• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

調布市のKAZのブログ一覧

2022年08月20日 イイね!

[エクシーガtS] DIXCELスリットローター&ENDLESSパッドのDIY装着

[エクシーガtS] DIXCELスリットローター&ENDLESSパッドのDIY装着エクシーガのリヤブレーキローター&パッドが使用限界を迎えたので、あらかじめ手配・入手しておいた社外品のローター&パッドに交換しました。

◎ローター: Ks-SPEED 3Dラウンドスリット
       (ベース:DIXCEL FPハイカーボン)
◎パッド: ENDLESS Super Street S-sports
      (SSS)


■純正品は高価
かつてフロントのブレーキローターとパッドをDIYで交換した際に、スバル純正ブレンボ用のローター&パッドは目の玉が飛び出るほど高価だったため、社外品にした経緯があります。

<関連パーツレビュー:フロント用>
DIXCEL ディクセル・ハイカーボンFCR-FP逆ベンチローター+Ks SPEED 3Dラウンドスリット
ENDLESS Super Street M-sports ブレーキパッド(SSM、フロント用)

その際に、リヤ用のローターとパッドも同時購入していました。フロントとリヤでは使用限界(摩耗進行速度の違い)から来る交換スパンが異なるため、リヤは遅れて今回の交換となった次第です。


■早めの交換が良いですよ…
ブレンボ用は部品代だけでなく、交換費用も(ディーラーさんにお願いすると)そこそこの工賃がかかるため、今回もDIYでサクッと交換してしまいます。

<↓Ks SPEED さんの3Dスリットは、直線状ではなくラウンド状であることが選択の決め手でした>


<↓ENDLESSのSSS(リヤ用として)の選択理由は、主に低ダストと音鳴きの少なさなどから決定>


<↓ジャッキアップして作業準備します(※注意点は後述)>


ローターもパッドも「すでに限界を超えつつある状況」は認知していましたが、今回改めて取り外してみたところ、非常に危うい状態でした…(汗)。

<↓ローターの状態。パッドと接触しない外周部と内周部に「耳(みみ):大きな段差」がある状況>


<↓パッドの状態。限界ラインまで摩耗した後の摩耗が、まぁ早いこと早いこと…>


<↓危ない危ない…。早めの交換が良いですよ(って、こんな私が言っても説得力が無いでしょうけど)>


■ローターの取り外し
ローターのハット部には対角にねじ穴が切ってありますので、そこに適当な長さのボルトを締め込んでいくと、固着気味のローターが(相対的に)車両外側にスライドしてきます。

<↓ローターが素手で抜けないときは、ねじ穴にボルトを締め込んでいくと反作用で外側に浮いてきます>


<↓こんな感じ(※注意点は後述)>


<↓パーキングブレーキのシューについても、摩耗状況を確認しておきます>


■新旧ローターの比較
摩耗したスバル純正のブレンボ用ローターと、DIXCELのFPハイカーボンの外観(特にベンチ部分)を比較してみます。

<↓外観の比較。DIXCELは独自の熱処理加工済み>


<↓内部のベンチ部分は純正もDICXELも同等に見えます>


私が個人的に確認したかった箇所は、ベンチレーテッド部分の支柱構造でした。支柱の本数、位置、厚さなど(要するに空気の通り道)がどのように異なるのか?を知りたかったのですが、こうして並べてみるとベンチ部分はほぼ同等…というか、まったく同じように見えます。

恐らく、入熱時の歪みや入熱後の変形(→ パッド当たり面の平面度、軸に対する垂直度)などの解析を行っていくと、同じような支柱構造になるのかもしれません。


<↓無事に3Dスリットローターを装着したところ(※画像は右後輪。右手側が車両前方になります)>


なおスリットの向き(正回転、逆回転)については、私の個人的な主義により、ダストが外周に掃き出される方向でセットしています(DIXCELの推奨とは逆方向)。

■パッドの装着
入手しておいたDIXCELのパッドには、鳴き止め用のアンチノイズシムが付属していましたが、部品点数の増加を避けるため、今回は装着していません。代わりに高粘着消音グリースを塗布しています。

<関連パーツレビュー>
イチネンケミカルズ (株)イチネンケミカルズ 高粘着消音グリース(品番:000029)


<↓今回はアンチノイズシムはあえて使用せず、代わりに純正シムに高粘着消音グリースを塗布>


<↓見た目は歯磨き粉のようですが、本当に高粘着>


<↓ブレンボキャリパーの中に新品のENDLESSパッドを挿入(※注意点は後述)>


<↓清掃したスライドピンを入れていくところ>


<↓ブレンボの板バネを装填していくところ>


上記の一連の作業は右後輪のものですが、左後輪も同様です。こうしてブレーキローターとパッドの交換作業は、トラブルもなく終了しました(その後に目視確認や試運転など、必要な付随作業を実施します)。

■備考(作業上の注意点など)
ブレーキ交換に限らず、車両をジャッキアップするときには本当に注意が必要です。いわゆる「ウマ」の活用がベターですが、仮に「ウマ」が使えない場合であっても、作業中に最低限の措置は実施することができます。

<↓タイヤに車輪止めを当てつつ、サイドシルの直下にタイヤ&ホイールを敷いておくことは可能>


ブレンボの純正シムには、対向するパッド(ローターの内側/外側)のどちら側に装着するか?を示す矢印(←/→)が打ち抜きされているので、リーティング/トレーリングを間違わないようにします。

<↓純正シムにも、装着する方向指定があります>


摩耗したパッドを新品パッドに置換する際に、ブレーキピストンが(厚みのあるパッドになった分だけ)押し戻されることになるので、ブレーキフルードを交換しない場合はタンクのFULLレベルを越えて液面が上昇していないことを確認する必要があります。

<↓フルードを交換しない場合は、パッドが新品化して厚みが増えた分だけ、液面が溢れないよう注意>


また、今回はリヤブレーキの交換でしたので、パーキングブレーキ(エクシーガの場合は足踏み式)を掛けたまま作業を始めてしまうと、ブレーキディスクを取り外す際に抜けなくなってしまうことに注意が必要です(インナーシューがハットの内側に押さえつけられているため)。

その他、各部の目視確認後に試運転をしますが、異音や振動の有無のほか、パッドのローターへの接触が均一がどうかの確認を、段階を踏んで確認するのが良いでしょう。


<↓パッドのローターへの接触が均一かどうかの確認は、適時行いたい>


細かな部分は他にもありますが、今回はこのへんで。
以上、私的な備忘録ブログではありますが、何らかの参考になれば幸いです。
Posted at 2022/08/20 00:41:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2022/8 >>

  123456
789101112 13
1415 16 171819 20
21 222324252627
2829 3031   

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

[自作] タイヤ空洞共鳴音の低減・ハンコックV12evo2を静音タイヤにする 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/10/02 20:28:55
 
[近況報告・その1] 長女の初レガシィの巻  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/11/09 22:23:24
 
「”個体差” について考える」 の巻 
カテゴリ:なぐり書き
2010/08/13 19:26:31
 

愛車一覧

スバル レヴォーグ VNHCレヴォーグ STI Sport# (スバル レヴォーグ)
・注文日: 2023年01月26日 ・納車日: 2023年07月16日 <↓以下、雪道走 ...
ホンダ CBR250 FOUR (フォア) CBR250Four SE (ホンダ CBR250 FOUR (フォア))
学生の頃に新車で購入して以来、ずっとワンオーナーで乗り続けているバイク、CBR250FG ...
スバル エクシーガ エクシーガtS (年改区分:Eタイプ) (スバル エクシーガ)
YA5A型エクシーガGT(年改区分:Aタイプのターボ車)からの乗り換えです。2012年8 ...
ホンダ モンキーR モンキーR改(2種登録) (ホンダ モンキーR)
レッドバロンで中古のモンキーRを購入後、エンジン全バラシ。 ◎武川88ccボアアッ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation