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調布市のKAZのブログ一覧

2021年08月30日 イイね!

[エクシーガtS] 格安タイヤ選びVol.5(外した古タイヤのDIY吸音スポンジの状態確認)

[エクシーガtS] 格安タイヤ選びVol.5(外した古タイヤのDIY吸音スポンジの状態確認)一連のブログにて、エクシーガ(2.0Lターボ)のタイヤをハンコック Ventus V12 evo2 から ナンカン NS-25 に履き替えした経緯について記してきました。

最終話の今回は実際の履き替え作業と、ハンコックの内側に「DIYで貼り付けしていた空洞共鳴音の低減を狙ったスポンジ」が、摩耗の寿命を迎えた後に一体どんな姿になっていたのか? の報告です。


<関連ブログ>
◎Vol.1 → ハンコックVentus Prime3は在庫切れ
◎Vol.2 → ナンカンNS-25をタイムセールで購入
◎Vol.3 → 親子でタイヤで遊ぼう…編
◎Vol.4 → DIYで空洞共鳴音の低減処置をする

■タイヤフィッターさんにて
タイヤの履き替え作業は、以前はディーラーさんやスーパーオートバックスさんなどに依頼していましたが、今回はタイヤフィッターさんに依頼しました。自宅から近かったことと、「ネット割+平日割」により工賃が2千円引きとなることが選定の理由です。

<↓あらかじめ平日の指定時間帯の枠内でネット予約して来店>
 

# 店舗宛てに購入タイヤの直送も可能ですが、
# 私の場合は「DIYで空洞共鳴音の低下狙いのスポンジ」
# を貼り付けしたかったため、「持ち込み」としました。

<↓左:作業場に隣接した待ち合い室  右:放送局系のサイン色紙が掲示されていた>
 

# ナックファイブ(79.5MHz)って
# 旧称・エフエム埼玉のことです。

予約時間の5分前に到着。車両はリフトではなく平スペースにバックで駐車するよう誘導されました。クルマから降りて(小学生の長男も、見学の一環として連れてきました)、係員と申し送り。

・ホイールから取り外した古タイヤは、タイヤの中の吸音狙い
 のスポンジの状態を記録するため、持参したデジカメで撮影
 させてほしいこと(ネット予約時に備考欄で申告済み)。
・持参した新しいタイヤは、4本とも同一サイズであること。
 INSIDEとOUTSIDEはあるが、回転方向性の指定はないこと。
・空気圧はエクストラロードで255kPaにしてほしいこと。
 (→10kPa刻みになるので、今回は260kPaでお願いしました。)

係員さんは、いま履いている古いタイヤがハンコックであったため「いやいや、吸音スポンジは付いていないですよ」といったんは指摘したものの、私が持参した新タイヤ(ナンカン)にスポンジが付いていることを確認すると、「DIYっスか? これクオリティ高いッスね!」としきりに驚いていました。

プライベートでタイヤの皮むきをしたりグルーヴを削ったりする人は(サーキットを走る人で)いるでしょうけど、内部に吸音狙いでスポンジを貼り付けるようなアレンジをする人は、ショップとして初めて遭遇したようです。


<↓こうしてタイヤ交換作業が始まりました>


■古タイヤに付けていたスポンジの状態は?
さて、摩耗寿命になったハンコックにも、DIYで空洞共鳴音の低減を狙ってスポンジを貼り付けしていました(当時の整備手帳は → こちら )。今回、新たにナンカンNS-25に貼り付けしたスポンジとスペックはまったく同じです(3種類を3列で貼っています)。

寿命までの およそ3年間が経過し、「春夏秋冬を3ストローク」の履歴が加わったスポンジは、果たして姿/形もないくらいにボロボロに劣化(≒粉末化)しているのか? あるいはタイヤの内側に張り付いた状態を維持しているのか? それとも、剥がれて内部で踊っている状態になっているのか?

少々恐ろしい気もしますが、興味のあるところです。
(※私自身は、発案者として自分が見届ける義務があるように思っています。)


<↓取り外した古タイヤ(ハンコック)は積み置きいただきました>


<↓「処分お願いします」と言ってあったからか、スポンジの一部は剥がれていました>


古タイヤをホイールから取り外す際に、幅方向に「潰す」ので、その際にスポンジがタイヤ内側から剥がれてしまったようです。

<タイヤの内側を見たときの第一印象>
# スポンジ(汎用のスキマテープ)は、
# タイヤの中で高温・高圧に晒されても
# ズタボロになることは無かった!!


