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調布市のKAZのブログ一覧

2014年08月23日 イイね!

[エクシーガtS] リアロアアーム・サポート装着(その4/4.DIY作業での要注意点)

[エクシーガtS] リアロアアーム・サポート装着(その4/4.DIY作業での要注意点)エクシーガtSに、「オートプロデュースA3」 さんの 「Agress リア ロアアーム・サポート」 をDIYで装着しました。その作業風景を、備忘録として4回に分けてブログアップしています。
今回は、その4(最終話)・「DIY作業での要注意点」 です。

※その1・「作業準備編」 は → こちら
  その2・「取付確認編」 は → こちら
  その3・「DIY作業でのコツ編」 は → こちら



(※)はじめに :
このブログは、前回のブログ(その3)対をなすもの です。
あくまで 前回のブログがあって、今回のブログが成立します。

前回ブログの作業内容を 成功バージョン とすると、今回のブログの作業内容は 苦労バージョン となります。
可能でしたら、先に 前回のブログ(その3) をご覧いただいてから、今回のブログをお読みいただけますと幸いです。

■前回の作業内容を検証する
前回のブログ(その3) では、取り外し後のラテラルリンクの取付位置がなるべくズレないようにするため、「タイヤを接地面に対してゼロタッチとなるよう、ギリギリに浮かした状態で」 作業しました。今回は、その考えが妥当であったのかどうか? の検証を兼ねた作業報告ブログです。

つまり
 ◎サイドシルでジャッキアップせず、単純に1G状態で作業したらどうなるか?
 ◎ジャッキアップするが、タイヤを接地面から思いっきり浮かせて作業したらどうなるか?
を身をもって試すこことで、「ゼロタッチ作業」 の妥当性を検証してみることが、裏目的です。

以下、画像はすべて右後輪での作業です(クリックで800×600に拡大します)。

<↓エクシーガの右後輪に 「リア ロアアーム・サポート」 を装着する前の状態。当然ジャッキアップ無し>
  

当方の作業環境は 地下ピット ですので、いわゆる1G状態のまま、ジャッキアップしないでラテラルリンクのボルト&ナットを取り外すこと自体は可能です。そこで早速、1Gを保っただけの状態で、ラテラルリンクのナットを取り外して みます。どうなるでしょうか。

<↓リンクを固定しているナットの取り外し自体は簡単にできます。が、外した後の状態を良く見ると…>
  

リンクにはダンパーを介して車重が掛かっているため、ナットを緩めて締結状態を解放したところで、すでにボルトには下方の荷重がかかっていることが読み取れます。右上画像で、ボルトの下側にはスキマが無いのに、ボルトの上側にはスキマが生じていることから、そうなっていると分かります。

この状態でボルトを抜こうとすると重い(素手で回せないので工具が必要)ですし、またムリに外すとボルトのネジ山を損傷させてしまう恐れもあります。そのため、この時点で、試しにラテラルリンクを下からジャッキで支えてみることにします。ジャッキで支える場所は、ダンパーの真下です。

<↓応急処置として、1G状態のままで、リンク外側を下からジャッキで支えてみることを試みるが…>
  

<↓ボルトを外すとリンクが下方にズレて下がる>


ジャッキによる支えが不十分だったため、ラテラルリンクのボルトを取り外したところで、リンクが下方に垂れ下がり、固定位置からズレてしまいました。とすると、普通の人間ならば、
 (1)あきらめて、この状態で 「リア ロアアーム・サポート」 の装着作業を続行する。
 (2)不都合の生じた状況を打ち消すべく、急いでジャッキアップすることを試みる。

のいずれかの手段を取ると思われます。今回は、悪あがき(?)をした際の顛末について、身を以て試す(仮説を検証する)のが裏目的 ですので、上記(1)ではなく(2)の選択肢を採って作業を進めてみます。

<↓「リンクの垂れ下がりを解消すべく、この時点でサイドシルにジャッキアップを追加する」 ことを模擬
  

<↓しかし、サイドシルを軽くジャッキアップする程度では、リンクの下がりを解消するには至らずと判明>


恐らく普通の人間ならば、「ジャッキアップが足りねぇのか? よし、もっと上げてみるべ!」 と思うに違いない。・・・と考えて、思いっきりジャッキアップした場合を模擬・・・いや、模擬じゃなくって、本当に思いっきりジャッキアップしてどうなるのか? を実際に試してみましょう。

<↓フェンダーのクリアランスに注目。お試し作業(前回ブログの考え方の検証)なので、思いっきり上げる>


<↓すると今度は、ラテラルリンクは固定点の上方にズレることを、身を以て確認することができた>


サイドシルをジャッキアップして、タイヤ&ホイールを思いっきり浮かせたときの状態は、下図のようになっていると考えられます。

<↓ダンパー下端を支点として、外側(タイヤ側)が下がったことの反作用として、リンク内側が上がる>


この時点で、恐らく普通の人間ならば 「ちょっとやり過ぎちまったか? でもアームを下から持ち上げるよりも、上から引き下げる方が、あとでボルトを通しやすいべ!」 と思うに違いありません。

<↓リンクを引き下げる方が、ボルト通しは楽ではあるが>


<↓結局、上方向であっても下方向であっても、ボルトとボルトの穴位置がズレていれば作業は面倒に>
  

<↓今回はボルト穴にボルトが入ったから良かったが、できる限りラテラルリンクはズレないようにしたい>


<↓最終的にはトルクレンチを用いて規定トルクで締め付けする。が、アライメントを取った方が良いかも>


■検証作業を終えて
個人的には、DIY派のプライベーターにとっては、前回のブログ(その3) で述べた 「ゼロタッチによるアームズレ防止」 作戦は極めて有効な手順であることが、今回の検証作業で確かめられたように思います。

<↓やはり作業環境や工具、経験などの一切を考慮して、自分にとってのベストな手順で作業すべきかと>
  

<↓行き当たりばったりではなく、事前に(着手から完了までの)作業イメージをつかんでおきたい>


DIYで作業していると、いくら事前に検討していても、予想外の事態に直面することもあるかもしれませんが、よく言われるKYT(危険予知トレーニング※)の概念をDIY作業にも当てはめて、冷静に対処したいものです。もちろん、予想外の事態に直面しないで済むように、考えを先回りさせる ことが重要だと思っています。

 ・「○○だろう(楽観的予想)」 ではなく 「○○かもしれない(危険予知)」 と事前に考える。
    (例) : きっとボルトは外せるだろう(楽観的予想)
        もしかすると、固着してボルトは外せないかもしれない→力加減に注意(危険予知)
 ・また予期せぬ事態に直面しても、焦らずに可能な限り あらゆる打開策を冷静に考える。


以上、「今回のブログ・その4」 は 「前回のブログ・その3」 と対になっている(セットで話を成す)ことの所以(ゆえん)です。私自身、今後もDIY作業する際には、時には初心に帰りながら、安全に留意して楽しく進めていきたいと思います。

私的な備忘録ではありますが、ここまで長文にも関わらず、お読みいただいた方々にはお礼申し上げます。
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2016-01-25(Mon.) : 更新
[エクシーガtS] ストラットハウジングサポート取付け&スタッドレスへの交換・前編 をアップロードしました。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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