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調布市のKAZのブログ一覧

2012年12月19日 イイね!

[CBR250Four] 3.作動確認 編(走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻)

[CBR250Four] 3.作動確認 編(走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻)新車で購入してから26年間、ワンオーナーで使い続けているホンダ・CBR250Fourの予期せぬトラブルと、その対処を紹介するシリーズ。
今回は 「走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻」 その(3)です。

<これまでの経緯>
 ◎その(1)・手旗信号 編は → こちら
 ◎その(2)・.部品調達 編は → こちら

 ◎ご参考 : ホンダCBR250Four SE とは? → メーカー公式サイト
 ◎過去事例 : 走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻 → まとめ

(前回からの続き)
まずは落札したウィンカースイッチAssyを実車のスイッチと並べて、色合い(=日焼けなど樹脂の劣化具合)を比較してみる。入手したスイッチAssyは安物(落札金額:500円)で退色が目立つが、実車(私のCBR250Four)のスイッチも負けず劣らず劣化しており、見た目は 「引き分け状態」 だった。(^^;)

もしも新品または新品同等品を入手していたなら、そこだけ外観が真新しくなって逆に目立ってしまい、周辺部品から浮いてしまっていたことだろう。・・・などと思いながら、清掃のため内部を分解する。何せ、蜘蛛の糸が張ってあるし(苦笑)、清掃後に作動可否を確認しなければならないし。

<↓左:落札品の退色具合は実車と同等(汗)  右:清掃のため分解する(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

<↓左:落札したままの状態(現状渡し)  右:清掃作業実施中の様子(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

集中スイッチ内部のゴミやホコリ、油汚れなどをサッと清掃する。まず全体に 電気接点用の洗浄剤 (スリーボンド2500系の類)を用いたあと、接点以外(=非導通部)の 摺動部分に潤滑剤 (CRC-556系)をスプレーする。すると、それまで動きが渋く、ある程度の操作力が必要だったウィンカーレバーが、まるでウソのように 軽い操作力でのクリックが可能 となった。うん、これが本来の姿に近い状態なのだろう。

清掃と摺動部への給油により、軽快な操作性を取り戻したウィンカースイッチAssy。
次は、実際の作動可否の確認作業になる。

<↓左:ガソリンタンクを外してズラす  右:IGコイルの下が集中コネクタ(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

<↓IGコイルをズラすと、ウィンカーSWの接続カプラが現れるので仮接続(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

ガソリンタンクを持ち上げて横方向にズラし、イグニッションコイルを取り外すと、その下にウィンカーSWの車両側カプラ(ハーネスの接続先コネクタ)が現れる。ウィンカーレバーが ”もげてしまった” 実車のスイッチを取り外す前に、落札したスイッチが正常作動するかどうかを確認してからでないと、実際の交換作業に入れないのだ。

<↓スモールランプ(ウィンカーポジション)やウィンカーの点滅状態もOK(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

確認の結果、ハイビームSWを含めて作動OK。
現状渡しの 500円で落札 した中古ウィンカーSW Assyは、見事に活かせることを確認 できた。


その(4):シリーズ最終話 に続く。
2012年12月17日 イイね!

[CBR250Four] 走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻(2.部品調達 編)

[CBR250Four] 走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻(2.部品調達 編)新車で購入してから26年間、ワンオーナーで使い続けているホンダ・CBR250Fourの予期せぬトラブルと、その対処を紹介するシリーズ。
今回は 「走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻」 その(2)です。

 ◎その(1)・手旗信号 編は → こちら

 ◎ご参考 : ホンダCBR250Four SE とは? → メーカー公式サイト
 ◎過去事例 : 走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻 → まとめ



とりあえず、左ハンドル根元の集中スイッチを分解してみる。
  ・もげたウィンカーレバーを、「板金はんだ」 で接合修理することが可能か?
  ・はたまた L字型の補強ステーを 抱き合わせて固定修理することが可能か?
を探るためである。

<↓集中スイッチを分解し、板金はんだ or 補強ステー での補修可否を確認する(ともにクリックでやや拡大)>
  

結論から言うと、「もげたウィンカーレバー」 そのものを再利用しての補修は やめることにした。
理由は、板金はんだの場合は 接合強度に不安 (再度、疲労破壊を起こす恐れ)があり、補強ステーの場合は スペース的な制約が大きい (やればできるが時間がかかりそう)ためである。CBRは普段の通勤の足に使っているバイクなので、あまり時間をかけずに完治させたい、という事情があるのだ。

そこで、方針を 「スイッチAssyの交換による修理」 と決め、手持ちのパーツリストで価格(当時)を調べてみた。

<↓手前がCBR250RRを含むサービスマニュアルで、奥がCBR系パーツリスト(ともにクリックでやや拡大)>
  

区分H7  ブロックNo.F-3  見出No.8  部番35200-KT7-003  ウィンカーSW Assy  ¥3950_

手持ちのパーツリスト(第7版、平成1年1月)で3950円と出た。平成1年当時の価格で約4千円弱(!)もすることが分かった。実は以前、ステアリング・ハンドル・ウェイトを注文したときに、経年による価格改訂で 定価460円が2倍の920円にハネ上がっていた ことがある(整備手帳より)。パーツリスト発行から20年以上が経過した今、仮に新品在庫が残っていたとしても、価格改訂が進んでかなりの高額に成長している可能性が大だ!

・・・と考え、Yahoo!オークションで中古の出品をチェックすることに。
幸いなことに、中古の左ハンドルスイッチは5件ほどの出品を見つけることができた。
  (1)新同品     現在価格 3800円 (入札なし)
  (2)程度良し    現在価格 1280円 (入札なし)
  (3)左右セット    現在価格 1800円 (入札なし)
  (4)程度並み    現在価格 1000円 (入札なし)
  (5)程度相応    現在価格  450円 (入札なし)

さすがにピンキリがそろっている。結局、一番安い上記(5)を希望落札価格500円で即刻落札したのが、木曜日の夜 → 金曜日には振り込み完了させて → 同日中に発送いただき → 翌・土曜日に到着。落札の翌々日 には中古代替品を入手できたこと、作業予定の 土・日に間に合った ことは非常にラッキーだった。

<↓左:落札の翌々日には商品到着  右:開封した状態、ハーネスが長めに伸びる(クリックでやや拡大)>
  

<↓ウィンカーレバーが上向き(仰角が付きすぎ)だったため、手で修正する(ともにクリックでやや拡大)>
  

<↓さすが現物渡し・・・要清掃、内部に蜘蛛の糸!が張ってあるではないか(ともにクリックでやや拡大)>
  

内部を見て 「きゃ~!」。
いや~ん、蜘蛛の糸が張ってあるぅ~・・・。
といってもアクティブな蜘蛛の巣ではなく、干からびたものだったのだが。
これも送料の内訳か。(^^;)


その(3).作動確認 編に続く。
2012年12月14日 イイね!

[CBR250Four] 走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻(1.手旗信号 編)

[CBR250Four] 走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻(1.手旗信号 編)新車で購入してから26年間、ワンオーナーで使い続けているホンダ・CBR250Fourの予期せぬトラブルと、その対処を紹介するシリーズ。
今回は 「走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻」 その(1)です。

 ◎ご参考 : ホンダCBR250Four SE とは? → メーカー公式サイト
 ◎過去事例 : 走行中に燃料タンクに穴が空いたの巻 → まとめ

今回のトラブルが舞い降りたのは、つい先週のことだ。

その日の朝、いつものようにバイク(CBR250Four)で会社に向かっていたときのこと。とある交差点で左折しようとウィンカーレバーを操作したが、点滅しない。そこでもう一度、クリック操作すると無事に点灯した、ということがあった。

バイクをご存じ無い方々のために書いておくと、CBR250Fourでは左ハンドルの手元にウィンカーレバー・パッシングスイッチ・ハイビーム/ロービーム切替スイッチ・ホーンスイッチが集中配置されており、ウィンカーは左または右方向にレバーをクリックするとON、レバーを奥に押し込むとOFFとなる方式(プッシュキャンセル式ウィンカー)である。

この時点では、プッシュキャンセル後のレバーの戻りが弱かったこと、また右のウィンカーは正常点滅することから、冬になってレバーの樹脂部分の動きが(外気温の関係で)渋くなったか、あるいは左ウィンカー側の端子が接触不良気味になったか・・・と考えていた。

   + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

会社に到着し、仕事を終え、今度は帰宅するときのこと。レバーを操作しても左ウィンカーが反応しなくなった。路肩に駐めて確認すると、右ウィンカーは点滅する。が、右クリック後にレバーが中立位置まで戻らない。これはおかしいぞ?と思ってレバーを点検していると、「グニョ」 とする いやらしい感触のあと、なんと! ウィンカーレバーが途中から ポロッ ともげて落ちてきたではないか!

ウィンカーレバーが経時変化で 金属疲労を起こし、破断した のだった・・・。

<↓左:通常時のウィンカーレバー  右:もげ落ちたウィンカーレバー (ともにクリックで512×384に拡大)>
  

樹脂部分が割れたのではなく、クランク状に曲げ加工された板金部分が、板厚(上下)方向ではなく板幅(水平)方向に破断するとは(驚)! ・・・と状況把握したものの、帰宅途中であることは変わらず、この先、左折や右折無しでは家にはたどり着けない。

仕方がないので、とっさに 手旗信号で乗り切る ことにした。
左折時には 「左腕を水平に伸ばして合図する」 か、「右腕をひじから曲げて垂直に上げる」 ・・・ってヤツですよ!

<↓交通の教則より。方向指示器によらない合図の仕方が載っている(右画像はクリックで800×600に拡大)>
  

<↓左:左折時の合図の方法  右:右折時の合図の方法 (ともにクリックで800×600に拡大)>
  

高校生のときからバイクに乗り続けて二十余年経つが、公道走行中に(本物の合図の意味で)手旗信号をやることになるとは、思いもよらなかった。・・・というか、私自身は合図の意味を覚えていたので問題ないのだが、果たして 後続車や対向車の一般ドライバーが その意味を理解してくれるかどうか? が一番の心配 だったのは言うまでもない。

もしかすると、もしも運悪く警官に目撃された場合、
  警官 : 「いまウィンカーを出さなかっただろう。」
  私   : 「いえ、手旗信号で合図を出しましたから。」
などと、いちいち説明しなければならないし、それに
  私   : 「たった今、走行中にウィンカーレバーが もげたんです!」
と言っても、果たして信じてもらえるかどうか、一抹の不安があった。


幸いにも、警官にも会わず事故にも遭わず、無事に家までたどり付くことができた。
まぁ、経年劣化によるサビの浸食のせいで 走行中に燃料タンクに穴が空いた ときは大いに焦ったが、今回はエンジン本体や駆動系にまつわるトラブルではない分、気が楽と言えば楽。マイナートラブルの類か。DIYでウィンカーレバーのみを加工修理するか、スイッチAssyを丸ごと取り寄せて交換するか、のどちらかになるだろう。


その(2).部品調達 編 に続く。
2012年12月11日 イイね!

[デントリペア] DIYによる修復作業を総括する(レガシィ修理報告vol.13)

[デントリペア] DIYによる修復作業を総括する(レガシィ修理報告vol.13)いたずら被害(塗装キズ&ドア凹み)をDIYで修理した際の備忘録。
「その(13)・総括編→素人DIYによるデントリペアのまとめ」です。

<過去ログ : その(7)以降は DIYでデントリペア編です>
  ◎その(7) は → DIYでデントリペア、まずは現状把握・前編
  ◎その(8) は → DIYでデントリペア、現状把握&分析・後編
  ◎その(9) は → デントリペア用の工具を自作するの巻
  ◎その(10) は → DIYでデントリペア、影を利用せよ!の巻
  ◎その(11) は → 素人DIYでもここまで出来る!の巻
  ◎その(12) は → 仕上げ・素人DIYの出来映えの巻

いたずら被害に遭ったBPレガシィ(右後ドア)の2ヶ所の凹みを、素人の私がDIYで修復(デントリペア)した際に気がついたことや、注意点などについて述べてみます。

<1.凹みの状態をよく把握する>
  ・必要なツールを判断するため
  ・修復時に進捗を把握しやすくするため

塗装の引っかきキズ被害をDIY修復する際も同様ですが、まずは凹みの状態をよく観察します。正面や斜め方向からだけでなく、時には路面から空に向かって見上げる方向で凹みを観察すると、その大きさや形状が分かりやすくなることがあります。単純な凹みなのか複合的な凹みなのか、などについても観察します。よく観察しておかないと、使うツール(必要なツール)を誤る可能性があります。また、修復後に改善度合いの判断もつかなくなってしまいます。

<2.目標とする修復レベルを定める>
  ・漫然とした非効率的な作業を避けるため
  ・作業をやめる際の目安を仮決めしておく

DIYの場合、時間とやる気さえあれば修理時間をかけることができますが、漫然と時間をかけるだけの修復は効率が悪いです。「通勤に使うので○日間で直せるところまでにする(時間的目標)」、「パッと見た目で分からない程度まで直す(程度的目標)」、「予算費用○円以内で直す(金銭的目標)」・・・など、目標は何でも良いです。「どこでやめるか」 のイメージを描いておくこと、とも言えます。

<3.情報収集はしっかりと>
  ・あらかじめDIY修理のイメージを描いておくため
  ・「分かること」 と 「分からないこと」 の区別を付けるため

今の時代、ネットで検索するだけでもいろいろな情報を得ることができます。もちろん、その中から 「すぐに使える情報」 や 「いざというときに役に立つかもしれない情報」 など、必要とする情報を自らを抽出しなければなりませんが、いろいろと調べていくうちに疑問が湧いてくるものです。その疑問を調べていくうちに、より良い手法のヒントが見つかるかもしれません。作業着手前に、作業の道筋をどの程度まで頭の中で思い描けるか? が重要だと思います。

<4.良い作業は良い工具から>
  ・作業に適した工具を使うと、失敗リスクを減らせるため
  ・ブランド工具が良い工具、というワケではない

目的とする作業に見合った工具を準備したい。作業効率が良くなるだけでなく、失敗リスクを減らせるため。その道で食っているプロならば 「弘法は筆を選ばず」 かもしれないが、素人のDIYでは 「なるべく筆を選んだ方が無難」 だ。工具が無い場合は代替ツールを準備(または自作)することになるが、確保したい機能と切り捨てても良い機能を線引きしてツールを用意したい。あれもこれもと欲張ると、ツール選びの時点で失敗しかねない。

<5.手間を惜しまない>
  ・効率アップでトータルの作業時間を減らすため
  ・直接関係の無い部品にキズを付けたり破損させるリスクを減らすため

内装を剥がすとか、作業の支障となりそうなパーツをあらかじめ取り外しておくとか、ペンライトを用意しておくとか、作業灯を設置したり鏡(ミラー)を使うとか、ちょっとした手間や工夫で作業効率のアップが可能となるなら、そうする方が良いです。その瞬間は遠回りになりますが、トータルで見れば、正確さのアップと作業時間の短縮にもなります。

<6.焦らず、不安があるときは中断する>
  ・やり過ぎによる失敗を避けるため
  ・天候や体調も考慮するため

予定していた作業日が、当日になって雨天になってしまうことがあります。また自分自身の体調が優れないこともあり得ます。そういうときは、ムリして作業しない方が良いです。ただし、作業が絶好調で進んで 「あと一歩」 でちょうど区切りの良い場面に到達できそう・・・というような場合は、逆に中断しない方が良いかもしれません。要するに臨機応変に作業する、ということになります。


以下、今回私がDIYでトライしたデントリペアの 「作業前」「作業後」 の比較画像を載せておきます。

<↓右後ドアの2ヶ所の凹み被害、DIYデントリペアのトライ前の状態(いずれもクリックで800×600に拡大)>
  

<↓素人DIY(=当方)のデントリペアによる修復トライ後の状態(いずれもクリックで800×600に拡大)>
  

<↓(DIYリペア後)別アングルから、背景の自転車を映り込ませて歪み有無を確認(いずれもクリックで拡大)>
  
  

<↓(DIYリペア後)さらに別アングル=路面から天空を見上げる方向で(いずれもクリックで800×600に拡大)>
  

最後の2枚の画像が、素人DIYによるデントリペア修復トライのほぼ完成形です。

最後になりますが、
デントリペアに着手する前の 「いたずらによる塗装キズ被害をDIYで修理する(アルミナ研磨+SiC研磨)」 の報告ブログシリーズで、紹介しきれなかった番外編を載せておきます。ドアノブのスクラッチキズをアルミナ研磨した際の、改善効果(ビフォー・アフター画像)です。

<↓(おまけ)ドアノブのスクラッチキズをアルミナ研磨で修復したときの様子>


<↓(おまけ)左:アルミナ研磨前、 右:研磨後は簡単にキズが消える(いずれもクリックでやや拡大)>
  

<(ご参考)過去ログ : その(1)~(6)は、DIYで塗装キズ修復編です>
  ◎その(1) はこちら → キズの被害範囲はボディ右側全体の巻
  ◎その(2) はこちら → 修理見積もりは21万円の巻
  ◎その(3) はこちら → アルミナ研磨で塗装キズをDIY修復 編
  ◎その(4) はこちら → アルミナ研磨の修復効果と限界 編
  ◎その(5) はこちら → シリコンカーバイト研磨の準備 編
  ◎その(6) はこちら → シリコンカーバイト研磨 仕上げ編


以上、レガシィに受けたいたずら被害に対し、
  ・塗装キズ被害のDIY修理(アルミナ研磨+SiC研磨)が → ブログ報告シリーズ・その(1)~(6)、
  ・凹み被害のDIY修理(デントリペアにトライ)が      → ブログ報告シリーズ・その(7)~(13)、
と かなりのボリュームになってしまいましたが、長文にも関わらず、
最後までお読みいただいた方々(特にコメントいただいた方々)には、感謝いたします。
当方の一連のブログが、塗装キズや凹みの被害に遭われてしまって
困っている方々 に対し、多少なりとも参考になれば幸い です。


さて次回ブログは、レガシィからバイク(CBR250Four)の修理に話を移します。
題して、
  「[CBR250Four] 走行中にウィンカーレバーが もげた!の巻(その1)」 をお送りする予定です。
すでに26年モノの古いバイクなんで、経年劣化による予期せぬトラブルが舞い降りるのです。
2012年12月04日 イイね!

[デントリペア] 仕上げ・素人DIYの出来映えの巻(レガシィ修理報告vol.12)

[デントリペア] 仕上げ・素人DIYの出来映えの巻(レガシィ修理報告vol.12)いたずら被害(塗装キズ&ドア凹み)をDIYで修理した際の備忘録。
今回は「その(12)・仕上げ編→素人DIYでの出来映えの巻」です。

<過去ログ : その(7)以降は DIYでデントリペア編です>
  ◎その(7) は → DIYでデントリペア、まずは現状把握・前編
  ◎その(8) は → DIYでデントリペア、現状把握&分析・後編
  ◎その(9) は → デントリペア用の工具を自作するの巻
  ◎その(10) は → DIYでデントリペア、影を利用せよ!の巻
  ◎その(11) は → 素人DIYでもここまで出来る!の巻


<過去ログ : その(1)~(6)は、DIYで塗装キズ修復編です>
  ◎その(1)~(6)の総括は → こちら(アルミナ研磨とSiC研磨)


リヤドアのデント(凹み)被害は2ヶ所あります。その2ヶ所のうち、手始めに自作リペアツールの届きやすい方(車両前方の凹み)から先に作業トライした結果は、前回ブログ でお伝えした通り。今回はこの部分の微修正と、未着手だった残りの1ヶ所(車両後方の凹み)のデントリペアを行いました。

実は前回の作業は、お昼12時ころから開始したものの、14時ころには作業を中断していました。理由は、14時を過ぎたころから ドアパネルの表面温度が下がってしまった ためです。作業場所が自宅玄関前だったので、14時過ぎになると(この季節は太陽の高度と周辺住宅の並び具合の関係で)リヤドアに直接、陽が当たらず日陰となってしまい、周囲がまだ明るくてもドアパネル自体は冷え始めてしまうのです。

ドアパネルの表面温度は、「陽が当たる/当たらない」 で高々数℃~せいぜい(イッっても)20℃程度しか違わないと思うのですが、作業した感触として、ドア表面が暖かい方がデントリペアしやすい印象 がありました。ですので、ドアパネル表面を手で触ってみて 「冷たいな」 と思ったときに作業中断した次第です。恐らくプロはパネルをドライヤー類やヒーターガンなどの設備で暖めることもあるような気がしますが、DIYプライベーターの私は、作業時間を日照時間に合わせる(翌日に持ち越しする)ことにした次第。

<↓(1)今回のDIYデントリペアのターゲットは、画像にむかって左側の凹み(クリックで800×600に拡大)>  


<↓(2)作業途中の状態、凹みがやや小さくなってきたが、まだまだ(クリックで800×600に拡大)>


<↓(3)作業終盤の状態、凹みが ほぼ平らに近づいてきた! (クリックで800×600に拡大)>


上記画像(1)の状態にて、凹みの中央部分を自作ツールを使って 「てこの原理」 で外側に押し戻すと、「大きな1ヶ所の凹み」 が 「上下に分割された2ヶ所の小さな凹み」 に細分化されています(上記画像(2))。そこからさらに周辺を地均し(じならし)していくと、上記画像(3)の状態に修復していくのです。

ここから仕上げに入ります。
前述したように 「大きな1ヶ所の凹み」 は 「上下に細分化された2ヶ所の小さな凹み」 に姿を変えていますので、肉眼でその 変化を追いやすくする ため、ハサミで細くカットした養生テープを 「付箋」 代わりに 凹みの谷底 に貼り付けます。「付箋テープ」 の先端を谷底に合わせていますので、付箋テープの先端がドアパネル周辺と連続した平面となればデントリペアは完了し、逆に外側に凸状になってしまったら、デントリペアのやり過ぎ(押圧過大)になります。

<↓(4)作業中はドアを正面から見られないので、目安の付箋を貼る>


<↓(5)少しリペア作業するたびごとにドア正面に回り、直接目視確認する(クリックで800×600に拡大)>


<↓(6)付箋代わりの各テープ内側先端が、細分化凹の谷になっていた部分(クリックで800×600に拡大)>


<↓(7)作業後の拡大図。映った影は植木なので、シャープエッジではない(クリックで800×600に拡大)>


ふぅ~。
「てこの原理」 を使うとはいえ、私の場合、1回に集中してツール操作できる持続時間は、せいぜい 1分間くらいがやっと でした。ドアパネルの裏側から凹みを押し戻す力が弱ければ、単に 「たわんだだけ」 で弾性復元してしまう。かといって、押圧が大きすぎると外側に逆デント(凸状)になってしまう。その力加減の微妙なコントロールを意識的に継続できる時間が、実はせいぜい1分間程度しか持たない・・・という重労働(>私にとっては)なのですよ。ハイ。

ツールを少しずつ押して・押して・押して(弾性域)・・・まだか?もうチョイ押し・・・少しキープ(塑性域)・・・あと微小に押して(ヒステリシス考慮)・・・ここで力を抜いて解放(やり過ぎ注意)」 → 「ドア正面に移動して凹みの戻り具合を目視確認」。1回押したら2~3分間休憩しながらやりました(そうしないと、ヘロヘロに(汗))。この作業を繰り返し、行ったのでした。

<↓(8)作業後の拡大図(別アングルから)。背景の映り込み具合を再確認(クリックで800×600に拡大)>


その甲斐あってか、デント被害はご覧の状態(上記画像(7)~(8)参照)にまで修復できました。
当初の目的の 「凹み被害を目立たなくする」 という目的は、私のような 素人 (今回が初めてのトライ)による
DIY作業 であっても、自作ツール を使ってコツ(注意点)をつかみつつ 慎重に作業 したことによって
何とか達成できたと言えるのではないか、と思います。

# やれば何とかなるものですね。
# いや、やろうとする気力が 結果につながってくれたのかな。
# このBPレガシィのオーナーは、他ならぬ 「私自身」 ですからね。
# 苦労(愛情か?)を注いだ分だけ、レガシィも復調して(応えて)くれて嬉しいです。


次回はいよいよシリーズ最終話、
その13・「DIYデントリペアのまとめ」 に続きます。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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