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調布市のKAZのブログ一覧

2019年03月23日 イイね!

[モニターレポート] fcl.さんのバイク用LEDヘッドライト(2019年モデル)その4

[モニターレポート] fcl.さんのバイク用LEDヘッドライト(2019年モデル)その4fcl.さんの 「バイク用LEDヘッドライト(2019年モデル)」 についてのレポートブログをアップ中です。


今回は 「その4」として、実際の取り付け作業を通じて感じたこと、その感じたことを活かした改善提案について、述べさせていただきます。




<モニターレポート(パーツレビュー&整備手帳は完了)>
◎パーツレビュー → (株)WiNEEDS HOLDINGS バイク用・高光量LEDヘッドライト(2019年モデル、ファンタイプ、H4)
◎整備手帳・その1 → fcl.さんのバイク用LEDヘッドライト・(1)製品紹介編
◎整備手帳・その2 → fcl.さんのバイク用LEDヘッドライト・(2)取付作業編
◎整備手帳・その3 → fcl.さんのバイク用LEDヘッドライト・(3)効果確認編

<モニター報告ブログ>
◎ブログ・その1 → 撮影条件や設定、撮影場所の検討
◎ブログ・その2 → LED化に向けた純正部品の事前手配
◎ブログ・その3 → LED装着前に純正部品の流用可否検証

■LED装着前の確認事項
車両(MC14型・ホンダCBR250Four)から取り外したH4ハロゲンバルブと、今回のモニター品であるfcl.さんのLEDヘッドライトを並べてみます。ファンユニット搭載による強制空冷化で、2018年モデルに対してかなりサイズが小さくなっていることが実感できます。

<↓LEDチップ実装位置はフィラメント発光位置とほぼ同等。後方のサイズは短縮化>


次に、今回流用するホンダCB400スーパーボルドール用の防水カバーにLEDの筐体を挿入して、適正に装着された後のイメージを事前につかんでおきます。蛇腹とファンユニットの掃気口・吸気口との干渉有無などをフリーな状況で確認しておけば、装着作業時に万が一のイレギュラーが生じた場合であっても、それがトラブルによるものであることの「気づき」につなががるためです。

<↓手配済みホンダCB400SBの防水カバーにLED筐体を挿入し、イメージを事前把握>


<↓モニター製品の適用車種、ホンダCBR250Fourのライトユニット背面はこんな感じ>


■違和感・・・の巻
いよいよ、fcl.さんのLEDユニットを昭和61年式CBR250Fourに装着します。車齢33歳のCBRであっても、最新型のLEDヘッドライトを搭載することによって、安全面からのアップデートが可能です

<↓取付説明書に記載されている手順に則り、まずはアダプターリングから装着します>


すると、どうでしょう。
何度かやってみましたが、車両のヘッドライトの筐体にアダプターがうまく固定できません。あたかも、アダプターが厚肉となって固定用のピンがうまく機能しないような感じです。

ムリは禁物。急がば回れ。
すぐにトラブルシューティングに移ります。こういうときには、まずは元の状態に戻して原因究明する(真因を探る)ことが近道ですので、取り外したハロゲンバルブを再度、CBRに装着します。


■固定ピンの動きを観察する、の巻
ハロゲンバルブを装着する場合の、周辺部品の状態を改めて確認します。ここから先は、画像を活用しての説明になります。

◎ハロゲンバルブを車両のライトユニットに装着する場合(振り返り)
<↓バルブ本体を固定するための、針金状の固定ピンは解放された状態>


<↓固定ピンのつまみを持ちながら回転させて、ハロゲンバルブを後ろ側から>


<↓ここまでの状況では、何ら不都合は生じていません>


■原因究明の巻
ハロゲンに次いで、再度、LEDユニットの装着作業工程を1ステップずつ再現していきます(※固定ピンの先端部分の挙動に注目)。

◎LEDを車両のライトユニットに装着する場合(症状の再現)
<↓まずはフリーの状態。この状態を出発点として、固定ピンを回転させていきます>


<↓固定ピンの回転とともに、アダプターをヘッドライトの筐体に押圧するよう動く>


<↓固定ピンの先端がアダプターの土手部分と干渉し、それ以上動かなくなるためと判明>


■おさらいの巻
シンプルな構造、かつ関連部品も少ないため、原因は上記のごとくすぐに判明しました。念のため、もう一度確認してみます(※今度は拡大画像にて)。

<↓ハロゲンバルブの固定・その1(開始点)>


<↓ハロゲンバルブの固定・その2(中間点)>


<↓ハロゲンバルブの固定・その3(完了点)>


次は、LEDアダプターをライトユニットに固定させる場合の、固定ピン先端の動き方を拡大して載せます。

<↓LED用のアダプター固定・その1(開始点)>


<↓LED用のアダプター固定・その2(中間点)>


<↓LED用のアダプター固定・その3(停止点)>


<↓ハロゲンバルブとLED用アダプターに対する、車両側の固定ピン先端の動きの違い>


■作業性改善のための提案(例)
上記の挙動観察により、「LED用のアダプターが車両側のヘッドライトユニットにうまく固定されない理由」が分かりました。その原因を取り除くための案としては、次の対策が考えられると思います。

<↓H4ハロゲンバルブのフランジと、fcl.さんのLEDアダプターリングの形状差は以下>


そこで具体的な対策は、固定ピンの先端が確実にLEDアダプターの凹みにガイド(案内)されるよう、強度に影響が出ない範囲で凹みエリアを拡大させる案が考えられます。

<↓量産型を改修することで、源流対策(不具合撲滅)を図る・・・という提案です>


この場合は、「製品形状で凹みの範囲を増やす」→「製造型にとっては凸部分の範囲を増やす」という対象構造となることから、金型を肉盛りする方向の修正となりますので、多少の難易度があるかもしれません。

あるいは凹み部分の境界に対して、型の抜き勾配(角度)をさらに付けることによって、様々なユーザーバイクの固定ピンに対しても(当接部分をあえて斜面に設定することで、押しつけ力を確保して)実害ないように形状チューニングする、という手も考えられます。

様々なユーザーの様々なバイクに対する根本的な作業性改善を図るならば、これらの型改修は(難易度が高いでしょうけど)有効な手段となると思います。


■当座の対応策
さて、それでは私の場合はどのように対処したのか? についても触れておきます。当初は「新しいLED用アダプターリングの凹形状に合致するよう、(針金状の)固定ピンを力技で変形させる」ことを考えました。しかし、「強制変形させてなじませる」案は実際には実行に移しませんでした。私が採った手段は次の通りです。

<↓固定ピンを保持している部分にもクリアランスがあるハズなので、”寄せ組み”してみる>


固定ピンをクリアランスの範囲内で上方に引き上げ、その引き上げた状態で”寄せ組み”を試したところ、思いのほか うまくいきました。力技に頼る前に、構造を良く把握しておくことが重要だという事例になりました。

<↓LEDも無事に点灯>


<↓このショットからでも、光量アップが分かります>



「その5」に続く。
(最終話=一連の評価まとめ、とさせていただく見込み。)
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2019-03-24 : 更新
[モニターレポート] fcl.さんのバイク用LEDヘッドライト(2019年モデル)最終話 をアップロードしました。
Posted at 2019/03/23 05:31:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | carview タイアップ企画 | クルマ

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「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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