詳細に見ていきます。

<↓右側前輪だったタイヤ>


<↓その内側>


右側前輪に貼っていた3列のスポンジは、センターに貼っていた太め(幅30mm×高さ20mm)のスポンジのみ生き残っていて、その両脇に貼っていたスポンジ(幅30mm×高さ10mm、幅15mm×高さ10mm)は剥がれていました。

<↓左側前輪だったタイヤ>


<↓その内側>


うおっ!
左側前輪に貼っていた3列のスポンジは、いずれも剥がれること無く、すべてがキッチリと張り付いたままの状態で寿命を全うしていました!


その他のタイヤも見ていきます。

<↓他の2本のタイヤ内側のスポンジは、こんな感じでした>


古タイヤ(処分お願いします、と言ってある)をホイールから外す過程で剥がれたと思われ…。
(∵左側前輪は3列ともスポンジが剥がれずに残っていたため。)

以上より、約3年間を日常(市街地、渋滞)~長距離帰省(高速、登坂など)で使い倒してきたタイヤに貼っていた「空洞共鳴音の低減を狙ったDIYスポンジ」は、

(1)使用過程でボロボロになったり粉砕することはなかった。
(2)新品貼り付け時と同様な姿で、剥がれずに残っているものがあった。
(3)一部に剥がれてしまったものがあった。
  ただし、使用過程で剥がれたのか、古タイヤを処分するため
  ホイールから外した際に剥がれたのかは不明。


スポンジをタイヤ内側に貼り付けする際には、
・事前に脱脂(洗浄)する
・しっかりと圧着する
ことが重要であると再認識できました。大きな収穫でした。

要すれば、例えばスポンジをゼリー状の瞬間接着剤で貼り付けさせても良いかもしれません(スポット溶接のイメージで)。

今回、「外したタイヤの内側を観察したい」との要望を受け付けしていただいたタイヤフィッターさんには感謝です。


■ナンカンNS-25 の装着
タイヤフィッターさんでは、ホイールナットをトルク締めする際に、依頼主に立ち会いをお願いすることになっているようです(工程上)。今回は小学生の息子を連れてきたので、息子にもその様子を見せて(見学)いただくようお願いしました。

<↓プリセット型のトルクレンチで「1回カチッとなる」説明をいただいている様子>


こうして30分間の時間枠の中で、実質20分強(会計手続きを入れても約25分以内)ですべての作業が終わり、帰路に就きました。

<↓ハンコック Ventus V12evo2 からナンカン NS-25(スポンジ付き) への履き替えが終了>
 

<↓現在までに300kmほど走っているので、インプレッションはいずれまた別途>


■備考
ナンカンNS-25 を STI 純正ホイールに装着してから10日が経ったタイミングで、タイヤの空気圧をチェックしてみましたが、唯一、左後輪のみ僅かな補充があった程度で、(初期にありがちな)エア抜けが全然ありませんでした。

<↓今後は、左後輪を中心に空気圧チェックを行って傾向性の有無を確認していきます>
 

以上、「格安タイヤ選び・ナンカンNS-25編」でした。
一連のブログが、皆さんの何かの参考になれば幸いです。
2021年08月23日 イイね!

[エクシーガtS] 格安タイヤ選びVol.4(DIYで空洞共鳴音の低減処置をする)

[エクシーガtS] 格安タイヤ選びVol.4(DIYで空洞共鳴音の低減処置をする)エクシーガ(2.0Lターボ)のタイヤを、ハンコック Ventus V12 evo2(摩耗で寿命) から ナンカン NS-25(新規に導入) に履き替えしました。サイズは純正指定の 215/45R18 です。

履き替えするにあたり、タイヤの内側に空洞共鳴音の低減を狙ってスポンジテープを貼り付けしました。「幅×高さ」が互いに異なる3種類です。


<関連ブログ>
◎Vol.1 → ハンコックVentus Prime3は在庫切れ
◎Vol.2 → ナンカンNS-25をタイムセールで購入
◎Vol.3 → 親子でタイヤで遊ぼう…編

■自動車技術 Vol.60 より
住友ゴム工業株式会社は2006年、自動車技術 Vol.60、No.4 に吸音スポンジタイヤに関する論文を寄せています。以下は同誌からの抜粋です。

<↓ロードノイズを発生周波数帯ごとに、大まかに3種類に分類し定義>


<↓タイヤ内部にスポンジを貼り付けした場合の、空洞共鳴音の低減例>


自動車技術 Vol.60 に掲載された住友ゴム工業(株)の論文の内容や、その解釈については、過去ブログを参照願います。

◎関連ブログ
 2006年04月15日付け → [吸音スポンジ] 低騒音タイヤの開発(住友ゴム文献)

文献発表は2006年(今から15年前)のことですが、ダンロップタイヤのラインナップには今でも吸音スポンジ搭載モデルが存在していることから、同社のコア技術の一つとして受け継がれているのでしょう。


<↓ダンロップのWEBサイトから、現行モデルのカタログページより抜粋>


■ダンロップ・ルマンLM703の場合
ダンロップの吸音スポンジ搭載タイヤは、実際に使ったことがあります。2007年から~2014年まで、BPレガシィに当時の主力タイヤ・ルマンLM703を履かせていました。

ブリジストンのレグノからの履き替えだったため、トータルの静粛性はやや劣るものの、確かに共鳴音は低減されているな…という印象を持ちました。実際にタイヤ内部の吸音スポンジにも触れたことがあり、案外(造りが)大雑把だな、と思ったものです。


<↓左:実は「つなぎ目」は途切れている  右:スポンジは思いのほか柔らかい>
 

■DIYでの吸音スポンジ選び
空洞共鳴音の低減を狙って、タイヤの内部にスポンジを貼り付けする作業は今回のナンカンNS-25で3回目です。1回目はハンコック・Ventus V12evo2、2回目はスタッドレスでファルケンのエスピアEPZ-F。いずれも、材料となるスポンジはホームセンターの「スキマテープ」を転用しており、今回もそれを踏襲します。

スキマテープは、幅と高さが互いに異なる3種類を調達します。共鳴の低減狙いですから、なるべく効果の得られる周波数帯を広げたいためです。


<↓近所のホームセンター(コーナン)にて(以前より少々値上がりしていた…)>


<↓メインとなる幅30mm×高さ20mmタイプ。長さは2m。これを4個購入>
 

<↓サブとなる幅30mm×高さ10mmタイプ。こちらはOUTSIDE用に4個購入>
 

<↓幅15mm×高さ10mmタイプはINSIDE用として。2本入りなので2個購入>
 

<↓パッケージの例。材質はいずれもポリウレタン系なので、本家ダンロップと同類材>
 

■スポンジを貼る前に共鳴を体験
空洞共鳴音は実際に車両が走行しているときに発生するものですから、静的な状態でそれを模擬することは困難ですが、少なくとも「スポンジを貼る前」「貼ったあと」で、タイヤ内部の反響具合に差が出るかどうか? の簡易確認くらいはしておきたい。

…ということで、タイヤを横に寝かせた状態で垂直に4本、積み上げ、タイヤ内部に向かって首を突っ込んで「あ~」とか「う~」とか声を出して反響音の確認をしてみます。その状態を記憶しておきます(感覚的なものなのでラフですが)。


<↓積み上げたタイヤの内部に首を突っ込んで声を出すと、想像以上に自分の声が反響して驚く>
 

■DIYでスポンジ貼り
仕様の異なる3種類のスキマテープを吸音スポンジとしてタイヤ内部に貼り付け、空洞共鳴音の低減を狙います。具体的な作業内容は「整備手帳」に載せていますので、そちらも参照ください。

