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調布市のKAZのブログ一覧

2005年05月22日 イイね!

ペーパークラフト(プリウス編)

ペーパークラフト(プリウス編)紙工作(と市場リサーチ)の話・その3。

(参考:その1「インプレッサ編」は → こちら 。)
(参考:その2「レガシィ編」は → こちら 。)

NHKの人気TV番組のひとつに、「プロジェクトX~挑戦者たち~」がある。番組の中で取り上げられた題材のうち、特に反響の大きかったプロジェクトに関する展示会が、昨年開かれた。東京ドームシティ・プリズムホールで開催された「特別展・プロジェクトX21」(会期は2004年7月25日からの1ヶ月間)である。「これは良い機会だ」とばかりに私も見に行ったのだが、会場は多くの人々で埋まり、熱気にあふれていた。

この「特別展・プロジェクトX21」は「日本人の情熱と挑戦」をテーマに、当時の製品の実物や映像、技術的ハイライトを展示紹介するイベントだったのだが、実は本来の趣向とは別の次元・・・「NHKが協賛会社に対し、(本来は任意であるハズの)協賛金を、(金額が指定された)出展料として支払強要したのではないか?」という疑惑が持ち上がったこと・・・がインターネットニュースで報道され、何かと話題になったイベントでもあった(という話は、ここでは置いておいて)。

会場では、ホンダのCVCC、マン島TTレースの2RC143、東洋工業(当時)のロータリー、トヨタのクラウン、そして富士重工業(株)のスバル360など自動車メーカーのプロジェクトも多く紹介されていた。左上の画像は、そのトヨタブースで来場者に配布されていた、ハイブリッドカー・プリウスのペーパークラフトである。そのペーパークラフトには、画像から判る通り、大きな特徴が3つある。
  (1)親指を通す穴が設けられている → 組立前に「うちわ」として使用可能。
  (2)もちろん本来のペーパークラフトとして、プリウスを作製する楽しみがある。
  (3)ペーパークラフト完成後は、貯金箱になる → 組立後の「実用性も考慮」。

果たしてトヨタが、熱気あふれる会場光景を 事前予測 して、「うちわ」としても使用できるようにペーパークラフトに特徴を持たせた・・・のかどうかは不明である。ただ、実際に「うちわ」として使用できることから、この手のイベント会場ではありがちな「配布後にそのままゴミ箱に捨てられる」という光景をほとんど 見なかった のは事実である。また肝心のペーパークラフトのデザインについては、ひたすら写実主義を追求したかのような画調になっている。特にヘッドライトやテールライト、ホイールの質感などは秀逸である。2005年5月20日~21日のブログで紹介した、スバルのペーパークラフト (インプレッサレガシィ) とは、対極を成している かのようである。

あくまで私見だが、それぞれの ペーパークラフトの特徴 は、そのまま ユーザーの姿を反映 しているようにも思える。つまり、
 ◎スバルのペーパークラフトの特徴:
    「デフォルメが強く、オプションパーツを選択して飾ることを楽しむようにデザイン」
   されているのは、そのまま現実のスバル車のユーザー像:
    「いわゆる市販のドレスアップパーツやチューニングパーツをポン付けして楽しむ」
   のと重なっているのではないか。
 ◎そしてまた、トヨタのペーパークラフトの特徴:
    「実車同様のボディ比率を紙上で再現させつつ、作成前にも後にも実用性が付加」
   されているのは、そのまま現実のトヨタ車のユーザー像:
    「クルマを実用車としてとらえ、派手な冒険はしないで日常生活の中で堅実に使う」
   のと重なっているのではないか。

もしもトヨタのペーパークラフトが、堅実さを好むリアルなトヨタユーザーの傾向を リサーチ した上で企画されていたならば、恐ろしいリサーチ力であると言えるだろう(同様なことは、スバルのペーパークラフトにも当てはまるのかもしれないが)。そういった意図があったにせよ無かったにせよ、奇しくも「スバルとトヨタのペーパークラフトの違い」は、そのまま「両者のユーザー像の違い」を映し出しす のように私には感じられ、興味深いものがあった。

明日のブログは、「からくりペーパークラフト(交通安全編)」となる見込みです。

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調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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