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調布市のKAZのブログ一覧

2006年02月14日 イイね!

1800ccで [546万円のクルマ] と [325.5万円のバイク]

1800ccで [546万円のクルマ] と [325.5万円のバイク]クルマの販売価格について考える・・・の巻。

2006年2月13日付けブログ (和歌山スバル特別仕様車・COOLインプレッサ1.5i) では、トミタ夢販売とのコラボでプレミアム性を実現しながら低価格(税込み約167万円)を実現したインプレッサを紹介した。
この 「プレミアム性」 という言葉は、ここ数年で多用されるようになったが、今回はプレミアム性という点では量産車の中で大きな存在感を持つベンツを例に取って、「クルマの価格」 について少々考えてみたいと思う。

ブログタイトルの ”1800ccで 546万円のクルマ” とは、このほどダイムラー・クライスラー日本が2月6日から追加設定・販売開始した 「ベンツSLK200コンプレッサー」 のことだ。排気量は4気筒の1800ccだがスーパーチャージャーを備え(※1)、主な装備としてメモリー機能付き電動シート、DVDナビ、ESPなどが標準化されたモデルだ。税込み希望小売価格の 546万円は、SLKクラス の中にあっては廉価版で、お求めやすいものに設定されているという。

(※1):ドイツ語で 「KOMPRESSOR(コンプレッサー)」 というと過給器という意味に
     なるが、ターボもスーパーチャージャーも ともに過給器の一種であるから、
     単にターボのみがコンプレッサーというわけではない。

それにしても この手のクルマの価格を見ていつも感じることは、「果たしてそのクルマの適価はいくらなんだろう?」 ということだ。様々な部品から成る自動車の価格には、部品代・製造コスト・管理費・輸送費・人件費などのほか、利益ぶんの値段が上乗せされている。が、それだけではなく、いわゆる 「ブランド料」 というものも上乗せされていると見て、まず間違いないだろう。

「ブランド料」 については、例えば身近な例ではエンジンオイルがある。オイルの成分(基油+添加剤)としては ほぼ同じなのに、OEM先の銘柄(つまりはブランド)が付くと高価なオイルに変身してしまうことは良くあることだと思う。特に、チューニングショップブランドの名が冠されたオイルはべらぼうに高価だ。こうした例は、そのショップのイメージを保持させるため、あえて戦略的に高価な価格設定がされていると私は思っている(※2)。

(※2)だから私は、チューニングショップブランドの非常に高価なオイル類を
    単に 「チューニングショップブランドだから」 という その1点のみを理由に、
    ありがたがって盲目的にホイホイ購入するユーザーは、ちょっとどうかと思う。

オイルの話をするときりがないのでやめておくが、ベンツの価格は果たして適価なんだろうか。ベンツはドイツ本国でも決して安売りは されていないようだが、日本に輸入されるや否や、結構な 「ブランド料」 が上乗せされているように思えてならない。もちろん、単にエンジンが1800ccだからなどといった単純な理由で邪推するようなことはしないつもりだが、製品としての純粋な原価 (製造コストなど) を販売価格から差し引いた場合、残る金額が他車に較べて非常に多大なように思えてしまう。まったく同じスペックをトヨタに作らせたら、いったいいくらになるのだろうか。

私の場合、単に価格が高いか低いかではなく、「そのクルマが持つ(あるいはもたらしてくれる)価値に見合った価格かどうか」 を重視する。私自身、ベンツには何度か試乗したことがあるが、確かに造りが良いとは思う。だが、私にとって価値に見合った価格か?と問われると、少々の疑問の念はぬぐえないのだ。「価値に見合った価格かどうか」 については、他の人々も同様な考えをお持ちだと思うが、とすると、現在のベンツオーナーたちは金額に見合うだけの多大な価値を見い出していなければならないハズだが・・・。まぁ、購入者自身が十分に納得して買うぶんには、まったく異論は無いですけどね。

ちなみに、話題として排気量1800ccのベンツが出たので、排気量が同じ1800ccということで二輪に目を向けると、今年5月25日から販売されるホンダの 「ゴールドウイング(水冷・水平対向6気筒OHC)」 は税込み325万5千円と発表された。主な装備は次の通り。
 ・5段階の温度調整が可能なグリップヒーターとフロント・リアシートヒーター
 ・ライダーの足下に温風を導く開閉式フットウォーマーダクト
 ・高出力パワーアンプ、大型フロント&リアスピーカー、ツイーター(オーディオ用)
 ・精密な空燃比制御を実現するLAF(Linear Air-Fuel Ratio)センサ&PGM-FI

ホンダ言うところの 「二輪車最高峰の大型スポーツツアラー」 は325万5千円。1800ccのバイクが326万円近くするのなら、1800ccのスーパーチャージャー付きベンツの546万円は安いのかもしれないし、それでもまだ高いのかもしれない。あるいは両者ともに高過ぎということもあるかもしれないし、ともに十分価値に見合う価格と判断する人もいるかもしれない。結局のところ、「市場導入時はメーカーが値段を決めるが、その価値は顧客によって市場で決められる」 ことになる。

薄利多売のクルマが 「多く売れるから、さらに値下げしました」 となるのは消費者にとって良い例だが、「この高級車は数が売れないので、値上げします」 となってしまっては、さらに売れ行きが悪くなって悪循環に陥ってしまう。高級車で薄利多売のモデル・・・というのは未だかつて聞いたことがないが、今後はそういうモデルがあっても良いのではないかと思う。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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