◎整備手帳 → [自作] タイヤ空洞共鳴音の低減・ナンカンNS-25を静音タイヤ化する


<↓左:離型剤を除去するため脱脂洗浄  右:タイヤセンターにメインスポンジを貼る>
 

<↓中央に直線状の成形痕が円周状に残っており、それをガイド代わりにまっすぐ貼っていく>


<↓小さなアシスタント(息子、小学生)も父(=私)のお手伝い>


<↓トレッド中央に1本目(幅30mm×高さ20mm)のスポンジを貼り付けしている様子>


<↓OUTSIDE指定のある側に、2本目(幅30mm×高さ10mm)のスポンジを貼る様子>


<↓INSIDEに3本目(幅15mm×高さ10mm)のスポンジを貼る様子>
 

3本のスポンジテープは、互いに約15mmの間隔を空けて平行に貼りました。貼ったあと、念押しで再度の圧着をしていきます。

<↓2本目以降のタイヤも同様にスポンジ貼り付けを行い、4本のタイヤを仕上げていきます>


<↓完成形。4本のタイヤにそれぞれに吸音狙いのスポンジ3種類を貼ったあとの様子>


■スポンジを貼った後の効果を確認
4本のタイヤ内部を脱脂してスポンジを貼り付け、圧着する作業はおおよそ3時間弱(の時間を掛けました)。完成後、先ほどと同様にタイヤを寝かせて4本垂直に積み重ね、上から顔を覗いて発声してみました。

<↓タイヤ内側にポリウレタン系のスポンジを円環状に複数列、貼り付けしたあとの反響音を確認>
 

意外なほど声が反響する点は変わらず。ただし、少しだけまろやか?になったような気がします。もともと低減を狙うのは、周波数250Hz近辺の空洞共鳴音ですから、そんなに簡単に声の反響が低減したらビックリものですよね。

実際の効果は、例えば、車両の進行方向に対して横向きに現れる道路のつなぎ目を通過する時のような、「タンタンタン…」と続くような共鳴音が体感上、どのように低減していると感じられるかどうか? にかかってきます。

このあたりは、新品タイヤ(ナンカンNS-25)そのものの皮むきが終わり、数百kmほど走った際のインプレッションで判断していきたいと考えています。


格安タイヤ選び Vol.5 (タイヤフィッターでの装着)に続く。
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2021-08-30(Mon.) : 更新
最終話:[エクシーガtS] 格安タイヤ選びVol.5(外した古タイヤのDIY吸音スポンジの状態確認) をアップロードしました。
2021年08月18日 イイね!

[エクシーガtS] 格安タイヤ選びVol.3(親子でタイヤで遊ぼう…編)

[エクシーガtS] 格安タイヤ選びVol.3(親子でタイヤで遊ぼう…編)エクシーガ(2.0Lターボ)のタイヤを、ハンコック Ventus V12 evo2(摩耗で寿命) から ナンカン NS-25(新規に導入) に履き替えしました。どちらも格安タイヤで、サイズは純正指定の 215/45R18 です。

一連のブログでは、コストパフォーマンス重視で選んだ経緯(顛末)を何度かに分けて記しています。今回は「その3」です。


<関連ブログ>
◎Vol.1 → ハンコックVentus Prime3は在庫切れ
◎Vol.2 → ナンカンNS-25をタイムセールで購入

■補足説明
前回のブログ(Vol.2 ナンカンNS-25をタイムセールで購入)では、格安タイヤをサーチしながらもナンカンに落ち着いた経緯を記したのですが、ひとつ書き忘れていたことがありました。

それは「真円度」についてです。

国産のタイヤならばスタッドレスを含めて心配はないのですが、海外製の(あまりに)格安なタイヤの場合は、真円度に関する懸念が生じる(ことがある)…との認識を持っています。

具体的には、新品タイヤのはずなのに(いやむしろ、”なじみ” とか ”あたり” が付かない初期段階において)ホイールと組み合わせたあと、徐々に空気圧が減っていくスローパンクチャーのような症状に悩まされる場合があり得ます。

なので、自分自身の実績から来る経験値に照らし合わせつつ、世の中の(他の人々からの)クチコミや評価といった情報が極端に少ない外製タイヤについては、リスク回避のため選択を避けた方が無難だと思うのです(>私見です)。


# そのように決めつけているのではなく、
# そういったリスクも考慮したタイヤ選びを
# 忘れないようにしたい…という意味です。

そう言えば、かつて「タイヤは人の命を乗せている」的なキャッチコピーを用いたCMがありましたねぇ。

■いよいよ到着
こうして「縁あって」ナンカン NS-25 にたどり着いたわけですが、7月末日、無事に届きました。ハダカのタイヤを2本ずつ結束した荷姿で、2本×2品で車両1台分として発送されてきました。

<↓最低限の荷姿ではありましたが、配達伝票に納品書が同梱されていた点は親切な対応でした>


<↓左:製造年月は2021年の第14週目なので新しい  右:銘柄の部分は、やたら凝ったデザイン>
 

ひとまず、長期在庫品ではなく流動品が送られてきたことで一安心です。もちろん、あらかじめ落札前にはメーカー在庫の有無(欠品状態ではない)を、出品業者さんに尋ねています。

■タイヤで遊ぼう…の巻
我が家で「新品タイヤが到着」したときの恒例行事として、「タイヤで遊ぼう」があります。

かつて子供たちが幼少だった頃は、みんな喜び勇んで遊んだものでしたが、上の子供たちは立派に成長。父親(私)に付き合ってタイヤで遊んでくれる子供は、今や一番下の長男(小学生)くらいなものです。


<「タイヤで遊ぼう」関連ブログ>
◎2014年07月16日 → [BPレガシィ] ハンコックventus V12evoの受け取りの巻(格安タイヤ選びVol.2)
◎2014年11月12日 → [スタッドレスタイヤ] スタッドレス選び2014年・その3 アイスガードiG50を入手して
◎2016年03月24日 → 【グッドイヤーの最新タイヤを実際試してみた】 その2・タイヤで遊ぼうの巻
◎2018年03月24日 → [FALKEN×Red Bull] 好きなタイヤ4本・当選報告(タイヤで遊ぼう・大人編)

# こうして振り返ってみると、子供の成長記録にもなっているな。
# 換言すると、それは「自分も歳を喰っている証」にもなるのだが。

<↓まずは4本のタイヤを寝かせた状態で、縦に(=垂直に)積み上げます>


<↓左:タイヤの中に大人が入ってみる  右:タイヤの中に子供が入ってみる>
 

<↓左:タイヤの上で脚前挙(きゃくぜんきょ)してみる  右:タイヤの中に潜ってみる>
 

<↓左:今度はそのまま開脚前挙をしてみる  右:今度はタイヤの上に乗ってみる>
 

<↓左:大人が空を飛んでみたつもりのポーズ  右:子供も空を飛んでみたつもりのポーズ>
 

<↓最後はタイヤの上で倒立をして〆(シメ)る。静止状態2秒キープ。着地で少し動けば0.1~0.3点の減点>


…こんな感じで、親子で新品タイヤで有効に遊びました、とサ。
(いずれ数年後の将来、このブログも振り返ることになる機会があるかも。)


Vol.4:「DIYで空洞共鳴音の低減処置をする」に続く。
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2021-08-23(Mon.) : 更新
[エクシーガtS] 格安タイヤ選びVol.4(DIYで空洞共鳴音の低減処置をする) をアップロードしました。
2021年08月17日 イイね!

[エクシーガtS] 格安タイヤ選びVol.2(ナンカンNS-25をタイムセールで購入)

[エクシーガtS] 格安タイヤ選びVol.2(ナンカンNS-25をタイムセールで購入)エクシーガ(2.0Lターボ)のタイヤ(ハンコック Ventus V12 evo2)が寿命を迎えたため、ナンカン NS-25 に履き替えしました。サイズは215/45R18です。

一連のブログでは、コストパフォーマンス重視で選んだ経緯(顛末)を何度かに分けて記しています。今回は「その2」です。



◎前回ブログ → Vol.1(ハンコックVentus Prime3は在庫切れ) からの続き。

■どんな格安タイヤがあるか?
一時は購入手続きまで進んだハンコックの Ventus Prime3 でしたが、まさかの在庫切れにより、タイヤ選びはリセットされました。そこで Amazon でフツーに買える格安タイヤを抽出してみます。

「215/45R18(SUBARU指定サイズ)」のみをキーワードに入れ、メーカ不問で Amazon 内で検索すると、知らないタイヤが次から次へと現れます。以下はその一例です。


<↓「価格が安い順」にソートした結果の1ページ目>


<↓上記の画像検索結果の続き>


■格安タイヤを「読む」
同じ「215/45R18」であっても、価格はピンキリ。その中でも特に格安なタイヤは、1本5050円から入手可能。18インチが4本で20200円!ですぜ、ダンナ。

検索画面をスクロールさせると、いま履いているタイヤ(ハンコック Ventus V12 evo2)も出て来ます。1本7800円台~8600円台まで値下がっています。購入時も安かったけど、さらにずいぶんと安くなったものです。

いったんこのへんで検索をストップさせて、抽出されたタイヤをザッと見ていきます。(※以下はすべて私見ですので、念のため。)

これらの格安タイヤのトレッドパターンを見ていくと、似たような特徴があることに気がつきます。非常に乱暴な言い方をすれば、次のような感じです。

<格安タイヤの作り方(※乱暴な言い方をしています。)>
(1)センターに4本のグルーヴを入れる。
(2)外側と内側のブロック面積を大きめに取り、横スリットを入れる。
(3)グルーヴで挟まれた領域に不等ピッチでサイプを入れる。

上記法則を踏襲すれば、有名タイヤの模倣(あえてパクリとは言いません)でも、そこそこの機能を有するブロックパターンを作れてしまいます。逆にそれが作れないなら三流以下。(※繰り返しますが、あくまで私見です。)

なお機能の意味合いとしては、次になるでしょう。
上記(1):排水性の確保
上記(2):コーナリング時のグリップ確保
上記(3):直進時の静粛性配慮

そういった意味からは、過去に流行った「クリスマスツリー形状のブロックパターン(タイヤ幅の中央から両サイドに向かって溝がカーブして伸びており、センターにストレートグルーヴを持たないもの)」は現代ではほとんど見かけなくなりました。理由は高速走行時の(1)によるものでしょう、きっと。

…と、少々の毒吐きをしましたが、タイヤメーカーは模倣ではなく独自の性能向上を目指す場合、溝の深さと幅を可変させたり、3次元的な形状にしたり、接地時のブロック変形を抑制するシミュレーションを走らせたり、さらには(カタログには現れないことが多いですが)コンパウンドを改良したりシリカの分散に腐心した配合設計を行ったり、そしてリアルワールドでの走行試験結果をフィードバックするハズ。

こうした目線から「トレッドパターン読み」をすれば、そのタイヤの意図が(ある程度は)見えてくることがあります。


■格安タイヤで興味を引いたもの
前述の視点で、改めて「Amazon で抽出した格安タイヤ」を眺めていくと、興味をそそられるタイヤがいくつかありました。

(A)サイレン ATREZZO ZSR(上記画像の上から1行目、左から3列目)
グルーヴが太い割りに、どのブロック面積も大きく、排水性に考慮しながらもドライグリップ重視の設計に見える(コンパウンドなどまったく不明ですが)。

(B)クムホ ECSTA PS71(上記画像の最下行、左から1列目)
良く見ると、溝に意図を持ったチューニングが施されていることが分かります。適用される部位に応じて、幅・深さ・角度・長さが可変しており、それでいてランド比を稼いでグリップも重視しているように見えます。

…が、今回のタイヤ選びは「私のレガシィ向け」ではなく、「家族のエクシーガ向け」です。操安性を確保しながら、静粛性など快適要素にも目を向けなければなりません。


■ナンカンに目を向けてみる
ナンカンに注目した理由は、かつてみん友さんが「街乗りでナンカンを使ったけど、意外なほどフツーでしたよ(>誉め言葉)」とのコメントを発したことを記憶していたからです。ここに来て、初めてナンカンの公式WEBサイトを開いてみました。

<↓ナンカンの乗用車用タイヤのラインナップ。公式WEBサイトからのキャプチャ>


上記の中から、エクシーガtS 指定サイズの「215/45R18」があるタイヤを確認したところ、次の4種類が適合することが分かりました。(※個人的な寸評も併記しておきます。)

(1)ECO-2+
台湾受賞歴が2013年で古い。

(2)AS-1
トレッドパターンがトリッキー。
センターに2本設定されている周方向の連続ランドが
ブロック状ではなく平行状なので、ランドの役割分担が微妙。

(3)XR-611
(クリックした先の)製品紹介ページの画像が間違っている。
右前から/正面から/右前から…でどう見てもタイヤが違う。
正しい情報が得られない時点で、買う気が失せる。

(4)NS-25
台湾受賞歴が2019年であることから、比較的設計年度が新しそう。
センターの3本のブロックパターンが異なる設計(IN-OUTの指定あり)。
排水性が良さそう。ネーミングからするとNS-20の後継モデルか?

上記の個人的な寸評により、ナンカンを選ぶとすれば NS-25 の一択となります。ところが公式WEBサイトの情報が不親切! 知りたい情報が言及されていません。「謳い文句は分かった。では、その謳い文句が実現される技術的な根拠は何なのだ?」…ストレスが溜まります。


<↓謳い文句を書くなら、その技術的な根拠やバックボーンを載せてほしい>


■ヤフオク!で確認してみる
ここで諦めず、ヤフオク!で NS-25 を漁(あさ)ってみます。すると、複数の出品画像の中から有益な情報をつかむことができました。

<↓な~んだ、ちゃんとした技術的なバックボーンがあるじゃねーか>


そのほか、「ストレートグルーヴに刻まれた溝」と「IN側のショルダー部に刻まれた溝」が、互いに延長線上に位置していることが確認できるなどの収穫がありました。

<↓左:狙いの性能チャートも判明  右:改めて、トレッドパターンの拡大画像>
 

さらに、ヤフオク!では送料(4本で4400円)はかかるものの、この時点でのタイムセールとして「10%引きクーポン(上限1万円まで)」をゲット。

結局、
・みん友さんのナンカンに対する感想
 (銘柄は異なりますが、タイヤメーカーとして)
・公式WEBサイトでの製品の狙い(特徴)
・ヤフオク!での当該製品に対する補足情報
 (性能チャート、製品ポジショニング含む)
・ヤフオク!での10%割引クーポンの入手

が決め手となって、ナンカン NS-25 を落札するに至った次第です。
(落札価格31840円から10%の3184円引き+送料4400円=総額33056円)
総額を4本で割ると、NS-25 の1本あたり実価は8264円となりますから、2021年8月時点では、まずまずのコスト価値と言えるのではないでしょうか。


Vol3.「タイヤと遊ぼう~DIYによる静音化」へと続く。
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2021-08-18(Wed.) : 更新
[エクシーガtS] 格安タイヤ選びVol.3(親子でタイヤで遊ぼう…編) をアップロードしました。
2021年08月16日 イイね!

[エクシーガtS] 格安タイヤ選びVol.1(ハンコックVentus Prime3は在庫切れ)

[エクシーガtS] 格安タイヤ選びVol.1(ハンコックVentus Prime3は在庫切れ)エクシーガのタイヤ(ハンコック Ventus V12 evo2)がほぼ寿命を迎えたため、新品タイヤを検討することになりました。

結局、今回はコストパフォーマンス重視で選んだタイヤはナンカン NS-25 となりました。その選定経緯(顛末)を何度かに分けて記していきます。



◎前回ブログ → [歴代各車のタイヤ履歴] レガシィ・エクシーガ・インプレッサ・ヴィヴィオ・プレオ・シャレード からの続き。

■まずはハンコックで検討
スタッドレスは国産派ですが、夏タイヤはレガシィで韓国製(ハンコック Ventus V12evo)を履いて何ら問題がないどころか、コストを含めて満足のいく結果になった経験を踏まえ、エクシーガにもその後継版である V12 evo2 を履かせていました。

その V12 evo2 もいよいよ寿命を迎えたと判断したことから、まずは同じハンコックブランドで次なるタイヤを検討してみることにしました。ハンコックの公式WEBサイトにアクセスします。


<↓ハンコックのWEBサイトより。乗用車用の主なタイヤのラインナップ>


WEBサイトを見ると、同じ V12 evo2 がまだ現役でラインナップされていましたが、かつての(=設計年度が過去の)タイヤを「おかわり」する気はありません。

まずはエクシーガに適用可能な純正指定サイズ(215/45R18)で「ふるいに掛けて」みたところ、Ventus Prime3 が候補に挙がりました。


■ハンコック Ventus Prime3
そこで、予備知識もまったくない Ventus Prime3 について、さらに調べてみます。同社のWEBサイトには、性能を示すレーダーチャートも載っています。

<↓ハンコック Ventus Prime3(次期候補として)>


Ventus Prime3 は AutoBild で GOOD2021 を受賞しているとのことで、設計年度は新しい模様。比較のため、現在履いている Ventus V12 evo2 のレーダーチャートも確認してみます。

<↓ハンコック Ventus V12 evo2(現在のタイヤ、比較用として)>


何と、Prime3 の性能は「ドライ」「ウェット」「ステアリング(レスポンス)」で V12 evo2 と同等、そして「騒音」「快適性」「摩耗」で若干ですが V12 evo2 を上回っているではありませんか! 謳い文句に「ノイズを低減させ乗り心地を追求」と明記されている点も魅力的です。

トレッドパターンを読むと、4本のストレートグルーブが排水性を確保し、IN側とOUT側でパターンの異なる大きめのブロックが役割分担しつつグリップを稼ぎ、センター両脇のサイプがノイズに配慮しているように見えます(>私的な感想です)。

現状の V12 evo2 で満足していたのですから、より設計年度が新しく、性能が(若干ですが)向上していてトレッドパターンにも変なクセがない(と思われる)Prime3 は、ますます買い替えの筆頭候補としての位置が強まります。


■購入手続きをしましたが…
次に Prime3 の実勢価格を調べたところ、1本1万円前後で推移しているようでした。その中から、底値と思われるショッピングサイトを選択。1本9030円(税込み)で、配達先を個人宅ではなく運送業者の営業所留めにすれば、送料もかからないことが判明。

早速、購入手続きをしました。


<↓Prime3 が4本セットで税込み36120円、営業所留めにすれば送料もかからない業者さんを選択>


購入確認メールが届いてホッと一息ついていたら、通販業者さんからまた別のメールが届きました。曰く「大変申し訳ございません。ご注文頂きました商品ですがタイミング悪く欠品となってしまい、商品のご用意が出来かねます。」とのこと。

代替品として Ventus V12 evo2 を挙げていただきましたが、「在庫の無い商品をサイトに掲載しないでくれ」…とは言わず、「現在使用中のタイヤと同じため選択肢外とさせていただきたいこと」「今回はキャンセルさせていただきたいこと」「また別の機会があったら利用させていただくこと」を伝え、この件は終了となりました。


■ヤフオクでも確認しましたが…
通販サイトで在庫がないなら仕方がない。念のためヤフオク!でも確認してみよう。…ということで、ハンコック Ventus Prime3 の 215/45R18 を出品している複数の出品業者さんに対し、質問欄から在庫の有無を尋ねてみました。

当方:「お世話になります。本品は現時点で在庫はあるでしょうか?
    念のため、事前にお伺いさせていただく次第です。
    お手数をかけますが、ご確認よろしくお願いいたします。」

業者1:「申し訳ありません。メーカーに在庫確認致しました所、商品が
     現時点でメーカー(欠品)になりお届け出来無くなっています。」
業者2:「申し訳ありません。商品をメーカー在庫確認した所(欠品)で
     お届けでき無くなっています。」
業者3:「申し訳ございません。メーカーに確認しました所、
     現在欠品中で次回9月末以降との事です。」

予想した通り、軒並み欠品で発送不可…の結果となりました。上記の中では、最後の(業者3の)回答が、一番ユーザー寄りの回答ですね。次回納期にも触れていただいているので。


<↓ヤフオク!でも Prime3 は在庫切れ>


こうして、エクシーガtS(2.0Lターボ)用のタイヤ選びは「振り出し」に戻ったのでした。

Vol.2(ナンカン編)に続く。
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2021-08-17(Tue.) : 更新
[エクシーガtS] 格安タイヤ選びVol.2(ナンカンNS-25をタイムセールで購入) をアップロードしました。

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「今日は器械体操の練習後のスキマ時間で、(以前から仕込んでいた)モンキーRのマフラーのサビ取り確認と、耐熱黒スプレー塗装を行いました。CBRもモンキーRも、出来ることを少しずつ、でも確実にメンテを続けています。」
何シテル?   06/08 18:06
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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スバル レヴォーグ VNHCレヴォーグ STI Sport# (スバル レヴォーグ)
・注文日: 2023年01月26日 ・納車日: 2023年07月16日 <↓以下、雪道走 ...
ホンダ CBR250 FOUR (フォア) CBR250Four SE (ホンダ CBR250 FOUR (フォア))
学生の頃に新車で購入して以来、ずっとワンオーナーで乗り続けているバイク、CBR250FG ...
スバル エクシーガ エクシーガtS (年改区分:Eタイプ) (スバル エクシーガ)
YA5A型エクシーガGT(年改区分:Aタイプのターボ車)からの乗り換えです。2012年8 ...
ホンダ モンキーR モンキーR改(2種登録) (ホンダ モンキーR)
レッドバロンで中古のモンキーRを購入後、エンジン全バラシ。 ◎武川88ccボアアッ ...
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