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2006年12月29日

[BPレガシィ] ルーフBOX干渉対策・フット移設ブラケットの自作について

[BPレガシィ] ルーフBOX干渉対策・フット移設ブラケットの自作について 2006年12月21日付けブログ
[BPレガシィ] 私的メモ(兼 サイト更新予告) の続編。

(1).目的
BP型レガシィのリヤゲートに干渉しないルーフBOX移設ブラケットをワンオフで自作する。

(2).克服すべき課題
BPレガシィのツーリングワゴン系では、ルーフレールがビルトインタイプである。つまり、ルーフレール上でシステムキャリア用のフットの取付位置は最初から指定されており、「ここに装着してください」 という位置以外には、事実上フットを設置することができない。したがって、搭載するルーフBOXの種類によっては、リヤゲート全開時にBOXの後端がゲートに干渉するという問題が発生する。

同じBP型であっても、ルーフレールがダイレクトタイプのアウトバック系では、システムキャリアのフットはルーフレールに沿って前後方向に自由に設置可能であるので、ここでは取り上げない。今回考察したモデル(使用条件)は、次の通りである。

  (2-1).車両はBP型(年改区分D)レガシィのツーリングワゴン
  (2-2).搭載するルーフBOXは、TERZOのローライダー・フレックス・コンパクト
  (2-3).上記ルーフBOXとTERZOのルーフBOX用スライダーの共着状態を前提とする
  (2-4).使用するフットは RV-INNO の IN-XR(+TR115) である。

(3).結論
◎TERZOの 「ローライダーフレックスコンパクト+スライダー」 の共着状態で、リヤゲートに干渉しない
  ワンオフのブラケット自作は可能である。
◎本自作モデルでは、BOXがローダウン状態では全開時のリヤゲートにほぼゼロタッチのクリアランス、
  アップ状態では完全にリヤゲートとのクリアランスが確保されることを確認した。

(4).結果の詳細
まずは左上の画像をご覧ください。上下3段の画像はそれぞれ順に、次のように説明される。

 ・1段目 ・・・ メーカー(富士重工業:スバル、PIAA:TERZO、カーメイト:RV-INNO)指定通りの方法で、
          ローライダーフレックスコンパクト(スライダー付き)を IN-XR を介して装着した状態。
          リヤゲート全開時にルーフBOX後端と干渉するため、ゲートの開口角度が狭く、
          また地面からのリヤゲートの開口高さも低くなってしまっていることが判る。

 ・2段目 ・・・ 本自作モデル(ワンオフ・フット移設ブラケット)の製作過程のうち、主なものを示す。
          最大の特徴は、BPレガシィおよび IN-XR(+TR115) の本来(メーカー純正)の取付部位 を
          そのまま使用していることである。すなわち、既存の取付穴をそのまま使うため、
          ルーフBOXの荷重支持状態や取付状態に 極端な 変化をもたらさないことである。

 ・3段目 ・・・ 自作したワンオフ・フット移設ブラケットを装着してローライダーフレックスコンパクト
          (スライダー付き)を IN-XR と TR115 を介して装着した状態である。リヤゲートの開口角度
          および地面からの開口高さの点で、本来の機能を発揮していることが確認できる。

(5).備考
BP型レガシィツーリングワゴンでは、ルーフの形状がボディ後方にいくにしたがって、微妙に後傾しているように感じられる。つまり、ルーフの後端が上下方向に絞られて後ろ下がりに見える(実際にもそうなっていると思うが)。今回自作したワンオフ・フット移設ブラケットでは、その厚みにより、前後左右4個あるフットのうち後ろ側2個のフット(のみ)を若干かさ上げする形となる。そのため、従来はルーフBOXの屋根が微妙に後ろ下がりだった姿勢が、今回から水平か微妙な後ろ上がり状態に改善されることになり、TERZOがカタログで謳うところの 「まさにルーフスポイラー」 状態の実現に より近づけることもできると考える。

誤解の無いようにするため、念のため追記しておくが、ルーフレールなどのボディには一切の加工を加えていない。ルーフBOXの荷重は、あくまで追加したブラケットの剛性(テンション)で支えているのであって、BOXの重みがそのままルーフレールの(車両前方の)樹脂部分に被さるワケではない。

なお、画像で用いている固定ボルト(六角)は暫定仕様のため、いずれ美観(およびいたずら防止効果も)に考慮した、内六角タイプに変更予定である。また、今回公開するのはあくまで簡易版としてであり、いずれ 本家サイト にて ルーフBOX干渉対策・フット移設ブラケットの自作について、詳細記事を追加する予定である(例によって公開時期は未定)。

(6).本意匠(フット移設アイディア)について
私こと、「調布市のKAZ」 が独自に考案・検討し、試作したものである。
なお、移設ブラケットにあけるネジ穴の位置を、本自作バージョンよりもさらに車両前方方向に設定すれば、ローライダー・ワイドなどにも原理的には対応可能である(ただしその際は、ブラケットの素材と剛性に十分配慮する必要がある)。

以上。

    +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +  +

Δ1:↓2008-09-19 追記↓

ベースカバーが長くなっている件について、問い合わせをいただきました。
純正のカバーを2個つなぎ合わせて(ニコイチにして)使っています。

その他、説明用の画像を用意しましたので、こちらをご覧下さい。
http://www.asahi-net.or.jp/~mi5k-amkt/temp_roofbox_equip_transfer.JPG
ブログ一覧 | 【BP5Dレガシィ】 | クルマ
Posted at 2006/12/29 15:52:19

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この記事へのコメント

2012年3月5日 21:27
古い掲示板への質問です。私もBPレガシィのBOX型キャリアがリアゲートに干渉し、対策を考えていたところ、KAZさんのページを見つけました。このアルミプレートを自作し、BOXを前に出そうと考えているのですが、参考に幅と長さを教えていただけませんでしょうか。当然自己責任での製作を考えています。
コメントへの返答
2012年3月5日 23:35
こんにちは。お疲れさまです。
ご質問の「アルミプレートの大きさ」件です。

後ろ用が実寸で「長さ18.4cm×幅3.0cm×厚さ5mm」、前用が「長さ10.3cm×幅3.0cm×厚さ5mm」です。

補足しますと、ホームセンターで「アルミ平角棒5×30×300(単位:mm)」という規格物を2本、購入しました。本来ですと、単にリヤゲート干渉対策(だけ)ならば、後ろ側用のプレートだけで足りるのですが、当方はサンルーフ付き車輌なので、フロント側にも高さ方向の余裕度を持たせるため、前側にもアルミプレートを設置した次第です。

以上、よろしくお願いします。
2012年3月6日 22:50
早速のコメントありがとうございました。当方群馬在住で、BPレガシィにスーリーのパシフィック700を使用していますが、これでゲートへの干渉が少なくなると思います。なお、前後ともアタッチメントで調整しないと、BOX側の位置調整だけでは取り付けは無理のようです。早速アルミプレートを調達しようと思います。レガシィはスキースノボに行くのにいい車だと思いますが、開発者は何を考えてキャリアの取付け位置を考えたのか理解できませんね。ありがとうございました。
コメントへの返答
2012年3月6日 23:09
フット側(キャリア側)での対応だけでは、どうしても困難な場合は、ルーフボックス側の底面にドリルで新規に穴を空け、固定用金具の位置を前後方向にズラす・・・という荒技もあるようです。

ユーザーとしては、「同じクルマのままルーフボックスを買い換える」よりも「クルマを買い換えてルーフボックスは継続使用する」ことの方が多いと思うのですが、旧型車で使えたものが新型車で使えなくなるアフターパーツ類は多いですよね。

まぁ自動車メーカはアフターパーツの互換性など考えずに開発するのでしょう(苦笑)。

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「昨夜に続き、今日もCBR250Four用の部品が到着。中古なのでサーモハウジングはそれなりだが、左ライティングSWは美品。中国から取り寄せた新品(と称される)CDIユニットも、昨日の通関手続き後に今日到着。8月到着予定だったが思いの外、早く着いた。何とかCBRを復活させたい!!」
何シテル?   07/25 20:24
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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