• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

調布市のKAZのブログ一覧

2006年02月13日 イイね!

和歌山スバル特別仕様車・COOLインプレッサ1.5i

和歌山スバル特別仕様車・COOLインプレッサ1.5i和歌山スバル(株)が設立30周年を記念して
販売を開始した特別仕様のインプレッサの話。

自動車メーカーが特別仕様車を設定することはよくある話だが、それに劣らず、販社でも独自の特別仕様車を設定して販売台数の確保を狙うことがある。例えば、東京スバル(株)。東京スバルが過去にリリースしたレガシィの特別仕様車については、このブログでも何度か紹介したことがある。

◎2006年1月12日付けブログ
  → 東京スバル限定 レガシィ・グレンツェン・タイプユーロ
◎2005年10月6日付けブログ
  → 東京スバル限定・レガシィユーロモデル(コラゾン)

今回紹介するのは、和歌山スバルのインプレッサについてである。以下、2006年2月1日付け 日刊自動車新聞の記事の要約である。

◎和歌山スバルは、トミタ夢販売とのコラボレーション企画として、
  設立30周年特別仕様車 「COOLインプレッサ」 の発売を開始した。
◎ベース車両のワゴン1.5i に独自のバンパースポイラーを装着。
  さらにダウンサスとマフラー、アルミホイールをセットにしたもの。
◎4点セットの価格は工賃込みで21万円で、従来価格の半分程度に
  抑えた。車両本体と合わせて 166万9500円(税込み)で販売 する。
◎バンパースポイラーは単体での販売も行う(税込み11万3400円)。
  なお新車だけでなく、カスタマイズ中古車としての販売も計画中。

新聞記事を読むと、不思議な点がいくつかある。
 (1)なぜ従来価格の半分程度(21万円)が実現できたのか?
 (2)ベース車がなぜワゴン1.5i なのか?

上記(1)については、「21万円で従来の約半値」 ということだから、それ以前では30万円後半・・・ヘタをすると40万円近くもしていたと推測される。アフターパーツメーカーに量産効果のあまり望めない部品の制作依頼をすると、たぶん、型費やら人件費やら流通費やら利益分やらで、恐ろしいくらいの販売価格(>失礼)となってしまうであろうことは、想像に難くない。

とすると、今回の 「和歌山スバル+トミタ夢販売」 のバンパースポイラー開発の場合、どの部分をどのように合理化して価格を抑えられたのか、個人的には非常に興味がある。逆に言うと、そんなに簡単に(※1)半値近くに抑えられるなら、従来の価格とやらはボッタクリ価格だったのか?との疑問をぬぐえないのだ。材料費などはどこが手がけてもほとんど変わらないはずなので、もしも販価に影響があったとすると、型費か流通費、あるいは管理費なのだろうか?(ちなみに和歌山スバルの WEB サイトを見ると、ダウンスプリングはPROVA製、マフラーはsyms製となっていた。)

(※1):実際には簡単には済まず、ひとえに関係者の努力の結果だと思うが、
     もしも開発に関して特別な技術革新が無く、単に 「企業努力」 の結果
     だったとするならば、「んじゃ、今までは企業努力が足りなかったの?」
     と思ってしまうのが、ユーザー側の心理だ。
     そうではなく、もしも特別な技術革新のおかげで低価格が実現できたの
     ならば、媒体にもそのような技術の成果をアピールすべきだと思う。
     (そうでなければ、ユーザーへの説得力に欠ける恐れがある。)

次に上記(2)については、ディーラーとして純粋な売り上げ増を狙うのならば、利益率の高い(儲けの多い)ターボ車に特別仕様車を設定すればいいはずだ。それにもかかわらず、もともとの価格設定が低い(つまりは利益率の小さい)1500ccモデルをベースとしていることから、よほどこのクラスの販売が芳(かんば)しくないのか、あるいは特別な意図(※2)があるのか、どちらかだと思えてしまう。

(※2):例えば軽自動車クラスからの代替ユーザーを獲得するため、
     あえて高価格帯のターボ車をベースにせず、スポーティな
     外観とお求めやすい価格の両立を図った・・・などの場合。
     (ヴィッツやフィットなどに代表されるコンパクトカークラスを
      もたないスバル車の、販売上の弱点の現れか?)

私はこの特別仕様車を実際に見たわけではないので何とも言えないが、販社と部品メーカーの狙い通りの拡販につながって欲しいとは思うが、1.5i の購入予備軍をターゲットにした時点で、すでに厳しい戦いの土俵に自らの身を投じたような気がする(※3)。折しも、2006年1月14日付けのブログ (富士重工業(株)、販社の再編に最大600億円を投資) で紹介したように、富士重工業は販社の再編を推進している最中だ。和歌山スバルの策が吉と凶と出るか、その成り行きを見守りたい。

(※3):コンパクトカークラスの購入予備軍は、一般的に 「財布のヒモ
     が固い」 と言われるので、よほどの訴求力がなければ、特別
     仕様車といえども簡単には飛びつかないと思われるため。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2006/2 >>

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

[自作] タイヤ空洞共鳴音の低減・ハンコックV12evo2を静音タイヤにする 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/10/02 20:28:55
 
[近況報告・その1] 長女の初レガシィの巻  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/11/09 22:23:24
 
「”個体差” について考える」 の巻 
カテゴリ:なぐり書き
2010/08/13 19:26:31
 

愛車一覧

スバル レヴォーグ VNHCレヴォーグ STI Sport# (スバル レヴォーグ)
・注文日: 2023年01月26日 ・納車日: 2023年07月16日 <↓以下、雪道走 ...
ホンダ CBR250 FOUR (フォア) CBR250Four SE (ホンダ CBR250 FOUR (フォア))
学生の頃に新車で購入して以来、ずっとワンオーナーで乗り続けているバイク、CBR250FG ...
スバル エクシーガ エクシーガtS (年改区分:Eタイプ) (スバル エクシーガ)
YA5A型エクシーガGT(年改区分:Aタイプのターボ車)からの乗り換えです。2012年8 ...
ホンダ モンキーR モンキーR改(2種登録) (ホンダ モンキーR)
レッドバロンで中古のモンキーRを購入後、エンジン全バラシ。 ◎武川88ccボアアッ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation