い未来を夢見ていた時代ですかねぇ。



道がどんどん狭くなり、ワクワク感がどんどん上昇してきます。



道には大きくR425号である事が記載されています。



またまた道には大きくR425号である事が記載されています。

こうでもしないと、道を間違えてしまうのか???

確かに、分かれ道はどちらが国道か見分けがつかないですから、

これくらいの明示がしてあるとありがたい。



やっぱり酷道である。

基本的に自然には弱い路面。

路面崩落は酷道にとっては基本的な事項なのであろう。



この分かれ道を超えてからは更に酷道感が増してきます。



アスファルトの状態は悪くなり、生い茂る雑草。

道の脇には生える苔。

酷道の雰囲気としては申し分ないが、

その雰囲気には似合わない電光掲示板はアンマッチである。



生い茂る草に潜むガードレールは錆だらけ。

ここまで錆びていると酷道より廃道って感じがするのだが…。



この時間帯通行止め案内看板の手前が若干の広場になっていたので休憩した。

本日も走り詰めだったので疲れた。

カップラーメンでも作ろうかと思ったが、時間の都合上で出発前に買ったパンにした。

パンを食べながら看板を眺めていると、

基本的に日中は1時間30分に1回、30分だけで通行できる様だ。

12時からは1時間も通行できる様だが、これは工事関係者のお昼休み時間なのであろう。



道に落ちている落ち葉と小石、脇の壁に生える苔。

そして落石注意の看板。

この雰囲気が好きでたまらない流れ星である。



今回の酷道ツアーでずっと気になっていたアスファルトの傷。

時折、酷道のアスファルトに傷が付いていた。

伝説の山に住む龍がその指先に光る爪で付けた傷跡かと思っていたが、

冷静に色々と考えて考察してみると、

災害(土砂崩れ)の復旧時に使用したパワーショベルの爪痕ではと云う結論に至りました。

思い返すと、この様な傷跡の壁面には崩れた痕跡があった気がしますしね。



白谷トンネルと云う名前のトンネルに到達しました。



このトンネルですが、反対側から風が通り抜ける様で、

中から霧がモクモクと出てきてちょっち怖かったです。

そしてトンネル内であるが霧で視界は悪かった。

電灯は1個も無く、約1㎞と狭くて暗いトンネルの割には長い。

更には下り坂で雰囲気はかなり怖かったです。



トンネルを超えてちょっち走ると一瞬だけ二車線になり見晴らしの良い場所に差し掛かる。



その見晴らしの良い場所のガードレールには『ケイタイOK』の文字が…。

携帯を確認すると電波の状況は悪いが、入っている事は確認できました。

しかし、一体、誰が書いたのであろうか???



山を下っている途中のトンネル。

狭くて細いトンネルは酷道ではさほど珍しくは無く普通であるが、

名前がねぇ…。

『カナウナギトンネル』とちょっち変わったネーミングでした。



山を下り、下北山村集落に入る手前。

微妙なゲートが設置されており、何か有事の際はこのゲートが酷道区間を閉ざすのであろう。

その先にはトイレが在り、それはそれで或る意味の有事に対応できそうである。



この青看板のR425号が向かう先の左折が下北山のメインロードかと思う。

郵便局や村役場、駐在所が在る。



暫くの間、二車線の走りやすい道が続くが、

明神池手前から一車線で道幅が若干狭くなります。



そんなこんなで池原ダムに到着。



R169号と重複しますが、重複は少しの間である。

直ぐに斜め右に曲がりますが、

信号は無く、曲がる先の道もパッとしないので曲がり損ねてしまいそうです。

実際に、自分は国道ではなく池原ダムに続く道かと思い通り過ぎそうになってしまいました。



ちょっちナビを疑心暗鬼で曲ると、やっぱりR425号であった。

尾鷲まで43㎞と、本日のゴールが目前に迫ってきました。



しかし、そんなゴール手前だと思った矢先、

青看板の下にまさかの標識が…。

『えっ???まさかの通行止め???』

ちょっち、頭の中が真っ白である。

10分程、休憩しながらどうするか悩む。

別ルートで尾鷲に向かうか…。

このまま大人しく引き下がるか…。



色々と悩んだ挙句の結論が、『行ける所まで行こう!!!』であった。

残念感を引きずりながらも、愛車のサンバーは更なる奥地に向かう。

画像は池原ダムの上。

ダムの上の道も国道だったんですねぇ。

ちょっちビックリである。



ダムを越えて左に曲がる。

巨大建造物の下に狭い道が存在するが、これも国道である。



道に落ちている小石が酷道の良い雰囲気を醸しだしている。



酷道にはセットと云っても過言ではない狭いトンネル。

先程の『カナウナギトンネル』と同様のちょっち変わったネーミングであった。

『トボトトンネル』と云う様である。



湖岸沿いの道には所々、廃屋が在った。

一体、何の為の建物であったのかが気になる。



湖岸沿いの酷道を進む。

向かう先は一本道の通行止め。

対向車も無く、快適な酷道ツーリングである。



赤い橋を渡ります。

名前は備後橋と云う様である。

右折は林道ではあるが、一人では立ち入る勇気が無いのでスルーします。

何かあった時の事を考えると一人ではなく某408が居る時でないとねぇ(笑)。



池原ダムを出発した時に降り出した雨。

雨は止まなくても空は晴れてきた。

所謂、天気雨、狐の嫁入りと云う奴だ。

そんな天気なので湖畔を眺めると虹が発生しておりました。

こんなにはっきりと綺麗な虹を見たのはかなり久し振りだったので、

ちょっち嬉しくなっちゃいました。

尾鷲に続くR425号は通行止めであったが、この虹を見に来たって事にしておこう。



綺麗な虹に心を癒されましたが、酷な道はまだまだ続きます。



池原ダムのさらに奥に存在する坂本ダムに到達。

奈良県と三重県境まではもう少しである。



再び赤い橋に遭遇します。

こちらの橋は出合橋と云う様である。



出合橋よりちょっち走ると不動橋と云う橋に差し掛かります。

この橋であるがダイナミックな滝を眺める事ができます。



そんなこんなで県境に到着しました。

池原ダムを出発して約30㎞、約1時間。

長かったぁ。

ゲート的にはそのままサンバーで侵入出来そうではあったが、

一応、この先は通行止めを宣告されており、

侵入して何か事故やトラブルがあった場合は言い訳の余地が無いので止めておきます。



尾鷲まではもう少しの21㎞ではあるが、到達できない絶望感。

これは果てしなく遠いですねぇ。

意地でも尾鷲に辿り着く為にルートを検討すると、

R309号で南下してR42号で尾鷲に向かうのが一番かと思うが、

あまりにも大回りで時間的には今回は却下である。

あぁ、私の目指した尾鷲…。

R425号の復旧を切実に願う流れ星である。



三重県と奈良県の県境をアピールする標識。

これだけ県境はここだ的にアピールしているのはかなり珍しいかと思う。



っと云う訳で、こんな写真を撮影してみた。

サンバーの前輪の中心軸より前が三重県、それより後ろが奈良県。

本当に意味が無い写真ですが、ついついこの手の事はやりたくなっちゃいますよね。

そう、この気持ちは年が明ける瞬間にジャンプして、

『俺、年が変わる瞬間は地球上に居なかったぜ!!!』っ的なお約束な感じかと思う。

まぁ、本当に無意味な事であるがついついやりたくなっちゃうんですよねぇ。

さて、そんな通行止めの行き止まりに辿り着いたのだが、

一本道で迂回路が無いので引き返すしかない。

要するに来た道を延々と帰るのみである。

若干は苦痛と云うかテンションが上がらないなぁ。

とは云え、約1時間、約30㎞の道を引き返すしか選択肢が無いのが現実。

そんなこんなで、今回の酷道ツアーのフィナーレを迎えました。

酷道425号は日本三大酷道の名に恥じない道でした。

まさかの通行止めで完走が不可能とはね…。

酷道は自然災害に弱い事が分かった日であった。

復旧した際には是非とも再チャレンジしたい魅惑のある道である。

その日が来る事を心の底から楽しみにしている流れ星でした。
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Posted at 2012/10/11 00:23:32

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